「よし、今日は何賭ける?」
「おでん。牛すじ。」
「もうこの時期には無いんじゃないか?」
「じゃあカレーまん。」
「それもないと思うが。」
「じゃあフランクフルト。」
「それならあるだろうな。」
「今日こそ勝つ。」
「いや、俺が勝つ。つーかオセロくらいしかお前に勝てん。」
「長門さん、応援してますよ。僕の仇を討ってください。」
「お茶が入りましたよ。」

「どうしてその上のマスじゃないんですか?3つ損しましたよ?」
「それを取ってもすぐ返されるだろ。目先しか見てないからお前は強くなれないんだ。」
「…長門さん?」
「……難しい選択を迫られている。どこに打っても反撃される。」
「僕にはさっぱり。」
「あたしにも…」
「やっほー!遅れてごめーん。」
「どうした長門?降参か?」
「……降参。」
「涼宮さんお茶をどうぞ。」
「あれー?有希、まだ3分の1も残ってんじゃない。可能性がある限り足掻かなきゃ。あ、みくるちゃんありがと。」
「5手前から足掻いていた。でももう駄目。逆転の余地はない。」
「へぇー、キョン、あんた見かけによらず強いのね。」
「悪かったな。これしか能がねぇよ。」
「では朝比奈さん、勝負です。」
「はい。よろしくお願いします。」

「(アホか古泉!そこを取ると角取られるだろ!)」
「(んぁー!みくるちゃん!なんで角取らないの?!)」
「(ねぇキョン、この2人いつもこうなの?)」
「(ああ。)」
「そうきましたか。ではこうです。」
「ひぇぇ、古泉くん厳しいです!」
「全部ひっくり返せてないのに次を「ではこれで。」……置いては駄目。」
「え、と、こういう場合どうするの?」
「遊びだし公式ルール知らないからもうスルーでいいだろ。」

「同点かよ。」
「あたしオセロの同点って初めて見た。」
「いやあ、朝比奈さんお強いです。」
「古泉くんも強いですよ。」
「「((ないないないない!))」」

「じゃあキョン!勝負よ!」
「待って。彼はSOS団のチャンピオン。その前にランキング2位のわたしと戦うべき。」
「ふふふ、有希!その挑戦受けて立つわ!」
「まてハルヒ、挑戦者はお前だろ。」

「ほらほら有希ー、追い込まれてるわよ。」
「…………」
「そいつを守りながら、いつまで持つかしら。じゃあ、こんなのはどう?」
「…………」
「さすが涼宮さんです。ほとんど黒一色ですね。」
「降参する?キョン、次はあんたの番よ。ってなんでニヤニヤしてんのよ。気持ち悪い。」
「終わった。」
「降参ね。じゃあキョン!」
「違う。反撃開始。」
「えぇっっ!!!!!」
「うわぁぁ、すごいです!」
「まだあたしが優勢よ、って、一箇所しか置けないじゃない!」
「あなたはとても優秀。」
「うう、また一箇所だけ…。」
「だから盤上に罠を仕掛けるのに今までかかった。でももう終わり。」
「一挙に真っ白になりましたね。ん?これは…。」
「ちょ、ちょっと待ってよ!これってチートなんじゃない?!」
「勝った。」
「ふぇぇ、全部白になりました~。」
「フランクフルト。」
「え?賭けてんの??」

「みなさんハイレベル過ぎて僕は追いつけませんよ。なんで7ならべしませんか?」
「そうね。これだとみんな参加できるし。最下位は全員にフランクフルトよ!」
「いつのまにフランクフルトがデフォになったんだ?」

「……パス3。」
「誰だ?スペードの6止めてるのは。」
「あんたじゃないの?」
「僕は涼宮さんを疑っているのですが。」
「ええ?キョンくんが止めてるのかと思ってたんですけど。」
「……………。」
「どうした?長門。まさかお前…。」
「ゲームオーバー。」
「放出ですね。」
「スペードの6さえ出ていれば。」
「ふふふ、有希、恨むならキョンを恨みなさい。」
「ってお前が持ってたのかー!!」
「パーフェクトゲームの恨みは恐ろしいのよ。」
「上がりです。1番!」
「あれ?!みくるちゃん?!」
「あー順番の巡りでしたね。俺も上がり。」
「え、ちょっとキョン!遠慮しなさいよ!」
「僕もこれで上がりです。」
「ちょっと古泉くんまで!」
「あなたがスペードの6さえ出していればこうはならなかった」
「いや、長門。それはさすがに違うと思うぞ。」

「あなたには選択肢がある。1つのフランクフルトを手に入れるか、2つのフランクフルトを手に入れるか。」
「なんだその直訳みたいな言い方は?今日は1本でいいぞ。残りは今度にしてくれ。」
「わかった。」
「何こそこそやってんのよ!」
「ふつうにフランクフルトの配分の話だ。なんでムキになってんだ?」
「う、うっさい!」
「長門さん、いいんですかぁ?」
「最下位がおごるルール。気にしないで。」
「ありがたく頂きますよ。」
「んじゃーここで解散!また明日!」
「はい、さようなら。」
「お疲れ様でした。」
「おう、明日な。」


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