涼宮ハルヒのX-FILES <序章>


高校生活も終わり皆それぞれの道を歩むことになった。
朝比奈さんは未来へ帰り、古泉は未だ「機関」に属して仕事をしているらしい。
長門は「次の任務がある」といい俺たちの前から姿を消した。
で、俺とハルヒはというと・・・アメリカの大学を出てワシントンのFBIに勤めている。
そもそもの発端はというと・・・


高校卒業間近の時期、いきなりハルヒが話し始めたことから始まった。
「私思うのよね。」
「なんだよ。」
「宇宙人も未来人も超能力者も実は政府が隠しているから見つからないんじゃないかって。」
宇宙人も未来人も超能力者もすぐ目の前にいるし別に政府が隠しているわけではないのだが。
「だから、日本なんて狭い国よりアメリカよアメリカ!」
「アメリカ行ったって当てもあるわけじゃなかろう。」
「だ~か~ら~、FBIに入って探しまくるのよ!もちろんあんたも来なさい。来ないと死刑よ。」

こうしていきなり進路がアメリカ留学になり、その後ハルヒパワーのおかげかすんなり
FBIに入り今に至る。
しかし、いくらFBIに入ったからと言って好き勝手に飛びまわれるわけも無く、大抵は
デスクワークの日々である。
「FBIならアメリカ中飛び回ってUMAでも探し回れるかと思ったけど、正直ガッカリだわ。
ワシントンの通行人に銃乱射したい気分よ。」
おいおい、ジャック・バウアーじゃねえんだから物騒なこというな。
「暇だから地下の倉庫でも探索してこよっと。」
「おいおい仕事中だぞ。ただでさえ問題児扱いされているのにあんまり下手なことするなよ。」
そう、すでにFBIですらハルヒは問題児扱いされているのである。
そしていつも俺のことをキョンキョン呼ぶものだから、局内の誰もが「キョン捜査官」
と呼ぶのである・・・いつになったら本名で呼んでくれるんだろうね。やれやれ。

30分位してからだろうか、ハルヒが目を輝かせながらこっちに戻ってきた。
「キョン、いい物見つけたわ!」
「いい物って何だ?」
「いいからこれを見てみなさいよ。」
ハルヒから手渡された書類には『X-203156』と表題がある。たしか・・・Xナンバーは未解決
事件分類の書類のはずだ。
「未解決事件がどうかしたのか?」
「いいから中身見てみなさいよ。」
ハルヒに言われるままに書類を読んでいくと・・・どうも普通とは思えない事件の記録の
ようだ。
いかにもハルヒが飛びつきそうな内容の事件の記録であった。
「で、これがどうかしたのか?」
「地下の倉庫にこんな事件の記録がたくさんあったのよ。中には宇宙人がやったんじゃないか
っていうような事件もあったわ!」

それ以来、ハルヒは暇を見つけては地下の倉庫に行くようになった。
そして3ヵ月後、ついに始まったのである。
その日局に行くと上司であるスキナー副長官から呼び出しを受けた。
「キョン捜査官」
お偉いさんのあなたもその名前で呼ぶのですか・・・
「はい、なんでしょうか。」
「涼宮捜査官が新しい課を設置したいと言う旨の申請書を提出した。聞いてるか?」
「いえ、何も聞いていませんが・・・」
そういうとスキナー副長官は提出された申請書を俺に手渡した。
まさか、『世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの課』とかいうんじゃないだろうなと思いつつ
その書類の内容を見てみると、
課名:X-FILE課
配属人員:涼宮ハルヒ、○○○○(キョンの本名)
捜査内容:未解決事件となっている事件を再検証し解決することを目的とする。
と簡単に言うとこう書かれていた。
「キョン捜査官、君はどう思う?」
「どうといわれましても・・・未解決事件を再捜査して吟味するのは有効であると言えます。」
どうせハルヒのことだからそれ以上のことをやるに決まっているがそこは伏せておくことにする。
「ふむ・・・」
スキナー副長官は窓から外を見ながら数秒考えた後こう言った。
「よろしい。X-FILE課の設置を認める。」

設置を認められたものの空いている部屋が無いということでX-FILE課は地下の倉庫を
流用することになった。
こりゃ完全に出世の道は立たれハルヒと一蓮托生だなと思いつつ地下の倉庫へ向かった。
「待ってたわよ、キョン。」
「ご希望通り課の申請は通ったぜ。まさか新しい課まで作っちまうとはな。」
「まあね、議会にちょっとしたコネを作ったのよ♪」
この3ヶ月の間に一体こいつは何やってたんだろうと思いつつ部屋を見渡した。
初めて地下倉庫に来たが、書類棚の数がかなり多いことに気がついた。
「この棚の中ってまさか全部X-FILEか?」
「そうよ。膨大な数があるからまだ全部読みきれてないけど・・・とにかく、
これから忙しくなるわよ!覚悟しなさい、キョン!」
「なあハルヒ、宇宙人・未来人・超能力者がいるとしてそれが見つかった後
お前は何を捜し求めるんだ?」
ハルヒは少し間をおいてこう言った。

--「真実よ」--


こうしてハルヒによるX-FILE課は誕生したわけである。
この先どうなるか、それは書類棚に格納されているX-FILEとハルヒのみが知るということか・・・
やれやれ。



<序章・終>



涼宮ハルヒのX-FILES おまけ

ハルヒ「ついに見つけたわ、これは宇宙人がいる物的証拠よ!」
???「そこまで....」
キョン「その声は・・・長門か!」
長門「それを明るみに出させるわけにはいかない。よってあななたちを抹殺する。」
ハルヒ「ちょっと有希、なにを・・・」
キョン「どういうわけだ、長門説明し・・・」
長門「ジェノサイドモード発動。標的ロックオン」
キョン「ハルヒ、逃げろ!今の長門には声は届かない!」
ハルヒ「有希どうして・・・」

次回 涼宮ハルヒのX-FILE <再開>



ハルヒ「というドリームをみたわ。」
キョン「作者は気まぐれだから多分内容変わるな。」



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