ガチャ

キョン「ありゃ、だれもいないのか」
キョン「長門もいないのか、珍しい」
キョン「ハルヒも遅れるとか言ってたしな……」
キョン「退屈になりそうd」
キョン「……」
キョン「……何か異臭がするな」
キョン「……」

べちゃべちゃ

キョン「……」

ねとねと

キョン「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」


やけくそ保守短編 いかすめる


キョン「なんでこんなところにイカがいるんだよ!!」

ぺしゃ

キョン「いくら作業中の長編が詰んだからってこの展開はないだろ!!」
キョン「どうすればいいんだこれ……」

べとー

キョン「とりあえずバケツに入れるか」
キョン「もう一回見ても部室が実際イカまみれになってるんだよなー」
キョン「……回収するか」

ぼとん

キョン「4、5、6……合計6」

ぺと

キョン「まだいやがったか!!」


ぼとん

キョン「合計7っと……」
キョン「水汲んでくるか」
キョン「さすがに生き物だしな」
キョン「水でも大丈夫だよな」
キョン「まあ干物にならないだけましだろう」

バタン

ガチャ

古泉「おや、誰もいないようですね」
古泉「…!?」
古泉「こ、この臭いは……」
古泉「」
古泉「そして机や床に飛び散ったこの粘液は…… 」
古泉「まさか……」
古泉「いや例えそうだとしてもこれほどまで広範囲にこの粘液を拡散させるにはかなりの量と回数が必要なはず……」

ガチャ

古泉「だとしたら彼はかなりの絶倫……」
キョン「お」
古泉「あ」

 

古泉「……イカですか」
キョン「そうだ、イカだ」
古泉「じゃあこのネバネバは」
キョン「こいつらの粘膜だ」
古泉「貴方の白濁ではなく?」
キョン「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪」

(只今撲殺中です、しばらくお待ちください)

古泉「いきなり殴らないで下さいよ」
キョン「お前こそいきなり何て事言うんだ」
古泉「……すみませんが、思いのほか気持ちよかったのでもう一回して頂けまs」
キョン「やめろ馬鹿、気持ち悪い」
古泉「しかし貴方の一撃は見事に僕のフロンティアを」
キョン「や め ろ」

 

ガチャ

長門「……」
古泉「あ、長門さん」
キョン「おう長門」
長門「……」
キョン「ちょうどよかった。こいつを……」
長門「……」
キョン「……長門?」
長門「……イカ臭い」
キョン「ああ、これはだな……」
長門「臭っ」
キョン「ちょ」
長門「この部屋臭うよ(棒読み)」

バタン

キョン「長門ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!! プリーズカンバァァァァァァァァァァァァァァァック!!」


古泉「消臭×ぃー♪」
キョン「殴るぞ」
古泉「どうぞ!」
キョン「両手を広げて待機すんな気持ち悪い!」
古泉「ふもーん」
キョン「可愛くねえよ」
古泉「嗚呼今度は言葉責めですね、どうz(ry」
キョン「付き合いきれん……」
キョン「って、長門を追いかけないと」
キョン「誤解されたままではまずい!」
キョン「長門ぉーまってくれー!」

バタン

古泉「……」
古泉「……」
古泉「貴方の犯した罪は重いです」
古泉「……」
古泉「放置プレイもなかなか……」


ガチャ

古泉「あ、おかえりなさい貴方」
キョン「や め ろ。背筋がぞくぞくしてきた」
長門「本当に何もしてない?」
キョン「こいつは勝手に壊れただけだ」
古泉「そんな、これはあなたが」
キョン「事態をややこしくしたくなかったら黙ってろ」
古泉「きゃうん☆」
キョン(まじきめぇ……)
長門「もう少しで貴方に失望するところだった」
キョン「てかどうしてそんなことを知ってるんだ」
長門「朝倉涼子が言っていた」
キョン「……あいつ、変なことを吹き込みやがって」


長門「このままでは部室がイカ臭いまま」
キョン「その言い方やめてくれ……なんか嫌だ」
長門「涼宮ハルヒが来る前に消臭を」
キョン「そうは言ってもどうすりゃいいんだよこのぬめぬめ……」
長門「任せて、情報操作は得意」
キョン「じゃあこのぬめぬめを消すことは出来るか?」
長門「可能」
キョン「じゃあ頼む」
長門「……有希頑張る」
古泉「な、長門さん?」

がちゃ

朝比奈「……へ?」
古泉「あ、どうも」
長門「……」
キョン「最初に言っておきますがこれh」
朝比奈「ごめんなしゃい!」

バターン

キョン「だから誤解ですってヴぁー!!」


朝比奈「び、びっくりしましたぁ」
古泉「でもイカが部室に居るなんて思いませんから、誤解しても仕方ありませんよ」
朝比奈「お楽しみ中かと思いましたぁ……
キョン「あ、あの、そういう表現やめてください……」
キョン「このイカ共の所為で風評被害が発生しそうだなこれは……」
長門「……」
キョン「さっきからバケツを覗いて何をしているんだ?」
長門「分かった」
キョン「何が?」
長門「彼らはただのイカではない」
長門「木星人」
キョン「な、何ですとぉ!?」
朝比奈「ほぇぇ!?」
古泉「本当ですかそれは」
長門「彼らは遭難したらしい。間もなく救助されると言っている」
キョン「それまじなのか」
長門「こまけぇことはいいんだよ(棒読み)」
キョン「な、長門?」


長門「実は嘘」
キョン「なん……だと……?」
長門「これは何の変哲もないイカ」
キョン「なぜに嘘なんかついたんだ」
長門「むしゃくしゃしてやった、反省はしていない」
キョン「せめて反省してくれ」
古泉「どこからが嘘なんですか?」
キョン「お前は何を言っているんだ」
古泉「助けが来るということだけが嘘ではないかという考えからですが」
キョン「なるほど。で、それはどうなんだ長門」
長門「眼鏡の再構成を忘れた」
古泉「一体いつから嘘をつき続けてきたんですか貴方は」
キョン「意図的だったのかあれ…………」
長門「ごめんなさい」
キョン「だが俺があの時言ったことに間違いはないぞ」
長門「///」
キョン「長門……」
長門「……///」
古泉「いやいやこんな空間でなにやってるんですか二人とも」
キョン「だよな……」
長門「臭い……雰囲気が無い」

 

キョン「で、これはただのイカなんだな?」
長門「そう」
古泉「どうします? 折角ですから頂いてしまいましょうか」
朝比奈「そうですね、こんなにあるんですし」
キョン「ハルヒにもおすそ分けしないとな」

ぶしゃ

朝比奈「ひゃぅぅ!」
キョン「ぅおわ!」
古泉「もっふ!」
長門「あ……」
キョン「まさかスミを吐くとは……」
朝比奈「ふえぇ……長門さん大丈夫ですか?」
古泉「な、長門さん!? 制服が真っ黒じゃないですか」
長門「突然の攻撃に回避行動がとれなかった」
キョン「早くそのスミを落とさないとシミになっちまうぞ」
長門「もう手遅れ」
古泉「どうしてですか、まだ少ししかたっていませんから今から洗えば間に合いますよ」
長門「不可能」
キョン「どうしてだ」
長門「このSSには落ちが無いから」
キョン「……」
古泉「……」
キョン「誰がうまいことを言えと」
朝比奈「それで面白いことを言ったつもりかよ!!」
「「「!!!!!!」」」

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最終更新:2020年09月12日 10:44