はるひ「ただの人間いらない、ふしぎな子はあたしのところにきなさい、そして遊ぶの!」

 

ぼくはふりむいた、とてもかわいい子が立っていた

 

「アハハハ~」、「ぼくふしぎだよ~」、「おもしろ~い」

 

みんな笑っているけど、はるひちゃんは本気みたい

「ここ、わらうとこ?」

 

こうしてぼくたちは出会った

 

 

「ねぇ、あのじこしょうかいすごかったね!」

はるひ「じこしょうかい?」

 

「あのふしぎな子がどうとか」

 

はるひ「あんたふしぎなの?」

 

「ちがうと思う・・・」

 

はるひ「だったら遊んであげない!」

 

「ごめん」

 

なんか怖いな。お母さんがおこってるときと同じ目をしてはるひちゃんは
そっぽむいちゃった

おかべせんせいがやってきた

みんなぼくを見て笑っている

 

たにぐち「なぁお前はるひちゃんにはなしかけてたよな!むしされたろ?」

 

「うん」

たにぐち「もしかしてすきなんだろ~?」

 

ここでたにぐちくんはコホンと言った、何を話すんだろう

 

たにぐち「やめとけよ。あいつは俺の家の近くにすんでんだけど、赤ちゃんのときからおかしいもん」

 

「ふーん」

 

たにぐち「だってクレヨンで気持ち悪い絵をこうえんいっぱいにかいたりするんだよ?」

 

くにきだ「お母さんいってたぁ!なんかポケモンのアンノーンみたいなんでしょ?」

 

くにきだくんはぼくの家の近くに住んでる女の子みたいな子

 

たにぐち「そうだよ。お父さんがしんぶんにものってたって言ってた。その犯人がはるひちゃん」

 

「どうしてわかったの?」

 

たにぐち「はるひちゃんが自分で言ったんだよ!あとでお母さんにとても怒られたみたい!」

 

「どうしてそんな絵かいたの?」

 

たにぐち「しらないよ~だ」

 

はるひちゃんはふしぎな子だ

 

たにぐち「でもはるひちゃんモテモテなんだよなぁ~」

「ふーん」

 

たにぐち「だってかわいいもん。そしておにごっこつよくて、なぞなぞも得意なんだよ!」

 

くにきだ「どれくらいモテモテなの?」

 

たにぐち「ずばり、11人の男の子としょうらい結婚する!でもすぐに忘れちゃうみたい」

 

たにぐちくんもなのかなぁ・・・?

 

たにぐち「きいた話だって!『だめ』って言わないんだよはるひちゃん。だからお前やめとけよ!」

 

はるひちゃんは男好き・・・?


ぼくは結婚まだいいや・・・

たにぐち「オレだったらりょうこちゃんだけどな」

 

みんなとしゃべっているまんなかの明るい笑顔の子が涼子ちゃん
まゆげがキュアアクアみたい

 

たにぐち「この幼稚園でもベスト3だぜ!」

 

たにぐちくん女たらし・・・

 

たにぐち「順位つけたもん!イーブイ→ブースター→サンダース→シャワーズの順でつけたもん!シャワーズの女の子は名前も覚えたもん」

くにきだ「りょうこちゃんがシャワーズ?」

 

たにぐち「おうよ!シャワーズのふぶきの『きゅうしょにあたった!』だよ!」

 

りょうこちゃんもかわいいなぁ

 

はるひちゃんはだんだんさらにふしぎになっていく

 

まず髪型が毎日かわる。月曜→日曜でヘアピンの数がふえるみたい

 

つぎに男の子の前でもトイレする、きょうしつの男の子は興味ないみたい

 

りょうこちゃんがとてもおこったみたいだけどはるひちゃんは気にしてないみたい

 

さらに立っているときはほとんど歩いてる

 

おかべ先生が「たどうせいしょうがい」とか言ってたけど何だろう?

 

どうしてかなって思ったら幼稚園中の遊び道具全部を遊んだらしい

 

ゴールデンウィークがおわってはじめての幼稚園

 

ゴールデンウィークは妹とおばあちゃんのうちに泊った

 

たにぐち「キョン君とても楽しかったんだなぁ・・・」

 

キョンってのはぼくのあだ名だ、妹がしゃべりはじめた時、ぼくを見て
「キョン!キョン!」って言ってからそうなっちゃった

 

はるひちゃんはきょうしつにもういるみたい

 

はるひちゃんは今日おだんご2つあたま

 

「今日は水曜日だね!」

 

はるひ「どうして?」

 

はるひちゃんのあたまを指さす

 

はるひ「いつ気づいたの?」

 

「ん~ちょっと前、ふしぎと闘ってるの?」

 

はるひ「まぁそんなかんじ・・・」

 

そしたらはるひちゃんがしゃべりはじめた、めずらしいことだ

話しているとおかべ先生がやってきておしゃべりはおわった

次の日のはるひちゃんはショートカットだった、どうしたんだろう?

 

はるひ「べつに」

 

 

それからぼくははるひちゃんとおしゃべりするようになった

 

たにぐち「キョン君!」

 

なんだろう?たにぐちくんが似合わないまじめな顔してる

 

たにぐち「魔法使えるのか!?」

 

なんの話だろう

 

たにぐち「はるひちゃんがあんなにしゃべってたのはじめて見た」

 

くにきだ「キョン君はプリキュアのせつなさんみたいな人が好きだもんね!」

 

悪役じゃん・・・

 

たにぐち「キュアパインが一番だろ!それよりどうしてなかよくなったんだ?」

 

りょうこ「あたしも知りたい!」

たにぐち「りょ、りょうこちゃん!?」

 

りょうこ「おしえておしえて!あたしいつもはるひちゃんに無視されるの・・・」

 

「わかんないよ・・・」

 

りょうこ「ふーん、でもよかった!はるひちゃんにお友達できて!
     これからはみんなとも仲良くさせてあげてね!」

 

ぼくがなにもいえないでいたらりょうこちゃんは向こうにいっちゃった

はるひちゃんの席はいつもぼくのうしろ

 

はるひ「つまんない!つまんない!つまんない!
    ブランコもシルバニアファミリーもリカちゃんもつまんない!」

 

「だったら自分でつくればいいじゃん・・・」

 

はるひ「何をつくるのよ?」

 

「シルバニアファミリーとか・・・」

 

はるひ「あんたバカァ?むりにきまってるわ!」

 

「じゃ~お友達グループをつくってみんなで遊ぼうよ」

 

はるひ「うるさい!」

 

ふつうが一番だと思うんだけどなぁ・・・

 

お昼寝のあとのさんすうの時間、まだねむいや・・・

 

「!!!」

 

なんかすごく痛いしびっくりした!!首をつかまれたみたい・・・うしろははるひちゃん・・・

 

「何すんのさぁ!!」

 

はるひ「そうだわ!」

 

・・・・・?

 

はるひ「なんで思いつかなかったのよぉ!もう・・・」

 

「どうしたの?」

 

はるひ「なければ作ればいいのよ!」

 

「何を・・・?」

 

はるひ「‘ふしぎな’お友達グループよ!」

 

おかべ「はるひちゃ~ん、まださんすうのじかんよ~」

 

「わかったからはなしてよぉ~」

 

はるひ「手伝いなさいよね!」

 

「そんなにひっぱらないでよ~」

 

ぼくはおゆうぎ室のものおきにつれていかれた

 

はるひ「あたしはひみつきちとメンバーをさがすから!あんたは・・・」

 

「何するのさ?」

 

はるひ「あんたはまだいいわ!」

 

じゃ~むりやりつれこまないでよ

 

みんな帰る時間・・・
ぼくはお母さんの仕事がおわるまで帰らない

 

「あれ?はるひちゃん帰らないの?イタッ!!」

 

またつかまっちゃった

 

「どこいくのさ?」

 

はるひ「ひみつきち!」

 

「お母さんと帰らないの?」

 

はるひ「今日からもっと遅くきてもらうの!」

 

そして「たもくてきしつ」の前まできた

 

はるひちゃんはノックもしないで重そうに扉をひらく

 

はるひ「ここがあたしたちの『ひみつきち』よ!」

たもくてきしつの窓際に大きなめがねをかけた女の子が一人すわっていた。


絵本をよんでいる

 

「あの子はどうするの?」

 

はるひ「いつもお母さんが迎えにくるまでいるみたいだけどべつにいいって」

 

「ほんと?」

 

はるひ「絵本さえよめればいいって」

 

絵本の子をみてみる、とても静かそうだけどこの子もかわいい

 

ゆき「ながとゆき・・・」

 

と小さい声で言った。そしてまた絵本・・・

「ゆきちゃん・・・でいいかな?」

 

ゆき「かまわない」

 

「はるひちゃんはここをよこどりしちゃうんだよ?」

 

ゆき「いい」

 

「たぶん絵本よんでいられないよ?」

 

ゆき「いい」

 

「おいだされるかもしれないよ?」

 

ゆき「どうぞ」

 

ほんとにどうでもいいみたい・・・

 

はるひ「ま、そういうことだから」

 

いいのかなぁ・・・

はるひ「今日からお母さんが迎えに来るまでここで遊ぶの!
    じゃないとこちょこちょの刑よ!」

 

こちょこちょはいやだなぁ・・・

 

はるひ「これで3人だからふしぎなお友達はあと2人ほしい!」

 

ゆきちゃんもふくむんだ・・・

 

はるひ「大丈夫!ふしぎな子1人もうみつけたから!」

 

次の日、お母さんがくるまで一緒に遊ぼうと言ったたにぐちくんとくにきだくんを断って「たもくてきしつ」に行った

 

はるひちゃんはどっかいっちゃった

 

「たもくてきしつ」にはゆきちゃんがいた、絵本をよんでいる

 

「なによんでるの?」

 

ゆきちゃんはからだがかくれるほど大きな絵本の背表紙をみせた。

 

『アリババと40人のとうぞく』か

 

「おもしろい?」

 

ゆき「ゆにーく」

 

わっ!英語だ・・・

 

「どこらへんが?」

 

ゆき「ぜんぶ」

 

「絵本好きなの?」

 

ゆき「まぁまぁ」

 

そして静かになっちゃった・・・ 

はるひ「おまたせ!ゲットするのに時間かかっちゃって・・・」

 

?「なんなんですかー?」

 

はるひちゃんのうしろからでてきたのは幼い女の子だった。

今にも泣きそう

 

?「お母さぁぁぁぁ~ん!!!うわぁ~~~~~ん!!!」

 

はるひ「うるさい!」

 

?「ひっ!!」

 

はるひ「あさひなみくるちゃんよ!」

 

どう反応すればいいんだろう・・・?


犯罪だよね

 

「どこにいたの?」

 

はるひ「年長のゆり組」

 

え、年上なの?

 

「だめだよ!せんぱいだよ!」

 

はるひ「それがどうしたの?」

 

いやっ・・・ふつうさぁ・・・

 

「どうしてみくるちゃ・・・みくるさんなの?」

 

はるひ「みてみて!めっちゃかわいいでしょ?」

 

みくる「ひゃぁぁぁ~!!」

 

はるひ「お尻が大きいのよ!私よりも大きいなんてくやしいわ!」

 

うらやましいのかなぁ・・・?

 

はるひ「あんたもさわる?」

 

みくる「!!!」

 

「いやだよ、みくるさんもこんなとこいなくていいんですよ?」

 

みくる「・・・」

 

あれ?返事がない、みくるさんはゆきちゃんのことずっとみてる

 

みくる「はいります!」

 

どうしたんだろう

 

はるひ「そうそう、このグループの名前を決めたわ!」

 

「なになに?」

 

はるひ「SOS団よ!」

 

『世界を大いに盛り上げる涼宮はるひの団』的な?

 

はるひ「さわらのおさしみはしょうゆに限る団よ!」

 

「どうしておさしみなの?」

 

はるひ「昨日食べたらとてもおいしかったの!」

 

「へぇ・・・」

 

扉がひらく音がした

 

おかべ「あっ!いたいた!はるひちゃん、お母さんがお迎えにきましたよ」

 

はるひ「じゃ~帰るわ!明日からちゃんときてよね!」

 

はるひちゃんは帰った、みくるさんとゆきちゃんはまだいるみたい

 

「みくるさん、べつにあしたこなくてもいいですよ」

 

みくる「いいんです、入ります。わたし」

 

「今日みたくセクハラされますよ」

 

みくる「大丈夫です、キョン君もいるんでしょ?」

 

そういえばどうしてぼくはいるのだろう

 

みくる「それにゆきちゃんもいるし」

 

ゆき「・・・・・」

 

みくる「ゆきちゃんは私の家の近くなんです。でもなかなか仲良くなれなくて・・・
    だから私ここにいてゆきちゃんと仲良くなりたいんです。ゆきちゃんよろしくね」

 

ゆき「・・・よろしく」

 

みくる「キョン君もこれからよろしくね」

 

「はぁ・・・よろしくおねがいします。みくるさん」

 

みくる「『みくるちゃん』でいいですよ!」

 

みくるさ・・・みくるちゃんはとてもまぶしく笑った

 

 

次の日、はるひちゃんの腕には「だんちょう」とかかれた布がまいてあった

 

たにぐち「キョン君さぁ~はるひちゃんと何してんの?」

 

そういえばぼくはなにしてるのかなぁ・・・

 

たにぐち「まさか12人目の夫!?」

 

「ちがうよ」

 

たにぐち「あんまりさわぐなよ。ここに居れなくなるよ」

 

でも、はるひちゃんがとまらないんだよ・・・

今日はまだ「たもくてきしつ」にはるひちゃんはきていない


ゆきちゃんだけいる

 

「今日は何よんでいるの?」

 

ゆき「北風と太陽」

 

「おもしろい?」

 

ゆき「ファニー」

 

わぁ!また英語だ

 

ゆき「今日とまりにきて」

 

「えっ?」

 

ゆき「おはなしがある」

「でもどうやってゆきちゃんの家にいこう?お母さんにもいわないとだし」

 

ゆき「もんだいない、私と一緒にいけばいい。」

 

「うん・・・わかった」

 

せっかくさそわれたんだもんなぁ・・・

 

みくる「こんにちは、あれ?はるひちゃんいないんですか?」

 

「こんにちはみくるさ・・・みくるちゃん、はるひちゃんはまだきてません」

 

ゆきちゃんは絵本をよんでいてみくるちゃんのなぞなぞの本とたたかっている

 

みくる「キョン君、パンはパンでも食べられないパンは何でしょうね?」

 

「こげたパン・・・ですかね?」

 

ゆき「サイパン」

 

みくる「なるほど」

 

その日、はるひちゃんはこなかった

 

ガラガラ

 

おかべ「みくるちゃん、お母さんがお迎えにきましたよ」

 

みくる「はい、じゃ~キョン君ゆきちゃんバイバイ!」

 

 

「さようなら」

 

ゆきちゃん「さようなら」

 

おかべ「キョン君、お母さんがお迎えにきましたよ」

 

「ゆきちゃんちょっとまっててね」

 

ゆき「わかった」

 

キョン母「キョン、いい子にしてた?さぁ帰りましょ」

 

「お母さん、今日ゆきちゃんのおうちにお泊りすることになったの」

 

キョン母「まぁ、ゆきちゃんのおうちは大丈夫なの?」

 

「ゆきちゃんが大丈夫だって・・・」

 

キョン母「わかったわ、あとでお礼の電話いれなきゃ・・・じゃ~失礼のないようにね」

 

キョン「わかった」

 

「お母さんがいいって」

 

ゆき「そう」

 

ガラガラ

 

おかべ「ゆきちゃん、お母さんがお迎えにきましたよ」

 

ゆき「一緒にきて」

 

ゆき母「ゆき、さぁかえりましょう」

 

ゆき「おかあさん・・・キョン君を今日うちに泊めていい?」

 

ゆき母「え?キョン君のおうちは大丈夫なの?」

 

「はい、さっき大丈夫だっていってました」

 

ゆき母「じゃ~一緒に行きましょう」

 

帰り道はとても静かだった

 

ゆき「ただいま」

 

「おじゃまします」

 

ゆき母「晩御飯までゆきのお部屋でまっていてね、あとでジュースもっていくから」

 

「ありがとうございます」

 

ゆき「きて」

 

かいだんをあがってつきあたりの部屋がゆきちゃんのへやか・・・

 

へやはぬいぐるみでいっぱいだった

 

「ディズニーがすきなの?」

 

ゆき「わりと」

 

「へ~、このプーさんのぬいぐるみ大きいね」

 

ゆき「それがないと眠れない・・・」

 

「絵本もいっぱいだね」

 

ゆき「寝る前にお母さんによんでもらう・・・」

 

そのときゆきちゃんのお母さんがオレンジジュースをもってきてくれた

ゆき「オレンジジュースはみにっつめいどにかぎる」

 

「はぁ・・・それでお話ってなに?」

 

ゆき「はるひちゃんのこと」

 

「なになに・」

 

ゆき「はるひちゃんはふしぎをほしがっている。そしてはるひちゃんにとってのふしぎはあなた」

 

「それをきいてぼくはどうすればいいの?」

 

ゆき「あなたにはずっとはるひちゃんのそばにいるだけでいい、
   そのときのはるひちゃんはとても楽しそう」

 

「はぁ・・・でもどうしてぼくなの?」

 

ゆき「わからない・・・でもおそらくはるひちゃんはあなたのことを・・・」

 

「なに?」

 

ゆき「なんでもない」

 

「ゆきちゃんはどうしてはるひちゃんのことをそんなに気にするの?
 絵本がゆっくりよめなくなっちゃったんだよ」

 

ゆき「はるひちゃんは私にはじめて笑顔ではなしかけてくれた子だから・・・
   私ははるひちゃんが好き、だから一緒にいてあげてほしい」

 

「はぁ・・・」

 

ゆき母「ばんごはんよ!今日はカレーよ!」

 

ゆき「お母さんのカレーは大好物、あなたも好きになるはず」

 

 

 

そしてぼくはいつもはるひちゃんやゆきちゃんやみくるちゃんと一緒にいるようになった

 

はるひ「じゃ~ん!今日はあたしのピアノのコンクールのときのドレスを持ってきたわ!」

 

「何につかうの?」

 

はるひ「みくるちゃんにきせるにきまってるでしょ!さぁぬいでぬいで!」

 

みくる「はわぁぁぁぁぁ!!キョン君みちゃだめ!!」

 

「トイレにいってくるね」

 

さいきんのはるひちゃんの笑顔はかがいている

 

はるひ「HDDビデオカメラももってきたのよ!」

 

みくる「ふぇぇぇぇぇ~」

 

はるひ「ゆきちゃん!それでしっかりとってね!」

 

ゆき「わかった」

 

みくる「ゆきちゃんやめてぇぇぇ~」

 

ゆきちゃんも表情をだすようになったと思う


ぼくもとても楽しかった

 

ある日の朝、げたばこに手紙が入っていた

 

『夕方にりす組のおきょうしつにきてね』

 

誰だろう・・・まさかはるひちゃんかなぁ・・・

そんなわけないよなぁ、でも気になる

 

とりあえずきょうしつに入ろう

はるひちゃんはもうすわっていた

 

「はるひちゃんって11人の男の子と結婚して離婚したの?」

 

はるひ「だれからきいたの?まさかたにぐち君ね!たぶんほんとうよ」

 

「1人にも味噌汁作ってあげたくなかったの?」

 

はるひ「みんなだめ、ロマンがたりなかったわ」

 

「今は誰とも結婚しないの?」

 

はるひ「・・・・・べつにあんたがしたいならしてあげてもいいわよ」

 

「まだいいよ、はたちになってからじゃないと・・・」

 

はるひ「そう・・・まぁいいわ、はたちになったらね」

 

あれ?なんかはるひちゃん変だ、やっぱり手紙って・・・?

 

「たにぐちくんバイバイ!」

 

たにぐち「ちくしょう、はるひちゃんとケーキ入刀で介の字ばりしやがれ!」

 

みんな帰る時間、たにぐち君どうしたんだろう?

 

「くにきだくんばいばい」

 

くにきだ「結婚式よんでね!ばいばい」

 

あれ?まぁいいや・・・

「はるひちゃん、きょうすこしおくれるから?」

 

はるひ「どうして?」

 

「なんか手紙でりす組にこいって・・・」

 

はるひ「!!!そう・・・あたし今日帰る!」

 

「お母さん待たなくていいの?」

 

はるひ「1人で帰れるもん!」

 

どうしちゃったんだろう・・・


手紙ははるひちゃんからじゃないみたい

りす組の教室にはりょうこちゃんがいた

 

「ぼくにお話って?」

 

りょうこ「うん、勇気をだして言うのっていわないより素敵だと思わない?」

 

「えっ?たぶん・・・」

 

りょうこ「だよね、じゃ~言うことにした。聞いてくれる?」

 

「うん」

りょうこ「あたし、あした引っ越すの、お父さんとお母さんとあたししかまだ知らないけど」

 

「!!!」

 

りょうこ「いろいろあってね、お別れのあいさつとかみんなにしたいんだけどできないの。
     でもキョン君だけにはするね、今までありがとう!」

 

「ありがとう・・・」

 

りょうこ「そしてさいごにひとつだけおねがいがあるの」

 

「なに?」

 

つぎのしゅんかん、あたまのすぐとなりを何かが通った

 

鉄の・・・定規!?

 

「な、なんだよ!!いきなり!!」

 

りょうこ「さいきんはるひちゃんとばっかり仲良しなんだもんキョン君・・・」

 

「だからどうして定規なげるの!?」

 

りょうこ「キョン君ははるひちゃんばっかりみてるでしょ?
     あたしはみてもらえない」

 

「それとなんの関係があるの?」

 

りょうこ「あたしはもうキョン君とあえなくなる。そしてキョン君はあたしを忘れちゃう。」

 

「そんな・・・はずないよ!!」

 

りょうこ「だからあたしはキョン君の顔にキズをつけるの。あたしを忘れさせないためにね!」

 

な、なにを言ってるんだろう・・・時間が進むのが遅くてきっと逃げられない

 

りょうこ「そしてまいにちかがみを見るとあたしを思い出してくれるの!ロマンチックでしょ?」

 

「どうしてこうなった?どうしてこうなった?」

 

りょうこ「それはね・・・あたしもキョン君が好きなんだもん!」

 

「こ、こんなこくはくうれしくないよ・・・」

 

りょうこ「あたしの今までのつらさよりはマシでしょ?」

 

「で、でんわばんごうおしえるから!毎日話そうよ!ね?」

 

りょうこ「うん、それむり」

 

また定規がとんできた、もうだめだよ・・・

 

ガキン

 

何かが定規とぶつかった

 

ゆき「キチガイ幼女・・・」

 

「ゆきちゃん!」

 

定規はゆかにおちた

 

りょうこ「そんな・・・」

 

ゆき「わたしは少林寺をならっている、今3年目」

 

へぇ~・・・意外・・・

 

ゆき「あなたはあと一本しか定規をもっていない、あなたは私に勝てない」

 

りょうこ「ふふふ、でも勇気をだしてやらなきゃいけないのよ!キョン君がそう言ったんだもん!!」

 

りょうこちゃんは定規をふりかぶってぼくにとびかかる

 

ゆきちゃんはぼくの前に立つ・・・

 

これはもうまとりっくす・りろーでっとだよ

 

定規はゆきちゃんのめがねにあたった、ゆきちゃんのけりはりょうこちゃんのはらにあたった

りょうこ「うそ・・・護身術は完璧だったはず・・・」

 

りょうこちゃんはゆかに倒れこんだ

 

遠くからおかべ先生の声

 

おかべ「りょうこちゃん、お母さんがお迎えにきましたよ」

 

りょうこ「あーあ、うまくいくと思ったのに・・・
     でもこれであたしのことわすれてくれないよね?
     それじゃぁはるひちゃんとお幸せにね!」

 

りょうこちゃんは笑顔でりす組をでていった

りす組にはぼくとゆきちゃんだけ・・・

 

少しボーっとしちゃった、でもなんだろう・・・りょうこちゃんがかわいそうに思えてきた

 

ゆかに壊れたゆきちゃんのめがねが落ちてる・・・あぁそうだ!

 

「ゆきちゃん大丈夫!」

 

ゆき「大丈夫・・・あれ?めがね・・・」

 

「めがね・・・こわれちゃった」

 

ゆき「そう」

 

「ゆきちゃんはめがねがないほうがかわいいよ」

 

ゆき「そう」

 

ゆきちゃんが少し笑った気がした

 

たにぐち「ち~っす!わわわ~わすれぇもの~♪オワッ!!!!」

 

あれ?たにぐちくん・・・

 

たにぐち「ごゆっくり~!!!!」

 

ゆき「おもしろい人」

 

おかべ「ゆきちゃん、お母さんがお迎えにきましたよ」

 

「今日は助けてくれてありがとう!こんどプーさんのぬいぐるみあげるよ!」

 

ゆき「バイバイ」

 

今日は一日中夢見ているようなかんじだった

次の日

 

 

おかべ「りょうこちゃんはおうちの事情でてんこうしました」

 

ざわ・・・ざわ・・・

 

はるひ「りょうこちゃんがてんこう!?ふしぎね!?」

 

「う、うんふしぎだね・・・」

 

とても昨日のことは言えない、そしてぼくははるひちゃんの何なんだろう? 
りょうこちゃんにとってのぼくとおなじなのかな?

 

はるひ「そういえば昨日の手紙はなんだったのよ?」

 

「年長組の男の子のいたずらだよ・・・」

 

はるひ「そう!わらいがとまらないわぁ!!!」

 

まったくわらえないよ・・・

 

「ぼくははるひちゃんからの手紙だと思ってたからものすごくうれしかったんだけどね」

 

はるひ「な、なにいってんのよぉ!!!」

 

ぼくははるひちゃんと一緒にいるととても楽しい


おわり


|