「…ちーっす」
「………」
「…お前だけか?」
「…何か文句でもあるの?」
「いや、そういうわけじゃないが…他の三人は?」
「有希も古泉くんもみくるちゃんもクラスの用事で遅れるんだって」
「そうか」
「………」
「………」
「…お茶飲むか?」
「んー…じゃあ頂戴」
「了解」
「………」
「………」
「…ねぇ」
「んー?」
「暇なんだけど」
「…知るか。たまにはこんな日があってもいいだろ」
「…それもそうかしら」
「…っと、ほら、お茶入ったぞ」
「ありがと…」
「…どうした?」
「…みくるちゃんが入れた方が方が美味しいわね」
「何を今更」
「でもこれはこれでいいかも」
「…なんじゃそりゃ」「………」
「………」
「…暇ねー」
「少しくらいじっとしてらんないのかお前は」
「そうは言ったってすることなさすぎよ!」
「…俺は十分なんだがな」
「そうだ!しりとりしましょ!」
「あぁ、それくらいなら別に良いぞ」
「でもただしりとりするだけじゃつまらないわね…」
「………」
「うん!負けた方は罰ゲームね!」
「…言うと思った」
「負けた方が勝った方の言うことを聞くのよ!」
「…やれやれ」
「じゃあしりとりの『り』からね」
「…リンゴ」
「ごま」
「…──」
「──」
「…イルカ」
「カラス」
「…──」
「──」
「…スイカ」
「『か』…『か』…かまぼこ!」
「…──」
「──」
「…いか」
「また『か』!?何回目よ!」
「二桁いったんじゃねぇか?詰まったら罰ゲームなんだろ?」
「うっさいわね!ちょっと待ってなさい…『か』…」
「………」
「カルサイト!」
「『と』か…扉」
「『ら』…」
「ラクダならもう言ったぞ?」
「わかってるわよ!」
「…と言うかちょっと待て」
「え?」
「さっきのやつはいったい何なんだ…あー…カルなんとかってやつ」
「カルサイト?」
「それだ。全くわからないんだが」
「そんなことも知らないの!?」
「その…何だ。すまん」
「はぁ…カルサイトってのはねぇ、石灰岩の主成分鉱物のことなの」
「………」
「石灰石とか知ってるでしょ?」
「あぁ、一応」
「カルサイトを鉱石として扱う場合はそう呼ばれることもあるわ」
「………」
「わかった?」
「…多分」
「で、なんだったっけ…そうだ、『ら』…」
「いや、それはわかったんだが」
「何よ?」
「しりとりって普通は万人が知る単語でやるものじゃないのか?」
「あ…でも少なくともSOS団のメンバーならこのくらい答えられると思うわよ?」
「…確かに…」
「じゃあ落花生の『い』からね」
「…椅子」
「──」
「…──」
「ポルカ」
「…なんじゃそりゃ」
「チェコの民族舞曲よ」
「…『か』…『か』…勝俣」
「人名はNGよ」
「………」
「もう終わりかしら?」
「…駄目だ。見つからん」
「やった!じゃあキョンが罰ゲームね!」
「…やっぱりカルサイトは反則だと思うんだが…」
「まだ言う気?」
「だって知らない単語言われて他の人は知ってるからってのはないだろ」
「だったら何よ」
「二人とも負けってことで罰ゲーム免除に…」
「駄目に決まってるでしょ!」
「…やれやれ」
「じゃあさ!二人とも罰ゲームってのはどうかしら?」
「…なんだそりゃ」
「だから…耳貸しなさい…ゴニョゴニョ…どう?」
「確かにそれは嫌だが…ハルヒはそれでいいのか?」
「…キョンが相手なら別に」
「………」
「…恥ずかしいから目瞑りなさい」
「あぁ…」
「…ん…」
「………」























「YAYAYA屋根裏に忍び込んでたかいがあったぜ!まさかキスシーンを拝めるなんてな!」
「…屋根裏…誰かに先回りされてますねぇ…」
「…パーソナルネーム『谷口』を敵性と判断…何?」
「まぁ、ここは僕に任せて下さい」
「ん?SOS団メンバーがこんな所に何のようだ?」
「まぁ、そういわずにズボンを脱いで下さい」
「おい!パンツまで脱がすな!ってなんでお前も脱いでるんだ!」
「ちっちゃいですぅ…」
「…貧相」
「やめて!見ないで!俺を蔑まないで!」
「ふんもっふ!ふんもっふ!」
「だから俺をオチに使うなアッーーーーーー!!!!!」

おわり

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