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ハルキョンのグダデレ

有希、どうしたのかしら。
今週に入ってから、キョンばっかり見てる。
前からだったけど、今はちょっと違う感じ。
有希の目の色、どう見ても違うのよね。
恋よね。あれ。しかも、淡い恋心とかじゃないわね。
なんていうか、ベタ惚れね。あれは。

もう、バカキョン!
なんで団長のあたしがこんな事で悩まなきゃいけないのよ。
どうせバカキョンが何かしたに違いないわ。
有希が何かするわけないもの。もう、バカキョンのアホ!
なんであたしに相談しないのよ。雑用のくせに。
バカアホキョンね。バカアホキョンのエロキョン!

キョンは有希の事どう思ってるのかしら。
でも流石にこれは聞けないわね。うーん。

キョンのバカ。あたしって者がありながら、
何をしてるのかしら。アホキョンのバカキョン。
キョンはあたしの何が不満なのかしら。バカバカキョン。
キョン、いつもあたしが一緒に居てあげてるのに、全然振り向かないし。
シャーペンで突っついても、あんまり振り向かないし。
まあ、返事はするけど。

みくるちゃんにはいっつもデレデレしてるデレキョンだし、エロキョン。
有希にはすっごく優しいヤサキョンだし。
あたしん時だけ、いっつもバカキョンかアホキョン。
あたしにも、たまにはちょっとデレキョンとかヤサキョン出しなさいよね。

「ハルヒ、似合ってるぞ」
んー。ちょっと似てなかったかな。
「ハルヒ、似合ってるぞ」
こんな感じだったかしら。
キョンもっとあたしを褒めなさいよね。
忘れてきちゃったじゃないの。録音しとくんだった。
今年の映画では、キョンにそういう台詞言わせようかしら。
それね!やっぱりあたしは天才だわ!
あ、でも、どうせならもっとすごい事言わせようかしら。
「ハルヒ、どうしてお前はハルヒなんだ」
ダサイわね。
「ハルヒ、お前、超可愛いな」
うーん。キョンは超なんて言わないし。キョンが言いそうな事は……
「ハルヒ、お前って、よく見たら、本当は可愛かったんだな」
よく見たらって何よ!最初からどこからどうみても可愛いわよ!あたしは。バカキョン!
……でもこれはちょっと言われてみたい。かも。
「俺、ハルヒが居ないとダメなんだ!」
あー。これはヤバい。これはヤバいわ。
「俺、ハルヒが居てくれないとダメなんだ!一生一緒にいてくれ!」
ヤバ。考えただけで今ちょっとクラッと来ちゃった。鼻水でそう。
でも、流石にここまで言わせたら、いくらアホキョンでも、あたしの気持ちに気付くわね。

大体、ポニーテール萌えって何よ。もう。
ハッキリクッキリあたしを好きだって言いなさいよ。
夢の中でもキョンはバカキョンなんだから。
「ハルヒ、好きだぞ」
「ハルヒ、俺と付き合ってくれ」
一生言ってくれなそう。もう。バカキョン。アホキョン。

あ~あ。デレキョンとみくるちゃんみたいにイチャイチャしてみたいなぁ。
いっそイチャキョンと、チュ~なんて。きゃ~!
でもヤサキョンに優しくされたら、もう、あたし、
嬉しすぎて大変なことになりそう。デレデレしちゃうかも。
デレハルヒ?んー。ハルデレ。ハルデレラね!
でも灰まみれになるのは嫌ね。やめたっと。

有希ばっかりヤサキョンでずるい。
キョンは有希が好きなのかしら。
ユキキョン。それは嫌。
ミクルキョンも嫌。大体、語呂が悪いわね。
ハルキョンがいいわ。
うん、ハルキョンはいいわね。

でも、キョンと有希が相思相愛なら、しょうがないわよね。嫌だけど。
うん、あたし、死ぬほど泣くかもしれない。

でも、有希がキョンを本気で好きなのは、見れば分かるし、
あたしがキョン取ったら、きっと有希が死ぬほど泣くわよね。
ていうか有希、泣きすぎて本当にしんじゃうかも……。
そんなの、絶対、ヤダ。
でも、ユキキョンも嫌。

もう、バカキョン!
あんたがフラフラみんなに中途半端に優しくするからいけないのよ。フラキョン!
男なら、一人に徹底的にアタッキョンしなさいよね。
みくるちゃんなんて、きっと何度も何度も家で一人で泣いてるわよ。
もう。バカアホマヌケキョン!!!
あんたなんか女の敵よ!テキキョンよ!

あ、なんか涙出てきた。おかしいわね。花粉症かしら。
あたしは別にキョンのせいで泣いてる訳じゃないから。

それより今何時だろ。携帯どこやったかな。
キョン、今どうしてるかしら。まだ起きてるかな。

あ……ヤバ、間違って発信しちゃった。

どうしよう。何か言うこと。
えーと、明日はデレキョンじゃなくて、
ヤサキョンがいいっていうか、
ハルキョンはいいけどフラキョンじゃなくて
そうじゃなくて学校ではもう少しフラキョン

あ。
「なんだハルヒこんな時間に。寝るところだったんだが」
「あ、ええと、何ギョン?」
「何って、お前から電話してきたんだろうが。って、お前泣いてるのか?どうした。大丈夫か」
「あ、ヤザギョン」
「は?なんだって?お前、大丈夫か?鼻声だしよく聞き取れないんだが」
「なんでごういう時にがぎっでヤザギョンなのよバガギョン!」
「……お前、本当に大丈夫か?風邪でも引いたのか?熱あるのか?今家か?」
「う……うん、大丈夫。ありがどう。今家」
「え?お前、本当に大丈夫か!?ありがとうって聞こえたが」
「あ。うん。ぢょっど。平気。普通。大丈夫」
「全然普通じゃねーよ。なんか悩みがあるなら、聞いてやるぞ」
「……ズ」
「……今からそっち行ってやろうか?」
「あ、ダメ。ぞれは。ダメ。……ズ」
「……ズ」
「なんだよ。俺どうしたらいいんだ?」
「ごめん。……ズ」
「……」
「……ズズ」
「……」
「じゃあ、ごめん。もう切るがら」
「ごめんっておい、そんなんで切られたら、心配で寝れねえだろ」
「ひぐ。う。ぞんなごど、ズ。言うがら。よげい。ズ」
「お前な。何か言いたいことがあって掛けてきたんだろ?まずそれを言ってみろ」
「うぐ。ヤザギョンのアホ!ズズ。ぞんなズごどズ言われだらズ」
「うん。ゆっくりでいいぞ」
「」 (チーーーーン!)
「……」
「」 (チーーーーン!)
「……おーい」
あ、電話切ろう。切んなきゃ。
鼻水やっと止まった。
どうしよう。
死ぬほど恥ずかしい。顔が熱い。
なんであたし、キョンが出る前に切らなかったのかしら。
っていうか、急に優しくするな!もう、バカキョン!
あたしまで調子狂っちゃうじゃない。
ヤサキョンもバカキョンの内ね。

ヴィィ-ン ヴィィ-ン あ。電話かかってきた。
ヴ
「何?」
「何じゃねーだろ。大丈夫か?突然切るなよ。変だぞお前」
「あ、ええと、うん、大丈夫。なんかね、えーと、変じゃないから」
「お前、本当に本物のハルヒだよな」
「失礼ねっ!本物よ。それぐらい声でわかりなさいよ!」
「ああ、わかった。でも、俺の知ってるハルヒは、突然泣きながら電話してきたりしねぇ」
「あ、うん。ええとなんかよくわかんない。うん」
「なんだそりゃ」
「ええと、あー。じゃあ、キョンは有希が好き?あ、」
「……は?」
「あ、違った。なしなし。今のなし。あたしはキョンが好き?じゃなくて」
「えっ?」
「あ、ごめん」
やばい。すぐ切ったけど、あたし今なんか凄いこと口走った。
どうしよどうしよ。
ごまかさないと。
ああどうしよう
ああどうしよう
ヴィィ-ン ヴィィ-ン あ、掛かってきた
ヴィィ-ン ヴィィ-ン どうしよう
ヴィィ-ン ヴィィ-ン どうしよう
ヴィィ-ン ヴィィ-ン とと、とりあえず出ないと
ヴィ
「俺もお前が好きだ」
「え…」
「でもな、電話じゃダメだったんじゃなかったか?」
「あ…う…あ、ダメ」
「ダメって……無しって事か?」
「いや、違って。また。涙が。泣きそう」
「変なハルヒだな」
「うん。でも、嬉しい…ズ」
「じゃあ、また、泣き止んだら電話しろよ。切るぞ」
「まっで。もう一回。…言って」
「……」
「……ズ」
「恥ずかしいんだがな。俺も、ハルヒが、大好きだ。これでいいか?」
「うう…。うぐ。まだ、あじだ」
「……ああ」
「あだじと、ひぐ。つぎあっで、いぐ。ぐだざい。」
「……ああ。……お前、なんか今日、すごく可愛いぞ」


どうしよう
死ぬほどうれしい
うれしいけど
秘密にしないと
特に有希には絶対隠しておかなきゃ

どうしよう でもうれしい

もう。あたしのキョンはやっぱりバカキョンなのね……。ばか。



おわり

う~ん。書いた我ながら無茶苦茶下らないw

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