あるとき、マフィアのボスが死に、あるとき、大会社の社長が死に、あるとき、警官が死に、あるとき、ハイジャッカーが死んでいく。すべてはある一人の男によって行われていた。その名は・・・・・キョン、またの名を『SOS13』と呼ぶ!

 

~第1話 すべては野に咲く茨の様に~

 

ここは某国の某ホテル、ここにあるスナイパーがいた。極秘裏で行われるこの会議、その内容とは?!

 

~会議室~

 

キョン「イツキ・コイズミだな」

 

イツキ「ええ、お待ちしておりました、『SOS13』。」

 

キョン「用件を聞こう」

 

イツキ「実はわれわれの所属している『機関』のことなのですが・・・・・少々、厄介なことがおきてましてね、その首謀者の暗殺をお願いしたいのです、これがその首謀者の写真です、名前は『ケイイチ・タマル』とその弟『ユタカ・タマル』です。」

 

キョン「理由があいまいだ、もっとはっきりと答えろ、それでないと任務は行えない」

 

イツキ「・・・・この話はあまり外部に漏らしたくないのですが・・・仕方ないですね、話します。我々の存在はほんの一握りの人間しか知りません。そのため、いつも極秘で活動しています、しかし、彼らはCIAの監査官でしてね、どうしてもこの情報をCIAに漏らすわけにはいかないのですよ、ただでさえ極秘で行っている任務が多いものでこのことをCIAが察知したらひとたまりもないのです、お願いできませんか?『SOS13』。」

 

キョン「あいにくだが、俺はCIAの人間と少しだけ面識がある、その二人もだ、すぐに察知される可能性がある、そのときにお前のしたことがばれても責任は終えない、それでもいいのなら、俺は任務を行う」

 

イツキ「感謝します、『SOS13』。」

 

キョン「報酬は?」

 

イツキ「ここに現金で500万ドル。」

 

キョン「いいだろう」

 

イツキ「お願いします、後彼らは数人のボディガードが付いておりますので注意してください。後○月○日に彼らがCIA本部に戻るので彼らが本部に付く前にお願いします。」

 

~当日~

 

K・タマル「それでは本部に戻るとするか。」

 

Y・タマル「兄さん、話によれば俺たちの命を狙っている奴らがいるらしいが。」

 

K・タマル「心配ない、夜間のことだ、見つけることなど無理だ、たとえあの『SOS13』でも。」

 

Y・タマル「そうだな、じゃあ行こう(いやな予感がするが・・・・・・・)。」

 

ウィーン(ドアの開く音)

 

バーン!!

 

Y・タマル「何が起こった!」

 

ボディガード「あっちのほうで爆発が起きたようです!」

 

Y・タマル「すぐに向かえ!」

 

ボディガード「タマル殿!大変です!!K・タマル殿がいません!」

 

Y・タマル「どこに行ったのだ?!」

 

ボディガード「爆発のあった場所の近くで悲鳴がしましたが、もしかしたらそこに・・・・・タマル殿?どうしたのですか?!タマル殿!うわ!」

 

その後、爆発の起きた場所でタマル兄弟とそのボディガードの遺体が見つかった。しかし、遺体の損傷が激しいことと、爆発の原因はガス漏れが起きたことを知らなかったK・タマル氏によるライターの着火と見られ、事故死ということで処分された。だが、本当は事故死ではなかったのだが、そのことを知る人間は一人だけである。

 

(このSSはフィクションです)

 

~第2話 ウィークリーステルス~

 

呼ばれない限り銃を持たない、襲われない限り銃を持たない男、その男にまた新たな依頼がやってきた!その場所は・・・・森だった。

 

キョン「ユキ・ナガトと愉快な仲間達だな」

 

ユキ「・・・・・・そう」

 

幹部「リーダー、いくらなんでもこの会議はしゃべらないといけませんよ~、ただでさえ、言わされることが多いし、相手はあの『SOS13』ですよ?」

 

キョン「俺は本人の言われたことしか行わない、したがってそれがもしガセだったら、お前たちの命はない、このことを誰かに漏らしても命はない、覚えておけ」

 

ユキ「・・・・下がって」

 

幹部「分かりました、おい、下がるぞ。」

 

キョン「用件を聞こう」

 

ユキ「最近、私を狙う奴らが多くなってきた、特にリョウコ・アサクラをリーダーとしているマフィア『ウィークリーステルス』の幹部が尾行している、その幹部とアサクラの暗殺を行ってほしい、なお、『ウィークリーステルス』の幹部には腕利きのスナイパーがいる、気を付けて」

 

キョン「ひとつ聞いていいか?」

 

ユキ「何?」

 

キョン「その『ウィークリーステルス』の本部は何所だ」

 

ユキ「おそらく察知されないように場所が変わっている、それも毎日。知らない間にもぬけの殻になっている。名前もそこからきてる。」

 

キョン「行く予定の場所は」

 

ユキ「間者をつけさせ、日を追うごとに連絡を入れてきたが、めっきり来なくなった。おそらく、気付かれた可能性が高い」

 

キョン「最後の場所は」

 

ユキ「バーの『サスペンダーズ』という所」

 

キョン「分かった、引き受けよう、報酬は」

 

ユキ「600万ドル、口座振り込みで」

 

キョン「もしお前が死んだ場合は」

 

ユキ「振り込まれない、更にあなたの行動を監視するため、間者を使い尾行させる、終わったという情報が入り次第振り込む」

 

キョン「それを俺に言ってどうする」

 

ユキ「安心できるようになるまでどのような行動をとるか気になるから」

 

キョン「いいだろう」

 

ユキ「朗報が届くことを祈る」

 

その後、四苦八苦しながらも、SOS13はリョウコ・アサクラ率いる『ウィークリーステルス』のアジトを突き止めた、しかし、彼を更なる試練が待ち受ける!

 

(このSSはフィクションです)

 

~第3話 ステルスの撃墜~

 

『ウィークリーステルス』のアジト、そこはバーの『サスペンダーズ』だった。そこを直視できるのは向かいの廃ビルしかなかった。予想以上に寂れた街であったため、人目につかなくなっていたのだ!そこでSOSは決死の暗殺に挑む!

 

~サスペンダーズ内部~

 

リョウコ「この人目につかないバーだけど、喜ばしくないお客さんが居るそうねえ」

 

幹部A「どうやら『ユキ・ナガトと愉快な仲間達』が腕利きの東洋人のスナイパーを読んだそうです、どうします?ボス。」

 

リョウコ「いい度胸ね、こんな場所を突き止めるなんて。よほどの根気がなければできないわ、でも、その根気ももうすぐ水の泡にしてやるわ!」

 

すると突然!

 

バーーン!!!!!

 

幹部A「何事だ!」

 

幹部B「すぐ近くで爆発事故がありまして・・・・・・

 

幹部A「どうした?!!うわ!」

 

幹部C「ボス、お逃げください!ここは危険です!裏に車を用意してますので・・・・ぎゃ!

 

リョウコ「考えたわね、だけど詰めが甘かったのじゃないかしら?そう簡単に死ねわけな・・・・バタ

 

キョン「詰めが甘いのはお前のほうだ」

 

かくして『ウィークリーステルス』は壊滅した。しかしだれがやったのか、あのステルスのごとく修羅場を駆け抜けたマフィアが壊滅したのか、その真相はなぞに包まれている・・・・・・・

 

(このSSはフィクションです)

 

~第4話 サイレントバスター~

 

完全主義者に休みはない、いつも何かがやってくる。そしてまたやってきた!

 

???「・・・・・でなかった・・・・・・・・電話に出なかった・・・・・・・・」

 

この謎の男はなぜ嘆いているのか?!その理由を説明しよう。

 

キョン「・・・・・・電話が・・・・・・・・・・・ない」

 

それだけである!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

ダメじゃん!

 

キョン「!!あった、ん?着信が1件ある、リダイヤルする」

 

???「やあ、キョン。何時振りかな?」

 

キョン「なぜお前がこの番号を知っている、身内のものや知り合いに分からないよう一切の情報を漏らさなかったのに、国木田、なぜお前がこの番号を!」

 

国木田「簡単なことだよ、依頼人としてかけたのだから。」

 

キョン「電話で話しているのもなんだから実際にあって話そう、依頼の話はそれからだ」

 

国木田「分かったよ、場所は○○。AM2時までに。」

 

キョン「分かった」

 

感情がほとんど表情や言葉に出ないはずのSOS、なぜなら相手は旧友、国木田だったのだ!そして彼の口から出された依頼は一体?!次回、その内容が明らかになる!!

 

(このSSはフィクションです)

 

~第5話 謎はまた謎を呼ぶ、これは一種のループ~

 

AM2:00 某所 ここであることが行われていた。極秘会議である。

 

国木田「聞いたよ、君、○○国で訓練してたんだって?それに突然行方不明になるし、音信不通になるし、大変だったよ。この日が来るまでね。」

 

キョン「身内や知り合いに感ずかれたくなかった、ついでに言えば迷惑をかけたくなかった。それが一番の理由だ。」

 

国木田「だからといって行方をくらましていいのかい?行動を起こすことにしろ、どっちみち何かしないといけないんだしさ。パスポートだっていつ用意したんだい?まあ、今も持ってるんだろうけど。」

 

キョン「当たり前だ、そこはいろいろ手を加えてばれないようにしている、その前に、お前がなぜここに来たわけの本題に移ろうじゃないか。」

 

国木田「そうだね、『SOS13』。」

 

キョン「用件を聞こう」

 

国木田「ターゲットは・・・・・・・・・・この男だ。(写真を出す)」

 

キョン「こいつは・・・まさか・・・・」

 

国木田「その、まさかだよ。裏でこの国を牛耳る男として、また最大のマフィアを作り上げた男、人呼んで「ミスター・レイン」。本名はジン・ヴォエン。韓国系の男だ。」

 

キョン「ヴォエンファミリーの人間をなぜ狙う?もっとも、表向きは「レイニング党」か。」

 

国木田「裏の人間でヴォエンファミリーと聞いたら尻尾を巻いて逃げる、一般民衆がレイニング党と聞いたら歓喜をあげる、ヴォエンは両方の世界でトップを握った、だが彼は見てはいけないものを見てしまった。この「キルディング・マスター」と呼ばれていた男の本当の姿を。」

 

キョン「政治家をよく手に掛ける男がいるとは聞いていたが・・・まさかお前だったとはな。」

 

国木田「最もヴォエンのせいで僕はひどい目にあった、レイニング党の人間ばかり手に掛けていた僕が言う筋合いでもないが・・・・・実際、奴のせいでこの手は使い物にならなくなった、銃を握れなくなったんだ。僕が奴の罠にかからなければ大切なものを失くさずにすんだ。だからおねがいだ、「SOS13」。僕を・・・この怨恨をけしてくれ!頼む!金なら1000万ドルある!!」

 

キョン「俺は他人の私情で仕事したことはない、もっとも俺の私情でしたこともない。全てを心の奥底にしまいこみ、今までのことをやってきた。実際、知り合いの人間をここの世界に巻き込むことはなかった。似たような人間にはいやというほど会ったが。どうしようと勝手だが、俺にはお前の気持ちも分からんわけでもない。奴には借りがあるんでな。だがひとつだけ、約束してくれ。もう二度と、俺には会えない、いや、会わないと。」

 

国木田「ああ、僕もここからおさらばする予定でね、約束は果たせそうだよ。ありがとう、そして・・・・サヨナラだ。キョン。」

 

こうして、親友との決別を条件に依頼を受けたSOS13。しかし、彼に今までなかったほどの激戦が待っていた! いよいよ最終話!SOS13の運命やいかに!?

 

(このSSはフィクションです)

 

~最終話 終焉、そして旅立ち・・・・・・・・・・・~

 

(少し本題から離れ、番外編を立ち上げようと思う、年齢不詳のキョン〔推定24,5歳〕はとんでもない場面を目にすることになる。それが5年前、彼の人生を大きく変えることになった原因、それはTVの中継で見た惨劇の場所、そこは不幸にも北高だった。登校しようとした矢先の悲劇、卒業という節目が着々とせまっていた。そんなときの事件、更には重傷者が多数いた。中には親交の深い人物も・・・・・・・・・・。搬送されたものの、目を開くことなく散ったもの、重い後遺症に苦しむもの、植物状態になったものもいた。運良くSOS団のほとんどは助かった。しかし、一人だけ、動かなかった・・・・・・・涼宮ハルヒである。彼女は不幸にも発生場所の近くにいた、更には、何者かが射撃したと思われる銃創が。あと数センチずれていれば心臓を貫通していた。ほぼ仮死状態だった。でも回復の意図はつかめていた。しかし、状況は一変、植物状態に。医者もお手上げだったという・・・・そして彼は、キョンは立ち上がった。復讐のために。4年も掛け、犯人の居場所を突き止めた。そして犯人がヴォエンファミリーのドンである事を突き止めた。彼は元「機関」の構成員だったとか。しかし彼は武力行使で神の力をとめるという危険な思想の持ち主だった。そしてその日にクーデターを起こし、神の抹殺を目論んだ。そして追手を振り切り、高飛びしたという。キョンは復讐のため、某国の軍隊に入隊、銃の扱い方を覚え、銃の改造者と知り合いになり、自分の使いやすさ、相手をしとめる威力、うるさすぎない銃声と完全抹殺の準備を進めていた。そんな彼はひとつの書置きをして去ったという。「少し用があって当分出かけます、心配しないでください、必ず戻ってくるので、後、SOS団の皆には伝えているので大丈夫です。仕送りやメールは送ってもいいが届かないと思います。お元気で。」家族はその書置きを信じたという・・・・・・)

 

キョン「昔のことか・・・・今になって思い出すのかよ。いかんいかん、無駄な考えは死亡フラグが立っちまう。気を付けないと。しかし、国木田が俺と同じターゲットを追っていたとは・・・・・・奇遇だな。さて、行くか。」

 

SOS「奴らのアジトへ。」

 

SOS13として最後の仕事。それは因縁の相手をつぶすこと。ファミリーの壊滅である。

彼自身、この仕事は一番ハードだろうと確信していた。なぜなら、ドンヴォエンは通称「ヴォエンタワー」の最上階88階に住んでいる。しかし移動手段はヴォエン専用のエレベーターと、移動式の階段だけである、しかも階段は44階で止まる為、実際にドンに会えるのは側近のみである(彼らはヴォエンからパスワードを聞いている)。そのため、空中からの射撃ぐらいしか方法がないのだが、「ヴォエンタワー」はすべて防弾ガラスのため、それは不可能である。すなわち、変装してヴォエンと接触するか、周りの目をかいくぐって88階まで気力で行くしかないのだ。ただ、彼の師匠的存在の人間ならば、防弾も物ともしなかっただろうが、彼には彼の道がある、それをSOSは知っていた、そして、後ろに人がいるのを嫌っていたことも。その東洋人は、今もどこかにいる。彼ともう一人、それがキョン、13(サーティーン)は二人いる。だが、13の名を持つものは一人で十分とも思っていた。だが、それは自らの命を捨てることになりかねなかった。だからやめたのだ。キョンはキョン、13は13だと。そして、自分は人殺しという思いを捨て切れなかったこと。キョンは、半分殉職する気で、この仕事を受けた。至近距離に長ける特注のアサルトライフルを手に。

 

~ヴォエンタワー前~

SOS「勝負の引き金だ。受け取れ!」

 

バーーーーーーーン!

 

幹部A「爆発発生!場所はタワー入口!相手は・・・・東洋人一人!」

 

ドン「ふ、この俺を殺そうとする奴がまだいたとわな。だが甘いな、ここは鉄壁の要塞だ!」

 

側近「幹部Aより報告!下っ端および主力舞台全滅!幹部組も通信が途絶えました!」

 

ドン「アレを使え。」

 

側近「しかし、アレは・・・」

 

ドン「いいから、速く使え、さもないとお前を口を塞ぐぞ!それでもいいのか!」

 

側近「・・・・・・了解。」

 

~タワー44階~

 

SOS「アレのお出ましか・・・・・はやかったな、ヴォエン。」

 

皆の言うアレとは男としての感情を全面的に押し出し、死に至らしめる謎のガス。それはどんなマスクを使っても、入り込む、最強の代物だった・・・・・・

 

ドン「あのトウゴウも、あのSOSも、これは食い止められまい。欲に燃える鬼になって死ぬがいい!フハハハハハハハハハ!」

 

SOS「詰めが甘かったな、ヴォエン。」

 

ドン「!!!何故ここに・・・・・」

 

SOS「何故?簡単さ。俺はあんたのそばにいたのだから。」

 

ドン「まさか、側近は・・・・・」

 

SOS「今頃、ガスの餌食となってるだろうよ。」

 

ドン「ふん、だがお前も詰めが甘かったようだな、爆発を起こして、自爆スイッチの作動を手助けしたのだから。さあ、撃てるなら撃ってみろ。その瞬間、お前はタワーと共に死ぬのだ!フハハハハハハハハハハハハハハハハ!」

 

SOS「じゃあ、これをお前に送ってやる。」

 

ドン「無駄だ!ハハハハハハハハh・・・・・・・・・・」バサ

 

SOS「睡眠性ショックガン。撃てば60分で眠るように死ぬ特製品だ。哀れだな、ヴォエン。ハルヒの敵討ちだ!」

 

パリーン!バサッ!

 

ヴォエンタワーのガラスは銃弾にめっぽう強いが、人の体重にめっぽう弱かった。極端すぎたこのタワーはSOSが去った60分後、爆音と共に消えたという・・・・・・その後、SOS13を見た人は誰もいなかった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

~某所~

 

キョン「これで終わった・・・・すべてが。これでいいんだ・・・・」ドサッ

 

??「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

彼の最期は、あっけないものだった。誰も知らない場所で、一人のスナイパーの手に堕ちたのだった・・・・・・・

 

END.

 


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