谷口『ちっちちっちーWOっPA-I☆ ボインBOI~N☆』

 

クラスメイト「・・・・」

 

谷口『Aもげ☆Aもげ☆Aもげ☆チチWOもげ~☆』

 

女子A「谷口また何か変なこと大声で呟いてるよ~」

女子B「キモすぎ~」

女子C「近づいちゃ駄目ね」

 

谷口『MOGE!!AO☆』

 

キョン「朝からクラスの雰囲気が何時にも増してカオスだと思いきや・・・やはりお前の仕業か谷口」

谷口「え、俺何かしたか?」

キョン「今まで自分が何をしていたかお前自身が思い出してみろ」

谷口「今やっていた事と言えば・・・最近ハマってる歌を口ずさんでたくらいだがなあ」

 

キョン「おす国木田」

国木田「おはようキョン。朝から混沌だね」

キョン「そうだな」

 

まあ何時も通りの朝な訳だが

ハルヒも既に登校しているみたいで俺の席の後ろでうつ伏せになっていた

 

キョン「よう」

ハルヒ「う~ん」

キョン「どうした?気分でも悪いのか」

ハルヒ「何かダルイのよねえ・・元気が出ないって言うか」

キョン「そうかい」

 

 

どうせ放課後には元気を取り戻して朝比奈さんを思う存分いじくるのだろう

なんてことを思いながらこの時俺は、ハルヒの体に起こっている異変に全く気付けずにいた

 

 

キョン「俺は神殿を守る者を攻撃表示で召喚する」

谷口「WAッーWAッWAッ苦し紛れの攻撃表示か?じゃあ俺のターンに入るぜ」

キョン「何勘違いしてるんだ・・・」

谷口「WA?」

キョン「まだ俺のバトルフェイズは終了してないぜ!!俺はメタモルポットを反転!!カードを五枚ドロー!!!手札から高等儀式術を発動!ブルーアイズを墓地に送りデミスを召喚。効果でフィールドを全掃!!更に早すぎた埋葬を発動ブルーアイズを復活!!ブルーアイズに巨大化を装備!!二体でダイレクトアタッーク!!!」

谷口「WAっ・・・WAWAWAWAWA―――――!!!!」

 

 

 

さて、普段通りの終了チャイムを聞き

掃除当番なる義務を早々にこなした俺は、豊穣のマイエンデュオこと朝比奈さんを拝むべく文芸部室に足を運んだ

 

古泉「どうも」

 

ドアを開けて古泉しかいない事に俺は多少の落胆を覚えつつも

昨日休んだ理由を興味本位で聞いてみる事にした

他に話題もなかったんでな

 

キョン「なあ古泉」

古泉「なんでしょう?まあ大体は察せますが」

 

普段の微笑みを絶やさず俺の隣にいるコイツを見て、そこまで大変な事でも無かったんだろう・・なんて安心しつつ俺は端直に質問した

 

キョン「昨日は何故団活を休んだんだ?」

 

少し考えるようなマネをした微笑み野郎は3テンポほど置いて口を開いた

 

古泉「古い友人・・・いえ親友と言うべきでしょう。その方と少々会ってましてね」

キョン「それは中学の友人なのか?」

古泉「いえ、機関の友人でしてね。何度も僕と共に神人と戦った・・・そう戦友とも言えますね」

キョン「そうか。しかし団長様の機嫌が悪くなったらどうするつもりだったんだ?」

古泉「貴方を信頼していましたからね、上手くカバーして頂けると思いまして」

キョン「おいおい・・・あいつが本気で怒るようなことがあったら俺じゃ止められないぜ」

古泉「そんなことは無いでしょう?前からそっと抱きしめておでこにキスでも」

キョン「断固拒否する」

古泉「おやおや恥ずかしがらなくとも良いでしょう」

キョン「 う る さ い それよりどういう奴なんだ?その友人とやらは?」

古泉「そうですね・・少しばかり長い話になりますがお付き合い願えますでしょうか?」

キョン「どうせ暇だ。聞いてやる」

 

 

 

 

 

 

「もうやめて一樹・・・・」

『うるせえゴミが!!俺を知った風な口ばっか聞きやがって!!!

 てめえに俺の何が分かる?それは理解じゃなく妄想だ!!!!』

 

ドガッ

 

「い・・つ・・き・・・」

『うるせえ・・』

 

 

 

 

殺す

 

 

ぶっ殺してやる!!!

 

 

家族も、仲間も、クラスの奴等も

 

 

どいつもこいつも上辺ばかりの気遣いをしやがって

 

俺の事を何も知らねえ癖に

 

どれだけ俺が苦しいかも分らない癖に・・・・

 

 

 

=【君の苦しみが解るよ】=

 

 

 

だれ・・・だ?

 

 

 

=【私は君の苦しみを理解出来るものだ】=

 

 

 

じゃあ言ってみろよ・・・おれの苦しみを

 

 

 

=【君の見る別世界と巨人は現実に存在するものだ。同じ症状を持つ同志も数多くいる】=

 

 

 

!!??

・・・本当か?それは本当なのか!?

 

 

 

=【ああ本当だ・・・さあ目を閉じて、念じるのだ。己が紅き光に身を宿す姿を・・・】=

 

 

 

紅き・・・光?

紅き光が俺を包む・・・

 

 

 

=【そうだ・・此方に来い】=

 

 

 

行きたい・・・同じ気持ちを持つ仲間のところに・・

俺を連れて行ってくれ・・・導いてくれ・・・・

 

 

 

 

【その望み、叶えよう】

 

 

 

===『【念転】』===

 

 

 

 

次に俺が見た光景は、いつも見る異形の空間で化け物相手に多数の紅き光の球が闘っている姿だった

 

 

 

 

 

 

 

 

第一章2へ続く


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