妹「キョン君、『年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ』を読んでみて~」
キョン「『としうえのにょうぼうはきんのわらじをはいてでもさがせ』」
妹「ちがうよ~。『きん』じゃなくて『かね』だよ。金のわらじだと高級品すぎるよぉ~」
妹「やっぱり、キョン君はだめだね。ははは」

キョン「・・・」

 

 

キョン「と、いうことがあったんだ」
キョン「大方授業中の小話だろうが、兄の威厳というものがだな」
古泉「それは災難でしたね」
古泉「そもそもは、鉄製の草鞋は磨り減らないので値打ちの品を探すときは鉄の草鞋を準備しろということだそうです」
古泉「それが『かね』という音から『金』という漢字を当てた結果、準備にお金をかけると勘違いされていると聞いたことがあります」
キョン「さすが、トリビア部」


古泉「(ちらりとハルヒを見て)僕から言わせて貰えば、あなたは彼女の金の草鞋だと思いますが」
ハルヒ「あんたは草鞋扱いで十分よ」
キョン「おいおい、雑用係から草鞋にまで格下げはさすがにあんまりじゃないのか」

古泉「(お互いもう少し素直になっていただければ僕としては助かるのですが)」

 

 

さて、朝比奈さんのお茶の準備が出来たようだ
キョン「ついでにだが、なぜ年上の女房なんだ?」
みくる「キョンくん、お茶です。熱いので気をつけてくださいね」
キョン「ありがとうございます」
みくる「古泉くんもどうぞ」
古泉「ありがとうございます」
古泉「『姉女房は身代の薬』という言葉があります。姉さん女房は家の中の万能薬のようなものであるという意味なのですが」
古泉「年上の女性はやり繰りが上手だから財産も増える、気遣いができ夫を立てるので円満な家族になると言われています」
キョン「(みんなにお茶を配るみくるを見ながら)たしかに年上の朝比奈さんは思いやりもあるし、俺を立ててくれることも多い」
古泉「年の差ももともとは1つ年上の女性をさす解釈が多く、これが6つ違いは睦まじい、8つ違いは末広がりという言い習わしもあるそうです」
キョン「そうかい。それならぜひ俺は朝比奈さんを奥さんにほしいね」

みくる「秋は蔵出しの熟成したお茶がおいしいと聞いたのでお茶の葉を変えてみたんだけど、どうでしょうか」
古泉「おいしいですよ」
キョン「こまめな気配りもあるし、このまま一生俺のためにお茶を入れて欲しいくらいですよ」
みくる「ふぇぇ・・・えっと、キョンくんがそういうなら・・・。うん、あたしでよければずっとおいしいお茶を入れ続けますよ」

 

古泉「ごちそうさまです。どうやらあなたには金の草鞋は必要ないようです」


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