長門はぼんやりと暗い周りをみていた。
気がつけば私は穴の中に入っていた。
穴の中はじめじめとしており、結構な深さがある。
体を起こすと、長門の影に入っていた虫達が次の影を求めて慌てて逃げ出した。
穴から出ようと手を伸ばそうとするが手がなかった。
少し手を伸ばせば出られるような穴だが、手がない長門には開ける事はできない。
顔を下に向ける、下肢も無い。
まるでだるまだ。
処置が良かったのか出血はあまりない。
誰かが切断してその後裁縫道具が何かで縫ったのだろう。
出来損ないのぬいぐるみのように糸が出ている肩と腰が見えた。

出ようともがいたが、それは徒労に終わる。体中が痛む、無い足、無い腕がむずがゆさと強い痛みを伴う。
何時間たったか、長門は夜空を見上げていた。穴の真上は綺麗に空がひらけているのだ。
「たすけて」
長門の無表情な顔に涙が伝う。

ガサガサと音がした。穴の上から知らない男が見下ろしていた。
長門はそちらの方へ向けて
「たすけて」
と呟いた。
最初のは誰にも向けられない助けて、だったが今度は相手がいる。そして少し手を伸ばせば、長門は穴から這い出る事ができるのだ。

男は手を伸ばすと、長門を穴の上から出した。
「あ、あ・・・」
長門の声に歓喜の声が混じる。
男の年齢は30代後半くらいだった。

長門は男に抱えられて男の部屋であろう所に連れていかれた。
男の部屋はすごく汚かった。男は食事を長門に与えると、血まみれの服を脱がせ、布団へと寝かせた。
「ありがとう」と言おうとすると、男は長門の下半身へ、自分の一物を突き立てた。
痛み、男を知らない長門は乾いたあそこへ、突き立てられ痛みに目を閉じた。
破瓜の血が出ている中、男は滑りが足りないのかマヨネーズを長門の中にだした。腰のあたりにヌルヌルとしたマヨネーズの冷たい感触に声が出る。
男は長門を揺すり、長門の中に精を放つ。何度も何度も。

男が満足すると長門は倉庫の中にある動物用の檻の中へ入れられた。

男は毎晩のように長門を玩具にし、たまにストレス解消か、長門の痛みに耐える顔が好きなのか、殴りつけ蹴りつけた。
食事もペットショップのドライフードと水、四肢の無い長門は犬のように口をつけてそれを食べる。
数週間後、男は長門にあきたのか、アイドルのグラビアやエロ雑誌を見ながら長門の中に精を放つようになっていた。

そして数ヶ月後、長門のお腹が大きくなりはじめた。
「まるで本物のだるまだな」
男が放った最初で最後の言葉。
そして男は長門を拾った穴へ、また長門を捨てた

今度の穴は月日が流れて埋められてきたのか、自力でも這い上がれそうだった。
長門は這い上がった。そこへ犬の散歩をさせている少年が通りかかった。

犬は長門のお腹あたりに噛みついた。
「こら、ジョンダメ!」
少年が止めると、犬はじゃれつくように長門の上に乗って腰を振りはじめた。
長門の膣内に精を出した後、少年は犬のリードを引いて、叱った
「ダメだろ、汚いよジョン!」
少年は長門を蹴り飛ばし、穴へと落とした。
「この穴が私の場所・・・?」
長門はお腹に痛みを感じた。
お腹の中で子供が死んだのが何となくわかる。精神と身体、両方に痛みを感じて、長門は気絶した。

「長門?」
日常のSOS団の部室。
「相変わらずお前は何を考えているのかわかんないよな」
キョンと呼ばれる少年が呟く
「情報の書き換え。私がいたポイントから自分の存在を消去、同時に新しい私という個体を生成、情報を移動した。」
「はぁ?」
「情報生命体との通信機構が故障していた。ギリギリの所で許可を申請、可決された」
「ふぅん、まあ頑張れ長門」
長門はコクリと頷く。
そしていつもの日常がやってくる

終わり

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