放課後の部室にて。

「…これ」
そう言って長門が渡してきたのはなにやらPCゲームだ。

なになに……『妹ぉ、ちゃんとしようよ』って……
なぁ長門。一つ聞いてもいいか?
「なに」
これなんてエロ○?
「妹ぉ、ちゃんとしy」
それは分かってる。俺が聞きたいのはなぜエロゲなのかっていうことだ。

少し悩むように眉を寄せ、長門は俺にこう答えた。
「……私がコンピ研に参加している間にコツコツと作成した」
おい、答えになってないぞ。
「やってみて」
すると長門は俺の前にいつぞやのゲーム勝負で獲得したPCを一台持ってきて、
起動させ、例のエ○ゲのディスクを挿入した。
タイトル画面が出た。

……って長門?!なぜお前がタイトル画面に?!
「これはあなたが主人公の○ロゲ。私はあなたの妹として登場している。」
おいおい。俺には妹属性無いぞ。
「あなたは自覚していないだけ。あなたの潜在能力には含まれている」
な、なんだってー!(AA略)
「このままではあなたの妹も、あなた自身も危険極まりない。だから」
だから?
「このゲームでヌいて欲しい。」
唐突すぎてよく分からないんだが。

「……スタート」

物語が始まった。
どうやらこのゲームは本当に俺が主人公で、長門が俺の妹という設定らしい。
しかもこのゲームは凝っていて、実写だ。
――――
……晩飯を食べて、部屋へ向かう俺。
自分の部屋でくつろいでいると長門が来た。フラグか?
「……一緒に寝よ」
キタ―――(・∀・)―――!!はい、フラグon
――――
って音声ありか。お前が入れたのか?
「…そう」
――――
選択肢だ。

(ア いいぜ
 やだよ
――――
やっぱこっちだよな、長門。
「……」

俺の後ろでじーっと俺のプレイを観察する。

――――
「今から…?」
また選択肢だ。

(ア もちろん!
 お前がいいなら…
 やっぱやめ

「まずはキス…」
以下エロシーンが延々と続く
――――
ここも実写かよ?!

…これ、どうやって撮ったんだ?
「……私の中でイメージを構成しそれを元にCGで再現した」
これ、CGなのか?!実写かと思ったぞ!
「…そう」
――――
「挿入れるぞ…」
「そう…」
以下エロシーンg(ry
「出るぞッ!」
「膣内、な…か、に…」
以下情事後のシーn(ry
――――

……なかなかいい出来だな。
「…そう」

ん?さっきまで気づかなかったが、なんか長門の様子が変だぞ?

どうした長門?
「…なんでも」
顔真っ赤だぞ?
「…大丈夫」

そこでハルヒの騒がしい足音が聞こえたので急いで強制終了。
あぶねーあぶねー。

これ、ありがとな、長門。
「…いい」

俺はササッとカバンの中にエロ○を仕舞い込み、
何事も無かったかのように机に居座る。

ハルヒが来て、古泉が来た。朝比奈さんも遅れてきた。
そしていつも通りの時刻にSOS団の活動は終了した。

家に帰宅。

さっき貰った説明書を見る。

ふむふむ。長門が話す風な説明書って感じなんだな。

って、なんかおかしい表記を発見したんだが、発表していいか?

じゃあ言うぞ?

……『なお、このソフトでのあなたの妹に対する行為は、私の身体にも同等の感覚を発生させる。』

つーことは、俺がソフトを使うたびに長門が一人で反応しちまうってことか。
………どうしよう。使うべきか?使わざるべきか?
これってある意味俺が自慰してる回数バレるよな?
……しかし長門の喘ぎ声と実写といっていいほどのCG。
さらには体位・コスプレ・大人のおもちゃなどなど
バリエーションは現実に負けず劣らずと言ってもいい。
使うしかないだろ…。
その夜、俺はついつい何回も使ってしまった。
明日長門になんて言われるか……会うのが恐いぜ……。

翌日…放課後。
SOS団室に行くと長門いつもの席に座って本を読んでいた。

…よ、よお、長門。

すると、長門は頬をほんのり赤らめてこう言った。
「……激しすぎ」


   終

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