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0.プロローグ

 

「………」

この三点リーダは長門のものではない。俺のだ。人間驚くと言葉が出てこないって本当だったんだな。

「…それは本当なのか?」

「今言ったことに嘘はない。全ては貴方に委ねる。貴方がこの申し入れを受け入れるか、拒絶するか。それに関して私は何も反論しない。ただ貴方の答えに従うだけ」

じゃあもしだぞ。もし俺がお前の申し入れを受け入れなかったら、拒絶したらそのときはどうなるんだ?

「その場合、彼女は再度情報連結解除される。それが条件でわたしは情報統合思念体の申し出を受け入れた」

どうしてお前はそんな条件付けをしたんだ?

「現にあなたは彼女に襲われている。いくらこの状況でもエラーでのその危険性が無いとは言い切れない。もしそうなった場合、前回のように必ずしも防衛が成功するとは限らない」

俺の心配をしてそう言ってくれるのも分かるが、こいつの身にもなってやれ。

一方的にもう一度生み出されて、一方的に消されていく。そんなの可哀想じゃないか。

確かに俺だってさっきまではこいつの復活は考えたくもなかったし、認めたくもなかった。

だが俺は知っちまったんだ。こいつにあるやさしさとかをな。

それにな、長門よ。俺は今こいつの親父なんだよ。

こいつが俺のことを父ちゃんとして慕ってくれている限りはな。だから俺の答えはもう決まってるんだ。

ここで一旦大きく深呼吸して、俺は事の始まりを回想した。


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