岡崎城に帰った俺は、西三河平定が順調に進んでいることを聞き、それから、部屋で考え事をした。

 

恐らく、みんながいるのは本当だろう。しかし、どうやって帰ればいんだろうか。

色々な要因があるといったな、有樹は。

もう、異人達を集めて協議するしか方法はない気がする。

しかし、みんなどこにいるのか分からない。

見つけても、みんな大名とかなんとかで、城に集まるなんて不可能があるな。

となれば、手紙を交わし続けるしかないよな。

でも、そんなわけにはいかない。

途中で奪われたら大変だし、そんなんじゃ、話が進まないだろう。

少なくとも、織田軍の三人はまだ、どうしようもない。

国木田も分からないだろう。

・・ううむダメだな。分からない。

よし、俺は決めた。これからは、このことを考えず、なんとか領土を広げることを考えよう。

そしたら、他大名とも戦えて、知りあいに会いえるかもしれないしな。

 

 

 

 

こうして、俺は西三河の平定に力を入れ始めた。

 

 

翌年

 

さすがに、そううまくはいかなく、なかなか、平定は進まない。

だが、もう少しで平定できそうだ。

もちろん、内政も怠っちゃいないぞ?

民があっての、国なんだからな。そんぐらい、わきまえてるよ。

そして、配下の一人からある提案がなされた。

 

「殿」

「なんだ」

「殿もそろそろ名前を変えられては?」

「名前を・・・変える?」

「そうでございます。元康の元は亡き義元殿からもらったもの。

しかし、今川はもう敵でございますし・・・」

「なるほど、それはいいな・・・」

 

もしかして、ここで家康と名を変えるのか?

 

「うむ。決めたぞ」

「なんで、ございますか?」

「家康だ」

「家康でございますか。松平家康。いい名でございますな」

「そうか。よし、次回の評定ではこの報告をするか」

「そうでございますな」

 

ふうん。家康って名前を変えたんだな。

なんか、社会の実地見学をしているみたいだ。

 

評定の日

 

「みなに伝えることがある」

「なんでございましょうか」

「わしは、名前を変える」

「まことでございますか?して、どのような?」

「家康じゃ」

「それは、よろしゅうございますな」

 

どうやら、皆賛成のようだ

 

「よし、これから、松平家康と名乗る。みなのもの、これからもしっかりと、わしに仕えてくれ」

「ははーーー」

「ところで、西三河の平定は順調か?」

「順調です。もう、平定も間近でしょう」

「そうか。よし、では、解散」

「はは」

 

 

ふぅ。

どうやら、順調に進んでいるようだ。何事もな

今は1563年

有樹のやつは、斎藤軍相手に頑張っているらしい

しかし、俺にも頑張る時がすぐに来るとは思わなかったんだな。

 

 

そう。何日か後に、大変な報告が来たのである

 

 

「殿!一大事でございます!」

「どうしたんだ、忠吉。そんなあわてて・・・」

「西三河。平定したかに見えましたが、一向一揆が起こりましてございます!」

「なに!?それで、敵はどのぐらいだ?」

「分かりませんが、殿の家臣、夏目吉信殿、本多正信殿、渡辺守綱殿ら多数一揆側についた模様です」

「・・・そうか。して、なぜ一揆なぞ・・・」

「不入特権を主張する三河三ヶ寺と我らは対立していましたが、守護使不入の特権が侵害されたことで、

本證寺第十代・空誓が各地の西三河各地の門徒に檄を飛ばし、こうなったと」

「現在の状況は?」

「菅沼氏が築いていた砦を襲撃された模様です」

「では・・・もう遅いだろうな」

「恐らく・・・」

「しかし、なんとかせねばな」

「そうでございます」

 

バンッ!

 

「殿!一大事でございます!」

「またか」

「門徒の松平家臣、有力豪族の吉良氏や、今川の残党が一揆衆に加わり、岡崎城まで迫っておりまする!!」

「なんだと!?」

「これは、一大事でございますな」

「仕方無い。出陣だ!迎え撃つぞ!すぐに、戦の支度をいたせ!」

「はは」

「忠吉。そなたは城の守備をしていてくれ」

「わかりました」

 

 

しばらくした後、出陣になった。

 

 

「殿。前線の部隊が戦闘に入った模様です」

「そうか」

 

しばらくした後

 

「殿、少々こちらが不利にございます。あちらも、疲れがたまっている模様なので、少し撤退させた方が・・・」

「そうだが・・・追撃してきた時にどうする」

「そうでございますな・・・」

「よし、脇に伏兵を配置しておけ。追ってこなかったら、殿で撤退させるんだ」

「それは、ようございます」

「よし、退け!」

 

こうして、撤退したが、相手も追ってこなかった。

 

「追ってこないようでございますな」

「そのようだな。伏兵も付いてきているか?」

「大丈夫でございます」

「にしても、もう一度体制を整え戦わねばならぬな」

「そうでございますな」

 

 

何日かした後に俺は頃合いだと考えた

 

「よし、出陣だ」

「わかりました。どうやら、準備は整っているようでございますし」

「忠吉。お前は・・・」

「任せて下さいませ」

「頼むぞ」

 

そして、また出陣だ。俺としての初陣は前だったが、急すぎた。

今回は、準備もある。

 

「出陣だ!」

 

一揆軍とは、馬頭原と、言うところで対峙した。

こちらからの、攻撃で戦いの幕はあけたようだ。

俺も出るべきだろう

 

「我が隊も行くぞ!」

「オオーーーーーーッ!」

 

ウワァァァァァァ

 

皆、絶叫?をあげて、敵に突っ込んでいく。

この隊はどうやら、国木田の部隊っぽいな。

負けるかもしれんぞ。

 

予想に反して、こちらが押している。

国木田はどうやら力を抜いてくれているようだな。

ただ、あいつがちょっと、指示をするとこちらが崩れかかる。

・・・アイツには軍学とやらを教えてもらおう。

 

「敵軍退却していきます!」

「よし、追撃はするな、他部隊の横腹をつけ!」

 

そして、戦自体は俺たちの勝利のようだ。

 

「勝利でございますな!」

 


|