Project512_Part1-もくじ

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──チャックSS集──

【チャック・谷口、火あぶりにさる!?】 

【チャック・古泉一樹にPCを破壊される。】
チャック・阪中、情報連結解除!?】
チャック・阪中、踏まれる!?】

チャック・中河に飯を奢らされる
チャック・喜緑江美里NiceBoat?!】
チャック・朝倉は大変なナイフで刺されていきました】#DeadEND注意
チャック・山根に禁則事項

 

 

──小ネタ集──

【小ネタ・やっまーね↓スペクタクル】(未収録)
小ネタ・プリンスレ落下
小ネタ・にょろーん
小ネタ・DejaVu←ってフランス語だったんですね。】

 

 

──お題SS集──

お題・スーパーマリオアッールPG(VIP先生の歌)】
お題・タロットカード
お題・ガチホモガチレズ偽装結婚
お題・SOS団麻雀大会
お題・チャック

 

──短編集──

短編・ケータイクエスト~朝比奈みくるの参拝
短編・ある雪の日のこと~涼宮ハルヒの献血


#基本的にログの保存が出来てないので、俺が書いたの忘れた分は未収録です。



         /           /   /     ト、/   ヽ
        '          / / |  / |  , |/  7       i
       !         /j,/_>|/  ! / '   |      |
        |     /j/  メ´  r::j` ` 'ヽ!    │     |
        |    /         `       r-、‐、ハ,   |ヽ!
       |., ‐、 |                   rト /    ,
       |!  rヾ|                 、 ` '   // ____ _ 
       |l (._ r                /    |  レ'l/  ○  ヽヽ
  r─── ヽ   ヽ         , ― 、_     ,.ヘ/        | |
   ○    ヾ`ー ヘ         /   ∨    /     ○      | |
  |      ○  !.    |ヽ      ヽ___ j    /           ○  | |
  |          | ,   |   、          イ             | |
  |  ○     レヽ/! |     \       / /!       __    //
  、          |      ヽ _ ./|/:::::ヽ     ,. ´/  ̄ ̄ 
    \           |          __|:::::::::::::ノ   //
      ̄ ̄ ヽ / ヽ_   r へ´    \:::/  //
          /   /   |   !     \ r ─ '
           /   /__,|   ヽ     _ `-、     
         イ   ,/ 三三::|    \  ´     ` ─r 、__ __
      /r '  ∠三三三ヽ     `,        << < / ` r‐-- 、
    ∠ /      | 「 ̄ ̄//   /  ヽ        ///   /     ヽ

 「ダメなのね!アナルスレ入力受け付けないのね!dat落ちしてるのね!!」



 【チャック・谷口、火あぶりにさる!?】
谷口「ここ、どこですかー?なんで俺縛られてるんですかー?」

 

山根「谷口、君は良き同級生であったが、僕と朝倉さんの純愛SSが書かれないのがいけないのだよ」

 

谷口「それ俺のせいじゃねえし!」

 

山根「君には腹いせに火あぶりになってもらうよ、山根ソーラーシステム照射!」

 

チリチリチリチリ

 

谷口「アッー!眼鏡でッ!?熱ッ!熱ッ!」

 

キョン「山根の眼鏡って凸レンズなのか?」

 

古泉「これも涼宮さんの力・・・なのでしょうか?」

 

谷口「お前ら助けてくれ~!」

 

【?・なぜか主に朝倉さんな本が張られる】

山根「せっかく貼ってもらって悪いが、既にそれは入手済みだよ。
 山根ソーラーシステムによる火あぶりは続行する」

 

チリチリチリチリ

 

谷口「アッー!熱ッ!だからなんで俺に八つ当たりなんだよ!」

 

由良「めがね属性キャラ代表の座は山根くんなんかに渡せない!」

 

長門(消失)「わたしは……、挿絵で眼鏡が消失した……。」


 
【チャック・阪中、情報連結解除!?】

阪中「黄緑とか言う先輩なんでキャラソン出してるのね!
 わたしの方が写った時間たぶん長いのね!黄緑生意気なのね!」

 

ハルヒ「さ、阪中ちゃん・・・?

 え、えーと・・・、な、中の人のギャラが足りなかったのよ、たぶん・・・。」

 

阪中「涼宮うるさいのね!黙るのね!」

 

ハルヒ「あ、あたしの貴重なお友達が黒いわ!!」(ウアァァン!)

 

阪中「わたしは二期までに腹黒キャラを目指すのね!
 そして黄緑から腹黒キャラの座を奪うのね!!」

 

喜緑「あらあら、目標を持つのは素晴らしいですね。
 ところで黄緑さんとはどこのどなたの事でしょうかね。」

 

阪中「はうぁなのねっ!?」


 【チャック・阪中、踏まれる!?】

阪中「わたしも只ではやられないのね!腹黒キャラソンを出すまでは死ねないのね!
 涼宮、黄緑さんにジェットストリームアタックをかけるのね!」

 

ハルヒ「えっ!?何よアレ引っぱんの?!」

 

喜緑「あらあら、私は喜ぶと書いて喜緑ですよ。えいっ!」

 

阪中「わたしを踏み台にしたのね!?」

 

ハルヒ「なんか強引な展開に・・・、ってあたしにビームサーベルが!!」

 


 【チャック・中河に飯を奢らされる。】

 

国木田「今度は涼宮さんアメフト大会に出るって言い出したの?」
谷口「マジかよ?素人が出て大怪我なんて事にならねぇか?」
キョン「俺もそう思う、朝比奈さんや妹ががゴツい男にタックルされるなんて想像したくもない」
谷口「おいキョン、なんとか思い留まらせられねえか?」
キョン「中学の同級生でアメフトやってる奴がいたな。」
国木田「中河だったっけ?」
キョン「そいつに何か醜態を演じてもらってハルヒのアメフトに対するイメージを悪くさせるのはどうだろう」
谷口「それで行ってみようぜ、そいつには飯でも奢ってやれよ」


 
【チャック・喜緑江美里NiceBoat?!】

会長「アッー!アッー!!」

 

古泉「いかがですか、僕のテトドンは。」

 

会長「ンキモヂイイッ!」

 

古泉「ふふふ、喜緑さんの事なんて忘れさせてさしあげますよ、ふんもっふ!」

 

会長「アッー!素晴らしいよ古泉!、これに比べたら喜緑なんて
 わかめくらいしか価値の無い●女だよ!!」

 

喜緑「・・・・・か、会長」



長門「・・・と、言う展開になれば喜緑江美里もヤンデレ化すると推測している。」

 

朝倉「うーん、どうかしらねえ。意外とそんな状況になっても喜んで観測しそうじゃない?」

 

喜緑「あらあら」

 

長&朝「あっ・・・」

 

喜緑「お二人とも面白そうなお話をしていますね。 私もあなた方にちょっとお話がありますわ。」

 


 
【チャック・朝倉は大変なナイフで刺されていきました】一応DeadEnd注意。

 

最近長門さんの様子がおかしい。
元々内気に過ぎる彼女の事・・・、わたしの脳裏にいじめと言う単語がよぎり不安になる。

 

「長門さん、悩み事があるなら一人で抱えないで、わたしにも分けてね。」

 

「…なにもない。」

 

「そう?なにもないなら良いけど・・・」

 

「違う…、わたしにはなにも…ない…」

 

長門さんはいつもの様に淡々とした口調で告げる、でもその瞳には深い絶望の色が浮かんでいた。

 

「‘あの人’との想い出も…、あなたの存在も……
 全てわたしの造り出した物、偽り…、幻影…、わたしにはなにもない……。」

 

「な、長門さん?何を言って・・・?!」

 

「もう終わりにする」

 

───!!

 

衝撃と共にわたしの身体に果物ナイフが突き刺された。
痛みで全身が痺れる、血と共に体温が流れ出していく。
わたしは思い出した、情報統合思念体の事、わたし達がインターフェイスだった事、
今の‘わたし’は長門さんによって再構成された事・・・

 

「・・・そうだったの。」

 

「……」

 

「泣かないで長門さん、わたしは生まれ変わっても、あなたのバックアップになるわ。」

 

 長門さんが構築した世界の全てが光の砂となって消えていく。
 わたしは最後の力を振り絞って長門さんを抱きしめ、そっと口づけした。
 血の味、それがわたしの感じたこの世界の最後の感覚だった・・・。




みくる「─DeadEnd─・・・っと。」

 

鶴屋「みっくる~、さっきから何書いてるんだいっ?」

 

みくる「次の機関誌の為の小説でしゅよ。」

 


 【チャック・山根禁則事項】

 

山根「<<禁則事項>>は犯罪です!」

 

山根「ストーキングは愛です!」

 

山根「クンカクンカ嗅ぐのはもっと愛です!」

 

山根「ヘシン!」

 

(0x0)「仮面ヤマネー参上!」

 

──説明しよう! 

 

 仮面ヤマネーとは山根君の朝倉偏執愛が究極に高まった時、意味不明なパワーが
具現化しヘシンするのだ!
 ヘシンすると嗅覚が強化され視力が低下し、たまに滑舌が悪くなる!

 

(0x0)「クンカクンカ・・・朝倉さんの残り香!朝倉さんの残り香!」

 

(0w0)「待てヤマネー!!」

 

(0ワ0)「眼鏡戦隊マルメガネ-の使命を忘れたの!?」

 

(0v0)「なんでこんなの結成してんの?」

 


(0x0)「ムァミモモダモマィラー!?」

 

(0w0)「僕は豊原!」

 

(0ワ0)「わたしは由良!」

 

(0v0)「わたしは成崎!」

 

(0w0)「三人あわせて!」

 

(0ワ0)「眼鏡戦隊!」

 

(0v0)「マルメガネ-!」

 

(0w0)「ヤマネーよ、この意味不明パワーはスニッフィングの為の物では無いぞ!」

 

(0ワ0)「正義のために使いましょう!」

 

(0v0)「何がどうだかわかんないけど!」

 

(0w0)「我々のリーダーである長門有希(消失)の眼鏡が盗まれた!」

 

(0ワ0)「悪の総帥、涼宮哈爾濱を倒して長門さん(消失)を助けるのよ!」

 

(3-3)「メガネメガネ…」

 

(0x0)「僕達の戦いが始ま」

-続カナイ-


 

 

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・  


            _ _,,,,,,,,,、、,,_
       ,、r'' "iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiヽ ,
     r'iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiilr、,
   /iiiiiiiiiiiiiiiiiir''"^`ヘiiiiiiトiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii\
  }iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|    ヾiiiヾiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiヽ,
 /iiiiiiiiiiiiトiiiiii;イi|,   __,,、リjL'r-ヾハiiiiiiiiiiiiiiiiil
, /ヘiiiiiiiii/|iiir/,,ヾl ヽ" 「~}rミ,ト,リ ハiiiiiiiiiiiiiil
  |iiiiiiiiiil,rリ,ソr'ォ `     `'"    トr'⌒`'、iiii|
  ヾリヾィハ  ! ヾノ'、              '"(`j |iiil
   ` リ ''}     ヽ`            ,ク-'/iii/
      l     ,、-ー         ,__,/iiツ
      ヽ、              / /iiiiiソ
        \           ,   ,ノiiii/
         \             /ハ/
            ヽ,、__ ,,、r'    ノヘリ
             リIテ~|    _ ,、r-ー"ヘ
             ヾハl,rー''"  |,    └
              /)r'^ヽ,   l

「二期で『ワンダリングシャドウ』をやってもらうのね!」



 【小ネタ・プリンスレ落下】

みくる「プリン落下とは大変でしゅね」
喜緑「恋愛ネタのSSを皆さんで書きましょう」
鶴屋「あたしも協力するっさ!」



みくる「山根『あ、朝倉さん、前から貴方の事が・・・』」(カリカリ)
長門「山根『濃いのはマユゲだけじゃないんだね』」(カリカリ)
喜緑「山根『君の匂いで軽く三杯はいけるよ』」(カリカリ)
森「山根『口ではなんと言って匂いは正直じゃないか、フフフ』」(カリカリ)
橘「佐々木『橘さん、僕はやっとわかったよ、1番大切な人は君だって』」(カリカリ)

 

鶴屋「一人だけ違う事書いちゃダメにょろ!」

 

橘「きょこーん」


 【小ネタ・にょろーん】

橘「きょこーん」
古泉「巨・・・?!なんですか京子さん、期待させないで下さい、全く人騒がせな。」


JJ「るそーん」
阪中「フィリピンなのね!」


榎本「えのーん」
中西「ジャンプ放送局?」
岡島「そんな事より」
財前「私たち四人セットじゃないと気がつかない人多いと思う。」
榎本「以上、ENOZでした」


めろん「めろーん」
ちゅるや「わお!キミは誰だいっ?」


 【小ネタ・DejaVu←ってフランス語だったんですね。】

みくる「大変でしゅ未来と連絡ができましぇん」

 

キョン「また時間がループしてるのか?」

 

古泉「これも涼宮さんの力なのでしょうか」

 

長門「そうではない、これは別の人物の力」

 

古泉「神的能力の持ち主が他にもいるのですか」

 

キョン「まさか・・・佐々木か?」

 

長門「谷川流」

 

みくる「そりは・・・」

 

古泉「出しちゃ・・・」

 

キョン「いけない名前だよ!」

 

長門「わたしたちと‘驚愕’の発売を待つ者を巻き込み157422回ほどこの一年を繰り返している。」

 

キョン「・・・それで発売されたのか?」

 

長門「全然」


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          _,― ̄ ̄ ̄ ̄ヽ―、__
       /⌒       /      ヽ
     /         /         ヽ
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 /          | ⌒ヽ|  ヽ ヽ    /  /
 (     /  ∧ |   ( /⌒\(   /  (、_
 | |     λ| \|  __//T゚〕 \、(、_    ̄ー、_
 / /  | / ―¬、 ~~ <____V    ν。) ̄ー、_    ̄ー_
  (い(  | 人<^( ))            ~__/   |  ̄ー_    ̄ー、
    ( V Vヽ  ノ           √/    |      ̄ヽ   |
         ヽ \、_          v∧  从       |   |
          、   <ー⌒ヽ          VV\       |   |
           ヽ、   、  )   /   _,――、      |   |
             \  ̄   /  / ̄\    ヽ      |   |
               \___/ ヽ/    \    ヽ      |   |
              _――、_〔__  _\    ヽ、    |   |
          / ̄      \     ̄\ ノ      ー―ヽ|_  |
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      /              |     /         //  |  |

  「ダメなのね!プリンスレもdat落ちなのね!!」



 【お題・スーパーマリオアッールPG(VIP先生の歌)】
───朝比奈さんのお茶を飲みながら古泉とオセロをし、
その傍らで長門は本を読み、ハルヒはネットサーフィンと言う、
そんなどうって事の無い放課後の話しだ。

 

『捕まるよータッヒッチー屁出すヨンにはジャスコにー』

 

「おいおい、薮から棒に変な曲かけるなよ、なんだそりゃ」

 

「FlashよFlash、少し前に流行ったMADムービーなの」

 

パソコンを覗き見ると、シュールな空耳歌詞とともに変な衣装の外人が踊っている。
ハルヒは妙に真剣な眼差しで見入っているが、何を考えているのだろうか。
まさか朝比奈さんの次のコスプレネタの算段か?

 

「ちょっと前にね」

 

珍妙軽快な曲に似つかわしくない、妙に重苦しい口調でハルヒは語り出した。

 

「なんかの作家が子猫を投げ殺すコラムを新聞に書いて問題になったでしょ。」

 

「あれか、俺も猫飼ってるからな、ニュースで見て気になってたな。」
しかしそれがどうして、このシュールな曲に関係してくるんだ?

 

「あの作家タヒチ在住なのよ、向こうの法律だと犯罪になるんだって」

 

「なるほど、それで『捕まるよータッヒッチー』って訳か」

 

「そう言う事よ、それでちょっといろいろ考えちゃった。
いろいろ意見あったけど、子猫を奪われた猫の気持ち考えちゃってね。」

 

 ハルヒが動物愛護問題を真剣に考えているのは意外だな、小動物を愛でるのも
精神病の一種とか言い出すんじゃないかと少し心配したぞ。
 ああ見えてハルヒは母性本能が強い性格なのかも知れん、ハカセくんや俺の妹に
対しても面倒見よかったしな。

 

「何よ、意外だっていうの?」

 

「いや、お前は将来いい母親になるんじゃないかと思ってな。」

 

古泉、なんだそのジェスチャーは、もう一押ししろってか?
この作者にゃ気の利いたセリフ考えるのは無理だっぜ。

 

 


(鼻毛メカ)


 【お題・タロットカード】

「キョン!次の文化祭は創作劇よ!」

 

「やれやれ、どうせ何言っても聞く気無いんだろ、どんなのやるつもりだ?」

 

「これよ、これ!」

 

そう言ってハルヒが取り出したのは何かの付録のような安っぽいタロットカードだった。

 

「知名度も高くミステリアスな雰囲気のある素晴らしい題材じゃないですか」

 

「古泉、お前はいい、黙っていろ。」

 

「さすがは副団長ね、古泉くん。去年の文化祭で中世風の衣装作ってた連中いたじゃない」

 

「そういえば準備の時にいたな・・・」
あの集団も異世界か何かの事件に関わってそうで、少し不安になる。


「あの連中に対抗するために、今年のSOS団も中世風の題材で勝負よ!」

 

「それで題材にタロットカードか」

 

「涼宮さんはジョジョ三部でも読んだのでしょうか」

 

「古泉、お前はいい、黙っていろ。」

 

「実はもう衣装とか準備初めてるのよ、さあ入って!」

 

「あにょ~ん」

 

・・・妙に頭身の縮んだ鶴屋さんが変な衣装を着て入ってきた。
ジョジョじゃなくてマジカルドロップかよ!
元ネタが古いぞ!

 

「ちゅるやさんにはフールの役をやって貰うわ!」

 


 ハルヒが提案した役はこうだ、

 

エンプレス・ハルヒ
(後に俺の強硬な主張により、ジャスティスに改められた。これはタロット的な意味からの
選択であって、キャラがポニーテールだからでは無いぞ、うん)
ハイプリエステス・長門
マジシャン・古泉
ハングドマン・俺
ハーミット・国木田
フール・ちゅるやさん
汚物係・谷口

 

「しゅ、涼宮しゃん・・・こりは犯罪でしゅ!
あたしまだそこまで人生投げて無いでしゅ!」

 

そして今は朝比奈さんの配役でもめている所だ。
ハルヒ、ワールドの衣装って裸に布一枚巻いただけじゃないか・・・

 

 


 【お題・ガチホモガチレズ偽装結婚】

「橘さん思いとどまるのね、この結婚はだめなのね!」

 

あたしたちが涼宮さんたちに関わるようになってから既に数年が経ったのです。
事態はずっと膠着状態・・・
んん、もうっ!キョンさんフラクラが過ぎるのです!

事態を進めるために利害が一致したあたしと古泉さんは擬装結婚をする事にしたのです。
しかしふとした事から事前に阪中さんにバレてしまって、冒頭のセリフを言われてしまったのです。

 

「阪中さん止めないでほしいのです! 鈍感なキョンさんや、諦めの境地に達して
出家しかけている佐々木さんを動かすには、この擬装計画が必要なのです。」

 

「そんな問題じゃないのね、このままじゃ橘さんがかわいそうなのね・・・」

 

 阪中さんも同じ百合娘同士通じる物があるのかも知れないのです、
計略のための偽装とは言え、好きでもないガチホモに汚されるのはあたしも辛いのです。

 

「橘さんが古泉くんと結婚なんかしたら・・・
『古泉京子』になってしまうのね!キョンキョンなのね!」

 

「それは予想外なのです!なんてったってアイドルなのです!!」

 

こうしてあたしと古泉さんの計略は未遂に終わったのです。

 


 【お題・SOS団麻雀大会】

ハルヒ「今日はSOS団で麻雀大会よ~!」

 

みくる「涼宮しゃん、脱衣なら嫌でしゅよ、わたしは既に布一枚でしゅから。
寒いでしゅ、長門しゃんの殺意の篭った視線が怖いでしゅ。」

 

長門「……」

 

キョン「おいハルヒ、麻雀って四人でやるんだろ?俺ら五人じゃないか。」

 

ハルヒ「それなら問題ないわ、あんたは賞品だから。」

 

キョン「き、緊縛!?」

 

みくる「とっととくっつけバカップル。」

 

古泉「これは涼宮さん、素晴らしい提案ですね。僕も俄然やる気が出てきましたよ。」

 

キョン「アッー!オチが!オチが読めた!」

 


 

 

ハルヒ「でも困った事が一つあるのよ」

 

みくる「麻雀のルール知りましぇん」

 

古泉「作者が知らないので僕もわかりません、困った物です」

 

長門「参考となる書籍がある」

 

ハルヒ「でかしたわ有希!」

 

長門「この書籍によると、麻雀とは『キキキ』、『ククク』等の奇声を発しながら
ぐにゃ~としたりデジカメで撮影したり牌に白い紙を貼る遊戯だと思われる。」

 

ハルヒ「難しいのね、あたしはトイレ行ってポスター切ってくるわ」

 

古泉「ざわ・・・ざわ・・・」

 

みくる「背中が透けてましゅ」

 

 

(終われ)


 【お題・チャック】
古泉「ファスナーとジッパーとチャックの違いをご存知ですか?
どれも同じ物を指す言葉なんですが、ファスナーは英語で、ジッパーは米語なんですよ。
チャックですが、これは日本語で、‘巾着印’の商標が一般名詞化した物だそうです。
ちなみに世界シェアの45%は日本のYKKが占めているそうですよ。
何故か谷口君の代名詞になっていますが、まとめサイトによると『別スレの影響』だそうです。
最近はトリビアキャラのポジションを佐々木さんに脅かされているので頑張ってみました。」

 

キョン「ZZZ・・・」

 

古泉「マッガーレ・・・」


古泉「そういえば阿部さんは『ツナギのホック』を外したのになんで擬音が『ジジーッ』なんでしょうかね。」

 

古泉「ファスナーの事をホックと言う事があるのでしょうか。」

 

古泉「しかしそれよりも重要な事があります。」

 

古泉「僕が今言いたい事は一つです。」

 

古泉「無防備にもキョンタンは寝ています。」

 

古泉「僕の目の前で。」

 

古泉「これはちょっとした据え膳ですよ。」

 

古泉「ウホッ、困った物です。」

 

古泉「こうして今回のお題はくそみそな展開で終わるのです。」

 

古泉「ふんもっふ!」

 

キョン「アッー!」


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 「保守なのね・・・っと。VIPはスレの回転速くて大変なのね。」


 


 【短編・ケータイクエスト~朝比奈みくるの参拝】

──AM06:34
みくる「へぶるるる・・・、へぶるるるる・・・」

 

みくる「さ、寒いでしゅ・・・、寒くて目が覚めてしまいましゅた・・・。」

 

みくる「中途半端に朝早くて、二度寝するには遅い時間でしゅね。」

 

みくる「集合時間の前に朝マックでもしましゅかね。」

 

ハルヒ「キョン!すっごいわよ!こんな分厚い氷が張ってるわ!」
キョン「おいハルヒ、まだ朝早いんだからあんまり騒ぐなよ。」

 

みくる「うふ、お二人がこんな時間に集まってるなんて珍しいですね、
 わたし早朝デートのお邪魔しちゃったかな?
 (見せ付けてくれましゅねコンチクショウ!このバカップル!)」

 

キョン「あ、朝比奈さん!、ち、違いますよ、たまたま早く起きちゃっただけで・・・」
ハルヒ「そ、そうなのよみくるちゃん。バカキョンが目覚まし間違ってセットしてたから
 早く起きちゃっただけなの!」

 

みくる「(昨晩は二人でフィーバーでしゅたかコンチクショウ!)」

 


 

──AM09:46

ハルヒ「ほらキョン!あれナントカってアニメに出てた建物じゃない?」
キョン「おいハルヒ、実際に人住んでるんだからあんまり騒ぐなよ。」

 

みくる「(こんな日に限ってガチホモくんもまな板戦艦も欠席でしゅ・・・、
 あたしも鶴屋さんとスマブラやってたかったでしゅ。)」

 

ハルヒ「キョン!あれ美味しそうじゃない?奢ってよ!」
キョン「やれやれ、仕方ねえなあ。」

 

みくる「(こいつら完璧に二人だけの世界に入ってましゅね、昨晩の二人不思議探索
 じゃ飽きたりましぇんか、っていうか最初から二人だけでやってろコンチクショウ!)」

 

ハルヒ「キョン、顔に何かついてるわよ」
キョン「ん?どこだ?」
ハルヒ「しょうがないわねえ、あたしが取ってあげるわよ」(ペロ)

 

みくる「(わたし本当になんで居るんでしゅか・・・)」

 


 

──AM10:22

 

ピルルルルルルル!ガシャ!プシュー

 

みくる「アッー!?電車が!電車が!」

 

みくる「バカップルを乗せて旅立ってしまいましゅた・・・」

 

みくる「わたしが乗り遅れた事なんて・・・気がついてないんでしょうね・・・」

 

みくる「というか月曜日に部室行ったときわたしの事忘れてそうでしゅ・・・」

 

みくる「『あんた誰?』とか言われそうでしゅ・・・。」

 

ドデスカデンー、ドデスカデンー

 

みくる「わたしはそのまま反対方向に向かう電車に乗りましゅた。」

 

みくる「電車の中は暖房がよく効いていましゅ」

 

みくる「ZZZzzz・・・」

 


 
───AM10:59
みくる「はぅあっ!?」

 

みくる「ドリームでしゅか・・・」

 

みくる「また『みくるちゃんでAVを撮るわよ~』という夢を見ていましゅた・・・」

 

みくる「すっかり寝過ごしてしまいましゅたね、ここはどこでしゅか?」

 

通行人A「ゲマズヨテク?」
通行人B「ヒサビサニクサクッテサー」
通行人C「バルサミコスー」
通行人D「エドジダイカラキリダンスノセイサンガサカンダッタンデスヨー」

 

みくる「ペロ・・・これは埼玉語!」

 

みくる「なんかとんでもなく遠くに来てしまいましゅた・・・」

 

みくる「H県から埼玉とかアリエナスでしゅよ・・・」

 

みくる「無事にあたしは帰れるんでしゅかね・・・」

 


 

──AM11:11
みくる「ここは文明の利器の力で解決でしゅ!」

 

みくる「テケテテン!ケータイデンワー!」

 

みくる「別に未来的な道具とか言ってましぇん。」

 

みくる「駅すぱあとで路線検索でしゅ。」

 

みくる「アッー!?」

 

みくる「電池が!電池が!」

 

みくる「この前交換してもらったのに、また寿命が短くなってきたようでしゅ・・・」

 

みくる「VIP見るようになって使用頻度が上がりすぎてるからでしゅかね・・・?」

 

みくる「充電できる場所を探さないといけましぇん・・・」

 

みくる「わたしは生き延びることができるんでしゅか?」

 


 

──PM12:44
みくる「電車降りてみましゅたが、駅前に雑貨屋さんが一軒あるだけでしゅね・・・」

 

みくる「充電器とか当然のごとく置いてないでしゅ・・・。」

 

みくる「すこし散策してみましゅたが・・・」

 

みくる「神社の茶店とガソリンスタンドしか商業施設がないでしゅ・・・。」

 


 ──PM02:14

みくる「おそば美味しいでしゅwww」

 

みくる「ぜんざいおかわりでしゅwww」

 

みくる「この神社の茶店は素晴らしいでしゅね。」

 

みくる「地元の商工会の直営店らしいでしゅ。」

 

みくる「他に食事できるところが無いので入ったんでしゅが、いい方に予想外でしゅた。」

 

通行人B「ナヤミンボーコウテツボーオイシンボー」

 

みくる「神社も参拝しましゅかね。」

 

みくる「二礼二拍手一礼・・・っと。」

 

みくる「さて、帰り道わかりましぇん。」

 


 

──PM04:51
みくる「テキトーに電車乗りましゅたが、どこ向かってるんだか全然わかりましぇん。」

 

みくる「保守とか言ってみたりしましゅ。」

 


 

──PM06:23

みくる「なんか電気屋さんがいっぱい見えましゅね。」

 

みくる「この街なら携帯を充電できそうでしゅ。」

 

みくる「降りてみましゅか・・・」

 

みくる「はぅあっ!?涼宮しゃん?!」

 

みくる「あ、あっちからも・・・!?」

 

みくる「よく見たらコスプレの人でしゅた、人騒がせでしゅね。」

 

みくる「普段の街中で見掛けるとコスプレは目立ちましゅね。」

 

みくる「そんな事を平日の地方都市で強要した涼宮さんに思い出し怒りでしゅ。」

 

みくる「今のあたしの服もこの街ならコスプレで通りましゅかね?」

 

みくる「ちなみに学校指定のジャージの上にドテラでしゅ。」

 


 

──PM07:05
みくる「無事にD●C●M●ショップで充電できましゅた。」

 

みくる「充電終わるまで少し暇を潰しましゅかね。」

 

みくる「はぅあっ!?」

 

みくる「ツガノ某しゃん、絵柄が妙な方向に進化してる気がしましゅ・・・。」

 

みくる「こりはオリジナル話でしゅか」

 

みくる「調子に乗って立ち読みしていたら異臭を放つ全身がふくよかな方に
 突き飛ばされましゅた、痛いでしゅ。」

 

みくる「この街は危険でしゅ、帰りましゅ。」

 

みくる「経路検索しましゅ。」

 

みくる「遠いでしゅね。」

 

みくる「あ」

 

みくる「お財布が無いでしゅ・・・」

 


 

──PM07:28
みくる「どうした物でしゅかね、一応警察には届けたのでしゅがアテになりましぇん。」

 

みくる「さっきの異臭人が怪しいのでしゅが、捕まえてシバキ上げようにも似たような
 姿の人ばかりで見分けがつきましぇん・・・。」

 

みくる「仕方ありましぇん、歩いて帰りましゅかね・・・」

 

みくる「一週間くらい歩き続ければ帰れると思いましゅ・・・。」

 

みくる「とぼとぼ・・・とぼとぼ・・・、憂鬱でしゅ。」

 

みくる「あっ、あれは!」

 

みくる「森さん!すっぴんだけど森さんでしゅね!」

 

森「えっ!?なっ!?朝比奈みくる!?な、なんでこの街に!?」

 

みくる「話は後でしゅ、お金貸して下しゃい、同人誌買うのでお金持ってきてましゅよね。」

 


 

みくる「あとその同人誌も面白そうだからついでに貸して下しゃい。」

 

みくる「貸してくれなかったらすっぴんの写真ばらまきましゅよ」

 

森「か、貸さないなんて言ってないでしょ。だから携帯のカメラ向けないで!」

 

みくる「話が早くて助かりましゅ。」

 

みくる「森さんなかなかいい趣味してましゅね。」

 

森「ちょ・・・!?」

 

森「いくら秋ヴァルハラ(仮名)でもやっちゃいけない事あるから!やっちゃいけない事あるから!」

 

森「路上でアレな同人誌読まないでよ!」

 

みくる「『開国シテ下サーイ、オゥ開国シテ下サーイヨー』」

 

森「アッー!音読だけは!音読だけは!」

 


 

──PM07:57
みくる「超能力機関と未来人の垣根を越えた、女と女の熱い友情が森さん(すっぴん)
 との間に芽生えましゅた。」

 

みくる「最後には森さん(すっぴん)の目にも感動の涙が浮かんでいましゅた。」

 

みくる「なんて感動的なエピソードなんでしゅか」

 

みくる「さて、わたしのファッションに関して少し質問があったような気がしましゅ」

 

みくる「リーズナブルで機能性の高い学校指定アズキ色イモジャージに、和のテイストと
 保温性を付与するドテラをレイヤードしていましゅ。」

 

みくる「インナーには保温性の高いババシャツをチョイスしましゅた」

 


 
──PM08:01
みくる「最近みんなの眼中に無いから何着ても一緒でしゅよコンチクショウ!」

 

みくる「この前の団活の時にバニーガールの衣装着てましゅたが、誰一人として気に留めましぇん。」

 

みくる「あ、まな板戦艦だけはバニーガールの時に殺気の篭った視線を向けてきましゅね。」

 

みくる「最近流行のヤンデレって奴でしゅかね?」

 

みくる「正直言うと怖いでしゅ。」

 

みくる「そう言えば同じ宇宙人のマユゲ朝倉しゃんがヤンデレ大全って本に載ってましゅた。」

 

みくる「あのマユゲ、少しヤンデレとは違うような気がしなくもないでしゅ。」

 

みくる「あ、帰りの電車が来ましゅた。」

 

みくる「今日はいろいろあって疲れましゅた、電車の中で休むとしましゅ。」

 


 

──PM11:44
みくる「起きたら博多でしゅた。」

 

みくる「・・・なんて事もなく、無事に最寄り駅に着きましゅた。」

 

みくる「コンビニで夕食買って帰りましゅ。」

 

みくる「今頃バカップルは二人で互いの不思議探索でしゅかね。」

 

みくる「・・・藁人形に五寸釘くらいしても許されると思いましゅ。」

 

みくる「でもホームセンターとか閉まってて釘が買えましぇん。」

 

みくる「仕方ないからガチホモくんにでもイタ電して憂さ晴らしして寝ましゅ。」

 

みくる「皆さんおやすみなしゃい★ミ」

 


-完-


 【チャック・古泉一樹にPCを破壊される。】

古泉「僕メインのSSが最近減った気がします、ンフ、困った物です。」

 

古泉「きっとこれは変なSSを書く人のせいでしょう。」

 

古泉「奴のPCを破壊して反省を促します、これはちょっとしたスペクタクルですよ。」

 

古泉「既に壊れていました、それで携帯からのアクセスだったんですね・・・。」

 

ピピルピルピル!ピピルピルピル!

 

古泉「おや、電話です、閉鎖空間でも発生したのでしょうか?」

 

電話「開国シテ下サーイ」

 

古泉「・・・」

 


【短編・ある雪の日のこと~涼宮ハルヒの献血】

───天気は雪。

 雪国の人に笑われてしまうかもしれないが、俺らの住む地域では
降雪は数年に一度あるかないかの出来事だ。
 そのため今日は公共交通が乱れて、街は混乱に陥っている。

 お陰で少し遅れてしまったが、罰金に関しては上手くごまかして
有耶無耶にできたのはちょっとした僥倖と言えるかもしれない。
(ちなみに雪のためか朝比奈さんは今日の不思議探索は欠席である。)

 最初は雪化粧した街並みに上機嫌だったハルヒも、融雪が泥沼となって
足をとられる様になると、今日の空模様のような鈍色の表情を浮かべる様になった。

 

「ああもうっ!なんで都会の雪ってすぐ泥色になっちゃうのかしら。」

 

「仕方ないだろう、ここは雪国じゃないんだ。諦めて泥雪を前向きに楽しめ。
 ほーら靴の汚れが落ちたぞー、おやあっちにはDQNが捨てた吸殻で雪が汚い茶色
に染まっているぞー。」

 ・・・などと適当に盛り上げては見た物の、寒いし防水の筈の靴は
水が滲みてくるしで俺自身も気が滅入ってきた。

 

「今日はこれで解散っ!、電車動いてるうちに帰るわよ。」

 

 屋根に積もった雪が雪崩れ起こして古泉に直撃したり、古泉が
圧雪に足をとられて豪快に転んだり、そのまま滑り続けて川に
落ちたりしたあたりで団長サマも飽きたようで、今日の不思議探索
は打ち切りとなった。

 ところで長門、さっきから古泉に何かあるたびに何か小声で
唱えてなかったか?

 

「不思議」

 

まあいいか、さらば古泉、フォーエヴァ~。

 

 

 

 

●<ドンブラコッコスッコッコ


さて、今日は一日中不思議探索のつもりだったが、雪のお陰で時間が
浮いてしまった。
このまま帰るのも癪だな、などと思っていると駅前に献血車が
来ているのが眼に留まった。

 

「ねえキョン、献血してみない?、こんな天気だし献血する人少なくて
困ってると思うのよ。」

 

 解散した筈なのに、何故ハルヒがついて来ているのかは謎だ、俺
に聞かんでくれ。

 

「うっさい!家に帰るまでがSOS団なの!あんた一番の粗忽者
だから団長直々に監督に来てんのよ!感謝なさい!」

 

「俺のモノローグ読むなよ!
 ・・・まあたまには社会貢献も良いかな、献血してくか。」

 

問診表『本日の体調はよろしいですか?』

 

 『はい』・・・っと。

 俺が問診表を記入している横では、一足先に受付を済ませた
ハルヒが既に採血を始めている。

 

「あっ・・・」
「ぅくっ・・・」
「うひゃぁあ!」

 

今のはハルヒの声だ、消毒されたりゴム管で縛られたりするたびに
似合わない嬌声を上げている。
もしかして注射が怖いのか?無敵の団長サマの意外な一面を
発見したな、これは今日の不思議発見だな。

 

「な、何ニヤニヤしてんのよ!」

 

 注射針から顔を背けたハルヒと目が合ってしまった。
 ハルヒ・・・、涙目でプルプルしながら凄んでも怖くないぞ。


問診表『(男性の方)男性と性的接触を持った。』

 

 アッー!?

 

●<オッワーリ

 

#実際に献血の問診表にある項目です。


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             _ ----- 、}} _
            , '"´       ´  `ヽ、
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          /                  ヽ
       /              r=ミィz、      ヽ
        /        / /   |    | ∥ |   ヽ
     ノ      / 〃 ハ |    | 八 |    〉
     /〃  │ /| / lィ/ハ{  ,、--┼‐ト||、   /
      |/{     | /十ニミ   |    ィテ=、ヽ|}   j|
     ! ヽ   ル' r'{::トイ`     {じ″′ /こル′
       ヽトr‐ヽ   `='       ̄   /)} }
           {入ハ       〈       /ソ/
         `ト、ヘ      ___,    /゙´ /
            ヽ \          ,イ川|/
           ヽトト、`ヽ、     /トハ/
             ヽ Y⊥ ` ー‐ ' __」| ′
                 | |  〉  | ̄|   l
                / / /` ̄|  |  |

      「終わりなのね。『ワンダリングシャドウ』でまた会うのね。」

 


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最終更新:2020年03月13日 03:33