餃子の季節


【プロローグ】

 

 西暦2008年X月X日。

 

 この日、世界中を凶報が駆け巡った。

 

北京オリンピックにて涼宮ハルヒ、涼宮哈爾濱に敗北す。』

 

 これは中華人民共和国の野望を何者をも妨げ得ないと言う事を意味していた。

 

 後の世に”炎の七日間”と呼ばれる、悪夢の一週間の始まりであった。
 

───「我が神、我が神、何故に我を捨てたまいしや」(マルコ15章34節)

 

挿絵
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/gline/1202756066/1



【第一章・中華人民共和国の興亡】

 

──翌日、中国軍は世界侵略を開始した。

 

鈴宮ハルヒ「北米方面軍より報告、アメリカ・カナダの制圧完了しました。」
涼官ハルヒ「欧州方面軍より報告、NATO軍は壊滅しました。」
涼宮八儿匕「台湾方面軍より報告、台北市内でゲリラ部隊がまだ活動して居ます、先行者の増援を。」
涼宮ハヒル「日本方面軍より報告、日本政府は無条件降伏を決定しました。」

 

毛沢山「ウェーハッハッハ!涼宮哈爾濱の部下は強力アルね、世界征服も目前アル。」

 

哈爾濱「毛主席、安心するのはまだ早いアル、日本の占領がスムース過ぎるアルよ。」

 

毛沢山「哈爾濱は心配しすぎネ、日本鬼子ハニートラップで骨抜きの事アルよ。」

 

哈爾濱「日帝にはA系と呼ばれるハニートラップの効かない精鋭部隊が居るアル、
 それに涼宮ハルヒもオリンピックの後失踪してるネ、王大人の死亡確認がまだアル。」

 

毛沢山「日帝的Aボーイズ貧弱アル、先行者を送り込んでやれば良いアル。」

 

哈爾濱「油断は禁物ネ、日本には麻宮ハルカの精鋭部隊を増援するネ。
 元ネタは18禁だから良い子のみんなは見ちゃ駄目アルよ。」

 

──涼宮ハルヒを欠いた各国には有効な対抗策など無く、次々と撃破されてしまい、
各地でレジスタンスが細々とゲリラ戦を続けるのみとなってしまった・・・。

 

サントス「コノセンソウガオワッタラ、オマエラミンナサッカーシヨウゼ!」

朝昇龍「モンゴルデサッカーシテタラマスコミに叩カレタゼ!」


【第二章・関東軍の最後】

 

阪中「関東軍より入電なのね。
『我コレヨリ最後ノ突撃ヲ敢行ス、虎ノ穴万歳。秋葉原方面軍。』」
『ウン、ソレ無理。二階ガ閉マッテテ寂シイ。御徒町方面軍。』
『ゲマズヨテク?。埼玉方面軍。』
『序ノ口譲二ノエロ画像キボンヌ。武蔵野方面軍。』」

 

鶴屋「にょろ~ん、一行で玉砕してるにょろ、こいつら役に立たないにょろ。」

 

山根「僕達の住むH県N市から離れてますからね、戦力が分散してしまいました。」

 

由良「書いてる人が行った事ないので大阪日本橋は書けないそうです。」

 

鶴屋「H県だけになってもレジスタンス活動を続けるにょろ。」
鶴屋「ハルにゃんやみくるを奪った哈爾濱は許せないにょろ!」
鶴屋「あたしは誰のおっぱおを揉んでセクハラしたらいいにょろ!」

 

阪中「アッーなのね!だからと言ってわたしをまさぐらないで欲しいのね!」

 

鶴屋「にょろ~・・・(モニュスモニュス)、みくるが懐かしいにょろ。」

 

阪中「勝手に揉んでおいて酷いのね・・・。」

 


【第三章・The Lost Emperor(前)】

 

麻宮ハルカ「秋葉原ならびに大阪日本橋、制圧完了しました。」
麻宮ハルカ「まだH県にわずかな抵抗勢力が残っていますが、制圧は時間の問題です。」

 

毛沢山「ウェーッハッハッハ!先行者を出すまでも無かったアル!」

 

哈爾濱「杞憂だったアルか・・・。あたしの野望ももう少しで実現の事ネ。」

 

毛沢山「今日は前祝いアル、宴を開くアルね!中華餃子美味の事ヨ!」

 

哈爾濱「毛主席、それがあなたの最後の晩餐ね、よく味わうヨロシ。」

 

毛沢山「ペロ・・・これはメタミドホス! 哈爾濱、裏切ったアルか!?」

 

哈爾濱「裏切ってなんか居ないアル、あたしは最初から中華の敵ネ。」

 

毛沢山「ど、どういう事アルか?!」

 

哈爾濱「あたしの本当の名前は愛新覚羅哈爾濱、清朝の末裔アル!」

 

毛沢山「アイヤー!まさかあの失われし皇帝が哈爾濱だったアルか!?」

 

哈爾濱「あたしの真の目的は中華人民共和国の打倒と女真族の王朝復活アル!」
哈爾濱「毛主席、あなたを倒してネオ満州国の建国を宣言するネ!」
哈爾濱「そろそろメタミドホスが回ってくる頃合ヨ。」
哈爾濱「イ爾已經死了!(お前はもう、死んでいる!)」

 

毛沢山「 あ べ し !!

 


【第四章・The Lost Emperor(後)】

 

───「東方海上八百里、在倭國亦名日本國。在蓬莱山麓扶桑大樹、値不老仙藥

値金銀財寶、櫻單乃繪爐畫像在。
 秦時徐福將行、元時忽必烈將行。何不果。櫻單乃繪爐畫像期本濡。」

                              周代書物「美多民健康法」蘇妲己著

(日本語訳:東方の海の遥か彼方、倭国、またの名を日本という国あり。東方つったらアレ

だよね、Gガンダム?超級覇王電影弾とかの。

え?違うの? あ、上海アリスナントカの方?よく知らないんだゴメン。)

 

哈爾濱「ウェーハッハッハッ!毛主席も涼宮ハルヒも倒した今、あたしの敵は居ないアル!」
哈爾濱「残るはH県レジスタンスのみ!」
哈爾濱「始皇帝やジンギスカンも為しえなかった偉業・・・」
哈爾濱「世界征服の野望は目の前アルよ!」
哈爾濱「涼宮軍団集合アル、日本を総力を挙げて攻撃するアルよ!」


鈴宮ハルヒ「哈爾濱様の仰せのままに!」
涼宮八儿匕「哈爾濱様の仰せのままに!」
涼官ハルヒ「哈爾濱様の仰せのままに!」
涼宮ハヒル「哈爾濱様の仰せのままに!」
麻宮ハルカ「哈爾濱様の、仰せのままに・・・」

 

哈爾濱「ウェーハッハッハッ!」

 

先行者「キャオラッ!」


【第五章・旧海軍佐世保鎮守府】

 

長門「ネオ満州軍の攻撃にレジスタンスたちは次々とやられている…」
長門「かつての北高生も次々と戦死…」
長門「情報統合思念体は人類同士の戦争への不介入を決定している。」
長門「でも…、わたしは黙認することは出来ない!」

 

喜緑「長門さん、あなたの宇宙的能力は全て、情報統合思念体によりプロテクトされています。」
喜緑「今のあなたには哈爾濱を止める事はできませんよ。」

 

長門「喜緑江美里、なぜここに…!?」

 

喜緑「レジスタンスの方が電文で知らせてくれたのです。」
喜緑「『ナガモン、チンタチソウ。エミリン、スグサセニキテ。』」

 

長門「卑猥」
長門「それにわたしの名前間違ってる。」

 

喜緑「『長門さんが鎮守府から旅立ちそうなので、すぐに佐世保に来て。』」
喜緑「そういう意味の暗号電文です。」
喜緑「私も最初ちょっと赤面してしまいましたわ。」

 

長門「経緯は理解した。」
長門「しかし、わたしは皆のためにチンを立つのをやめない!」

 

喜緑「わざわざ紛らわしい言い方にしないで下さい。」

 

長門「喜緑江美里、あなたにも邪魔はさせない。」

 

喜緑「わたしも情報統合思念体の命令に盲従する事はできなくなりました。」
喜緑「機能的にはおかしすぎるでしょう。」
喜緑「・・・生徒会長がネオ満州軍との戦闘で戦死しました。」

 

長門「……。」

 

喜緑「わたしが協力すれば、長門さんのプロテクトを解除する事が可能です。」
喜緑「行ってください、長門さん。」

 

長門「感謝する。」

 

喜緑「鋭!」

 

長門「応!」

 

喜緑&長門「「鬼我一体!」」

 

長門「フュー!」

 

喜緑「ジョン!」

 

喜緑&長門「「ハッ!!」」

 

喜緑&長門「「チェンジ!バトルシップモード!」」

───「長門、特攻す」!!
 この悲報はその日の内に日本全国を駆け巡った、レジスタンスたちは皆一様に涙した。
 バトルシップモードとなった長門は威海衛のネオ満州海軍を撃滅したのち、旅順港に
突入して果てたと云ふ。
 この尊い犠牲により、涼宮軍団は大損害を蒙り、日本侵攻作戦に遅延をきたした。

 この綻びがきっかけとなり哈爾濱の日本侵略作戦を頓挫させる事となったのだった。


【第六章・涼!涼!涼!】

 

阪中「佐世保鎮守府から入電なのね。
 『ナガモン、チンタッタ。エミリン、サセニイッタ。アフン。』
 ・・・これ、なんなのね?」

 

鶴屋「これは暗号にょろ!有希っこが特攻したにょろ!」

 

谷口「俺のAマイナーが!」(ウワァァアン!)

 

鶴屋「有希っこAマイナーじゃないにょろ、もうちょっとサイズあるにょろ!」

 

谷口「いえ、俺的美的ランキングの話です。」

 

阪中「ネオ満州軍の増援は絶たれたみたいなのね。反撃のチャンスなのね。」

 

鶴屋「でもあたしたちの戦力も乏しいにょろ。」

 

森「レジスタンスの皆さん、落ち込んではいけません!」
森「私たちはまだ負けてはいません。」
森「こちらの資料をご覧になってください!」

 

鶴屋「にょろ!?見せて見せて!!」

 

森「こちらです。」

 

『セイキュウハルヒノシヨウシツ 514
リョウグウハルヒノタイクツ 514
スズミヤハルヒノタメイ 514
スズミヤハルヒノユウウ 514
セイグウハルヒノフンガイ 514
セイグウハルヒノインボウ 600
リョウグウハルヒノドウヨウ 514
X 514
セイグウハルヒノブンレツ 514
セイネンコミツク 914
コミツクメガス 648』

 

鶴屋「すっごいにょろ!エ□本買ったレシートにょろ!」

 

森「いえ、『コミツクメガス』と『セイネンコミツク』以外の所をご覧になってください。」

 

鶴屋「わおっ、請求ハルヒとか漁遇ハルヒとか性偶ハルヒとかいっぱいいるねっ!」

 

森「この資料に基づき、量産型涼宮ハルヒを建造しました。」
森「”セイキュウハルヒ”、”リョウグウハルヒ”、”セイグウハルヒ”の三体です!」

 

鶴屋「これでネオ満州軍を倒せるよっ!」

 

セイキュウ「あたしにまかせなさいっ!あたしの必殺架空請求で先行者を倒すわよ!」
セイグウ「あたしたちは何すればいいの?!」
リョウグウ「まだなんとか日本語に読めるのセイキュウだけじゃないの!」


──長門特攻による涼宮軍団の遅延と、量産型ハルヒの戦線投入に呼応し、
 日本各地に潜伏していたレジスタンスたちは一斉に蜂起した。

 

レジスタンスA「おんみょうだんをくらえ~」
レジスタンスB「北海道名物白い恋人もくらえ~」
レジスタンスC「伊勢名物赤福もくらえ~」
サントス「ソンナコトヨリ、サッカーシヨウゼ~」

 

先行者「キャオラッ!?」

 

森「先行者たちは怖気づいています!皆さんもっと攻撃してください!」

 

鶴屋「みんながんばるにょろ!あたしたち北高レジスタンスも行くにょろ!」

 

山根「クンカクンカ、ハァハァ」

 

姑娘「アイヤー!日帝的ストーカーアル!!」

 

谷口「ゲスゲスゲス、チャイナドレスハァハァ」

 

姑娘「アイヤー!日帝的Hentaiアルよ!」

 

鶴屋「必殺セクハラタッチにょろ!」(モニュスモニュス)

 

姑娘「アイヤー!日帝的乳揉是悶絶的快感!!」

 

鶴屋「またつまらぬ乳を揉んでしまったにょろ。」

 

セイキュウ「利息を含めて15万円です、あたしたちは債権回収会社だからクレームは知らないわよ!」

 

先行者「アイヤー!」

 

リョウグウ「えーと、普通パーンチ!」
セイグウ「とりあえず普通キーック!」

 

先行者「アイヤー!!」


麻宮「待ちなさいパチ物たち!」

 

セイキュウ「あ、あんたは・・・?!」
リョウグウ「麻宮・・・!?」
セイグウ「アテナ?」

 

麻宮「㈱新日本企画なら倒産したわ!あたしは麻宮ハルカ!」
麻宮「元ネタは18禁だから良い子の皆は見ちゃダメよ!」
小日向「そしてわたしはその側近、小日向くるみ!」
長瀬「…同じく長瀬美優。」

 

セイキュウ「っていうかあんたこそパチ物じゃない!」
リョウグウ「あんたにだけは言われたくないわ!」
セイグウ「このスケ番刑事!!」

 

麻宮「うっさい!ちねー!!」(ガッシボカ!)

 

セイキュウ&リョウグウ&セイグウ「ウボァ~!!」

 

鶴屋「あっ!セイキュウその他がやられたにょろ!」

 

森「そんな・・・、量産型ハルヒがやられては私たちに打つ手は・・・」

 

鶴屋「ここは一時撤退にょろ、戦力をこれ以上失うわけにはいかないにょろ!」

 

レジスタンス一同「アラホラサッサー!」

 

 

 

麻宮「・・・行ったわね。」
小日向「皆の犠牲を抑えられてよかったでしゅ。」
麻宮「日本に哈爾濱をおびき寄せ、最後の決戦を挑むわよ!」


【最終章・日はまた昇る。】

 

麻宮「哈爾濱様、ようこそいらっしゃいました。」

 

哈爾濱「ここが日本アルか!」
哈爾濱「日帝的ナガモン戦艦に輸送船が沈められた時はどうなるかと思ったアル。」
哈爾濱「ここを落とせばあたしの世界征服は完了アル。」

 

麻宮「レジスタンスの戦力は壊滅状態にあります。」
小日向「す、いえ、麻宮しゃんが倒したんでしゅ。」
長瀬「…わたしはAV女優ではない。」

 

哈爾濱「麻宮ハルカ、ご苦労だったアル。」
哈爾濱「日本占領が成った暁には領主にするアル!」
哈爾濱「ウェーハッハッハッ!」

 

麻宮「残念だけどそれは無いわ」

 

哈爾濱「どういう事アルか?!」

 

麻宮「あたしはあんたの部下にはなれないって事よ!」

麻宮「行くわよみくるちゃん!有希!」
バリバリバリ!
ハルヒ「あたしは涼宮ハルヒ、正真正銘本物よ!」
みくる「わたしも朝比奈みくる本人でしゅ!」
長門「…わたしは長門勇ではない。」

 

哈爾濱「涼宮ハルヒ、生きていたアルか!?」

 

ハルヒ「あんたには北京でメタミドホスをご馳走になったわね!」
ハルヒ「でもあたしはそんな姑息な手段でやられるようなタマじゃないわ!」

 

みくる「わたしが仕込んだ下剤によってメタミドホスの吸収が阻害され、

 涼宮さんは助かったんでしゅ!」

長門「…そしてその後間に合わなかった。」

 

ハルヒ「その屈辱のために今まで隠れていたのよ!」
ハルヒ「あなたの手下、麻宮ハルカと入れ替わって逆襲の機会を待っていたの!」
ハルヒ「哈爾濱!、あなたは絶対許せないわ!!」

 

哈爾濱「アイヤー!」
哈爾濱「でもあんたの屈辱の原因は朝比奈みくるの下剤な気がするアル。」

 

みくる「そ、そりは・・・」
みくる「みくるビーーーーーーーーーーーーム!!」

 

哈爾濱「アイヤー!ビームだけは!ビームだけは!!」

 

みくる「ふう、証拠隠滅完了、悪は滅びたでしゅ!」
みくる「長く辛い戦いでしゅた・・・」
みくる「しかしこれが最後のパチ物だったのでしょうか?」
みくる「また第二、第三の涼宮哈爾濱が現れないとも限らないのでしゅ。」
みくる「みくるの勇気が世界を救うと信じて。第一部-完-でしゅ。」



長門「ちなみにわたしは別に死んでない。」
長門「麻宮ハルカに変装した涼宮ハルヒに助けられた。」
長門「未消化の伏線なので解説の必要を感じた。」


(多分終わり。)


 お題
「ハルヒと北京五輪」
「みくるとメタミドホス」
「カオス」
以上を提供していただき、この作品は執筆されました。

ご協力を頂いた皆さんありがとうございます。

 


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