うーん、キョンをこの僕佐々木に振り向かせるには一体どうすればよいのだろうか?
大体涼宮さんのことはハルヒと下の名前で呼ぶくせに僕はいまだに佐々木としかよばれてないし……
そうだキョンを怖がらせて弱ったところを僕が優しくフォローすれば好感度UP間違いなしだ。
名付けて『キョンとラブラブ大作戦』、よし善は急げだ早速キョンを呼び出そう。

「やぁキョン、君の怖いものはなんだね?」
「いきなり電話でひとを家まで呼び出しておいて薮から棒だな、佐々木」
「まぁいいじゃないか、僕達親友同士の間柄だ。それでキョンの怖いものってなんだい」
「俺の怖いもの……、そうだな怒ったハルヒかな、ってそんなコト聞いてどうするんだ?」
「涼宮さんかねキョン、同姓の僕から見てもかなり可愛らしいと思うがね」
「佐々木、それは……お前があいつを良くしらないからだ、まぁ…たしかにその……なんだ…」
「ふむ……、お茶を用意してくるからそこで座って待っていてくれたまえ」

「ちょっと佐々木さん、いきなりこんなトコに呼び出してどういうこと、それになんでバカキョンが佐々木さんのトコに来てるわけ?」
「(くっくっくっ、怒ってる怒ってる)……キョンは僕が呼び出したらすぐに来てくれたよ、ちなみ僕の家族は外出中でね、つまり今までキョンと僕は二人きりだったというわけさ」
「きょ、今日は午後から不思議探索なんだからキョンは今すぐ連れて帰るわ、でもその前に…佐々木さんはキョンと二人っきりだったんでしょ、……エ、エロキョンにイヤラシイ事とかされなかった?」
「ご想像にお任せするよ、涼宮さん。……しかし彼は意外と情熱的ではあるよね」
「!……エ、エロキョンの……事情聴取が必要ね、団員の素行の監督も団長の役目だから、…あ、あたしがきっちり絞ってあげるわ」
「(作戦通り!)……キョンは奥のリビングでくつろいでるよ、ごゆっくり~」

「おっどうしたハルヒ、お前も佐々木に呼ばれたのか? 今日の不思議探索は午後からだったよな」
「ちょっとキョン、佐々木さんの家で彼女と二人っきりってどういうこと? まさか佐々木さんにイヤラシイ真似とかしてないでしょうね、きっちり白状してもらうわよ!」
「おっおい、いきなり首をしめるな、人の話を聴け!」
「言い訳無用よ!」
「だからそれは誤解で……」

「(くっくっくっ、そろそろ涼宮さんが逆ギレして飛び出すかな、そこですかさずこの僕がフォローに入ってキョンを慰めれば作戦は大成功間違い無しだ……場合によっては一気に既成事実まで……、しまった興奮したら鼻血が……)」


「(手当をしていたら大分時間が経ってしまったが……そろそろ僕の出番かな、どれリビングの様子は…)」

「馬鹿だなハルヒ、そんなことあるわけ無いだろ」
「ごめんなさいキョン、あたし…キョンの事が心配で……」
「心配かけてスマン」
「いいの……あらもう直ぐお昼よ…一緒に食事してそれから不思議探索にいきましょうよ」
「あぁ……、でもそれだと二人っきりになれないだろ。中止にしないか?」
「バカねぇ、楊枝を全部無印にして先に古泉君達に引いてもらえばいいじゃない、そうすればあたし達二人の組になれるでしょ」
「それってインチキだろ、いいのか?」
「いいのよ、それともキョンはあたし一緒に居たくないの? やっぱりみくるちゃんや有希が……まさか古泉君?!」
「違うからそれ……、それに俺は……そのハルヒが……」
「……でもホントにキョンって情熱的よね、意外だったわよ」
「そうかぁ、ハルヒだって可愛い所が……」

「……(こ、この桃色空間は一体……なぜ僕の家のリビングでこんなコトに……)」

「お、佐々木。俺達のこと気遣ってこうやってセッティングしてくれたんだな。流石は俺の親友だ、ありがとうな」
「……あ、あぁそう…なんだ……僕の立てた作戦通りで……大成功かな……」
「やっぱり人間自分の気持ちに素直になるのが一番だよな、じゃぁな佐々木」

……これはなんだろう、目から汗が……それとも物凄くショッパイ水かな……。
………涙が止まらないよ……orz。

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