鶴屋「みくるみくる、パソコンがやりたいさっ!」
みくる「急にどうしたんですか?」
鶴屋「あたしもみんなみたいに動画見たりさ、ブログを書きたいよ」
みくる「鶴屋さんはパソコン持ってないんですか?」
鶴屋「持ってないにょろ、家にはおやっさんの仕事用があるんだけど変にいじって壊した日には…おやっさんに殺されるさ」
みくる「それは怖いです」
鶴屋「買ってもいいんだけど、何も知らないからブログが書けるか不安で不安で」
みくる「困りましたね」
鶴屋「みくるはパソコン持ってる?」
みくる「はい、頭の中…い、いえ持ってません」
鶴屋「はぁ~、誰か教えてくれる人はいないかね」
みくる「そうですね、あっ!いい人がいますよ」
鶴屋「誰さっ!」

 

 

キョン「で俺に白羽の矢が立った訳ですか」
みくる「はい、キョン君ならSOS団のホームページも作ったことあるし」
鶴屋「キョン君、めがっさお願い」
キョン「俺も人に教えられる程は知らないし、それに今週はハルヒとの中間テスト対策の勉強会がありまして」
鶴屋「そこをなんとか」
キョン「長門なら色々知ってると思うけどあいつが教えられるかどうか、うーん困ったな…そうだ、適任者がいる」

 

 

コンピ研部長「何、パソコンを教えろだと」
キョン「はい、鶴屋さんに教えてあげてくださいよ」
鶴屋「お願いにょろ」
コンピ研部長「何で僕が教えないといけないんだよ」
キョン「長門のコンピ研へのレンタル料ってことでお願いします」
コンピ研部長「断る、僕は忙しいんだよ」
キョン「そうですか…では今度はハルヒと一緒に来ます」
コンピ研部長「な、何?」
キョン「ここで断るなら今から涼宮ハルヒを連れてきますよ」
コンピ研部長「…卑怯な…解ったよ、教えればいいんだろ」
鶴屋「わーい!お願いしますにょろ」
キョン「すいませんね」
みくる「鶴屋さん良かったですね」
鶴屋「これではあたしはパソコンマスターだよ!」

 

 

鶴屋「どうすればインターネット見れるの?」
コンピ研部長「そこのアイコンをダブルクリックしろよ」
鶴屋「ダブルクリック?」
コンピ研部長「二回を押すことだよ」
鶴屋「二回押せばいいの?」
コンピ研部長「モニタを手で押すなよ、マウスを使うんだよ」
鶴屋「マウス、あっこれ」
コンピ研部長「マウスでモニタを叩くな」


鶴屋「電源を切るときはコンセントを抜けばいいの?」
コンピ研部長「そんなことすんなよ、左下のスタートからシャットダウンさせろ」
鶴屋「何を言ってるか全然解んないにょろ」
コンピ研部長「だから、ここから」


鶴屋「スモークチーズ!スモークチーズ!」
コンピ研部長「何だよ、急に」


鶴屋「ローマ字入力は慣れてないから難しいにょろ」
コンピ研部長「表作ってやるから参考にしろ」
鶴屋「うん!」


コンピ研部長「そろそろメアドでも作るか」
鶴屋「メアドなんて作れるの?」
コンピ研部長「フリーメールならすぐだよ」
鶴屋「すごいにょろ」
コンピ研部長「アドレスが出来たら、SNSに招待するよ」
鶴屋「SNS?」
コンピ研部長「ソーシャル・ネットワーキング・サービスって言って、他の人のブログとか動画が見れるコミュニティのことだ」
鶴屋「何だか解んないけど、めがっさありがとう」
コンピ研部長「…おう」

 

 

鶴屋「ねえねえ、色々覚えたからパソコン買ってもいい?」
コンピ研部長「そろそろいいかな、じゃ一緒に付き合ってやるよ」
鶴屋「お願いしますにょろ!」

 

 

鶴屋「たくさんパソコンがあるさっ!」
コンピ研部長「僕がよく利用する店で品揃えも豊富だし、安いんだ」
鶴屋「どれにしょうかな」
コンピ研部長「用途もあるけど、大体は予算との相談だな」
鶴屋「一番新しいのだといくらぐらい?」
コンピ研部長「最新モデルだと20万ぐらいかな」
鶴屋「じゃ、それにするにょろ」
コンピ研部長「え、大丈夫なのか」
鶴屋「うん!」

 

 

鶴屋「ごめんね、選んでもらっただけじゃなくて運んでくれて」
コンピ研部長「いいってことよ、でお前の家はどこだ」
鶴屋「そこさっ」
コンピ研部長「…ここがお前の家か」
鶴屋「そうだよ」
コンピ研部長「…急用を思い出した、ここで失礼するよ」
鶴屋「えっ!お礼がしたいから上がっていきなよ」
コンピ研部長「…すまん」
鶴屋「そう残念だね、今日はありがとう」

 

 

コンピ研部長「…あんな家に住んでるのか…俺とは不釣合いだな」

 

 

コンピ研部長「よう」
キョン「あ、部長氏」
コンピ研部長「一通りの操作方法は教えたよ」
キョン「ありがとうございます」
コンピ研部長「…鶴屋さんのことだが…彼女の家って結構裕福なの」
キョン「はい、何でも江戸時代からの名家みたいですよ」
コンピ研部長「…そうか、失礼するよ」

 

 

部員A「鶴屋さんが来なくなってから部長元気がないな」
部長B「何か魂が抜けたみたいだな」
コンピ研部長「…メールでも見るか…えっ!」
部長A・B「部長どうかしました」
コンピ研部長「な、何でもない」

 

---------------------------------------------------------


差出人:鶴屋
件名:やっと送れたさっ!
本文:選んでもらったパソコンがやっとインターネットに繋がったよ
 色々教えてくれてありがとう
 今度の日曜日にブログを作りたいと思います
 パソコンの先生として紹介したいので一緒にデジカメを撮りませんか?
 その時にお礼も含めて手料理をめがっさごちそうします♪


----------------------------------------------------------

 

コンピ研部長「…パソコンの先生か…しょうがないな」

 

 

静かに笑みを浮かべて、心の中でこう呟いた
僕はコンピュータ研究部の部長だよ、コンピュータなら任せてくれたまえ!

 

 

END

 


|