『台風一過のハレの日に』

 

 

○ 第四章:ハレの日

 

翌日の放課後。

やはり掃除当番だった俺が遅れて部室の扉を開けると、そこには昨日とは異なる衣装を身に着けた女性陣が待機していた。

朝比奈さんは、どんぐりのメイド衣装で、定位置に座っている長門はなんとナース服だ。朝比奈さん用に用意されたものなので、若干、いや、長門には申し訳ないが正直かなり胸元が寂しそうに感じられる。

ハルヒは普段朝比奈さんが着ている通常のメイド服だった。ハルヒも決して似合わないわけではないのだが、着る人間が違うとこうも印象が異なるものかと、俺は感心することしきりだった。

こゆきだけが北高のセーラー服のままだが、これだってある意味コスプレには違いないわけで、俺は少しばかり痛む頭を抱えながら、パイプ椅子に腰を下ろした。

 

「なによ、なにか不満でもあるわけ?」

そんな俺の姿を見たハルヒは口元をアヒルにしている。

「いいや、不満なんてないさ」

そう、この光景を見て不満なんて感じるわけはない。ただし、冷静に考えると少しばかり頭痛を感じるのも事実だ。

「有希のナース姿なんて貴重よ、永久保存版よ」

そう言われてあらためて丸テーブルの長門の方を見てみた。手元の分厚い本から顔を上げた長門は、頭の上のナースキャップと白ストッキングにナースシューズという完璧な装いでわずかに右に首をかしげている。

俺は別段ナース服に思い入れはないが、いいか悪いかといえばいいに決まっている。できればナース長門に俺のこの頭痛をなんとか解消してもらいたいもんだな。

「明日は、またローテーションするから、楽しみにするように」

「わかったよ」

別に命令されなくても楽しみにしているさ。ひょっとすると明日は長門がバニーになるかもしれない。連日の永久保存版だな。

 

「どうぞ」

一息ついたところで、こゆきが朝比奈印のお茶を出してくれた。

「ありがとう」

一人だけ制服姿のこゆきがなんとなく浮いて見えるのは俺もハルヒの毒に冒されたのかもしれないな。

「どうしたんですか?」

「いや、なんでもないよ……。それはそうと、朝からここに来てるの?」

「はい。有希さんと一緒に登校しています」

「じゃあ、放課後までヒマだろ。ずっとここにいても」

「本を読んだり、パソコン使わせてもらったりしてますから、放課後まではあっという間なんです」

俺の隣の席に腰を下ろしたこゆきはそういって微笑んでいる。その時、ハルヒの声がした。

「こゆきちゃん、ヒマだったらうちのクラスにきたら? あたしの後ろに机並べればいいのよ」

「また、お前は無茶を……」

「いえ、授業受けてもわからないので……」

「そお? キョンより勉強できるんじゃないの?」

「……」

悔しいが否定できない……。こゆきには数学を教えてもらったこともあった。

「そんなことないですよぉ、涼宮さん……」

いいよ、こゆき、フォローしてくれなくとも…………。

 

 

そんなこんなで、しばらくすると古泉がやっと到着した。

「いやー、すみません、少しばかり遅くなってしまいまし、た?」

古泉は、一瞬、室内の女性たちの姿を見て固まっていたが、賢明にもスルーすることにしたようだ。さすがだな。

「遅かったじゃない? 古泉くん」

「いや、実はですね……」

いつもの椅子に腰を下ろした古泉は、かばんの中からなにやら分厚い冊子を取り出した。表紙ではウェディングドレス姿のモデルの女性がにっこり微笑んでいる。

「昨日のこゆきさんのご要望のウェディングドレスの件ですが、僕の知り合いに話したところ、何とか用意できるとのことでした。それでですね、どのようなタイプのドレスがお好みか、あらかじめ確認していくようにということですので、このカタログを持ってきたわけです」

「やったわね、さすが古泉くん!」

団長席を立ったハルヒは、古泉が差し出したカタログとやらをひったくるように奪い取ると、すぐさま長テーブルの端っこに座ってページをめくり始めた。

「ふわぁー」

朝比奈さんはハルヒの隣に陣取って、一緒にカタログを覗き込んで溜息をついている。

「いいですねーー、どれもこれも……」

「ほらこゆきちゃんも、有希も見て、見て! これなんかどお?」

やがてこゆきと長門もハルヒの周りに集まって、四人でカタログを覗き込んでわいわい言い始めた。いや、正確には長門だけは何も言わずに、一つ一つの写真を見つめるだけだったが。

 

そんな様子を横目で見ながら、俺と古泉は昨日に引き続いて将棋の用意を始めた。

「あんなに種類あんのか、ウェディングドレスって。俺にはあんまり違いもわからんが」

「いやぁ、僕も同じですよ」

古泉は歩を並べながら、

「他にもカラードレスやら和装も含めると、かなりなものです」

「それにひきかえ男は楽だな、タキシードか羽織袴ってところか」

飛車角落ちにしようかと思ったが、今日は飛車落ちにしておこう。

「おや、平手でも結構ですよ」

「ふん、勝負にならんわ」

 

ハルヒたちがわいわいやっている横で、俺たちは黙々と勝負を続けていた。

二局目の中盤に差し掛かかり、古泉が無駄な長考に入ったところで、ハルヒから声が掛かった。

「ねぇ、キョン、ちょっと見てよ」

「ん、どうした?」

俺はハルヒの後ろに回って、朝比奈さんとハルヒの間から顔を出して開かれているページを覗き込んだ。古泉が持ってきた分厚い冊子には、ところどころに折り目がつけられ、付箋がはさんであるようだ。

「あたしはね、これがいいかなと思うんだけど、キョン、どう思う?」

ページの中のモデルさんが着ているのは、わりと体のラインにぴったりしたタイプで肩口が大きく開いているものだった。

「結構シンプルなんだな」

「オフショルダーのマーメイドラインですね」

いつの間にか古泉もテーブルの向こう側から覗き込んでいた。

「涼宮さんらしくていいんじゃないですか」

「でしょー、でね、みくるちゃんはねー……」

ふん、ハルヒが何を選ぼうが全部『涼宮さんらしいですね』って言うんだろ、お前は、という目で古泉を睨んでやったら、古泉は肩をすくめていた。

「ほら、これ」

といってハルヒが開いたページには、なんとミニスカートのウェディングドレスが……。こんなものもあるのか。

「だから、涼宮さん、それはいやだって……」

ニヤニヤしているハルヒから冊子を引き寄せた朝比奈さんは、ページをぺらぺらーっとめくって、スカートがふわっと広がったオーソドックスなお姫様のようなタイプを選びだした。

「わたしは絶対これです!」

なんと珍しく朝比奈さんがハルヒに逆らっているではないか。ウェディングドレスに対しては、未来の女性としても強い思い入れがあるだろう。

「えー、さっきのがいいのに」

「だめです!」

終始ニヤニヤしているハルヒは単に朝比奈さんの反応を楽しむためにミニを選んでいるようだな。

「とにかく、二つ三つほど候補を選んでわかるようにしておいてください。まったく同じものを用意できるとは限りませんし、現物を見るとイメージが違うかもしれませんから」

「わかったわ、古泉くん」

その後は俺と古泉も含めて全員で、あれやこれやと大騒ぎをしながら、ドレスの候補を探し続けて、その日のSOS団の活動は終わったのだった。

 

ハルヒの言葉通り、その週は日替わりでコスプレが続いた。

水曜日以降、ハルヒは、ナース服にどんぐりメイド服、朝比奈さんは、バニーに普段のメイド服、長門は朝比奈さんのメイド服とバニーだった。しかも長門のバニーは新色の白だった。どうやらハルヒや朝比奈さんが身につけていたものではサイズが合わないため、またハルヒが購入したようだ。グッジョブだ、ハルヒ。

こゆきはサイズが合わないのを無理してナース服を着ていたが、それでもよく似合っていたな。

金曜日は全員揃ってまたどんぐりメイド服を着ていた。

 

「なんか毎日着ているとヤミツキになりそう……、みくるちゃんが毎日着ている理由がわかるような気がするわ」

メイドの衣装は似合うが立ち居振る舞いがなっていないハルヒが、団長机の横に立ってくるっと回りながら妙なことを言っている。

「わたしは別にそんな……」

朝比奈さんは小さな声で反論している。そうですよね、ハルヒとは一緒にしないで欲しいですよね、朝比奈さん。

「いよいよ明日はウェディングドレスを着るのよね、楽しみだわ、こゆきちゃん」

「はい、涼宮さん!」

「それでその件なんですが……」と古泉。

「なに?」

「当初は鶴屋さんのご自宅をお借りしようかと考えていたのですが、ちょうど明日、僕の知り合いが関係しているホテルでブライダルフェアを開催することになっていまして、よろしければそちらでいかがでしょうか」

「ブライダルフェア?」

「ええ、結婚を予定しているカップル向けのホテルのイベントでして、チャペルでの模擬挙式とか、料理の試食とかもあります。そこで、まぁ、ウェディングドレスのモデル役として登場するというのはどうでしょうか」

「いい! それいい!!」

きらきらと目を輝かせるハルヒに対して、やや戸惑いの表情を浮かべる朝比奈さん、長門はまぁいつもどおりだ。

「いいわよね、こゆきちゃん」

「はい、わたしは構いません」

「では、そういうことで、明日はよろしくお願いします」

 

 

土曜日も秋晴れのいい天気だった。

古泉の知り合いが関係しているという、まぁ早い話が機関のホテルは、小洒落たシティホテルだった。朝九時過ぎにホテルに到着した俺たちは、男女で別れて更衣室へと向かった。

 

「結局、俺たちも着るんだな」

俺はライトグレーのタキシードの上着に袖を通しながら、隣で襟元を直している古泉に話しかけた。

「僕たちだけが普段着というわけにもいきませんからね。まぁいいじゃないですか、これも貴重な経験です。いや、予行演習ですか?」

「何の予行演習なんだよ」

「いやー、あなたがうらやましいですよ」

ふん、何が言いたいのかわからんが、古泉はいつもより大げさに笑っていた。

 

「さて、この後のスケジュールなんですが……」

古泉の説明によると、まずは模擬披露宴会場でウェディングドレスの紹介に登場した後、チャペルの挙式でのモデル役をやるそうだ。ちなみに少しばかりのアルバイト代も出るらしい。

「模擬挙式は最後の方になります……」

「最後?」

「ええ。他のメンバーは先に着替えていますので、あなたの晴れ姿を見学させてもらいますよ。お相手は勝手ながらこちらで決めさせていただきましたが、よろしいですか?」

「いいよ、別に。お前とのペアでなければな」

「あははは、そういっていただけると思っていました……。さて、そろそろ行きましょうか。女性の皆さんも用意できていることと思います」

 

俺と古泉が控え室で待ってしばらくすると、女性陣が到着した。

 

「やぁやぁ、どうだい、めがっさ似合ってるかな、キョンくん、古泉くん」

先頭を切って登場の鶴屋さんは、シャンパンゴールドに花柄の刺繍がいくつも施されたドレスで、束ねた長い髪を覆うレースの飾りがとっても素敵だった。

「あたしとこゆきちゃんはオーソドックスにAラインにしてみたんだ」

Aライン?

「あぁ、腰から下、スカートにかけてAの字みたいに三角形に広がるタイプなのさ」

 

「キョンくん……」

鶴屋さんの後ろから恥ずかしそうに出てきたこゆきは、純白のドレスで胸元とスカートに大き目のお花があしらってあるものだった。ウェストに結ばれた薄いピンク色の大きなリボンがアクセントになって、とってもキュートだ。手に持ったブーケも白とピンクで飾られている。

「かわいいな」

「ありがとうございます」

にっこり微笑むこゆきはすごくうれしそうだった。

 

長門は、スタイルどおりのスレンダーなタイプで、大きくうねるような感じで立てられているホルターネックの襟の飾りと胸元のレースが可憐だ。長く後ろに伸ばしたスカートの上の白いレースのすその部分には花柄の刺繍がある。ショートカットの髪には大き目のティアラが輝いていた。

「…………」

長門は無言で俺のことを見つめているが、俺はすでに圧倒されていてそんな長門に向かって声を発することもできなくなっていた。

 

次に登場した朝比奈さんは、先日の部室で「絶対これ!」と主張していたお姫様のようなドレスだった。

丸くふわっと大きく広がったスカートに幾重にも重なって広がった長いレースを引きずるようにしている。オフショルダーの胸元には細かい刺繍がいっぱいあり、また、腰の後ろには大きなリボンが飾られている。

「わたし……すっごく感動してますぅ」

大きな瞳をうるうるさせている朝比奈さんの大きく開いた胸元には、パールのネックレスが揺れていた。さすがに星型のほくろまではわからなかった。

 

「お待たせー、真打登場だよ、どう、キョン、古泉くん」

せっかくウェディングドレスを着ているんだから、少しはおしとやかにした方がいいだろうに、ハルヒはいつものパワー全開でこの控え室にやってきた。

ハルヒもこの前のカタログで選んでいたような、オフショルダーのマーメイドラインのドレスだった。スタイルのいい体のラインにフィットした純白のドレスがまぶしすぎる。

胸元のコサージュも少しばかり大人っぽく、レースのロングベールの刺繍もとってもきれいだった。

 

今ここに五人の個性的な美少女がそれぞれの特徴を活かしたウェディングドレスに身を包んで俺の前に並んでいる。自由度四の時空間で互いに直交するベクトルのように、一人ひとりの方向性は全く異なるが、美しさのスカラー量は無限大に思えた。

俺も、隣で呆然としている古泉も、ただただ圧倒されるだけだった。

「……ある程度、想像はしていましたが、今、こうして五名揃われると……、圧巻です……、どう声をお掛けしてよいものか……」

古泉らしいややオーバーな表現ではあるが、俺も概ね同意だ。

「どう、古泉くん、誰が一番きれいかな?」

「つ、鶴屋さん、それは答えるのが無理な質問ですよ」

「あははは、じゃあ、キョンくんはどうだい? 現代の地球人も捨てたもんじゃないだろ?」

「いやぁ、鶴屋さん……」

この人はどこまでわかって質問しているんだろうね。

 

そのあと、写真室に移動して記念写真を撮ってくれた。最初に全員揃って何カットか撮影し、次に十組できるカップルごとに撮った。最後に女性のみ一人三カットずつ撮影したのだが、ポーズを取りながらなので、結構時間が掛かった。

その後は、擬似披露宴会場で、他のモデルさんたちも含めてウェディングドレスのミニファッションショーが開かれた。でも、お世辞抜きで、俺たちSOS団の女性たちが一番良かったと思うな。

 

それからしばらくしてからのことだ。

「ちょっと時間が押しているようです。すみませんが涼宮さんと一緒にチャペルの方に向かっていただけますか」

「そうか、わかったよ」

古泉の言葉を受けて、俺はハルヒと一緒にチャペルに急いだ。

そうか、やっぱり相手はハルヒか。古泉のすることだから予想はしていたがね。

廊下を歩いていると、ブライダルフェアを見学に来たアベックが、時々俺たちを見て歓声を上げているようだった。

「なんか気分いいわね」

「うん、まぁな」

チャペルの入り口で、模擬挙式の手順と式次第について係りの人が説明してくれたが、だんだん緊張感が高まってきて、結局聞いたことは俺の頭の中にはたいして残らなかった。

「とにかく、やっていただくことについては係りの者が都度説明しますので、それにしたがっていただければ大丈夫です」

「うん、わかったわ。キョン、しっかりやりなさいよ」

「はいよ」

この時はまだなんとかなりそうだった。

しかし、いざ挙式が始まり、パイプオルガンの音と共に父親代わりの係りの人に付き添われてバージンロードをゆっくりと進んでくるハルヒの姿を見て、俺はなにもかも吹っ飛んでしまった。頭の中がハルヒのドレスのように真っ白になってしまった。

模擬挙式なので、いろいろと見学者に説明しつつ式次第が消化されていくのだが、俺は、俺の隣で白いベールを被ったままうつむき加減のハルヒのことが気になって仕方なかった。

 

「では、指輪の交換を……」

係りの人がハルヒの左手から白い手袋をはずした。俺はハルヒの手をとり、手渡された指輪を薬指にそっとはめた。当然サイズなんか合わせていないのでやや大きめだったが。その後、ハルヒは俺にも指輪をはめてくれた。

「誓いのキスを……」

もちろんマネだけ、ということは係りの人にもハルヒにも念を押されていた。それでも恐ろしく緊張しながら俺はそっとハルヒのベールを上げた。

ずっとうつむき加減だったハルヒは、ここで始めてゆっくりと顔を上げた。そして、俺のことを見上げたハルヒは、なんとにっこり微笑んでやがった。それも今まで見たことがないくらいの最高の笑顔だった。

 

こいつ、楽しんでるな、この状況を……。

 

そのハルヒの笑顔で、わずかに緊張が解けたような気がした。俺はハルヒの白い肩に両手を乗せると、ゆっくりと頭を下げてハルヒの顔に近づいていった。

やがてそっと目を閉じたハルヒは、聞こえないぐらいの小さな声で言った。

 

「マネだけよ、まだお預けだからね、その時まで……」

 

 

退場するときになって、やっと俺も肩の力が抜けた。

俺の腕に巻きついているハルヒは、見学に来ているカップルたちに満面の笑みを振りまきつつ軽く手を上げて拍手に応えていた。

チャペルの最後尾の席には、先に普段着姿に戻ったこゆきたちSOS団の一行が来てくれていた。朝比奈さんはハンカチを握り締めて瞳にあふれんばかりの涙をためつつ、

「……おめでとうございます、涼宮さん、キョンくん……」

と、言っていたが、いや、別にマジで結婚したわけではないんですけどね、朝比奈さん……。

長門は無表情ながらも黒い大きな瞳をさらに大きくして俺とハルヒのことを見つめていた。

「涼宮さん、素敵です……」

両手を胸の前で握りしめて俺たちのこと見上げていたこゆきも感動してくれていたようだ。

そのこゆきの姿に気付いたハルヒは、手に持っていたブーケをこゆきに手渡した。

「ありがとう、こゆきちゃん。おかげでいい経験もさせてもらったわ。こゆきちゃんも体に気をつけてね」

「す、涼宮さん……」

「そして幸せをつかむのよ!」

「はい!!」

 

俺たちとは関係ない見学者も含めて自然と沸きあがる拍手の中で、ハルヒはこゆきをそっと抱きしめた。

俺は、そんなハルヒとこゆきの姿をじっと見つめている長門に話しかけた。

「こゆき、幸せになって欲しいな」

長門は小さく肯いた。

 

 

第五章に続きます

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最終更新:2020年10月20日 00:04