どこ?どこなの?どこにあるのよっ!!

アタシは、猛烈に焦っている!
キョンに渡す筈のノートが・・・ノートが無いっ!

さっき、玄関の前で『ちょっと待ってて』って言ってから何分経ったかしらっ!?
せっかく、キョンはアタシに風邪をひかせない様に暖かくして玄関まで連れてきてくれたのに、こんな事してたら玄関先で寒空の下つっ立ってるキョンが風邪ひいちゃうじゃない!

なに、やってんの あ た し っ!




だめ、見付からない。とりあえず、キョンに部屋に入ってもらって・・・ゆっくり探そう・・・。


玄関を開けると、キョンが震えていた。

「おい、遅いし、寒いぞ。ていうか、寒すぎる・・・。」

ごめん!本当にごめん!今、そこの窓開けるから、そこから部屋に入って?

「窓 から?」

なによ!いくら放任主義なウチの親だって、朝起きて見知らぬ若い男ものの靴が玄関にあったら、『まさか』と思ってアタシの部屋に踏み込むわ!そして、そこにアンタが居たら修羅場どころの騒ぎじゃないわよっ!

「い、いや・・・朝まで居るつもりは無いんだが・・・」

早くしなさいっ!

「ああ、はい。」

ヤレヤレ・・・といった感じでキョンが窓から入って来た。それと同時に「うお?なんだこれ!」と驚く。

驚きの対象は、もちろんアタシの散らかりまくった部屋だ・・・。
「もう、いい。見付からんな?これじゃ。」
そそそそんなこと、無いよっ?

「帰る。課題は・・・仕方がないからいい。」

待ってよっ!・・・あっ?

キョンの腕を引っ張った瞬間、キョンが不意打ちをくらった様に倒れた。
しかも、アタシの上に・・・。

「す、すまん!ハルヒ?」

痛っ、大丈夫。こっちこそゴメン。

「そうか、じゃあソレしまえ。なんか・・・いくら俺でも・・・ヤバイ。」



「胸。」

うあ!キャミの紐がずれて・・・片乳丸見えっ!

「まったく・・・本当にもういいからさ。な?」

待ってっ!待ってよ・・・・

「ハルヒ?」

・・・ヒック・・ヒッ・・ごめんね?・・・キョン・・・ごめん・・・アタシ・・今夜どうにかしてる・・・

「・・・ あ あ そ う だ ! 夜 遅 く 帰 る と 、 向 い の 家 の 親 父 が う る さ い ん だ よ な ~ 」

キョン?

「 こ ま っ た な ~ 。 帰 れ ない し 、 泊 め て も ら う か ~?

ふう、こんな感じで良いか?」

キョン・・・

馬鹿馬鹿馬鹿っ!
キョンなんか、大好きだっ!

「おいおい、あんまり煩くすると親御さん達が起きちまうぞ?その煩い口は・・・」

そう言うとキョンは、アタシの唇を塞いだ。


今度こそおわり

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