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若い美空の男子と女子のデート

なんて言うと、二人は互いを意識しながらも、甘酸っぱいあれやこれを・・・
なんて想像、いや妄想を誰しもがしがちなものだが、

今この場においてはそれは成り立たんようだ。
何の因果か(いやハルキの因果か)今日の不思議探索に他の団員の姿は無く、
私はファミレスにいて、ハルキは運ばれてくる皿を次から次へ猛烈な勢いで平らげていく。
色気より食い気ってヤツかぁ・・・?ハァ・・・
自分の料理に箸をつける・・・むっ!最近のファミレスははなかなかあなどれんな。
などと舌鼓を打っていると、ハルキがこちらを皿越しに覗き込むようにみている。
なんだ?そんな欲しそうな顔をしてもやらんぞ。これは好物なんだっ
「いや、そういうつもりじゃねぇけど・・・」
まったくよくわからんやつだ。
よくわからんと言えば、昨日の古泉一姫も良く分からんかった。
突然、電話してくるなり「お望みどうり二人っきりです。感謝してくださいよぉ。」だ。
さっぱりわけがわからん。
天井のクルクル回る換気扇を追いかけるのをやめ、ハルキをチラッと見る。
こちらに気付いて目が合う、ハルキの指揮棒のようにせわしなく動く箸が一瞬止まる。
それにしてもよく食うな。
大盛りのピラフを食べるのに一息ついたのか、ターンと皿を机に置く
「なんだよ」
別にぃ
ハルキの顔をみて噴出してしまう。
「な、なんだよっ、言えって」
堪えきれなくなって声を出して笑ってしまう。うろたるハルキ。
おいおい、そんなに焦って食べるからだよ。
そっとハルキの頬に手を伸ばして、くっついていた飯粒をとってやる。
ほんとにガキなんだから、ニヤリと見てやる。
「っせ」っといってまたピラフをかきこむ姿勢に入るハルキ。
せっかくだからピラフを口に放り込む、んっ意外とうまいじゃないか。
ハルキは真っ赤な顔をしてこちらを見ている。
なんだこいつ?それよりピラフ少しよこせよ。
皿に手を伸ばそうとすると、ハルキがひょいっと持ち去ってしまう。
なぁー、いいだろー、くーれーよー。
ぶうたれてみてもだめか。
ハルキはキレイになった皿をまたも机にターンと置いた。

「おまえって、おやじくさいよな。」
なっ、健全で純真な女子高生に向かってなんて口を聞くんだ。
「普通、男とファミレス行っても食わんだろ。」

 

「馬刺しは」


くっ、思わぬ反撃だ、ハルキこちらをニヤリと笑いなが見ている。
恥ずかしくなって顔が熱くなるのが分かる。
そっそうなのか?馬刺しうまいぞ!食え、ハルキ!食えぇーーーー

 

 

 

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それはとても静かなある午後だった。
それもそのはず、ハルキは今いない。

あのバカはきっと今もどこかを走りまわってんだろうな、ご苦労なこった。
部室の中は、長門の本のページをめくる音と、

朝比奈君がハムスターのような顔で睨みつけるポットがフツフツと沸く音、

それから時々動かされるチェスの駒の音で満たされていた。
いいなぁ、こういうの。こういうのを待ってたんだよ。
私は大きく息を吸い込んだりはいたりした。
なんだ、一姫ニヤニヤした顔でこっちを見るんじゃない、気色悪い。
私はこの居心地のいい空気からニヤニヤを追い出そうと何か話を切り出す事にした。
「おまえらの『機関』ってヤツはいつも何してるんだ?」
当たり障りの無いことを聞いたつもりだった。
「基本的には訓練ですね。」
「しかし、閉鎖空間でなければ超能力は使えんのだろ?いったいなんの訓練だ?」
「ご名答、ですから、いわゆる筋肉トレーニングです。うちの森さんのようにいつでも戦えるようにするんです。」
たしかに、森さんなら一人で戦争の最前線にほうり込まれても生き抜きそうなたくましい肉体をしている。
「脳みそまで筋肉にならんといいな、一姫」
意地悪く笑いながいってやったつもりなのだが、一姫は動じない。
「残念ながら、筋肉トレーニング以外も行っています。特に女性の戦闘員はね。」
「ほう、興味あるな。どんなのだ?」
「ごらんに入れましょう。」
すっくと立ち上がる一姫。
お、おい痛いのはやだからな!あとずさりする。
「ダイジョブです。ちょっとお手を拝借。」
そのにやけた顔で言われてもな、しぶしぶ右手を差し出す。
ふふっ、っと笑った一姫はカプっと私の人差し指と中指を咥えた。
「おいっ、なにやってんだ一姫!んっや・・・めろ。」
ガタンと大きな音を立ててイスからずり落ちそうになる。
その大きな音に長門が反応し一瞬こちらを見て再び本に目を落とす。
しかし、朝日奈君が大きな瞳をさらに大きくしてこちらを見ているじゃないかっ。
しばらくすると、一姫はいったん口から私の指を離すとニヤリと笑って舌をだしながら
「いちおこっちの成績も優秀なんですよ。」
と、言い残すと両手で優しく私の手を包むと、舌先で指の先をチロチロと舐める。
っく、一姫は私の手をしっかりと握って放さない。
そのまま、ツーっと根元まで下を滑らせそのまま咥え込む、いいいいいかん!
あっ・・・ふぅ・・・んんっ、ちっ力がはいらん!
「ひょんこさんの手おいひいです。」
口の中に何か入れて喋るんじゃありませんっ。
って、いいいいいいや朝比奈君違うんですよ!!私達はそういう趣味があるんじゃなくてぇ~。
真っ赤な顔をしてオロオロと泣き出しそうな朝比奈君。
その時、壊れるんじゃないかと思うぐらいおもっきり扉が開く。
ハルキだ。古泉は猫のようにすばやい動きで自分の席に戻る。
「この続きは、涼宮さんにお願いしましょうねっ、キョン子ちゃん?」
自分の名前にピクリと反応するハルキ。
「なんだどうしたんだ?言ってみろよ。」
ダダダダ、ダメだ!!!絶対に!!
「ふふっどうしましょうかねぇ~」
「どーしたんだよー。」
と不思議そうなハルキ。

 

やめてくれ~!!一姫ぃ~~

 

 

 

 

 

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長門「読んで」
久しぶりに長門のほうから喋りかけてきた。

しかしこれは・・・変空?
コクリとうなずく長門。

いやぁでも長門さん?タイトル「変空」って書いてあるんですけど。
これって、かわいそがりの不幸自慢でベストセラー(笑)やつですよね?
長門は日本海溝みたいな目でこっちをじっとみる。
わかったよ、読みますよ。

 

 

 

翌日

 

 

 

 

(結局読む気がしなかった。でも、谷口とかは超泣けるとかいってたしな・・・泣けると言った方が、普通の女子高生っぽいかなぁ)
「長門これ読んだぞ?」
「そう、どうだった?」
「イヤ~超なけたっし・・・あ、あれ?」
目からは落胆の色がうかがえた。
「あなたの文学的価値観を疑う」
ですよね~
「では、これを」
つぎに取り出した本は「土星人2008by太木一子」だった。
やっぱり読む気しねぇ~

 

 

 

翌日

 

 

 

(ん~、普通の女子高生はどういう反応をしたらいいんだろう?きっと星占い好きなんだろうな国木田もそうだし。でも前回の経験上いつもどうりの方がいいのか?)
「どうだった?」
「ごめん、興味なくて読んでないわ!!」
「よかった、昨日の発言であなたの性格分析に大きなミスがあるのではないかと思った。しかし、杞憂のようだ。」
よかった、胸を撫で下ろす。いや、別に垂直だから撫でやすいとかそういう意味じゃないから。
「では、これ」
・・・泣いた赤鬼?

 

 

翌日

 

 

「読んだ?。」
「うーん子供向きかなぁ(ほんとは普通に読むの忘れてたけど)」
すると、長門の日本海溝から海洋深層水もとい涙が溢れそうだ。
「この物語で感動しないとは、あなたの人格を疑う。・・・青鬼さん・・・」

(こいつよくわからーーん)

 

 

 

 

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いつもとかわらないまったりとした部活

だったのだが突然の鋭い音がそんな空気を断ち切った。
朝比奈君がハルキの持ち込んだガラクタにつまずいてお茶の入った茶碗を落としたのだ。
仕方ないなぁとため息を一つつき、音のした方を見る。
そこにはハムスターみたいな少年が瞳に涙を溢れんばかりに溜め込んで、

あわただしく右の方を見たり左の方を見りとあわてているのが痛いほどわかる。
い、いかん!可愛すぎる・・・思わず鼻息が荒くなる。
こうギュッと抱きしめて某ムツ●ロウ氏のようにワッシャワッシャと撫で回したい。
・・・・・・・・・
てか、危なっ、私危なっ意識をしっかり保たねばハルキのように彼に飛びかかってしまいそうだ。
彼は何というか生まれ持っての愛され系(笑)というか人を魅力する何かがある。
「手伝いましょうか?」
そう言いながら割れた茶碗の破片をひろってあげる。
「キョン子さん、ありがとうございます。」
とか、言いながらさっきの曇り空の様な顔が晴天の笑顔になっている。くっ、いちいち可愛いなベイべー。
そんなことをしていると一姫も参加し始めた。
一姫は場の空気を三行飛ばしで読んでいるのか時々すごく気が利く、それに比べ他の2人ときたら・・・
1人は一時停止をしたかのようにそのままの姿勢で読者を続けてるし、もう一人はアイマスク着用で高いびきときたもんだ。
全くこの部活にはまともな男はいないのかね。
「そんなことないですよ、涼宮さんも長門さんもあれでなかなかな優しいんですよ。」
言葉がでない。この子ったら、頭のネジが一本抜けてるのか、

よっぽどお人好しなのか…。疑念を隠せず朝比奈君の顔をじーっと見ていた。
「な、何ですか?」
お茶を拭きながら頬を染め始めた。しかも、恥ずかしがっているようだ。
なぜ?
その問の答えに一番初めに気づいたのは一姫だった。
やつは自慢?の脂肪の塊を拭くふりをしながら押し付けはじめたのだ。
「てーい、てーい。」
「ひゃっ、やめてくだしゃい。」
いかん、私の弟系愛され(笑)ボーイが顔が真っ赤になって、今にも火を噴きそうだっ。
ぬぅー負けてられん!私も負けじとわざと朝日奈君の手に手を重ねてみる。
「ご、ごめんなしゃい。わざとじゃないんですよぅ。」
真っ赤な顔の前で手をバタバタさせる君。
こ、これはかわいすぎる!!!病みつきになってしまった私と一姫は調子にのって
「「てーい、てーい。」」
「ダメですよぅぅぅ。」
「いいやダメだね、倍プッシだっ。」
ペタペタと触りまくっていると、起きちゃったんだな眠れる、いや眠っとけばいい獅子が。
「みつるく~ん、ずいぶん楽しそうだねぇ。茶碗割ったくせにーー!!反省しやがれー」
と言いながら朝比奈君を脱がしにかかる
「やめろよー、私達が遊んで、いや掃除中なんだから!」
「剥いてやるー、ガハハハ。あれ?みつるお前また大きくなったんじゃないのか?ん?ん?あー、なんか腹立ってきた。」
ダメだ見てられん。一姫と一緒に廊下に出る。
「嫉妬でしょうかね?」
「私達にか!?あいつにそんな趣味が・・・ゴクリ・・・。」
クスクスと笑う一姫
なんだ?コイツ、わけがわからん?
「思ったのですが。」
「なんだ?」
「彼は愛され系(笑)でも、弟系でもなく、ただののび太君系なのでは?」
・・・そーかもな、あー早く終わんないかなー廊下寒いんだが。
部室からは
「ガハハハ、ぐっとだーーーーー。」
と、ハルキの高らかな笑い声が今日も漏れていた。

 

 

 

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