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とある日の夜中

僕はベットの上に倒れこんでいた

SOS団の活動は楽しいが疲れる

 

笑顔は完全に消えていた

これでも外では笑顔を崩さないスタンスを保っていれるのだから、自分ながら不思議だ

 

僕は、機関から与えられた任務を忠実にこなし続けていた

 

 

 

ブーッブーッブーッ

 

携帯のバイブレーション音が室内に響く

僕はそれを手に取りボタンを押す

 

『もしもし、古泉です』

 

―――【やあ、久しぶり】―――

 

 

僕はその声に旋律を覚えた

まさか・・・貴方は

 

しかし、何故貴方が・・・

 

 

―――【私を忘れてしまったんだね。悲しい事だ】―――

 

 

貴方は・・・

 

 

――もし

 

 

でも、何故だろう

 

 

―しもし

 

 

貴方の声を聞くと――

 

 

『もしもし!!古泉!!』

 

 

『わっ森さん!?』

 

 

『そうよ、どうしたの?アンタ電話出てからずっと無言だったけど。死人が電話出たのかと思ったわよ』

 

『すみません・・・え、電話かけてきたの森さんですか?』

 

『今貴方と話してるのは誰でしょう?』

 

『森さん・・・ですよね』

 

 

『?? どうしたの古泉』

 

『気にしないで下さい。それより要件は?』

 

『あ、そうそう。荒川から召集がかかったのよ。機関のメンバー全員』

 

『全員ですか!?』

 

『ええ、本部に集合。明日の午後一時よ、分かった?』

 

『了解です。ですが全員に招集をかけるなんて・・・何が起きたんですか?』

 

『それは私個人が話せることじゃないの。明日全てを話すわ』

 

『はい・・・わかりました』

 

『じゃあね。おやすみ古泉』

 

『はい、おやすみなさい森さん』

 

 

電話を切ると僕はベットの上に倒れこんだ

本部から招集がかかった・・・一体何なんだろう?

そんな大規模な招集をかける問題・・・涼宮さんの事だろうか?

 

何時の間にか瞼が耐えきれない程重くなっていた

僕はそのまま崩れ落ちるように夢の世界へと溶け込んでいった

 

 

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その日はとても寒い日だった

季節は春。今は春休みの最中だった

 

今日はSOS団の活動も休み。

本部からの召集も実に良いタイミングで行われたものだ

 

とはいえ僕は休みたかったのだけれど・・・なんて思いながら本部へと足を運んだ

 

これから始まる生死を掛けた長い長い闘いなんて、この時は考えもしなかったから

 

 

森さん「やっ古泉」

 

古泉「おはようございます森さん」

 

荒川「おはよう。古泉」

 

古泉「荒川さん、御久し振りです」

 

荒川「ああ、その様子だと園生とは結構頻繁に会っているようだな」

 

森さん「あははっバレちった☆実は同棲なんかも・・」

 

古泉「いえ、会ってませんよ。電話で少しやり取りをしているだけです」

 

森さん「アンタ少しくらいは空気読みなさいよ!!」

 

古泉「す、すみません」

 

圭一「はっはっはっ久し振り」

 

裕「君達も相変わらずだね」

 

古泉「これは圭一さんに裕さん。お恥ずかしい限りです」

 

 

久し振りに会話を交わす機関の面々と、名残惜しい再開も終わりを告げた

 

今僕は会議室にいる

巨大な会議室だ

 

荒川さんが資料を手に、みんなの注目するホワイトボードの前に立っている

 

 

荒川「では、これより諸君に集まって貰った理由を教えたいと思う」

 

森さん「この映像を御覧下さい。我々機関の持つ特攻部隊・・・通称『飛紅』が神人と戦闘している場面を撮影したものです」

 

古泉「これは・・・」

 

森さん「そうよ古泉。あの子が戦死した時の戦い」

 

 

そういえば、僕の仲間がこの前一人死んだんだった

すっかり忘れていた

 

・・・え?僕は何を言っているんだ?

 

 

圭一「どうしたんだい古泉君?」

 

古泉『ハッ!?』

 

森さん「また考え事?最近多いわよ。今は大事な会議の最中なんだから・・・少しは機関の一員だって自覚を持って頂戴」

 

古泉「すみません・・・」

 

森さん「それで戦闘の場面」

 

動画が再生されていく

そこには僕の戦友が神人に叩き潰される瞬間の場面が映っていた

 

森さん「はい、ここでストップ」

 

裕「これは・・・」

 

荒川「気付いたか?そう、この神人には涼宮ハルヒ以外の存在、第三者の力が関与している」

 

古泉「第三者?」

 

荒川「我々も詳しくは分らん。あくまでこれは推測でしか無いのだが・・・いや、無かったのだが」

 

古泉「無かった?」

 

荒川「とりあえず聞いてくれ。私達はこの神人に関与する第三者の力は【組織】の物だと思っていた」

 

古泉「組織・・・と言うと」

 

荒川「そう、我々機関と背反するものだ」

 

 

組織・・・彼女、橘 京子の・・・・

 

 

荒川「我々は神人を『消滅』させる力を持っている。向こうは逆に『供給』する力を持っているのだ。これは前に説明したな?」

 

古泉「つまり・・・『組織』が神人に助力したと?」

 

荒川「そう、その可能性が高い」

 

古泉「しかし彼女たちも、世界の安定を求めている筈・・・故に佐々木さんを使って世界の秩序を保とうとした・・・」

 

荒川「その考え方で見解を望めば、確かに組織は関連しているとは決定づけられん。だが、届いたのだ」

 

古泉「届いた?」

 

荒川「ああ、組織から機関に対する宣戦布告の手紙が・・・な」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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