「さて、何をしに来たのか。聞かせてもらおうか」

 

もちろん、今何をしているのか分かっているとは思うが説明しよう。

尋問だ。

 

「さあな。お前には関係ないと思うがな」

 

コイツ・・・なんなんだ

 

「いや、関係大アリだ」

「大無しだ。そして、教えてやらない」

「・・・おまえなぁ、俺ならホントにお前ら一味を消滅させることができるんだぞ?」

「そうか・・・じゃあ、俺が先にお前を殺ってやるまでだ!」

 

すると、ナイフを取り出した。

すると、コイツは・・・

急進派だ!ヤバイ!体が・・・動かない・・・

 

「くっ・・・おまえもしかして、朝倉の一味だったのか」

「・・・・プ」

 

なんだ、この笑いそうな表情

 

「プッハハハハッハハハッハハハ!」

「なんだ、お前何が面白い」

「気付かないのかい?これ、おもちゃだよ」

 

このインターフェースのやろうは手に持っているナイフを落とした。

すると、ポコンパコンという音が響いた。

うわっ、すごいむかついてきたな。

 

「もう、お前って冗談が通じていいやつだなぁ!」

「・・・・・」

 

なんちゅう野郎だ。しかも性格七変化やろうと、きたからまた面倒くさい

 

「で、お前はなんなんだ」

「さあね。わが妹にでも聞いてくれ」

「妹属性あるな?お前」

 

仕返しだ。ざまあみろ。

 

「う、うるさい。コスプレ属性」

 

あれ?もしかして、図星系かこれ。

 

「俺が好きなコスプレは朝比奈さんが来たときとハルヒが来たときぐらいだな、ロリコン」

「それは、お前だろう妹をもてあそんでるくせに。巨乳好きが」

「俺は巨乳好きではないぞ。好きな人ならどんな大きさでもかまわない。大体そんなこといったら、お前の可愛い妹にボコされる」

「あっそう。かっこつけて。見てるこっちが恥ずかしい」

 

などと、ハタから見ればとんでもない論戦を繰り広げていると、部室に到着

 

「もういい、長門に聞く」

「おい待て。それじゃお前は俺はなんて呼ぶ気だ」

「・・・バカでいい」

「わけがわからんぞ。オイ」

「そのままの意味だ。バカ」

「…それでいいと思う」

 

中から長門の声だ。全部聞かれていたのか

 

「ひどいぞ!それは」

「問題ない」

「だな」

「いや、ちょっと、待ってくれ」

 

そして、長門しかいないことを確認して、中に入る。

 

「・・・古泉。お前いつの間に気配を消す術を覚えた」

 

古泉が部屋と同化していた

 

「さあ?偶然ではありませんか?」

「で、コイツはなんなんだ。古泉、長門」

 

一番聞きたい質問だ

 

「僕にも分らないんですよ。ただ、長門さんいわく仲間と思いたくもないが

仲間。一応。と言ってくれまして」

「一応・・・ね。で説明してくれないか」

 

誰なんだコイツは。一応敵じゃないみたいだな。

長門がいうんだ。間違いないだろう。

 

「このバカは・・・春休み中のあの作戦の実行者。そして、思念体内で今一人で権力を握っている

いわば、トップ」

「「・・・・・・・・・」」

 

この無言はもちろん、ニヤケ野郎と俺だ。

 

「な、ながと。そんなやつにこんな口きいて問題は・・・?」

「ない、まったくない、断じてない」

 

いや、そんなこといったら後が怖い・・・

 

「そんな情報機関でも入ってませんよ」

「それもそのはず。これを知っているのはごく一部の人間のみ」

「いつ来たんだ」

「昨日。UFOに乗って、飛行機にぶつかって、学校の裏山に墜落した。おそらく、見つかるのも時間の問題」

 

それは問題大アリだろう

 

「・・・・・・・免許とかないのか?

大体、飛行機にぶつかったら一大事だろうが!」

「ないにきまってるだろう。それに飛行機に情報操作を施したから問題ない。

大体、飛行機を助けてやったから、俺が墜落したんだ」

 

それ以前の問題だろう

 

「それには、同感ですね」

「古泉。モノローグを読むな」

「あれ、さっきの恐怖した態度は?」

「おまえに敬語を使う必要性はないと判断したね」

「それにも、僕は同感ですね」

「ひどいな。お前ら」

「それより、UFOは?どうする気だ」

「大丈夫だ。もともと鉄という物質しか使ってない」

 

・・・飛ばないじゃないか

 

「情報操作だ」

 

なんというご都合主義者だ

 

「で、コイツはなぜ、来たんだ?」

「涼宮ハルヒの能力を奪うため」

 

奪うだと?

 

「頼むから、人聞きが悪くなるような発言はやめてくれないか、有希」

「…もともと、悪いから変わりはない」

 

ああ、なんという兄妹げんかだろうか。

 

「もういい。ただの観察・・・というよりは、ほら、あれだ。無感情なインターフェースも人間と接すると感情がつくみたいな感じだな。

それを、その涼宮ハルヒの能力をいつの間にか身につけているに変えてみるというか・・・」

「ずいぶん、メチャクチャだな」

 

ガチャ

 

「皆さん、こんにちわ~。遅れてすいません~・・・誰ですか~この人~?」

「バカです」

「バカですね」

「…バカ」

 

みんな言ってることは同じだが

 

「そうですか~」

「ちょっと、待て。俺をバカで定着させるな」

「いや、定着でいいと思いますよ。僕は」

 

そこについては、珍しく俺も同感だ古泉。

 

「一応、説明しますよ、朝比奈さん。この人は、飛行機にぶつかって、墜落したUFOに乗った、宇宙人です。

一応、思念体のトップらしいですよ。あくまでも、一応です」

 

強調の使い方はこうらしいな

 

「一応ではないぞ。大体使い方は違うと思うぞ」

「ふ、ふぇぇぇえ。そんなにすごい人なんですかぁぁぁ?」

「ま、バカですからいいんですよバカだから」

 

使い方完璧だな俺。

 

「僕もですよ。」

「だから、人を侮辱するところだけ強調するな!」

「でも、キョン君がそこまで、強調するなら大丈夫みたいですねぇ。

あ、着替えるんで、外出て下さい~」

「そんな・・・誰か聞いてくれ・・・」

 

しょんぼりした、このバカがドアをあけようとすると

 

バンッ!

 

「いたっ!!」

「あら?ゴメン、有樹君!あ、ちょっとどいて、私も着替えるわ、みくるちゃん!」

「ひ・・・ひどすぎるぞこの扱いは」

「まあ、妥当だろうな」

「そうでしょう」

「くそ・・・」

 

それから、しょうがないので、古泉とバカを混ぜて話をしていた。

なぜ、バカを混ぜたって?そりゃ気分だな。情報操作でもされたのかもしれない。

 

「入っていいわよー!」

 

中からハルヒの声が聞こえてきた。

中にはいると、異様な光景が見えた。

朝比奈さんが・・・武将になっているぞ。

ハルヒがウェイトレスだ

 

「いや、ハルヒはいやになるほどかわいいんだが・・・」

「そう?やっぱり?わかってるじゃない!」

「バカバカしすぎるぞ・・・」

 

お前が言うな。

 

「何言ってるんです?それが、団長の耳に聞こえて世界改変でも起こしてみてください。能力を得るどころではありませんよ?」

「確かにそうだな。すまん。俺が悪かった」

 

いつの間に、俺らは仲直りをしたんだろうか。

それはさっきの会話の中にあった。

 

「で、ハルヒがウェイトレスになるんだよ」

「ほう、それは楽しみですね」

「興味があるなそれは」

「お前、女に興味があるのか」

「?そりゃそうだろう、キョン」

「お前にキョン呼ばわりされるのは不愉快だ」

 

大体、俺はここでも、キョンなのかよ。誰か本名でよんでくれ。

 

「古泉お前だってそうだろう?ホモなんていないって普通」

「ホントですか!それは」

「・・・どうしたんだ?お前は」

「いや・・・みんなどこでも、古泉はガチホモだやらいろいろボロクソに扱われてきたのに・・・

僕のことを分かってくれるなんて・・・僕は嬉しい!!」

「「・・・・・・・・・・・」」

「これからもよろしくおねがいします」

「ああ、わかった」

「キョン君も、ちゃんと、この人と仲良くしてください」

「・・・もうなってる気がするな」

「さっき、いろんな意見が一致したもんな」

「『・・・』の間に」

 

と、言うことがあったからだな。

で、この朝比奈さんはなんだ。

 

「何って、武将よ!武将!今は、戦国時代よ!」

「何を言っているんだ」

「そのままよ」

 

俺はやれやれと、言おうとしたがそれより、先にこいつが古泉がこんな発言をしやがった。

そう、察しが良い方はおそらく分かったと思いますが、この発言が原因なのだ。

すべての元凶だ!よく聞いてくれ。

 

「いいですね。戦国時代。僕も昔は戦国時代の登場人物になってみたいと思っていたんですよね」

「ふうん。古泉君って結構ロマンチストなのね」

「いえいえ。ま、夢なんですけどね。僕は『明智光秀』なんか好きですねぇ」

「おい、お前。頼むから裏切るなよ」

「それは、大丈夫ですね。好きだけど僕の性格ではありませんからね。

でも、機関にとっては、一回ほど僕を明智光秀と見ても良い日がくるんではないでしょうかね?たぶん」

 

そして、長門の本を閉じた合図とともに部活終了だ。

 

 

 

 

 

 

 

ふう、今日はいろいろあったな。にしても、トップ見たいなやつがいるのか。

情報も能力があるんだな。

俺はなんか、疲れたのでさっさと寝ることにした。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

「殿、殿!」

「なんだ?まだ、目覚ましはなってないぞ?」

「寝ぼけないでくださいませ!一大事でございまする」

「・・・?何が起きてるんだ?」

 

ここで、俺を周りをよく確認した・・・ここは・・・どこだ!

 

「ちょっと、待ってくれ」

「は。なんでございましょう?」

「ここは、どこだ」

「はぁ・・・ここは、大高城でございますが」

「城?・・・なに!?」

 

ちょっと、待て俺落ち着いて考えをまとめ・・・

 

「それより、殿!今川の殿が、桶狭間にて討たれましてございます!」

「今川?・・・義元か?」

「はい、そうでございます。殿どうかなされましたか?おかしゅうございますぞ」

「すまぬ。なんでもない。ちょっとした冗談だ」

「そうでございますか。とにかく、我々も撤退した方がいいと思いますが」

「む。ではそうするぞ」

「これを機に・・・我らが城を取り返すのもよろしいかと」

「・・・ええと。それもいいが」

 

状況がさっぱりだぞ、俺。

とにかく、いったん状況を落ち着かせよう。

 

「岡崎城をわれらで、取り戻しましょうぞ!殿!」

 

でも、確か今川義元って強かった気がするんだが・・・

ちょっと、安全にしたほうがいいようなきがするな

 

「いや、一歩手前の寺かなんかに入って様子を見るべきだ」

 

寺なんていっていいのか俺は

 

「分かりました。大樹寺にはいりましょう」

「よし、撤退して、そこへ向かうぞ。みなに伝えてくれ」

「は」

 

と、言い残して走って行った・・・。

一応、うまくいった気がするのだが・・・。

こんなんで、いいのだろう。

にしても、状況が分からんな、いったん整理するか・・・。

 

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最終更新:2009年01月25日 12:56