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ハルヒ「レジェンズを探しに行くわよ!キョン!」

 

キョン「一体なんだ、そのレジェンズとか言うやつは」

 

ハルヒ「まあ、レジェンズについて知りたかったらウィキペディアを見るといいわ!」

 

俺が確信を持って言えるのは夏休みの時、レジェンズ 甦る竜王伝説 というアニメが再放送されていたということだ。

妹はきゃあきゃあ言いながら見ていたが、ハルヒときたらわざわざいるはずもないウインドラゴンやらを探そうというのだ。

あのアニメがこの地区で再放送されなきゃ良かったと思った、わざわざ特番組むなよテレビ局。

 

ハルヒ「何ブツブツいってるの?言っとくけど、本物を見つけるまで探すのよ!」

 

キョン「やれやれ」

 

みくる「キョン君、れじぇんずってなんですかぁ?」

 

キョン「ああ、それはですね・・・」

 

俺は朝比奈さんにレジェンズをウィキペディアで教えてあげた、シロンやランシーンといった、レジェンズの画像も見せてあげた。

朝比奈さんはシロンとランシーンをみるなり、

 

みくる「ふぇぇぇ、過去にはこんなモンスターがいたんですかぁ?」

 

キョン「大丈夫ですよ、これは単なるおもちゃやアニメの中での話です」

 

みくる「ふぅ、よかったです」

 

ハルヒ「ちょっと!みくるちゃんにいないなんて言わないでよ!本物がいるかもしれないじゃない!」

 

いたらそれでいて永久にソウルドールの中で眠っていてもらいたいね。

 

古泉「でも、いないという可能性は否定できませんよ」

 

さらっとそういうことを言うな。

 

古泉「涼宮さんは願望を実現する能力があります、もし彼女がレジェンズがいて欲しいと願ったら・・・」

 

キョン「バカな、俺も子供のころ一時期レジェンズにハマったが、今じゃあんな物によく興味が沸いたな、と思ってるさ」

 

俺が古泉とこそこそ話しているのに気付かなかったのか、ハルヒはカバンから何やらゴソゴソと取りだしたのはなんとあのレジェンズを召喚する為の道具、タリスポッドだった、どこで見つけてきた、そんなもの。

 

ハルヒ「リサイクルショップで500円で買ってきたのよ、大丈夫よ、ちゃんと人数分あるから!」

 

どこが大丈夫なんだ。

 

ハルヒ「いい?レジェンズはソウルドールという結晶に封印されているのよ、たぶんそれは何処かに封印されていると思うから、次の土曜日に駅前に集合ね!」

 

俺は貰ったというより、押しつけられたと言ったほうがいいタリスポッドをカバンの一番奥に入れて、そのまま部室を後にしようとした、が、俺の制服の裾を、長門が引っ張っていた。

 

キョン「どうした?長門?」

 

長門「レジェンズは実在する」

 

キョン「ま、まさか、長門、お前最近ゲームにハマってきたからって、それはないだろう」

 

長門「いる」

 

俺は長門の、「いる」という言葉にビビった、確かに、長門は幾度もなく俺のピンチを救ってきた、こいつがいると言ったら、ホントにいるような気がしてならない。

 

キョン「まあ、探してみていないか調べるぞ」

 

長門「・・・・・・」

 

気のせいだろうか、長門の顔が少し寂しそうに見えた。

 

 

そして、土曜日がやってきた!・・・・・・来なくてもいいのに。

 

俺は約束通り駅前に集合した、案の定。

 

ハルヒ「遅い、罰金」

 

一番遅いのは俺だった、どうやったらこの三人より先に来れるのだろうか、それが知りたい。

 

そして、じゃんけんで班を決めた、俺はハルヒと一緒の班で、後の三人はその三人で班になった。

 

俺はハルヒに連れられ神社にやってきた、何故神社なんだ。

 

ハルヒ「ソウルドールって、案外簡単に落ちてる物じゃないのよ、こういう所に封印されている事が多いのよ」

 

この神社は何時からレジェンズ封印されているソウルドールの在りかになったのだ、ここはただの神社のはずだぞ。

 

そして、30分も探したが、神社にソウルドールは無かったようだ、当たり前だが、そんなもんが封印されてたら今頃誰かが取っていってるはずだ。

 

ハルヒ「おっかしいな」

 

石の上で跳ねながらそう言った。

 

キョン「諦めて帰ろうぜ」

 

ハルヒ「はぁ!?やる気あんの!?」

 

キョン「やる気とか、そういう問題じゃないだろう」

 

ハルヒ「せっかくタリスポッドを買ってきたのに」

 

キョン「俺・・・帰っていいか?」

 

ハルヒ「もう一か所だけ、探してないところを探してみる」

 

しょうがない、もう少し付き合ってやるか。

 

ハルヒに連れられて来たのは、神社の裏にあった小さな祠だった。まさかその祠の中を探すんじゃないだろうな。

 

ハルヒ「ここに無かったら来週もやってやるわ」

 

来週もやるのかよ。

 

ギィーと古臭そうな音がして、祠の扉はたやすく開いた。

 

ハルヒは嬉しそうに飛び上がり、

 

ハルヒ「見つけたわ!ソウルドールよ!」

 

俺はこんな所におもちゃを置いた奴を憎むね、誰かが隠して忘れただけだろ。

 

ハルヒ「はい、これはあんたにあげるわ、あたしは他のを探すわ」

 

こんなもんを押し付けられても俺は嬉しくもないぞ。

 

ハルヒと言おうと思った時、ハルヒが俺を殴った。

 

キョン「何をす」

 

ると言おうとした時、ナイフが後ろの木に刺さった、誰だ、こんな物騒な物を投げたのは。ともかく、ハルヒには今回だけは感謝しよう。

 

そこにいたのは、思いもよらない人物だった。

 

朝倉「おしいわね、もう少しでそのソウルドールはあたしの物だったのに」

 

死んだはずの朝倉涼子がそこにいた、いや待て、この状況は何だ?

 

ハルヒ「キョン!絶対にそのソウルドールは渡さないでね!」

 

こんな物を欲しがるのに何故俺を殺そうとした、朝倉は甦った時に気が狂ったのか?

 

朝倉「そのレジェンズは貴女達にはもったいないわ、あたしが使う」

 

キョン(ダメだこいつ・・・早くなんとかしないと・・・)

 

ハルヒ「キョン!あんたのタリスポッドでレジェンズを召喚しなさい!きっと勝てるわ!それと、召喚する時はリボーンと言って、戻す時はカムバックと言うのよ!」

 

召喚など出来るはずも無いと思ったが、一応やることにした、ハルヒのご機嫌を損ねたら閉鎖空間が出来てしまうからな。

 

キョン「リボーォォォン!」

 

俺は何も出てこないというオチを期待していたのだが、そうもいかなかったようだ。

 

キョン「!?」

 

ハルヒ「!?」

 

朝倉「な、なんですって・・・」

 

俺のタリスポッドから召喚されたのは、飛行帽を被り、宝石がついた手袋をはめた、純白の羽を持つドラゴン・・・。

 

ウインドラゴンのシロンだった。

 

続く

 

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