今更ながら・・・・・・あけましておめでとうございます。

主な登場人物

キョンくん・・・最近冷静な面ばかり目立ってきてるハンマー使い。


古泉くん・・・狙った獲物は逃さない? 弓使い。


谷口くん・・・よく砥石を忘れます。双剣使い。


国木田くん・・・落とし罠に落ちた相手をボコボコにするのが好きなガンランス使い。

 

「古泉くんの憂鬱」

こんにちは、古泉です。今回は僕の出番ですか。では、行きますよ。

「あなたは神を信じますか?」と質問されたら、あなたはどう答えますか? まあ、例え心の中で神の存在を信じていたとしても、普通な

らこんなことを聞いてくる人に対する偏見が先走って「いいえ」と答えるでしょうね。でも、この世界にはそのような事を語る者の言葉を

信じ込む人達がいると言うのも・・・事実なんですよ。

体育館くらいの広さを持つ建物。その内部では大勢の人間がまるで建物を埋め尽くすかの様に並んでいる。全員が何故か白い布を頭から被り、祈るような視線を舞台の上に立つ老人に向けていた。
教主「皆さんは、神を信じますか?」
この質問に対して「はい!」やら「信じます!」と答える人々・・・教主はその言葉を聞いて満足そうに頷いた。
教主「私も皆さんと同じ意見です。例え世界中の俗民共が神の存在を否定したとしても、私のこの気持ちだけは変わりません! 何故なら

、私は直接・・・神の声を聞くことが出来たからです! 普通の教師であったこの私に、神は素晴らしい力を与えてくれた! 私は・・・

全知全能たる神に選ばれたのだ! こうして皆さんと出会えたことも神の導きでありましょう・・・そう、あなた方も私と同じく、神に選

ばれたと言っても過言ではありません。そして今、我々は次の一歩へ踏み出す時が来ました。さあ、行きましょう! 新たなる世界・・・

我々の新世界へ!」
教主の熱い演説が終わると、皆一様に祈りを捧げる。ふと、信者の一人が舞台の上に立つ教主の頭上に異変を感じた。なにか・・・小さい

人魂の様な赤い球体が見える。それはどんどん膨らんでいき、それを見た信者達の間でどよめきが走る。教主もその視線に気付いて頭上を

見上げ、そして驚愕した。
教主「な・・・なんだ?」
皆が見守る中、大きさを増した球体が今度は形を変えていった。それは紛れも無く人の形・・・。次の瞬間、それが強く発光したかと思う

と、黒いなにかが教主のいる舞台に降り立った。
教主「・・・・・・人間?」
目の前に立つ少年を観察する教主。黒いジャケット、その上に羽織ったロングコートやズボンの色も黒色。漆黒の衣装を身に纏ったその姿

は、普通とは違う存在を連想させた。宇宙人? 未来人? 超能力者? どれも違う・・・それ以外の、まるで幽霊のような恐怖を感じさ

せる存在。少年が顔を上げた。美少年と言っても良い整った顔立ちをしてる。教主と目を合わせると、その顔に優しい微笑みを浮かべた。
一瞬、その笑顔を見た教主の頭にある存在が浮かび上がる。神の使い。天使。
教主「あなたは・・・何者?」
その問いに対する答えの代わりに相手が突き出してきたのは・・・・・・銃口。
「ふん・・・もっふ」
銃声が建物内に響き渡った。教主は驚愕の表情を浮かべたまま後方に吹き飛ばされる。その額には大きな風穴が開いていた。信者達が次々と悲鳴を上げる。振り返った少年の顔に付着した教主の返り血、漆黒の衣装、それを見た信者の一人が教主の探していた存在の名前を口にした。
信者「あ・・・悪魔だ! 悪魔が現れた!」


んっふ、悪魔ですか・・・確かにその表現は正しいのかもしれませんね。神に敵対する者・・・僕にぴったりの表現です。自分の信じる神

を失った者達が逃げ惑っている。そう、それでいい。早く逃げなさい。あなた達が崇拝する神は消えた・・・あとは、自分の足で歩いてい

きなさい。
僕「予定通りですね、森さん」


~数時間前~


「着きましたよ」
運転手の声で目を覚ました僕は、ゆっくりと体を起こす。やはり車の後部座席は寝心地悪いですね。
運転手「お疲れのようですな」
僕「・・・昼間、少しはしゃぎ過ぎてしまってね」
運転手「そういえば今日は文化祭でしたか。どうでした?」
僕「楽しかったですよ。漫才やメイド喫茶・・・そしてライブとか」
運転手「それは良かったですな」
僕「はい。では、行ってきます」
僕は車を降りると、すぐ目の前に建っている「灰色空間」という喫茶店に入っていった。
「いらっしゃいませ」
顔見知りのウェイトレスが出迎えてくれた。
僕「お久しぶりです、森さん」
森「・・・客がいないとは言え、なるべくならここでの私語は慎みなさい。古泉」
僕「これは失礼しました。最近はあまりお呼びが掛からないものだからつい・・・」
森「あなたは任務中なのだから呼び出しがないのは当然です。ところで、彼の説得はどうなってるの?」
僕「恥ずかしながら、まだ説得には応じてくれません」
森「困ったものね・・・」
僕「僕が未熟なんですよ・・・どうしたら相手が喜んでくれるのか、どうしたら相手が笑ってくれるのかもわからない。今はまだ勉強中と

いったところですね」
森「大変ね。でも彼と年が近いのはあなたぐらいだったから・・・」
僕「わかってますよ。さて、そろそろ仕事を始めましょう。時間が無いのでしょう?」
森「そうね・・・では、後を頼みましたよ。マスター」
マスター「かしこまりました」


喫茶店の奥に作られていたエレベーターに乗り込む。
森「古泉一樹が到着しました」
エレベーター内に設置されたマイクに向かって声を出す。同時に、設置されていた監視カメラが僕を捉えた。谷口くんならあのカメラに向

かってVサインをするかも・・・なんて想像をしてみる。エレベーターが動き出し、地下へと向かう。見るからに秘密組織という感じです

ね。
森「まずは司令に今回の任務の説明を聞き、そのあと食事と着替えを済ませてから出発よ」
僕「んっふ、さすがに制服では無理がありますか」
森「当たり前です。そういえば、今日は文化祭だったと聞いたけど・・・楽しかったの?」
僕「ええ、楽しかったですよ」
森「そう・・・」
エレベーターが到着した。表示には司令室とある。このエレベーターは直接司令室に繋がっている為、扉を開くとそのまま部屋の中という

ことになります。
司令「久しぶりだな、一樹くん」
彼はいつも僕を下の名前で呼ぶ。やはり僕を幼少の頃から見てきたからでしょうか。
僕「はい、お久しぶりです。それにしても僕が呼ばれるなんて珍しいですね・・・」
司令「それは仕方がない。新川くんも多丸兄弟も別の事件で忙しいからな」
僕「そうですか。それで・・・今回の目標の所在は?」
司令「今回は至って楽なものだ。相手は宗教団体の教祖。この男は自分を神に選ばれた者と称して信者を惑わせている。既にこの宗教に入

り込み過ぎて行方不明になる奴らが増えているが、それでも危険度は上、中、下でいうところの下に等しい」
神に選ばれた者か。うまいことを言いますね。
森「でも、この先の行動次第では危険な存在になりえる」
司令「ああ、その通りだ。危険な芽は摘んでおくに限る。頼んだぞ、一樹くん」
僕「了解しました。あの・・・司令」
司令「なんだ?」
僕「今日、僕の学校で文化祭が開かれましてね。そのとき偶然にも娘さんに会いましたよ」
司令「そうか」
僕「・・・最近はちゃんと家に帰ってますか? 彼女、学校では明るく振舞っていますが・・・やはり」
司令「それは説教のつもりかね? 悪いがそんなことを聞いてる時間はない。いくら自分とあの子の境遇が似てるからと言って、他人の家

のことに口を挟まないでくれ」
僕「・・・失礼しました、鶴屋司令」
司令が口を開く度に見える八重歯が、何故か彼女の笑顔を想起させた。


森「似合ってるわよ」
僕「ありがとうございます」
森「食事は済ませたわね?」
僕「もちろんです。もしかしたら最後の晩餐になる可能性もありますからね」
森「つまらない冗談はやめなさい」
僕「すいません。まあ、相手は以前に対峙したテロリスト集団に比べれば楽なものですから、大丈夫でしょう。それに・・・今ここで死ぬ

わけにはいきません」
僕は携帯の待ち受け画面に目を向ける。そこに写る彼の寝顔を確認してから、携帯の電源を切って森さんに預ける。
森「ここが三日前に見つかった奴らの集まり場所。このあと教主直々に演説を行うらしいから、転送機を使って教主の傍に移動したあと、

その場で彼を始末して」
僕「大勢の信者が見ている前で撃つんですか? ずいぶん物騒なやり方ですね。教主が一人になってからでも・・・」
森「これは例のコンピューターの提案よ。信者達が崇める神様を目の前で討ち取ってみせることによって、彼らの信心を失わせる。正直、

私もあまり良いやり方とは思えないけど、なにしろ時間が無かったから・・・」
僕「わかりました。この際は仕方ありませんね。では、お願いします」
培養層の様な装置の中に入り込む。まるで昔の東宝映画みたいですね。
森「健闘を祈ります・・・古泉」
僕「んっふ、行ってきます」


~数時間後~


さて、あとは適当にこの場から颯爽と立ち去るだけ・・・転送機が一方通行じゃなければ楽な話なんですがねえ。
信徒「いたぞ! さあ、教主様の仇を討て!」
おやおや、困ったものですね。教徒相手に戦うなんて、どこかのホラーゲームみたいだ。まあ、この展開も予想の範囲内です。生身の人間

を相手にするのは気が引けますが、殺意を持って襲い掛かる相手には容赦出来ませんよ? 木製の棒を振りかざして来た教徒の足を愛用の

ハンドガン・・・ブラックテイルで撃ち抜き、転倒した相手の顔面を足で蹴飛ばす。続いて素手で掴みかかってきた二人目の腕を振りほど

き、顎に向かって膝蹴りを浴びせる。三人目が装飾用と思われる槍を突き出す・・・前にブラックテイルの弾丸が相手の腰に炸裂した。次

々と倒れていく仲間を見た連中が武器を捨てて逃げていく。それでいい、早く逃げて・・・。
信徒「き・・・消えろ!」
ほう・・・ボウガンですか。残念ながら、消えるわけにはいきません。
谷口「それじゃあ仕方ねえか・・・また今度一緒に行こうぜ、古泉」
彼と・・・カラオケに行く約束がありますからね。放たれた矢をかわすと同時に相手の肩を撃ち抜く。今の人が最後ですか。
信徒「お・・・おのれ・・・」
最後の一人が肩に手をやりながら僕を鬼のような形相で睨む。
信徒「よくも教主様を! あのお方は我々の・・・希望だったのに! かつて私は教主様の力に救われた・・・教主様が助けてくれなけれ

ば、私は今頃首を吊って・・・」
・・・・・・何故ですか? なにがあったのか知りませんが、何故あなたは現実から逃げようとしたのですか?
国木田「今更自分が否定した空想の世界に戻ることも出来ない。だから・・・」
何故・・・現実と向き合おうとは思わなかったのですか?
「お父さん!」
背後から悲鳴に近い声が聞こえる。僕は嫌な予感を振り切ってすぐ後ろに銃を向けた。声の主は木棒を構え、僕を睨みつけていた。相手は

恐らく僕より2、3才ぐらい下と思われる・・・まだ顔立ちに幼さを残した少女。・・・困りましたね。銃を構えたは良いものの、相手が

悪すぎる。まさか、こんな子供までも巻き込んでいたとは思わなかった。
信徒「うおおおおおおおおお!」
え・・・・・・? 油断していた・・・まさか負傷したと思っていた相手が襲い掛かってくるなんて。腰部に激痛が走る。まさかナイフま

で隠し持っていたとは・・・完全に予想外でした。ふらついた僕を見た少女は次の瞬間、手に持った木棒で僕の顔面を殴打した・・・容赦

の無い一撃は、僕の意識を途絶えさせるには十分な威力だった。


森「それは本当なの?」
オペレーター「はい! 例のコンピューターが、古泉一樹の危機を知らせています!」
森「油断していた・・・救援に向かいます! 今すぐ転送機の準備を・・・」
司令「その必要はない」
森「司令!?」


定期的に体を走る痛みのせいで、僕は完全に気絶することが出来なかった。
少女「悪魔め! 悪魔め! よくも教主様やお父さんを・・・許せない!」
そう叫びながら木棒で攻撃を続ける少女。父親か・・・昔、僕も同じようなことを考えたときがありましたよ。父を亡き者にした犯人に対

してね。仇をとりたい・・・そう思っていましたが、その願いはもう叶いそうにありませんね。
信徒「もういい・・・」
少女「お父さん?」
信徒「止めは私が刺すよ」
そう言った彼の手には、顔面を殴られたときに僕が落としたブラックテイルが握られていた。
谷口「ほらほら、一人で食う飯なんて美味くないだろ? お前の席は用意してやったから一緒に食おうぜ!」
ありがとう、谷口くん。あなたが誘ってくれたおかげで、この二ヶ月の間に楽しい思い出を作ることが出来ました。
国木田「助けてもらったお礼に、君の恋を応援してあげるよ」
ありがとう、国木田くん。正直、あなたがどんなサプライズを用意してくれるのか楽しみだったのに・・・残念です。
キョン「格好良かったぜ、お前のギター弾いてる姿」
ありがとう、キョン・・・くん。あなたが僕を褒めるなんて珍しかったから、本当に嬉しかった。
信徒「悪魔に裁きを!」
僕の耳に・・・銃声が二度鳴り響いた。

国木田「すっかり遅くなっちゃったね」
谷口「の・・・喉痛い・・・」
キョン「歌いすぎだよ、バカ」
谷口「だってよ~」
国木田「谷口は限度ってものを知らないよね」
キョン「そ~ゆ~お前は全然歌わなかったな・・・国木田」
国木田「そ~ゆ~キョンも食べてばかりだったじゃないか」
谷口「どっちもどっちだ。はあ・・・今度カラオケ行くときは、なるべく控えめにしておくか」
国木田「そういえばもうバイト終わったかな? 古泉くん」
キョン「かもしれないな。にしても文化祭のあとにバイトとは、あいつも大変だな」
谷口「明日は学校休みだし、ゆっくり休めるんじゃないか?」
キョン「そうだな・・・」
谷口「さて、俺もう行くから。じゃあな」
キョン「おう、お疲れさん」
国木田「僕も行くよ。じゃあ、またね」
キョン「おう、お前もお疲れさん」
皆と別れた彼は、ふいに空を見上げた。
キョン「バイト終わったかどうか知らんけど・・・お疲れさん」


ここはどこだろう・・・水の中? 少しだけ、瞼を開いてみる。生まれたままの格好をした僕の体を包み込むのは、緑色の液体。どうやら

僕は、培養層の中に入っているみたいですね・・・。誰かの声が聞こえる。森さんと・・・司令?
司令「まさか外陣の者に助けられるとは・・・気に入らんな」
森「相変わらず彼が苦手なんですね」
司令「・・・・・・」
森「それにしてもあの情報伝達の早さ・・・やはり彼もこれと同じ、TFEI端末を所持してると考えるべきでしょうか・・・」
彼・・・そのキーワードが数刻前の出来事を想起させる。

 

信徒「悪魔に裁きを!」
僕を殺める為に引き金を引こうとするあの男・・・しかし、男がそれを引く前に銃声が鳴る。合計二回。間も無く、男とその娘が倒れ込ん

だ。教主と同じく、二人の額には風穴が開いている。誰かの足音が近付いて来た。火薬の匂いの中に微かだが・・・煙草の香りが混じる。
「生きてるか? 古泉」
やたらと渋い声が聞こえてきた。
僕「まったくあなたって人は・・・相変わらず加減を知らない人ですねえ」
「ふん、助けられたくせに文句を言ってんじゃねえよ」
僕「・・・これは失礼しました。本当に・・・ありがとうございます」


そのあと僕は、駆けつけてきた救護班に運ばれてここにいる。
司令「その話は後にしよう。まずは一樹くんの治療が先だ。準備は出来たか?」
オペレーター「はい、大丈夫です」
司令「わかった。では、頼んだぞ。スーパーコンピューター、YUKI・・・」
恐らく治療にはあまり時間は掛からないでしょう。でも、今日は疲れた。明日が休みで良かった。明日・・・数刻前まで完全に諦めていた
明日が訪れる。明日だけでなく、明後日も、明々後日も・・・そして、彼らに再び会うことが出来る。そう思うと、とても嬉しくなった。

・・・生き残ることが出来て本当に良かった。今度彼に会ったら、もう一度お礼を言いたい。僕に未来をくれたあの人に・・・。


終わり


・・・・・・・原作の設定ぶち壊しですね。機関のメンバーのことあまり知らないからオリキャラを使うという小賢しい真似をしてみました。



「WAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」


うい~っす! 最近モンハン2Gに熱中してる谷口で~す。って・・・今更モンハンネタかよ。


ギザミUシリーズ、装着。封龍剣【超絶一門】装備完了。よし、オンライン集会所へ出発!
Taniguchiが集会所に入りました。
古泉「来ましたか」
俺「うわ・・・モンハンでも来るの早いなお前」
古泉「んふっ、それはどうも」
俺「つか、そんな赤いアラジンみたいな防具で大丈夫なのか?」
古泉「フルフルZ装備の事ですか? 高級耳栓や広域化+1が付いているから結構便利なんですよ」
俺「ふ~ん・・・」
Kunikidaが集会所に入りました。
国木田「お待たせ」
・・・・・・アメフト選手がトウモロコシ背負って現れた。
俺「なんだよその装備は!!! お前絶対遊び気分で来ただろ!!!」
国木田「失礼だな~ザザミZと砲モロコシは今の僕のメイン装備だよ?」
俺「防具はまだ良いとしてその武器はおかしいだろ!!!」
国木田「こう見えて使えるんだけどなあ」
俺「うそつけ」
KYONが集会所に入りました。
キョン「待たせたな」
・・・・・・なんだあの生首ハンマー。
国木田「あ、フクロダタキ改だ。やっと手に入れたんだね」
キョン「ああ、フルフルには苦労させられたよ」
俺「あの武器は・・・強いのか?」
古泉「強いですよ。今回の敵が龍属性の次に苦手な雷属性付きなので頼りになります」
俺「でも防具はイャンクックだぜ? 頼りになるのかよ? 本当にあいつは普通過ぎるというか地味というか・・・・・・」
現実の世界で後頭部をおもいっきり叩かれた。
キョン「悪かったな地味で! だいたいまだ上位装備のお前よりは役に立つ!」
国木田「キョンの言うとおりだよ谷口。クックZを侮っちゃダメだよ」
俺「だって見た目が・・・」
キョン「ふん! 女キャラクター選ぶ奴よりは数倍もマシだ」
国木田「キョンの言うとおりだよ谷口。僕には恥ずかしくて出来ないよ」
俺「うるせ~! 男のロマンだよ! そしてお前はなんなんだよ国木田!!!」
古泉「まあまあ、喧嘩はそこまでにして早くクエストを始めましょうよ」
俺は受付嬢に声をかけてクエストを受注した。緊急クエスト「起源にして、頂点」これをクリアすれば俺もついにG級デビューだ。


灼熱の溶岩が流れる火山奥地。そこに到着した俺達を待ち構えていたかのように、地面が大きく揺れ動いた。
俺「来た来た来た!」
地面から巨大なモンスターが姿を現した。覇竜、アカムトルム。真っ黒なボディ、大きな牙、その見た目はモンスターというより怪獣だ。
ムービーが終わって皆がクーラードリンクを使用。
俺「あっ!」
キョン「どうした?」
俺「クーラードリンク忘れた!」また後頭部を叩かれた。
キョン「真性のアホだなお前は!!!」
国木田「初歩的なミスだね~」
俺「誰かドリンクプリ~ズ!」
国木田「ごめん、今は無理・・・アカムが突進して来てるから」マジでデカイ口をあんぐりと開けながら突っ込んで来た~!
俺「WAWAWAWA!!! ちょっ! こっち来るなよ!」こんなに必死に走ってるのに・・・振り切れない!?
古泉「緊急回避です!」古泉の的確なアドバイスも既に手遅れ!
俺「WAAAAAAAAAAAA!!!」見事に命中。突進が終わるのを見計らってキョン&国木田が攻撃に移った。
キョン「食らえ、フルフルの石頭!」ハンマーをアカムの頭に叩きつける。ん? ハンマーから「ぼわあ」という変な声が聞こえたのは気のせいか? 国木田もトウモロコシでアカムを突っつき、続けざまに砲撃を食らわす。トウモロコシから「ピュイ! ピュイ!」という緊張感ぶち壊しな効果音が聞こえた。
俺「変な奴ら・・・」古泉から貰ったクーラードリンクをありがたく使用した俺は、早速武器を構える。
古泉「頭は二人に任せて、谷口くんは足と尻尾を攻撃してください。転倒と切断狙いです」
俺「OK! 行くぜ行くぜ行くぜ! 鬼人化!」説明しよう、双剣使いはRボタンを押すことによって全身が真っ赤に燃え上がり、驚天動地、天地無双、絶対無敵のパワーアップをすることが出来るのさ!
キョン「今更その説明いらないだろ」キョンのツッコミを華麗にスルーしてアカムに立ち向かう。 
俺「よっしゃあ! 足元ガラ空きだぜ!」何故か尻尾を高く上げているアカムの足に密着して必殺の乱舞を・・・
古泉「危険です!」
するまえに尻尾で弾き飛ばされた。
俺「あ~! 油断した~!!!」
キョン「え~い、まだ終わらんよ!」再び生首ハンマーで頭を集中攻撃。
国木田「撃つべし! 撃つべし!」頭に集中砲火。
古泉「回復しますよ」回復薬使用。広域化で全員回復。その後、ヒドゥンボウに麻痺ビンを装填。
俺「すまん、古泉」俺は再び鬼人化、何故か後ろ足で立ち上がってるアカムに接近して乱舞・・・
キョン「待て待て待て! トマレ!!!」
するまえに倒れ込んできたアカムの下敷きに! 所謂、ボディプレス。
俺「はあ!? ひっで~よ!!!」
国木田「今の谷口を見てると、どんな顔したら良いのかわからないよ」
キョン「笑えば、いいと思うぞ」
こいつら腹立つな~!!!
古泉「ふ~んもっふ!」拡散レベル4を連射する。
キョン「ま~わるぞガ~〇~ラ~」頭に回転攻撃。鋼鉄(?)のハンマーを何度も叩きつけられ、さすがのアカムもめまいを起こす。
キョン「チャ~ンス!」弐号機発進か?
古泉「セカンドレイド!」溜め2、連射レベル4を発射。
国木田「必殺、トウモコロシ!」ガンランスの切り札、竜撃砲発射。強力な一撃がアカムの牙を粉砕した。にしても変な技名。
古泉「やりましたね」
俺「あんなに頭ばっかり殴られりゃあ折れるっての・・・」俺はまたまた鬼人化。倒れたアカムの尻尾に乱舞を浴びせる。数秒後・・・めまいが治ったらしく、急にむくりと起きあがった。あれ、体赤くなったぞ? 鬼人化?
国木田「これはまずいな~」アカムはボディプレスのときと同じように立ち上がると、大きく咆哮。趣味悪い麦わら帽子型の盾で防御していた国木田と高級耳栓付きの古泉以外は行動不能に!
古泉「サード・・・インパクト!」溜め3、貫通レベル4発射。お? アカムの奴、潜っていきやがった。
俺「どこいった?」
しばらくして俺達とは結構離れた場所に現れる。
俺「よ~し、今度こそ八つ裂きに!」
古泉「あ、危険です!」古泉の忠告から間もなく、アカムが口を大きく開けて黒い竜巻を吐き出す。それに直撃したと思った次の瞬間!
Taniguchiが力尽きましたというメッセージが画面に映し出された。
俺「え・・・なんで!? いきなり変なの食らってなんなんだよ!」
古泉「ソニックブラスト、アカムの必殺技です。まともに食らったら即死の可能性も・・・」
俺「はあ!? そんなの早く言ってくれよ! 全然聞いてね~ぞ!!!」
古泉「すいません・・・」
キョン「今のはちゃんと調べてなかったお前の責任だろ」
国木田「キョンの言うとおりだよ谷口。古泉くんは悪くない」
俺「WWWWWWWWWWW」とりあえずクーラードリンクと砥石を使用して再戦。
俺「覇王色の覇気を使うとはやってくれるじゃねえか。見てろよこWAAAAAAAAAAAA!!!」
戦場に入った瞬間、目の前にアカムが・・・・・・。
俺「亜qwせdrftgyふじこlp;!!!」
キョン「何語だよ」
古泉「セカンドレイド!」連射レベル4発射。
キョン「あ、麻痺ったぞ」頭を攻撃。
国木田「効果は10秒。ここでガンガン攻撃入れて!」頭を砲撃。
俺「おっしゃあ!」尻尾に斬撃。
古泉「ふ~んもっふ!」弓に接撃ビンを装填してゼロ距離射撃。
10秒後、アカム復活。バインドボイス使用。
俺「またこれかよ!」しかも動けない俺の足元から溶岩が噴出しやがった! これもあいつの攻撃!?
俺「おおおおう!!! 回復回復!」少し距離をとって回復薬使y
国木田「谷口、後ろ後ろ」アカムがまた突進してきた!!!
俺「うおおおおお! ふざけんなよ! バンザイしてる場合じゃないって!!!」まともに攻撃を食らった。
俺「・・・・・・アイテム使った後のバンザイポーズ普通にいらないだろ」
古泉「あはは・・・では、粉塵を使いますよ」粉塵使用。全員回復。
俺「おっ! これ結構便利」
キョン「やばいやばい! 避けろナッパ・・・じゃなかった、谷口!」
俺「え?」アカムの噛み上げ攻撃炸裂。
俺「すごい、俺飛んでる!」
国木田「というより飛ばされてるね」
俺「呑気なこと言ってないで助けろよ!」
キョン「やれやれ、今助けに・・・うわやべ!」アカム、恐らくキョンに向かってソニックブラスト! キョン、咄嗟に回避。
国木田「直撃に備えて!」再び防御体勢。
俺「WAAAAAAAAAAAA!!!」逃げる過程というやつで運悪く射線上にいた俺は体力の少ない状態で攻撃を食らった・・・・・・。
Taniguchiが力尽きました。
キョン「状況は?」
俺が二回も力尽きた影響でその場の空気が張り詰める。
古泉「僕は大丈夫です。いま強撃ビンを装填しています」
キョン「国木田は?」
国木田「大丈夫。竜撃砲はまだ冷却中だけど・・・」
キョン「心配無用! なんとかなるさ。と言っても、あと一回やられたら終わりか・・・」
俺「くそっ!」
国木田「谷口は危ないからそこで待っててよ。あとは僕達がやるから」
俺「はあ? なに言ってんだよ。逃げるなんて・・・逃げるなんてやっちゃダメだろ」
国木田「でも万が一負けたら・・・」
古泉「待ってください」
国木田「?」
古泉「彼は自分の意志で立ち上がろうとしています。戦う意志がある限り、彼も参加させるべきです」
俺の心の中に聞き覚えのある声が響いてきた。
鈴原「谷口、頼んだで!」
相田「谷口、頑張れよ」
俺「みんな・・・」なんだかよくわからない力が湧き上がってくる!
古泉「自分の友達を、信じてあげてください。僕も、谷口くんを信じます!」
国木田「・・・・・・任せる。好きにしてよ」
古泉「ありがとうございます。谷口くん、今一度クーラードリンクと一緒に僕達の力を、あなたに託しますよ」
俺「よ~し! 行くぜ!!!」俺は封龍剣を構えながら戦場に向かって走り出した。
キョン「あっ!」
KYONが力尽きました。
俺「!!?」
古泉「え?」
国木田「ふえ?」
報酬金が0zになりました。クエスト失敗です。
キョン「すまん、少し油断してな・・・」
俺「・・・・・・」
キョン「・・・・・・」恐る恐るといった感じに俺を見る。
古泉「・・・・・・」苦笑いを浮かべながら俺を見る。
国木田「・・・・・・」興味津々といった感じに俺を見る
俺「・・・・・・・・・」放心状態。

俺のG級への道のりは、まだまだ遠いみたいだ。

終わり

いくらなんでも負けすぎの谷口くん、肝心なときに力尽きるキョンくん、説明が遅い古泉くん、どう見ても遊び装備の国木田くん。さて、敗因はどれでしょうか?


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