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 <<前回のあらすじ>>

 

 涼宮ハルヒの情報観測の邪魔をする存在、下衆谷口。

 そんな谷口の下衆加減に業を煮やした情報統合思念体の急進派がついにキレた。

 再度、有機生命体として現れた朝倉涼子が、長門、喜緑とのアットホームドラマを繰り広げてついに動き出した!

 

 

 

 

 

谷口「ふほほ。インターネッツは便利なものでございますな」


谷口「18歳未満でも 『はい』 とか 『I agree』 とか 『承認する』 とか勝手にHOIHOIクリッコしていけば、お宝映像がフォルダー内にざっくざく」


谷口「徳川埋蔵金なんて目じゃないね!」


谷口「谷口です」


朝倉「ぁどっこいしょお!」


 どかん!


谷口「ふふん!? インターネッツに夢中になっている俺のマイルームドアを蹴り破って誰かが侵入してきただと!?」


谷口「敵襲! 敵襲! 身の程知らずの不埒者が現れおったぞよ! 者ども、出あえ出あえ!」


谷口「あ、今ひらめいた! 『出あえ出あえ』って、『出会え出会え』 と言うとなんかAVのタイトルっぽくて卑猥! なんという発見www」


谷口「ゲスゲスゲスwwww」


朝倉「問題発言! 猥褻罪の現行犯よ! 刑執行! ネット上での年齢詐称も合わせ技で即死刑、刺殺決定!」
谷口「ぎゃひん! ワイルド7が現れた! 猥褻罪ってなんだ!? 年齢詐称ですいません! 馬鹿田大学卒業生の24歳って言う設定でインターネッツやってました!」
朝倉「謝っても赦してあげないわよ! 謝って済んだら法治国家はいらないんだから!」


朝倉「よって即排除決行! この99人の有機生命体の生き血をすった刃渡り80cmナイフ、朝倉丸で下腹部を思くそこねくりまわして あ げ る !」
谷口「いやん、めっさ日本刀! こんなモラリストにはついていけないから実家へ帰らせていただきます!」


 がしゃん


朝倉「ちっ。窓ガラスを割って外へ逃げたか。けど、朝倉丸の刃から逃れらると思わないことね!」

 


~~~~~

 


谷口「はあはあはあ!」


谷口「いったい、いったい何なんだこの状況は!?」


谷口「俺が自室でハイパーセルフネットサーフィンしてたら、日本刀を持った帰国子女が俺に斬りかかってきた!?」


谷口「これじゃあ三流スプラタホラーのワンシーンじゃないかよ!」


谷口「え、嘘!? これってホラー映画の撮影中なの!? いやん、今日お化粧してきてないよ!」


谷口「映ってる? ねえ、映ってる? おーい、北高のみんな見てるか!?」


朝倉「逃がさないわよ! イッツショータイッ!」
谷口「イッツショートタイツ!? 確かにタイツは好きだけど! できれば黒でお願いします!」

朝倉「悪いけど、私はスパッツ派なのよね」


朝倉「この空間内では私が圧倒的有利! 私の意に背くことは叶わないのよ!」
谷口「バカな、どこまで走っても逃げ切れない! 夜とは言え、通りに人がまったくいない!?」


谷口「しまった、もう逃げ道が……!」
朝倉「さあ、もう満足いくまで足掻けたかしら?」
谷口「お前、何の目的でこんなことを……金ならないぞ!」
朝倉「金? あはは。そんな物には興味ないって。用があるのは、あなたの身体だけ」
谷口「はあはあはあ。身体ですとな!? まさかのエロゲ展開!」
朝倉「そうよ。あなたの身体」
谷口「ま、まさか、俺の股間の 【禁則事項です】 とか、さらにその下についている 【禁則事項です】 とか、あまつさえ裏側にある 【禁則事項です】 までも狙っているのでは……はあはあはあ! これはこれで興奮を隠し切れないSMプレー!」
朝倉「そうねえ。あなたの股間の 【禁則事項です】 を朝倉丸でそぎ落としてみるのも面白そうだわ。さらにその下についている 【禁則事項です】 を卵をつぶすようにすり潰して、さらにさらにその裏側にある 【禁則事項です】 に朝倉丸の柄をつきたててあげるのも楽しそうね」
谷口「うふん、SM超上級者!」


朝倉「私ね、赤い液体とかひねり出すような悲鳴とか、そういうものが大好きなの」


朝倉「あ、もちろん性的な意味で」


朝倉「有機生命体のすべすべした肌がぱっくり破れて、中からぶくぶくって泡をあげながら血があふれてくるのって、とてもファンタスティックだと思わない?」


朝倉「痛みに耐え切れずに悲鳴をあげているのを聞いていると自分が確かにここに存在していて、他の存在に対して影響を及ぼしているっていう実感と達成感がえられて心が満たされるじゃない」


朝倉「じわじわ汗をにじませながら目尻や額にしわを寄せて苦しむ人を見ていたら、とてもカタルシス的な色気を感じるじゃない?」


朝倉「意思を持つものが意思を持ち続ける上で絶対に必要なことは、征服感なのよ。他者よりも自己こそが勝っていると言う証明を求める。それこそが意識を持つ存在特有の本質であり、それを満たしてこそエクスタシーを感じ資格があると言っても過言ではないでしょう」


朝倉「私には有機生命体の死というものがよく理解できないのだけれど、あなたの死を実感できれば、もしかしたら私も逆説的な意味で生というものを感じることができるかもしれないわ」


朝倉「だから。ね。私のために血だるまになってよ」


谷口「このシリーズ始まって以来、様々なタイプの変態さんたちに出会ってきたけれど。サディスティックウーマンは始めてのタイプだわ」
朝倉「最終回直前にふさわしい展開でしょ?」
谷口「なにをもってふさわしいと言えるのか謎だが、これじゃおちおち下衆イズムを発揮してらんないぜ!」


谷口「とにかく、そんな理解不能なお遊びにニャンニャン付き合ってる暇はないんだ! 俺は逃げるぜ! あーばよ、とっつぁん!」
朝倉「うふふ。逃がさないわよ」
谷口「ふぐお!? な、なんだこれは。まるで金縛りに遭ったかのように身体が動かない!」
朝倉「これで逃げられないわね。手こずらせてくれちゃって」
谷口「ちくしょう……どうせ身体の自由を奪うんなら、超能力じゃなくて亀甲縛りの緊縛プレーだろ常識的に考えて」
朝倉「さあ、うふふ。身動きできないあなたの全身の皮を剥ぎ落として、余すところなく皮下組織をなめまわしてあげるわ」
谷口「ちょwwwさすがの俺もこれは引くわwwwww」
朝倉「どうぞ。抵抗してくれてけっこう。その方が楽しいものね」
谷口「くそ、このままじゃ谷口さんがスライスチーズにされてしまう! 【禁則事項です】 が 【禁則事項だYO】 になっちまう!」


谷口「くそ、くそくそ! 動け、俺の身体! 動いてあの刃を避けてくれ!」
朝倉「それじゃ、そろそろ死んで」
谷口「頼む! 俺に、俺に力をわけてくれ、藤原!」

 


~~~~~

 


藤原「むふふ。今日も大漁大漁」


藤原「これだから電車でGOはやめられない!」


藤原「ん? なんだ?」


藤原「どこからともなく、谷口氏の声が聞こえるぞ」


藤原「しかも俺に助けを求めているようだ」


藤原「谷口氏、谷口氏、どこにいる!? うむむ、まさか彼の身に何らかのアクシデントが!」


藤原「谷口氏、俺が今からパワーを送る! 我が痴漢電車パワーを受け取るがいい!」

 

藤原「いくぞ!」


藤原「ほわあぁぁぁぁぁぁい!!」

 

藤原「マッガーレ」

 


~~~~~

 


谷口「でりゃあああ! 真剣白羽取り!!」
朝倉「なっ!? そんな、谷口は私の情報干渉によって動けない身体のはずなのに!」
谷口「ふふふ。お前が何者なのかは知らないが、変な力で俺の動きをとめたって、そんなの関係ねえ!」


谷口「我が友、藤原が痴漢パワーを送信してくれたおかげで俺の腕と上半身が動くようになったのさ!」
朝倉「そんなバカな……。し、しかし。まだ私の優位は変わらない! 今度はその足から斬りとってあげるわ!」


谷口「や、やばい。上半身はなんとか動くようになったが、下半身までは……!」


谷口「中河、中河! 俺を助けてくれ!」

 


~~~~~

 


中河「大漁大漁。大漁にござる」


中河「アメフト冥利につきるというものですな。ハットハットハット!」


中河「ぬふ。つるつるシルクの手触りパンティwwwww」


中河「ん、ん~?」


中河「今、どこからもともなく谷口殿の叫びが聞こえたような」


中河「はっ! まさか、今まさに谷口殿は敵と交戦中なのでは!?」


中河「こうしてはいられない。今すぐ我がアメフトパンティ力を送信してあげざるをえない!」


中河「いくぞ谷口殿! 受け取ってたもれ! むむむむむ……」


中河「フタエノキワミ! アッー!」

 


~~~~~

 


谷口「カモシカの足ジャンピング!」
朝倉「そんな! 上半身だけでなく、下半身までも情報干渉下において自由に動かせるなんて!」
谷口「みたか朝倉涼子! これが我々、刎頚の友の力だ!」
朝倉「たまたま、そう、たまたまよ! 私の情報空間がやぶられるわけなんてない!」


朝倉「直接攻撃がダメなら、こういう手はどう!?」


谷口「なに!? 周りに落ちていた石ころが槍に姿を変えて襲い掛かってくる!?」


谷口「四方八方から襲い掛かられては逃げ場がない!」


朝倉「今度こそ、とった!」


谷口「老師、老師! 我が師、老師よ!」

 


~~~~~

 


鶴屋(老)「ほっほっほ。わしが産婦人科の鶴屋医師じゃ」


鶴屋(老)「さあさあこっちに来てごらんマタニティ」


 ぴきーん


鶴屋(老)「むっ! こ、この声は……我が弟子のひとり谷口の魂の叫び声!」


鶴屋(老)「こうしちゃおれん。マタニティへのセクハラは後と回しじゃ」


鶴屋(老)「わしの至上因業念動力を受け取るのじゃ!」


鶴屋(老)「みょあああああああああああああああ!!」

 

鶴屋(老)「エッチスケッチワンタッチ」

 


~~~~~

 


朝倉「今度こそもらった! 谷口の串刺しのいっちょうあがりだわ! zkzk!」


谷口「甘いぞAAランク+少女!」


谷口「これが、これが老師より受け継いだ奥義だ! ふああああぁぁぁぁ!!」

 

谷口「秘奥義、爆肉性欲壁!」


朝倉「なっ!? そんな! 谷口の身体が異様なほど筋肉で膨れ上がり、鉄をも貫く朝倉アローを跳ね返したですって!?」
谷口「むふー。むふふー」


谷口「見たか朝倉涼子よ。これこそが下衆流格闘術奥義、爆肉性欲体よ」


谷口「下衆流格闘術の真髄は人間の三大欲求のうち、食欲、睡眠欲の二つを全て消し去り、性欲だけを特化させることにある」
朝倉「な、なんですって!? 有機生命体の三大欲求といえば、自己の存在を支えるもっとも根幹となる部分。その二つまでを性欲に組み替えるなんて……その強大さは、まさにビックバン!」
谷口「その性欲をそっくりそのまま筋肉組織に置換することにより、機関銃をも跳ね返す強靭な肉体が完成するのだ」


谷口「ああ。聞こえるぞ。世界が、宇宙が、森羅万象が、この俺を讃える声……」


 たっにぐち! たっにぐち! たっにぐち!

 


谷口「我が下衆流性欲制御術は、いわば生の術。自らを守り、人を守り、子孫を残す。そこには生物としてあるがままの姿がそのまま投影されているのだ」

 

谷口「その在り様は、まさに偉大なる自然そのもの。我が強さと健康の秘訣は、ナチュラルパワーにこそある」


朝倉「しかし、しょせんはそんなものは愚かな有機生命体の足掻きにすぎないのよ。死を司る私の朝倉丸が、下衆流格闘術など児戯にも劣る子供だましだということを証明してあげる!!」
谷口「面白い。そう思うのなら、かかってきなさい。今こそこの、生と死、表と裏、光と闇の戦いに終止符を打つ時なのだ」
朝倉「小細工は弄さないわ。行くわよ、朝倉丸!」


谷口「この反りかえる雄々しき肉体を恐れぬのなら、かかってきなさい!」

 

 


朝倉「てああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


谷口「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

 カッ!!

 


~~~~~

 


朝倉「ぐふっ!」


朝倉「そ、そんな……無敵のはずの、私の朝倉丸が……砕けるなんて……」
谷口「ふん。この美しき逆三角形の肉体美に、そのような怪しげな刃物など通用しないのだ」
朝倉「……負けたわ。しょせん有機生命体の浅知恵よと侮った私の完敗」
谷口「ようやく分かったようだね朝倉ガール」


谷口「人間は自然の一部。それを忘れ、いかに文明科学を発達させようとも、大自然の手の上から逃れることは不可能。自然を味方につけ、生物の理を真に理解した我が下衆流格闘術にまやかしの刃など通じないのだよ」
朝倉「生物のもつ命の力がこんなにも強いものだったなんて。私は勘違いをしていたみたいね。それに気づかなかった私は、やっぱりただの愚かなバックアップだったのね……」


朝倉「迷惑をかけたわね、谷口くん。敗者はただ、戦場を去るのみ。私はこれで消えることにするわ……」
谷口「待ちたまえ、朝倉くん」
朝倉「え?」

 

谷口「素直に全てを、あるがままを受け入れたキミには、下衆流格闘術の真髄がきっと理解できているはず」


谷口「下衆流格闘術の真理が理解できたのなら、是非もない。早速始めようではないか」
朝倉「始めるって、なにを?」
谷口「何って。いやだなあ。ははははは」


谷口「子作りだよ」


朝倉「………え?」


朝倉「ええええええええええええええええ!!??」


朝倉「ちょwwwばwwwwwおまwwwwww離せカスwwwwwwww」


谷口「下衆流格闘術は性欲に「のみ」支えられた生命の神秘。その根源は性の営みに他ならない」
朝倉「死ねwwwwwwwwwwwww」
谷口「な? ええやろ姉ちゃん? 一発だけ、一発だけやし。な?」
朝倉「いきなり口調変えるなwwwwリアルすぎるwwwwwwwww」
谷口「ああもうたまらんわ。ノンスリーブ状態やわ。誰も見てないし。な? 先っぽだけならええやろ?」
朝倉「きめえwwwwwwマジで死ね下衆野郎wwwwwwwwwwww」


谷口「はあはあはあ!」


谷口「はふーはふー!」


谷口「辛抱たまらんわ! ふっじこちゅわああぁぁぁぁん!」


朝倉「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!」

 


~~~~~

 


ハルヒ「昨日部屋の掃除してたらね。こんなものが出てきたのよ」
キョン「何だこれ。中学校の卒業アルバムか」
ハルヒ「中学の時は学校生活が楽しいなんて思ってなかったし、アルバムなんて興味なかったから押入れの中にずっと放り込んでたのよね」
ハルヒ「偶然見つけたから、ちょっと見てみようかななんて思って、掃除の休憩がてら開けてみたのよ」
キョン「へえ。このクラスにいる奴も何人か写ってるな」
ハルヒ「おかしいと思わない?」
キョン「おかしい? なにがだ?」
ハルヒ「谷口よ。あいつの写ってる写真、どれを見ても不思議なくらい普通の中学生男子なのよ。あいつ」
キョン「なんだそりゃ」


キョン「……本当だ。どれを見ても、あいつがまともな男子生徒として写ってるな。お調子者っぽい雰囲気はあるが、それもいたって普通のレベルの話だ」
ハルヒ「ね。おかしいでしょ。あいつがあの変質者オーラを発散せずに全ページにわたって普通に写ってるなんて」
キョン「やつの特異性を恐れた中学校の教師たちが、意図的に普通の写真を選んで載せてるんじゃないのか?」
ハルヒ「私も最初はそう思ったのよ。卒業写真なんだし、クラスの汚点を形に残したくなかった担任教師がそうしたんじゃないかってね」


ハルヒ「でもね。おかしいのよ。意識して思い出そうとしなければ思い出せなかったんだけど、私の記憶の中の谷口はそのアルバムに載っている普通の谷口のようにどこにでもいるごくごく一般的な中学生だったのよ」
キョン「どういうことだ?」
ハルヒ「つまり。私の記憶が正しければ、中学の頃の谷口は普通人だったってこと。それが何故か、高校に進級すると同時にまるで人が変わったように異常な変態下衆人間に変貌してしまったの」
キョン「いまいち要領をえないが、お前は今の谷口が、中学の頃のあいつとは別人だと言いたいのか?」
ハルヒ「違うの。中学の頃の谷口と今の谷口は同一人物よ。でも、それは外見的な話。中身はキョンの言うとおり、全くの別人といっても差し障りないわ」


ハルヒ「どうしてこんなこと、今まで気づかなかったのかしら! 何故、谷口は高校に入学すると同時にあそこまで変態になってしまったの!?」


キョン「……まさかハルヒ……お前がそうあってほしいと望んだからって言うんじゃ……」


キョン「でも、進級や転校を機にいきなり変身しちまうやつっているだろ。高校デビューとかさ、そんな感じの」
ハルヒ「高校に入って不良になるとか言う話なら、まああるけど。いきなり何の前触れもなく性格が一変するなんて常識的に考えてありえないでしょう。事故で頭を打って前世の記憶にでも目覚めたっていうの?」
キョン「いや、そこまで言うつもりはないけどさ……。でも、目の前で起こっている事実だけが全てであってだな。いろいろ推測したってそれをひっくり返せるわけでもなし。無駄なことだと思うがなあ。この話は、そういうことでケリをつけておこうぜ。深く考えるだけ無駄だ」
ハルヒ「いえ。こういうことはね、キョン。過程が大事なのよ。ひょっとしたら、あいつは高校入学の直前にUFOに攫われて頭に怪しげなチップを埋め込まれて性格豹変したという可能性だってあるのよ!」
キョン「頼むから、そんなことを真面目に望んだりしないでくれよ」
ハルヒ「ともかく! 谷口は中学の時はおっちょこちょいの三枚目お調子者だったけど、普通の男子生徒だった! これは動かぬ事実よ! 中学卒業後、あいつに何かがあった! それは間違いない!」
キョン「おいハルヒ。一言、言っておくぞ」
ハルヒ「なによ」


キョン「この世にはUFOも存在しないし、前世の記憶に目覚めるようなムー大陸の戦士もいないんだ。そういうのは、一部の人間が面白おかしくそう囃し立てていて、お前みたいなのが騙されているだけなんだ」
キョン「不思議なことなんていうのはな、そうそう身の回りに転がっているもんじゃないってお前自身が言ってたじゃないか」
ハルヒ「………」


ハルヒ「うるさいわね、バカキョンのくせに!」
キョン「いてっ! たたくなよ!」
ハルヒ「ふんっ!」
キョン「おい、逃げるな!」

 

 

 

 


ハルヒ「……そうよね」


ハルヒ「キョンの言うとおりだわ」


ハルヒ「この世に不思議なことなんて、そうそうあるわけない」


ハルヒ「でも、私ははっきり覚えている。中学の頃の谷口はまともな一般人だった」


ハルヒ「それじゃあ、今の谷口は?」


ハルヒ「………」


ハルヒ「今の谷口は、普通なのよ」


ハルヒ「そうよ。それなら説明がつくわ」


ハルヒ「不思議なことなんて何もなかった。中学の頃の谷口は普通だった。そして今も谷口は普通の高校生」


ハルヒ「それなら何の問題もないわ」


ハルヒ「きっと、そうなのよ」

 


~~~~~

 


朝倉「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!」


谷口「えっへっへwwwwwwいただきマンモスwwwwwwwww」


谷口「え? えへぇ?」


谷口「ふひっ!? なんだこの光は!?」


谷口「ふわ、ふわわ!? うひぃ! 光が、光が俺の身体をつつみこむ!」


谷口「あわわわわわ……! 俺の、俺の頭の中が真っ白けになってく……!」


朝倉「こ、これは……! 涼宮ハルヒの情報改変! な、なんていう膨大な情報フレア……」


谷口「はひ~~~~~! 俺の、俺の存在がきえていくぅ!」


谷口「だ、だだ……」


谷口「だっふんだ!」


朝倉「………」


朝倉「……きえた……」


朝倉「谷口が、情報空間内から消失した……」


朝倉「何が……起こったの?」


朝倉「何はともあれ………貞操の危機はまぬがれたようね」

 


  最終回へつづく

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