こんにちは。古泉一樹です。

突然ですが今、少し困ったことになっています。

 

「古泉…」

 

部室に入った途端、僕は彼に、

 

 

 

…押し倒されてしまいました。

 

一体、どうしたのでしょう。僕は彼を怒らせるようなことを、してしまったのでしょうか。

でも、この状態はですね、その…、

いえ、何でも、ないです。

彼の声に熱っぽさが感じられるのは、きっと、僕の耳が悪いからでしょう。

そうですよ、絶対。

…絶対。

 

彼の腕が、伸びてきました。

僕を殴るつもりでしょうか。

そこまで悪いことをした覚えは、ないのですが、

もししてしまったのだとしたら、申し訳ないです。

 

でもその腕は、なんと、僕の腰に回されました。

右手も、左手も。

変ですね、抱きつかれているように、思えます。

 

この状態は、一体?

 

 

「古泉、あのな、落ち着いて聞いてくれ」

「僕はいつでも落ち着いていますよ」

「そうか」

 

どうやら、怒っているのではないらしい。

 

「俺、」

「待たせたわね!」

 

そのときでした。

涼宮さんが、朝比奈さんと長門さんを連れて、部室のドアを開けたのは。

 

 

 


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