キョン「……朝倉、これ…」
朝倉「えっ…?」
キョン「メリークリスマス(ニコッ)」
朝倉「あ……」
キョン「開けてみろよ」
朝倉「……うん」(パカッ)
キョン「サイズは多分合ってると思う」
朝倉「これは、指輪?」
キョン「あぁ、これを左手の薬指にはめてくれるか?」
朝倉「それって……プロポーズ?」
キョン「そういう意味で送ったんだがな、はは……………朝倉、結婚しよう」
朝倉「キョン君……」





チュンチュン……
朝倉「(ガバッ!!)……ゆ、め……?……キョンくん」


朝倉涼子のグサデレ

~クリスマス編~


第1話

 



第2話

 

朝倉「ふぅ……」
キョン「朝から浮かない顔だな、どうした?」
朝倉「ちょっとね…(あなたが夢なんかに出てきたからよ……)」
キョン「そうか…あっ、そうだ朝倉」
朝倉「ん、なぁに?」
キョン「クリスマス」
朝倉「(ドキッ!?)」
キョン「ケーキってホールを一人で食えると思うか?あれを一人で食べるのには
憧れるよな」
朝倉「…そ、それはちょっと多いんじゃない?」
キョン「やっぱり多いか…それでクリスマス」
朝倉「(ドキッ!?)」
キョン「ツリーって松の木じゃ代用できないか?」
朝倉「………それはちょっと無理があるんじゃない?」
キョン「そうか……で、クリスマs」
朝倉「もうっ!!しつこいわね!!なんなのさっきからクリスマスクリスマスって!勝手に一人でパーティでもしてればいいじゃない!!」
キョン「な、なに怒ってるんだよ」
朝倉「うるさいわね、あたしは今日虫の居所が悪いの!だから…じゃ死んで♪」
キョン「ちょww怒ってるからって殺すなwww」
朝倉「あなたがあまりにしつこいからよ」
キョン「(やっぱり刺されないと始まらない…はぁはぁ)グフッ」

 



第3話


キョン「朝倉はクリスマスどうやって過ごすんだ?」
朝倉「そうねぇ、うちで一人寂しくすごしてみようかしら」
キョン「そんな悲しいこというなよ」
朝倉「ふふ、ちなみにキョン君は?」
キョン「俺は、そうだな…このままだと家族団欒のクリスマスが待っているな」
朝倉「あら、素敵じゃない」
キョン「しかし、高校生になってまで家族と過ごすのもなぁ」
朝倉「仲が良いのは素敵なことよ♪……でもまぁ、誰か他の人と過ごしたいなら…あたs」
ハルヒ「キョン!!今年のクリスマスは部室で鍋よ!!ちゃんと予定を空けておきなさいよ!?」
キョン「今年もか?」
ハルヒ「文句は言わせないわ!じゃああたしは部室に先に行ってるわ」
キョン「やれやれ」
朝倉「……よかったわね、予定ができて」
キョン「何一つうれしくないがな。朝倉、さっき何を言いかけたんだ?」
朝倉「え?……あぁ、なんでもないの……」
キョン「よかったら朝倉も参加するか?」
朝倉「あ、あたしは遠慮しておくわ。あたしなんか団員でもなんでもないんだもの……」
キョン「気にすることないと思うぞ。あいつらも喜ぶだろうしな」
朝倉「ほんと大丈夫だから。キョン君だけで楽しんできたらいいわよ。ね?」
キョン「そうか………あ、じゃあ俺はあと部室に行くよ。もたもたしてたらまた
ハルヒにどやされちまう。じゃあな朝倉」
朝倉「うん……ばいばい」

 

 


朝倉「くすん……」

 


 

第4話

 

朝倉「くすん……ひっく…」
?「あらあら、そんなに泣いてしまってはせっかくのかわいい顔も台無しですよ?」
朝倉「え…?」
喜緑「ね?これで涙をふいてください」
朝倉「う、うん…ひっく…ありがとう」
喜緑「何かあったんですか?」
朝倉「……」
喜緑「ふぅ…彼に何か言われたんですか?」
朝倉「別にそんなんじゃないわ…(ぷいっ)」
喜緑「強がっていては何も進展しませんよ?あなたはいつも強がってばかりなんだから…」
朝倉「…」
喜緑「…」
朝倉「ぅ……ひっく、だって、だってキョン君が…キョン君がぁっ……ひっぐ、ひぐ…」
喜緑「よしよし…」
朝倉「い、今までずっと…ひぐ、一緒にいたのに……春も、夏も…秋も…えっぐ……」
喜緑「うんうん……」
朝倉「だから、キョン君と…ぐすっ、一緒に…ク、クリスマス…過ごしたかったのにぃ……うっ…」
喜緑「……」
朝倉「っく、あたし、どうしたらいいのかな……?」
喜緑「今からでも遅くはありませんよ」
朝倉「ほんと?」
喜緑「彼の気持ちがまだあなたのほうに残っているなら、もしかしたら…」
朝倉「でも」
喜緑「『でも』なんて言ってたらあなたは絶対後悔しますよ」
朝倉「……うん、そうね。あたしがんばってみるわ」
喜緑「涙も止まったようですし、もう彼を追いかけられますね?」
朝倉「えぇ。ありがとう」ダッ

 


喜緑「ふふ……」

 


 

第5話

 

ガチャ
朝倉「キョン君はいる!?」
ハルヒ「な、なによ!あんたいきなり人の部室に入ってきて!!」
朝倉「キョン君は!?」
みくる「キョンくんは1人でおでかけしましゅたよ?」
朝倉「え!?」
ハルヒ「さっき、クリスマス用の買い物に行かせたのよ。買い物が済んだら帰宅しても良いって言ってあるから今日はもう部室に来ないと思うわよ」
朝倉「そんな……どこに買い物へ行ったの?」
ハルヒ「そんなの部員じゃないやつに言うはずないじゃない」
朝倉「ッ!……そ、そうよね…ごめんなさい。じゃ、あたし帰るわね、勝手に入ってきて本当ごめんなさい」
ハルヒ「わかればいーのよ。」
朝倉「…」ガチャ

 


朝倉「ふぅ、どうしよう…」
ガチャ
みくる「(キョンくんなら商店街に行きましゅたよ)」
朝倉「え?」
みくる「(しぃー…ふふふ、しゅじゅみやしゃんには内緒でしゅよ?がんばってくだしゃいね)」
朝倉「ありがとう。え、えーっと……空気の人!!」ダッ

 

 

 

みくる「ふふ、わざわざ教えてあげたのに空気の人でしゅか。ふふふ…」

 


 

第6話

 


商店街

 

朝倉「キョン君、どこにいるの?」

 

 

 


朝倉「キョン君…」
キョン「朝倉じゃないか、こんなところでなにやってるんだ?」
朝倉「ひっ!」
キョン「なんつう驚き方だ、らしくないな。どうしたんだ?」
朝倉「え、その…」
キョン「お前の家はこっちじゃないだろ?」
朝倉「えーっと、なんて言うか……そう!涼宮さんに言われたのよ。キョン君の手伝いをして、ってね♪」
キョン「手伝い?あのハルヒがお前に頼んだのか?」
朝倉「そ、そうよ?だから手伝ってあげるわね。まったく…どうしてあたしがこんなことしなくちゃならないのかしら」
キョン「それはうちの団長がすまないことをしたな。俺のほうは1人でも大丈夫だから朝倉は帰ってもいいぞ?」
朝倉「そんなことできるわけないじゃない!」
キョン「ッ!?」
朝倉「あっ!…だ、だから。ほら、頼まれたことを投げるなんてあたしにはできないってことよ♪」
キョン「あぁ、そういうことか。なら手伝ってもらわないといけないな」
朝倉「そういうこと♪」
キョン「だが、もう買い物は終わっちまったからな。あとはうちまで荷物を運ぶだけなんだが、それでも良いのか?」
朝倉「ふふ、あたしが手伝うって言ってるでしょ?」
キョン「そうか。じゃあお言葉に甘えて…お願いしますよ、っと」
朝倉「はいはい♪」

 

 

 

 

キョン宅

 

キョン「ふぅ!すまなかったなこんな遅くまで」
朝倉「そんなの気にしないで(結局話せなかったまま着いちゃった…)」
キョン「じゃあうちまで送るから待ってろよ、家の中に荷物を置いてくるから」
朝倉「あ…いいのよそんな、1人でも帰れるわよ」
キョン「何か話したいこともあるんだろ?」
朝倉「!?」
キョン「表情に出てたぞ。だからちょっと待ってろ」
朝倉「うん……」

 

朝倉「……」
キョン「……」
朝倉「何か話したら?」
キョン「話があるのはお前だろ?だから俺からは何も話さないよ」
朝倉「……あの、その、クリスマスの話なんだけど…」
キョン「ん?やっぱり俺らのパーティに参加することにしたのか?」
朝倉「そ、そうじゃなくて……クリスマスを…その、」
キョン「?」
朝倉「あたしt」
谷口「よぉっ!キョン!!何やってんだこんなところで?」
キョン「なんだ谷口か」
谷口「なんだとはなんだ、失礼な。あれ?なんで朝倉と歩いてるんだ?

まさかお前らwww」
キョン「そ、そんなんじゃねぇよ!なぁ朝倉?」
朝倉「(ズキッ)……」
キョン「朝倉?」
朝倉「……」
キョン「どうしt」
朝倉「触らないで!!!!」
キョン「!?」
朝倉「キョン君の、バカ!!!!!あんたなんかあんたなんか死んじゃったらいいのよ!!」グサッ
キョン「グフッ」
朝倉「あなたも変なとこに現れないで!!!!」グサッグサッ…
谷口「ぐぼぁ」
朝倉「うわぁぁぁん……」

 

 

 

キョン「はぁはぁ、朝倉…今日はいつもに増して鋭さが違うな……谷口大丈夫か?」
谷口だったもの「……」

 

 

 


朝倉「ひっぐ…うっぐ……キョン君の、バカ!!キョン君の……ばかぁ!!!!!」

 

 

 


 第7話


朝倉宅


朝倉「えぐ、うっ……もう知らないッ!キョン君なんか…キョン君なんかぁ……ふぇぇぇん」

 

長門「……」
朝倉「うっ…うっ……」
長門「カレー食べる?」
朝倉「うわぁぁぁぁん!!!」
長門「……そう」

 

 


キョン宅


キョン「なんだって朝倉のやつあんなに怒ってたんだ…?」
キョン「あいつ、そういえば泣いてたな……」

 

キョン「腹でも痛かったのか?」

 


 

第8話

 

12月24日


SOS団部室

 

ハルヒ「さぁて鍋も煮えてきたことだし、早速始めるわよ!!!」
古泉「盛り上がってきましたね」
みくる「おいしそうでしゅねぇ」
長門「……(ウズウズ)」
キョン「……」
ハルヒ「どうしたのよキョン、有希みたいに黙っちゃって。あんたなんか変よ?」
キョン「ん、あぁ。なんでもないんだ、さぁ始めようぜ」

 

 

朝倉宅


朝倉「結局、一人でクリスマスを迎えることになっちゃったなぁ…あはは……」

 

朝倉「さみしくなんか、ないもの……」

 

 

 


部室


ハルヒ「キョン!なんかやりなさい!!」
キョン「無茶振りすぎるだろ!」
「「あははは……」」

 


朝倉宅


朝倉「……」

朝倉「もうこんな時間…買い物に行こうかしら……」

 

 

 

部室


みくる「うーん、もう食べられないでしゅ……」
長門「…(ガツガツ)」
ハルヒ「有希もやるわね(ガツガツ)」
古泉「二人でババ抜きもいいですね」
キョン「楽しさが見出せんがな」

 


朝倉宅

 

朝倉「……」ガチャ
キィー……バタン――――

 



第9話

 

朝倉「綺麗な空……クリスマスにはいい夜ね…ふふ、あたしには関係ないか……」

 


部室


「「zzz……」」

キョン「みんな寝ちまったのか」
古泉「それでは二人しかいないことですし…」
キョン「な、なんだよ?」
古泉「ふふふ…」
キョン「気持ち悪いぞ」
古泉「高校生らしく、いわゆるぶっちゃけトークをしましょうか」
キョン「はぁ?」
古泉「ずばりあなたは誰が好きなんですか?」
キョン「お前は中学生か?」
古泉「僕も男子高校生ですからね。そういうことには一応興味はありますよ。で、誰なんですか?もちろん僕と言う選択肢もありますよ?ふふ」
キョン「黙れ。しかし…あまり考えたこともなかったな」
古泉「おや、彼女ではなかったのですか?」
キョン「誰のことだ?」
古泉「あなたといつも一緒にいる人ですよ」
キョン「朝倉のことか?」
古泉「あなた方はいつだって一緒にいたではないですか、ちょっぴり嫉妬してしまうくらいにね、ふふ。そのような感情があるからだと思っていましたけどね」
キョン「それは……」

 

朝倉『キョン君♪』

 

キョン「朝倉は……」

 

朝倉『じゃ死んで♪』

 

キョン「あいつは…」

 

 

朝倉『キョン君の、バカ!!』
朝倉『ひっぐ…うっぐ……キョン君の……ばかぁ……』

 

 

キョン「朝倉っ!?……」

古泉「?」
キョン「すまん古泉、急用を思い出した。ちょっと出てくる」
古泉「ふふふ、そうですか。こっちのことは任せてください」
キョン「すまん!」ダッ

 

 

 

古泉「クリスマスには何があるかわかりませんね……」

 


 

第10話

 

キョン「畜生!俺はバカか!?あんなにも朝倉は俺の側にいてくれたのに…朝倉はあんなにも俺とのクリスマスを望んでくれたのに……朝倉、どこにいるんだ!?」

 

朝倉「……」

 

キョン「朝倉!いるか!?」ドンドンッ
キョン「家にいない?……どこへ、行ったんだ?」

 

 

キョン「くそっ…考えても仕方がない……その辺を探すか」

 

 

 

朝倉「……」

 

キョン「朝倉…どこだ!!」

 

朝倉「……」

 

キョン「朝倉ぁぁッ!!」

 

朝倉「…?今、誰かの声が……」

 

キョン「朝倉ぁぁぁぁぁ!!!!」

 

朝倉「やっぱり聞こえる。誰かしら?」

 

キョン「朝倉どこにいるんだよ……」

 

朝倉「誰…?」

 

キョン「朝倉ぁぁぁぁあぁあぁぁぁ!!!!!」

 

朝倉「え?キョン君!?」

 

キョン「朝倉ぁ…」

 



第11話

 

朝倉「キョン君!!」
キョン「ッ!?」
朝倉「……」
キョン「はは…公園にいたのか…はぁはぁ」
朝倉「……どうして?」
キョン「随分探したぞ?」
朝倉「ねぇ……どうして?」
キョン「どこに行っちまったかと思っt」
朝倉「どうして!!??今更何しに来たの!?」
キョン「朝倉…」
朝倉「涼宮さんたちと一緒にパーティしてればいいじゃない!こんなところに来る理由なんかないじゃない!!」
キョン「朝倉…」
朝倉「さっさと戻ればいいじゃない!!」
キョン「朝倉……」
朝倉「なによなによ!!あたしのことは放っておけばいいじゃない!!!!」
キョン「朝倉ッ………涙が、出てるぞ?」
朝倉「え……?こ、これは……」
キョン「随分待たせたな。すまなかった」
朝倉「別にあたしはここであなたを待ってたわけじゃないわよ……」
キョン「そうじゃないんだ………おまえの気持ちに気づくまでに随分と待たせてしまったな」
朝倉「……」
キョン「俺は極度の鈍感のようだな、はは…」
朝倉「…いわよ(ぼそっ)」
キョン「え?」
朝倉「遅いわよって……言ったのよ、ばかぁ……ふぇぇぇぇん……」
キョン「……」
朝倉「ばかばかばかばか……あたしを、ひっぐ、い、いつまで待たせる気なのよぉ……」
キョン「すまなかった…」
朝倉「ずっと、ずっと待ってたのに、っく、キョン君のこと…こんなにも好きなのに……キョン君のことが大好きなのに!!!」
キョン「俺もだよ…」
朝倉「……今、なんて……?」
キョン「俺も朝倉が好きだ…笑ってるおまえが、ナイフ振り回してるおまえが……いつも俺の横にいてくれるおまえが、俺は好きだよ」
朝倉「キョン君……うわぁぁぁぁぁあぁあぁぁん……ふわぁぁぁぁあん」
キョン「おいおい……泣き虫だな」
朝倉「えっぐ、うっぐ、本当に、本当にあたしのこと好き?」
キョン「あぁ大好きだ」
朝倉「よかった…あたしのこと、そんな風に考えてくれてるなんて思わなかったから」
キョン「そんなことないさ、その証拠にほら、これ」
朝倉「なぁにこれ?」
キョン「クリスマスプレゼントってやつだよ」
朝倉「え?」
キョン「ちゃんとおまえのために買っておいたんだ。受け取ってくれるか?」
朝倉「うん…」
キョン「じゃあ開けてみてくれ」
朝倉「……」パカッ
キョン「サイズは多分合ってると思うんだが…」
朝倉「これって、指輪……」
キョン「はめてみないのか?」
朝倉「そうね。ふふ」
キョン「その指は…」
朝倉「この指にはめる意味がわかるでしょ?」
キョン「あぁ。どうやら俺は告白と同時にプロポーズまでしてしまったようだな」
朝倉「そうよ、あなたはこれからいつまでもあたしといることになったんだからね?ふふ」
キョン「一生俺はお前に刺され続けるって事か?」
朝倉「そのとおり♪」
キョン「やれやれ」
朝倉「キョン君、」
キョン「ん?」
朝倉「……メリークリスマス」チュ
キョン「!?」
朝倉「あたしからのプレゼント♪」
キョン「もうくれないのか?」
朝倉「考えておいてあげる♪さぁうちに行きましょ、今日はクリスマスなんだからね♪」
キョン「ふふ、やれやれ」

 

 

 

朝倉「(サンタさん、最高のプレゼントありがとう♪)」

 

 

 

 

朝倉涼子のグサデレ

     ~クリスマス編~完

 

 

 


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