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『ご搭乗の皆様、間もなく当機は射手座スパイラルアームヴィロス星系にデフォールド致します。
現在荷電粒子レベルは良好。尚、デフォールドの際軽いショックを伴う事がありますので、シートベルトの着用をお願いします』

 

「もう食べられないわ…」
「起きてください、涼宮さん」
「んぁ?なぁにー…」
「そろそろ到着ですよ」
頭が痛い…、やっぱりフォールドは何度やっても慣れないわね。覚醒しない頭を支え、

私の事を起こした朝比奈みくるを視界の端に捉えた。この子は私のマネージャー、

一応歳上なんだけどねどう見ても私と同じぐらいにしか見えないのよ。

まったく、羨ましい限りだわ。
「うぅ…ん」
未だに眼が冴えない私の横から眩い光が差し込んできた。
私は光が差してきた方に視線を向ける。
「うわぁ…」
私の眼前に飛び込んできたのは、広大な宇宙空間にその存在感を示すかのように群れを成した船団、「マクロス・フロンティア」だった。
私は色んな船団を駆け巡っているんだけど、その中でもこの船団は凄いわね。
私の出身であるギャラクシー船団にも引けをとらないわね─────

 

 

 

『This is GFS one zero eight, belong to galaxy starliner.Reply to me, Frontier Control.』
『GFS one zero eight, this is Frontier Control. Welcome.
我が船団は銀河の妖精、ミス・ハルヒの来訪を心より歓迎する────』

 

 

 

 

「わぁ…海!見て見てみくるちゃん!海があるわよ!」
「ちょっまままってください涼宮さん!そんなに引っ張ったら…あぅ!」
「ちょっと!?何やってんのよみくるちゃん、大丈夫?」
「あたた…うぅ…痛いですぅ…」
「まったく、しっかりしてよね。みくるちゃんあなたは私のマネージャーなんだから」
「はっはい…!がが…がんばります!」

私の膝元に倒れ込み、健気な瞳を潤わせながら微笑む彼女の肩に軽く手を添え、
再び私はフロンティア船団を視界に捉えた。次のステージは此処。
あぁ、考えただけでワクワクしちゃうわぁ、皆待っていてくれるかしら─────

 

 

 


 かつて、巨大な異星人との星間戦争により、滅亡の危機に瀕した地球人類は、種の保存を主眼におき、大宇宙への進出に未来を託し、新天地を求め銀河系の各方面へと旅立って行った。
 
 そして、西暦2059年。数えて25番目となる移民船団。
新マクロス級移民船団マクロス・フロンティアは、新・統合軍による旗艦アイランド1を中心に、
大小数千隻の宇宙船で構成され、1000万以上の人が暮らしている。
地球上と何ら変わりのない環境が人工的に造り出された宇宙船は、銀河系の中心宙域に向け大航海を続けていた───────

 

 

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