長門有希。
それが私の名前。
今日はSOS団の不思議探索にきている。
 
グループ分けは私と涼宮ハルヒと朝比奈みくるの三人。
 
私の役割は涼宮ハルヒの観測。
だから私は涼宮ハルヒに対して自己的に干渉するのを望まれていない。
 
「ねぇ!新しいアクセサリショップができたんだって!」
「ふぇ、そうなんですか?」
「行ってみましょうよ!有希も行くわよね」
 
…肯定の動作。
 
「決まりね!じゃあ行きましょう!」
 
言 ない…図書館に行きたいだなんて…
 
「あれ?涼宮さん?」
「あ、阪中さん?」
「SOS団のみんなでお出かけなのかな?」
「えぇそうよ。そっちはルソーの散歩?」
 
ルソーが尻尾をふりながら朝比奈みくるに近づいていく。
 
「そうしたいんだけど…急用が入って帰らなきゃいけないのね。ルソーの散歩も満足に出来なかったのね」
「そうなの…じゃあ私達が散歩させてあげようか?」
「えっ?いいの?」
「構わないわよ!どうせぶらぶらするだけだし!」
 
というわけで公園
 
「ほらルソー!棒っきれを取ってきなさい!」
「わっ!凄いですぅ」
 
涼宮ハルヒと朝比奈みくるがルソーと遊んでいる。
とりあえず私はベンチに腰をかけ本を読むことにした。
 
2人の声を背景に本を読み進めていく。
 
…ユニーク。
 
「ルソー!お座り!」
「お利口さんなんですねぇ」
「じゃあ次は…おまわり!」
「すっ涼宮さん!それは駄目です!」
 
…?
 
「へ?どうしたのみくるちゃん」
「知らないんですか!?お犬さんはグルグル回りすぎるとバターになっちゃうんですよ!?」
 
…朝比奈みくるの脳に対する情報操作の許可を申請する。
 
「そうなの!?」
 
…許可はおりない。
…というか突っ込みたい。
…気になって本が読めない。
 
「有希!知ってた?」
 
…せめて「本当?」と聞いてくれれば訂正のしようもあったのに…
 
「…知らない」
 
朝比奈みくると涼宮ハルヒはおびえた目でルソーを見ている。
 
「ゴメンねルソー!あなたをバターにしてしまうところだったわ!」
 
…涼宮ハルヒにも情報操作を行いたい。
…通信?思念体から…
 
……………………………え?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ピリリリリリリリ
 
「ん?長門からだ。古泉ちょっと店でるぞ」
「わかりました」
 
「もしもし?」
「…あなたは今どこにいる?」
「ん?駅前の本屋だが」
「…そこから外の様子を見てほしい。何か変化は?」
「…バターがビッチャビチャに広がってる…なんだあれ」
「…実はかくかくじかじかにより涼宮ハルヒが犬はグルグル回りすぎるとバターになると信じてしまった。今や世界中の犬がバターになっている」
「…何やってんだ朝比奈さん」
「…諸事情により対処が遅れるが気にしなくていい」
「諸事情って…何かあったのか?」
「…静かに本が読みたい」
 
そんな休日
 
おわり
 


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