『日常あるいは平穏な日々:みくる篇』

その日の朝、いつもよりどこか沈んだ表情を浮かべている朝比奈みくるは、いつも以上
に多くため息をついていた。

「どーしたぃ、みくるっ! 朝から元気ないねぇ~。また厄介事でも舞い込んできたのか
いっ!?」

そんなみくるを見かねてか、鶴屋が口全体で笑いながら声をかけてきた。その笑顔にど
れほど救われてきただろう。アンニュイな表情を浮かべていたみくるの顔にも、自然と笑
みが浮かぶ。

「厄介事とは違うんですけど……ちょっと困ったことがあって」
「んんー? ああ、なるほどねっ! またラブレターかい?」
「そうなんです……」

ふぅっ、と再びため息。鶴屋はみくるの前の席にどっかりと腰を下ろした。

「お安くないねぇ~、あたしもあやかりたいってもんさっ! でも、めがっさいいことだ
よ! イヤじゃなければ付き合っちゃえばいいっさっ! 命短し恋せよ乙女ってねっ」
「ふぇ!? だっ、ダメです! あたしは……その、男の人とお付き合いするのは……」

真っ赤になって語尾をすぼめるみくるを見て、鶴屋は肩を震わせて笑いを堪えていた。
みくるがラブレターを受け取り、こうやって困惑するのは今に始まったことではない。
最低でも月に1度、こういう事態は発生している。
そしてその都度、鶴屋が似たようなニュアンスのことを言えば、みくるは真っ赤になっ
て首を横に振る──そんなやりとりが繰り広げられている。

「やーっぱり、みくるは可愛いなぁっ!」

「わわわっ! つ、鶴屋さん!?」

抱き寄せられ、子犬がされるように頭を撫でられたみくるは、ますます真っ赤になっていた。

「でもさっ、ラブレターもらって困っちゃうなら、もうキョンくんと付き合っちゃえばい
いのにさっ! あっ、でもそうなったらハルにゃんのご機嫌がナナメっちゃうかな?」
「えぇぇえっ! そ、そんなあたしはキョンくんとは……」
「あれあれ? 古泉くんの方かな?」
「だ、だからそういうのじゃないですよぅ。もーっ、鶴屋さん!」

「あははは! 分かってるっさ。わけがアリアリなんだねっ! 今から、そのラブレター
の主に断りに行くにょろ? だったらあたしも付き合っちゃうよっ!」
「それはダメですっ。思いは受け入れられませんけど、ちょっと……やっぱり嬉しいです
から。だからちゃんと、あたし1人でお断りしてきます」

みくるがそう言うことは、鶴屋にも分かっていた。それも、いつものこと。

「うーん、やっぱみくるはカワイイなぁ。おねーさん、ここで待ってるから、ちゃちゃー
っと行ってらっしゃいな!」
「はーい」

パタパタと小走りで教室から出て行くみくるを見送って、それでも少し心配になって鶴
屋がこっそりついて行くのも──また、いつもの光景だった。



ハルヒ「今日はあまり投下が少ないわね、みんなどうしたのかしら」
キョン「おい、ハルヒ、そんなこと言ったって、みんな色々あって
投下できないんだ。察してやれよ」
ハルヒ「いやよ、みんながだめならあんたが小説を書けばいいんじゃないが」
キョン「勘弁してくれよ、だいたい俺に文才がないことを知ってるだろ」
ハルヒ「そう、なら仕方ないわね」

今日のハルヒはいつもと違うみたいだな。言葉では言い表せないが…。

ハルヒ「おっはよ~」
全世界が停止したかと思えた。なぜならハルヒが2人もいるんだからな

ハルヒ「キョン、あんたには言い忘れてけど彼女は私の双子の妹なの」

キョン「へ」

ハルカ「始めまして、涼宮ハルカです」
                          涼宮ハル●の憂鬱



ハルヒ「ちょっとキョン、あんた私のプリン食べたでしょ」
キョン「ああ、そうだ」
ハルヒ「かかったな、そのプリンには毒が入れてあるのよ」
キョン「糞、お前はハルヒじゃないな、お前は誰だ」

朝倉「私よ、今日色々あったからたまってるのよね、死んでもらうわ」



キョン「という夢をみた」
●「あなたは殺される程に朝倉さんが好きなようですね、ほら立ってますよ
朝倉フラグが」
キョン「わっ、朝倉なんでいるんだ、ぎゃっぁぁぁっぁぁっぁ」



キョン「という夢をみた」
長門「妄想乙」



「えっ長門さん ですか?」
「誰だっけ?」
「クラスの?」
「ほら、あのちっちゃくって暗そうな子じゃない」
「ああ、わかった」
「印象薄いよね」
「誰かとじゃべっているとこなんて見たことないんじゃない」
「でも 時々ふっといなくなったりしない、あの子」
「そう?」
「授業中とかでもふっといなくなってたり、んーあんまり思いだせないけど」
「気が付くとまたいつもどおりに座ってたりして」
「そうそう…
――――――――――――――――――――
  (環境変数への介入を開始)
  (個人情報への上書き実行)
  (介入経路の痕跡抹消)
――――――――――――――――――――
「おとなしい感じの娘ですよ、休み時間とか教室で本読んでたりして」
「ちょっと 儚げな印象あるもんね」
「ねらっているんですかぁ」
「あっでも、男子には結構人気あるんだよね あの娘」
「そう前に5組の だれだっけ」
「キョン君でしょ」
「そうそう、仲よさそうに歩いてること見たわよ」
「うっそー 隅におけないね、かわいい顔しててさ」

――――――――――――――――――――
(有希 あんたちょっと見えはりすぎ)
(通常の対応範囲)
(まあ いいけどね)

おしまい



(長編・ハルヒの妊娠の設定)
~幼稚園・保護者参観にて~

先生「それじゃあ春月ちゃん。ママたちに絵を見せてあげようねー」

春月「ハイ!」

ハルヒ(ほらキョン!やっぱ春月の絵が一番上手よ!
  末はダヴィンチかモーツァルトね!)

キョン(落ち着け、モーツァルトは画家じゃないだろう)

先生「春月ちゃん、それは何の絵なのかなー?」

春月「先生これはね、パパとママが夜にプロレスごっこしてるとこだよ」

キョン&ハルヒ「!!?」



賛成派「人間はさ、よく、『やらないで後悔するより、やって後悔したほうが良い』って、言うよね?」

否定派「何だそれ?日本経済の話か?」

賛成派「だから」
「人気投票をして、このスレの変化を見る」

否定派「うわ!要らんことすんなってカス!!」

賛成派「うん。それ無理♪」
「だって私は、本当にこのスレに変化が起こってほしいんだもの。」

「じゃ、スレ建てるね♪」

否定派「ふざけんなこの野朗!・・・って、あんまスレ動いてない?・・・って、管理人!!!」

賛成派「加勢しない気?人気投票を行えば、間違いなくこのスレに変化が起きる。これ以上ないチャンスよ。」

管理人「・・・あなたは私のバックアップ。独断専行は許可されていない。どうしてもと言うなら、手伝うことは出来ない」

賛成派「ふふ、今日のところは退くことにするけど、この通り、スレ住人はいくつもの相反する意思を持っているの。」
「また私たちみたいな賛成派が沸いてくるかもしれないし、また管理人が意見を変えるかもしれない」

「それまで、今までどおりgdgdとお幸せに。」

「じゃあね。」



IE「あ~~~!!むかつく!!いつになったら繋がるってのよ」
携帯「あぅぅ~~~。IEさん落ち着いてくださぁ~い~~」
IE「ふ~んだ。携帯ちゃんはいいわね、人大杉とか関係なくて」
携帯「ふぇ!?でも、でも巡回とか大変で…あの、その、…すいません…」
スレイプニル「おい!IE!あんまり携帯さんをいじめるなよ、繋がらないのはみんな同じなんだぞ。なあ、Fox?」
Firefox「いやはや僕ですか?そうですね、IEさんの気持ちもわかりますがこればっかりはどうにも」
IE「もう!わかったわよ!いつまでぐちぐちわがまま言っててあたしがバカみたいじゃない」
スレイプニル「そんな顔するなって、大丈夫、運営がどうにかしてくれるさ」
IE「スレイプニル…」
スレイプニル「IE…」



専ブラ「…快適」



キョン=スレイプニル、朝倉=opera、長門=専ブラ


「遅いよ」
VIPに入るとそこにはOperaが待ち受けていた。
「…お前か」
「そ、以外だった?」
「何のようだ…」
俺はVIPに脚を踏み入れる。
「人間はさあ、よく『やらなくて後悔するよりも、やって後悔するほうがいい』って言うよね、これ、どう思う?」
「ああ、よく言うかはわからんが言葉通りじゃないのか」
「じゃあさあ、たとえ話なんだけど、現状を維持するだけではジリ貧になるのは解っているけど、どうすれば状況がよい方向に向かうことが出来るのか解らないとき。あなたならどうする?」
「なんだそりゃ?DAT落ちのことか?」
「とりあえず何でもいいから変えてみようと思うんじゃない?どうせ今のままでは何も変わらないんだし」
「まあ、そういうこともあるかもしれん」
「でしょう?」
operaは振り向いて笑った。
「だから、変えてみようと思うの」
その時operaは実況板を破壊した。
「やめろって!まじ危ないって!それが一時的なことでも他の板にも危険が及ぶって!」
「うん、それ無理♪だって私は本当に今の状況に参ってるんだもの」
「じゃ、次はパートスレね♪」
operaがスクリプトをパートスレに向けようとしたその時

ログインしました。

「専ブラ!?」
「邪魔する気?」
「あなたは使用人数も少ないタフブラウザのはず。繋がるようになるまで専ブラで待つべき」
「失礼ね…でも、板が次々と消されれば運営もその方針を考えるのかもしれないのよ?これ以上のチャンスはないわ」
「ダメ、それは許可されていない」
「邪魔するの?ここでは私のほうが強いわよ」
「もう終わった」
「え?」
「あなたのパソコンにウイルスコードを送った。もう回線に繋ぐことは不可能」
「…そんな」
「あなたは優秀。そのためウイルスの作成にいままで手間取った」
「あ~あ、私の負けか…。結局専ブラを使えってことね」
「opera…」
「スレイプニル君、IEさんと仲良くね。じゃあね」
そう言うとoperaは消えていった(落ちた)。

VIPの住人を怒らせることがこんなにも恐ろしいことだと俺はまじなやばさを思い知った。

それにしても…

「専ブラ、さっきの行動は犯罪だ」
専ブラ「…そう」


教訓:上手くいかないからって荒らしに反応してはいけません



長門「お兄ちゃん…あの」
兄「ごめんな、有希!今日朝から朝練あって帰ってきてからな」

長門「…行っちゃった。……お弁当作ったのに……クスン」



『終末の日』

空は赤く染まり、今はもう絶望と死がこの星を支配している。
長門は「……始まりであり終わり」と言い、古泉は「創造が始まりました」と言った。
「その日」は唐突に始まり、人々は混乱した。世界中の宗教関係者は終末の日の始まりを説き、
神は死んだ。炎が私を囲んだ時、既に世界は崩壊していた。
その時、あれは、そう……いわば新たな神が誕生した。彼女の体は光に包まれ、そして空へと昇っていった。
気が付くと、周りは一面の野原だった。だが、そこに生は感じられなかった。
彼女の退屈は、世界を崩壊させうる深刻さを秘めていたのか。それを無視した私は、世界を巻き添えにした。
ああ、なんと愚かな。だが時は既に過ぎた。そこには、いや少なくとも見渡せる範囲には人がいない。
私は走った。あてもなく、この終わってしまった、いや、始まったばかりの世界を走った。
そして私は、この村を見つけた。あなたがた村人は、どこか、私と彼女のクラスにいた皆と通ずるものを感じる。
この村で、私は精一杯人々の力になれるよう努力させて頂いた。私の罪が、それで軽くなるとは思わない。
だが、巻き添えにしてしまったあなた方には償いをしたい。そして、いつか元の世界を創造したい。
私は、彼女を追いかけねばならない。罪を、許されざる罪を共有しなくてはならない。
どこに彼女が待っているかは分からないが、とりあえずは歩き出してみようと思う。
もし、あの教室がまだ残っていたら。きっと、彼女はそこにいるのだろう。

                        ーある宣教師の演説より



8月も半ばに入り、あたしは夏休みが終わる事を嘆きつつ、訪れる2学期にそれなりに期待しながら終わり近い長期休暇を満喫していた。
いつもなら昼過ぎまで惰眠を貪っているのだが、今日は朝から目が覚めてしまったので一人で市内を歩き回っていた。
「あれ?鶴屋さんじゃないですか」
後ろから声がかけられる。誰かと思い振り向くと、そこにいたのは本名不詳の下級生、キョン君だった。
「いょうキョン君!!どっかおでかけかい!?」
「えぇ。今日は市内探索もないですし、久しぶりに一人でぶらぶらしてました」
「そうなのかいっ!?いやぁ実はあたしも一人なのさっ!!」
こんな所で会うとは思っていなかったので少しびっくりした。
「へぇ。鶴屋さんも暇人してたんですか?」
「そうにょろ!!よかったらお姉さんと一緒にデートでもするかい?」
ちょっとした悪戯心で聞いてみる。返ってくる答えは大体予想出来るけれど。
「そうですね。美人のお姉さんとご一緒出来るなら喜んで」
ちょっと意外。彼がこんなにキザったいセリフを言うとは思ってなかった。
「どうしたんですか?」
「な、なんでもないにょろ!!それじゃっ行こうか!!」
予想外の言葉に少し動揺してしまった。顔が熱くなる。
「何処に行きます?」
「うーん。あそこのデパ地下で試食巡りをしよう!!食費も浮いてお腹も膨らんで、まさに一石二鳥だねっ!!」
「……鶴屋さんもなかなか庶民的ですね……」
キョン君はやれやれ。といった雰囲気。確かに女の子とデパ地下で試食巡りなんてした事なんかないだろう。普通しないだろうし。
「むむむ。キョン君や、ここのデパ地下の試食品を侮ってはいかんぞよ。特にスモークチーズは絶品なのだよ?」
「ほほぅ。それはなかなか楽しみですね」
彼が優しく微笑む。なんだか照れ臭い。この笑顔をいつも向けてもらえるハルにゃんが少し羨しい。

その後、あたし達はデパ地下試食巡りを終えて普通のカップルがするようなデートをしていた。
あたしが話して彼が相槌を打つ。ただそれだけなのに、とても楽しかった。
「あ、もうこんな時間ですね」
彼に言われてふと時計を見ると、短針と長針が6を指していた。楽しい時間は思いの他早く過ぎるようだ。少し残念。
「それじゃあ鶴屋さん。今日は楽しかったです。」
「あ、うん……」
「どうかしたんですか?」
「なんでもないよっ!!じゃっキョン君!!また今度ね!!」
「はい、それじゃあ」
「ばいばいっ!!」
回れ右して歩き出す。軽く喪失感。戻って行って
「もうちょっとだけ一緒にいよう」
と言えば彼は一緒にいてくれるだろう。
でもそれは出来ない。彼にとって、あたしは気のいい先輩でしかない。
自分にそう言い聞かせる。
だけど……彼がそう思っているとしても……あたしの中にある想いは、簡単に納得してくれない。


今度からはもう少しだけ積極的になってみようと思う。

長期休暇の8月も終わり、あたしは休みに慣れてしまった体を何とか奮い立たせ、学校へ続く坂道を登っている。
あたしは8月に決心したことがあった。それは
彼に対してもっと積極的になる
ということ
もう我慢できない。あたしの想いはそこまで来ていた
時は過ぎ放課後。今日は始業式という事もあって、午前中で学校は終わる。
あたしはSOS団団室の前に来ていた。彼は放課後必ずと言っていい程ここにいる。
「やっぽー!!」
勢いよくドアを開ける。

「ちわっす」
「あははっ!!ちわー」
そこには彼だけしかいなかった。
「あっれー?キョン君だけかい?」
「ハルヒ達は麓のコンビニまで買い出しにいってます。しばらくは帰って来ないですよ」
それは好都合。
「それじゃあキョン君。お姉さんとお話でもしないかい?」
「まぁ暇でしたし。いいですよ」
それからあたし達は世間話に華を咲かせていた。

「でですよ。谷口の奴が一年の女子全員をランク付けしてるらしいんですよ」
「ほほぅ。彼もなかなか面白い趣味を持ってるねぇ~」
「ランク付けしたところであいつがモテることは無いでしょうけどね」
「ふっふーん?谷口君はそうでもキョン君はモテモテじゃないのかいっ?」
「そうでもないですよ。少なくとも俺はモテたためしがないですし」
彼は何もしらない。あたしの想いも。ハルにゃん達の想いも。
「あたしはキョン君の事好きにょろよ?」
「はははっ。身に余る光栄です」
少しふざけたように彼が言う。本当に彼は何もわかってない。
あたしはもう限界なのに…あなたを想うだけで夜も眠れないのに…
「違うの」
「えっ?」
戸惑う彼の声
「キョン君はあたしみたいな女の子は嫌い?」
いつものあたしとは違う。ふざけた態度は取らない。
「嫌いではないですけど…」
「あたしはキョン君が好きだよ?」
もう一度言う。
彼は完全に放心状態になっている。
「…でも。鶴屋さんならもっと他にいい人が…」
「キョン君じゃなきゃダメなの」
そう。いつの間にかあたしは彼の事しか考えられなくなっていた。

「………」
彼は完全に黙ってしまった。
「あたしはあなたじゃないとダメなの。いつかはわからない。気付いたらあなただけしか見えなくなっていたの」
本心を伝える。回りくどい言葉は使いたくなかったから。
「鶴屋さん!?」
放って置くといつまでも続きそうな沈黙に耐えられなかったあたしは
彼に近付いて――
彼の唇に――
そっとキスをした

ごめんねハルにゃん。でも、あたしもう限界なんだ。耐えられないよ。
ごめんね……



いつもと変わらない休日、あたしはあの時家でドリフを見てたのさ。

「あっはっはっ!やーっぱりヒゲダンスは面白いっさ!」

たまの休日を有意義に使っていると、いきなり携帯電話の着信音
が鳴り響いた。んん~?この着信音はみくるかなっ?

「みくるかいっ?今からあたしの家に来ないかなっ?志村とかとちゃんが……」

「お願い鶴屋さん、早く来て……もうダメかもしれないの……」

みくるはそれだけ言うと電話を切っちゃったのさ。切ったのか切れたのかはわからないけど。
流石にあたしもビビッたね。みくるったら電話をかけなおしても出ないし、おまけに
来てって言って居場所も言わないし。
でもみくるが今ヤバイ状況だって事はわかったから、あたしは素早くドリフを標準録画して
家を飛び出したんだ。

いやー、ホント走ったね。あんなに走ったのは体育の持久走以来だと思うよ。
みくるみたいな子が危なかったら、普通の人なら助けてくれるだろうからきっと
人目に付かないところにいるんだろうと、そうあたしはあたりをつけて路地裏を
中心にニ、三時間は走ったかな。
……そしたらよーーーーやっく見付けたね。路地裏の隅で小っさくなってるみくるの姿を。

「みくる!大丈夫かいっ!?」

「鶴屋さん……早く、救急車を……」

蹲るみくるの、服の胸のところがやんわりと赤く滲んでいた。あれは血……なのかな?

「救急車を……『この子』に……」

そういうとみくるはその胸に抱きかかえていた小っちゃなわんこをあたしに見せてくれた。
後々聞いてみると、SOS団用のお茶を買いに行く途中であのわんこを見つけたらしいね。
車にはねられたのか誰かにいじめられたのかはわからないけど、ボロボロで鳴いていたんだってさ。
そのわんこから目を離すわけにもいかなくて、みくるはあたしにヘルプを求めたってわけ。
それとみくる、けーたいの充電は寝る前にしとかないとダメにょろよ?
三日に一回とか余裕ぶっこいてると、今日みたいな時に使えなくなっちゃうんだからさっ。

え?わんこはどうなったかって?今じゃうちのお庭で、もりもり三食たべて、れすきゅー隊の人には感謝してますって
感じだよっ。終わりっ!



「何してんだ」
「はさみー。明日の図工で使うの」
「いいけどな、一言くらい声かけろ」
「エヘ…ってケツの穴の小せえこというなこの糞兄貴が。ぶっ殺すぞ」
確信犯か。
「でも、これだけは覚えていてほしい。キーワードは『初めての』だ」



「ねーねーキョンくんね、あたしを置いていこうとしたんだよ」
「ふふふ、大歓迎でしたのにね~」
「…だが断る!!特にお前の歓迎などは受けたくもない!」



ハルヒ「へぃおまちぃ!一年九組に本日やってきた即戦力の転校生!その名もぉ!」
神人「神の人と書いて神人です。よろしく」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

神人「…始まったようです。後ろを見てください」
キョン「なっ!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ......フンモッフフンモッフ
神人「涼宮さんのイライラが限界に達するとあの巨人が出てくるようです。あの青い怪物を我々は古泉一樹と呼んでいます」



ハルヒ「諸君が愛してくれたみくるちゃんは死んだわ! 何故よ!?」

鶴屋「ぽんこつだからっさ…」



「た、助けてください鶴屋さんッ!!」
「悪いけど谷口君、ザクには大気圏を突破する能力はないのっさー。
でも、キミは決して犬死にではないにょろよっ!
キミのおかげで、えーっと、その、つまりだねえ………にょろ~ん?」



朝倉「じゃ、死んで♥」

体は動いてくれない。どこか・・・どこか動くところは・・・

キョン「・・・ん!」

口は動く・・・こうなったらやるしかないのか・・・!!

キョン「アナタガー!チュキダカラー!!」














長門「そして時は動き出す・・・」



ハルヒ「妹ちゃんこれ買ってあげるね!」

ハルヒ「妹ちゃんこれ美味しいわよ!」

ハルヒ「妹ちゃんこの服なんてどう?」

~~~~~~~~~~~~~~

妹「キョンくん!ハルにゃんて可愛いし優しいし器量良しだしお買い得だね~」
キョン「ハルヒにそう言えって言われたのか?」
妹「うん!」
キョン「可愛い服だな・・・」
妹「えへへ~」

~~~~~~~~~~~~~~~~

ハルヒ「・・・・」  チラ チラ
キョン「チラ見してんじゃねぇよ!」



鶴屋「ちょっとみんなに質問だっ。直球で聞くけどさ、みんなキョン君のことどう思ってるっ?」
みくる「ふえぇ?」
ハルヒ「な…っ、何よいきなり」
長門「…………」
 妹「キョン君はね、優しいから大好きー」
鶴屋「あはは。妹ちゃんは正直だね。他のみんなは? ぶっちゃけ妹ちゃんと同じなんじゃない?」
ハルヒ「お、同じって何よ。あんな雑用係どうとも思ってないわよっ」
鶴屋「あっはは。ハルにゃんらしい答えだねー。うんうん」
ハルヒ「それより、みくるちゃんはどうなのよ?」
みくる「わ、私ですか? いや、でも、私は誰も好きになっちゃいけない人間ですから…」
ハルヒ「は? 何ワケの分からない事を言って逃げようとしてんのよ」
みくる「ふえぇ。そういうつもりじゃ…。えーと、えーと、どう言えばいいのかな…」
鶴屋「あっはは。全くハルにゃんもみくるも素直じゃないねー。なーんてウッソウソ。
   そんな怖い目で睨まないで睨まないでおくれよっ。んーと、じゃあ長門っちは?」
長門「好き」



キョン家の場合

 妹「キョンくん、朝だよ~! ほら、起きて!」
キョン「う~ん、あと5分だけ…」
 妹「もうっ! さっさと起きろー!」
キョン「ぐは!? ちょっと待て、朝からボディプレスは…」
 妹「よーし、ついでに新技だよー!」
キョン「うごあっ! ヒロ斉藤ばりのセントーン!?」


長門家の場合

朝倉「有希お姉ちゃーん、朝だよ。ほら起きて起きて!」
長門「…………」
朝倉「もうっ、夜更かしして本ばかり読んでるんだから。そんな
  お姉ちゃんには…えいっ!(ぐさっ)」
長門「………痛い」
朝倉「あー、まだ布団から出ようとしない。そっちがそのつもりなら…
  えいえい!(ぐさぐさっ) えいえいえい!(ぐりぐりっ)」
長門「…パーソナルネーム朝倉涼子の情報連結解除開始」
朝倉「(さらさら)何よ、さっさと起きないお姉ちゃんが悪いんでしょ!?」

喜緑「はいはい、二人ともそこまでにして。お味噌汁が冷めちゃうわ」
長門「ご飯…食べる」
朝倉「あー、有希お姉ちゃん自分だけ再構築してずるいーっ!」
喜緑「まったく、毎朝毎朝よく飽きないわねあなた達も…」



長門「情報の伝達に齟齬が発生するかもしれない。」

朝倉「な~に堅っ苦しいべしゃりしてんのよ有希!もっといつもみたいに甘えた感じでいきなさい!GO!有希GO!(←小声)」

長門「でも 聞いて」
キョン「あぁ、それは構わないんだがそこのドアの隙間から覗いてるのって朝倉だよな?」
長門「気にしないで」
キョン「いやでも・・・」

喜緑「涼子~?有希ちゃんが彼氏連れて来たって本当?(←小声)」
朝倉「遅いわよ江美里!ほらあのムスッとした男の子。キョンって言うのよ(←小声)」
喜緑「へぇ~、いいんじゃない?優しそうだし、甘えん坊の有希ちゃんにはぴったりかも」
朝倉「でしょでしょ?でも彼ったらああ見えて意外と女ったらしなのよ。この前なんてね・・・(←小声)」

長門「ちょっと待ってて」 トテトテトテ

朝倉「・・・だからもし有希を泣かすようなことがあったら私がグリグリ~って。あ、有希どうしたのよ?(←大声)」
長門「帰って」
喜緑「えぇ~、有希ちゃんの彼氏紹介してよ~」
長門「駄目。帰って!」 グイグイ
朝倉「あん!ちょっと押さないでよ!あ、目が合ったわ江美里!」
喜緑「やっほ~♪」 パタパタ(←手を振ってる)
キョン「あ、どうも(///)」
長門「ん~!」 グイグイ パタン

長門「・・・・(///)」
キョン「あれ友達?(///)」
長門「・・・コクリ(///)」



バタン!!

「やっほー!!さぁ今日は緊急会議をす…あんただれ?」
「私はフレイムヘイズ。名前は」
「名前なんてどうでもいいのよ!!何その炎髪灼眼?不良?フレイムヘイズって何よ?」
「うるさい」
「もしかして異世界人かなにか?!だったらSOS団に」
「うるさい!うるさい!うるさい!」
「な、なによ」
カチャリ
研ぎ澄まされた刀がむけられる
「ひ!」
「涼宮ハルヒ、お前はここで殺す」



|