TYPE-MOONの公式設定に少し朝倉涼子を婚約者の補足を極々たまに追加したものです。



・リビングデッド(第五話より)
見たまんまで生きる死体。食屍鬼(グール)が他の遺体を喰らいまくった結果、欠けた肉体を補い幽体としての脳を形成したもの。
期間としては数年掛かる。戦闘力では単純に死んだ者たる死者に劣る。が、れっきとした自我を持った吸血鬼である。

*補足説明
・グール
吸血鬼になるにも適性が必要。で、吸血鬼に血を吸われ、かつその血を送り込まれた者の死体が数年経ち、
脳髄がドロドロに溶けきって肉体という器というより鳥籠から開放されたらこうなる。
自らの欠けた体を補う為に他者の死体を喰らうから食屍鬼と書く。あまり頭はゾンビレベル。

 

 

 

・弓塚さつき(第五話より)
月姫ファンにはさっちんの愛称で親しまれる可哀想で哀れで不憫な子。月姫の主人公、遠野志貴のクラスメイト。
中二の頃に体育倉庫に閉じ込められていたところを助けられて以来、志貴が好き。
ひたすら一途なタイプで思ったらその人のことしか考えられなくなり突っ走る。が、内気なのでただ志貴を遠くから見るだけ。
生活力がほとんど皆無。だが、何故か周りから色々貰える。結構甘え上手らしい。人間としては普通。
18代目のミハイル・ロア・バルダムヨォンに噛まれるが、肉体・霊的ともにポテンシャルが高く半日で蘇生しすぐに死徒になった。
そのポテンシャルは親である18代目ロアを軽々と越え、アルトルージュすら蹴散らした初代ロアに匹敵する。
アルクェイドの出力15%だったら不意打ちでギリギリ勝てる。ちなみに通常のアルクェイドは出力30%。
範囲内のマナを全て抹消する固有結界『枯渇庭園』を持つ。

 

 

 

・死徒(第五話より)
吸血鬼の大部分を占める種族。死徒になるにはグール、リビングデッドを経由する。
第五話から登場した弓塚さつきの場合は霊的なポテンシャルが馬鹿みたいに高かった為にこの過程を一日ですっ飛ばした。
血を吸わないと遺伝情報が急激に崩壊してしまう為に血を吸う。長く生きる死徒ほど食事量も大きくなる。
日光に浴びると焼けるわけではなく遺伝情報の崩壊が加速されるので苦手。月が赤い夜だと最強で教会も討伐は行わない。
ちなみに死徒の人知を超えた力はあくまでも人間の能力を長年かけて高めたもの。なので数百年生きると一般人も彼らのようになる。
意外に社会のバランスを見つつ行動する人が多い。
根城は招かれた人の前でのみ姿を現す。幾重もの結界と強大な魔力で囲まれ自然すら騙すあたり妖精の世界に近い。



 

・教会(第五話より)
教会は聖堂教会を指す。魔術協会は協会であり字が違うがややこしい。
キリスト教会の中の異端狩りが巨大化して組織になったもので世界最大の組織である。
言ってしまえば古泉の居る『機関』という組織よりも世界的な影響力が強い。
人間として外れてしまった存在には最大の敵。厳格ではあるのだが案外非道ではなく、悪魔祓いには拒否権がある。
神の教えに反したモノを一切認めない。その為、表向き”異端”を無いものとして扱いつつ熱狂的にぶっ殺そうとする人が中にいる。
代行者と呼ばれる悪魔退治が居る。シエルがそれ。全ての異端を消し去り、人の手に神秘を正しく管理するという機能。
奇跡は選ばれた者だけの物と考えるので魔術師を処罰したり研究成果を抹消したりする。おかげで魔術協会とは何回も衝突している。
ただし教会の代行者の身分であるにも関わらずシエルは比較的信仰心が薄いので魔術を使いまくる。
魔術協会とは停戦中だが今でも殺し合いは行われている模様。時に共闘する。
聖遺物の管理・回収をする第八秘蹟会、各教会が保有する騎士団、聖堂教会本部が隠し持つ埋葬機関など内部は結構複雑。



 

・真祖(第五話より)
生まれた時から吸血鬼の吸血鬼。体を持った自然霊で精霊に近いという感じ。
朱い月のブリュンスタッドと呼ばれる死徒二十七祖の三位が最初の真祖とされ、後々の真祖を作ったのも彼である。
朱い月そのものは男であったため、アルクェイド=ブリュンスタッドのような女性の真祖は生まれる事は稀で珍しい。
”世界”に望まれても人々には望まれないが為に、隠れて住むようになり、やがて数を減らしていった。
朱い月以外は朱い月の固有結界が生み出した彼の後継者候補、かつ自己を守れない”世界”が触覚として生み出したもの。
つまり朱い月の固有結界と自然が生む存在。世界の一部である為に世界を思い通りにする空想具現化が出来る。
『思う』だけで空想具現化が出来るのだが、『吸血衝動』という自分の欠陥を抑える為にほぼ全ての力を使うので本来の力を出すのは困難。
吸血衝動に屈した真祖は魔王と呼ばれ、抑えていた力も含めて全力でいけるので普通の真祖は足元にも及ばない。
アルクェイドはこの魔王を倒すために生み出された存在である為に、吸血衝動を抑えつつ高いポテンシャルを誇る。
真祖とは必要に応じて発生する現象のようなもの。ただし対魔王たるアルクェイドに関しては完全に無から創出された。
真祖と人間の間に子供が生まれたという例が過去にたった一つ存在する。
ちなみに死徒二十七祖の九位たるアルトルージュ=ブリュンスタッドは真祖の失敗作。

*補足説明
・アルトルージュ=ブリュンスタッド
死徒二十七祖の九位。死徒における吸血姫で実質的には二十七祖の頂点。アルクェイドの姉的な存在。
真祖の失敗作で真祖と死徒の混血。普段は優れた能力も無いロリっ娘だが二段変身をすることで凄まじい力を発揮する。
ただ死徒二十七祖の一位プライミッツ・マーダー、八位のフィナ=ヴラド・スヴェルテン、六位のリィゾ=バール・シュトラウトを率いており、
この時点で最強と言える為にその必要性がほぼ皆無である。
血と契約の支配者という異名の通り、ズェピア・エルトナム・オベローンと契約し、彼を現象にしてワラキアの夜にした。
*補足説明2
・朱い月のブリュンスタッド
死徒二十七祖。真祖であり、死徒であり、月のアリストテレス(月で最強の生物)である。全ての死徒を生み出した張本人。
性別としては男性。ゲームに現れる朱い月はアルクェイドの深層心理の存在であるために女性の格好をしている。
月に何も無くなった為に見捨てて、美しい世界を求めて地球へと降り立った。
そこでFateでもお馴染みキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグに殺されながらも、ゼルレッチを死徒にした。
自分がいつか滅ぶと予見しており、自分を内包して地球に属する後継者を作ろうとして生まれたのが真祖。
しかしいずれも満足がいかず、かつ後継者が生まれる前にゼルレッチに殺されてしまった。
死ぬ前に”自らが潜在する真祖”が生まれるという固有結界を残していた。
ブリュンスタッドの称号を得る吸血鬼は限りになく朱い月に近い能力を持っており。現時点でアルクェイドとアルトルージュの二名のみ。
現在はアルクェイドの中に潜在し、夢の中で二十七祖番外位ミハイル・ロア・バルダムヨォンと遠野志貴にアルクェイドの姿で出会っている。
因みに後に述べるメレム・ソロモンとグランスルグ・ブラックモアはこの朱い月の死徒である。



 

・エーテライト(第五話より)
正式的にはエーテル・ライト。エルトナム家に伝わる第五架空元素たるエーテルを編んで作られたミクロン単位のモノフィラメント。
本来は医療用の擬似的な神経で、生物に接触することにより神経とリンクして擬似神経となる。
使いこなせるのはエルトナムの者だけか、才能がある者だけである。
相手の『知識・経験を共有・複写する』というハッキングが脅威。その場所の記憶も読み取ってしまう。鞭にもなる。



 

・アトラス(第五話より)
アトラス学院。魔術協会三大部門の一つである。蓄積と計測の院。その名の通りアトラス山脈に存在する。
三大とは言っているが実際は独立した頭脳集団であり、所属するには最低でも三つの分割思考と高速思考が必要となる。
因みにプラハの錬金術師曰く、アトラスで研究されている武器をフルに使うと世界を七回滅ぼせるという。
ゴドーワード・メイデイと呼ばれる玄霧皐月もここに在籍した。
色々なところから煙たがられてる。



 

・ワラキア(第五話より)
ワラキアの夜。死徒二十七祖の十三位。正体不在(アンノウン)。ワラキアの夜。本名ズェピア・エルトナム・オベローン。
誰も見たことはないが存在するとされる死徒。人の噂を纏って具現化されたものをタタリと呼ぶ。
ズェピアが組み上げたタタリという式によって引き起こされる現象。生物ではなく現象として永遠を目指したモノ。
第六法と呼ばれる魔法に挑み霧散したズェピアの霊子を社会の噂で指向性を付与する。
人々の噂を操り、流布させ、局地的に増大・収束させて最終的に一つの明確な決まりごとまで育てるシステム。
存在そのものが『人々の心をカタリにする』という固有結界であり、噂が現実味を帯びた時に一晩限り具現化。
その噂がどのようなものであれ自分に血を吸われて死ぬというように曲解し、噂を実行する。
正体不在とされる謂れはこれで、時には巨獣、時には殺人鬼、と規模や内容が毎回噂ごとに異なるため。
極端な話がゴジラにも、ウルトラマンにもなれるということ。
なお具現化されたモノは人々の恐れるイメージなので倒すことも逃げることもできない。
固有結界なので完全に具現化できるのは一晩だけで、噂が決定していない限り倒せない。決定したらカタチを崩すことは出来る。
ただしいずれにせよ現象はそのまま殺戮を行う。噂の元となる人間が全て死んだときにタタリは終わる。
『ワラキアの夜』と呼ばれる由来は初めて出現した場所がルーマニアのワラキア地方だから。
発生条件
1、噂となるものは個体、出来れば人間の延長でなければならない。これは絶対条件ではなくズェピアが知性を働かせるため。
2、伝説が広まる区域は社会的に孤立している必要がある。
3、噂が広まる区域の中には一名から数名の受け取り手がいなければならない。
4、噂が広まる区域はあらかじめタタリが定めた場所でなければならない。

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最終更新:2008年07月12日 02:49