その日から僕と彼女の交際はスタートした

 

高校生らしい付き合い

それでいいものだと僕は思っていた

 

 

ただ、彼女が何故あんなことを言ったのか未だに理解出来なかった

 

『SEX』、か・・・・

 

 

勿論僕だって興味はある

そういった内容の本もビデオを大量に所持している

 

 

中学生の頃は機関で訓練を受ける毎日

 

それは肉体的な事だけでは無く、精神的、頭脳的な訓練をも意味する。

体系も変わった。思想も変わった。話し方も整えさせられた。

 

僕の毎日はずっと苦痛で、しかし耐えてきた

いつか必ず幸せになれると信じて

 

 

涼宮ハルヒの監視役を命じられ、プライベートな時間が大幅に増えた

 

そして理想の人を見つけた

 

活発で、でも何処かしおらしさを映し出すような

 

でも、彼女は時々とても悲しい目をする。

何故だろう?あんなに元気なのに

何故だろう?あんなに楽しそうなのに

何故だろう?あんなに美しいのに

 

貴方は、その瞳の奥に何を隠しているのですか?

 

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その日、SOS団は休みだった

 

 

キョン「よう古泉」

 

古泉「どうも、態々僕のクラスまで足を運んで頂かずとも用ならば此方から出向きましたが」

 

キョン「今日の活動は無いらしい。その変わり俺が団長様と二人きりで映画館だ やれやれ」

 

古泉「そういう事ですか、了解しました。夜の方も頑張って下さい」

 

キョン「何を頑張るんだ・・・・まあ一応伝えたぞ じゃあな」

 

古泉「ええ、また明日学校で」

 

 

彼と涼宮さんは二週間ほど前から付き合い出し始めました

閉鎖空間が全くと言って良いほど出現しないからには、上手くいっているのでしょう

 

僕としても、とても喜ばしいことです

 

 

帰り支度をして教室を出ると鶴屋さんがいました

どうやら僕の事を待ってくれていたみたいですね

 

鶴屋「あんまり一樹くんが遅すぎるからきちゃったさ。さあ早く一緒に帰るにょろ☆」

 

古泉「ええ、もちろんです」

 

 

坂道を下りながら僕は色々な話をする

それを彼女は大げさなリアクションで返してくれる

 

誰がどうみたって近そうな二人

 

でも近いのは言葉の距離だけで、きっと心の距離も体の距離も遠いのだろう

果てしなく・・・・

 

 

 

たわいもない話を終えて、僕と彼女はそれぞれの岐路についた

 

ずっとこんな日々が続けばいい

そう、それだけで幸せなんだ

 

僕はずっとこう考えているつもりだった

でもそれは人間の本能が、宿命が、そうさせてくれなかった・・・・

 

 

 

 

 

休日、僕は決まって彼女とデートする

遊園地、映画館、カラオケ、ボーリング

 

普通のデートが、至って普通のデートが

 

 

幾度無く二人の時を重ねて行く度に、強くなる恋人を想う気持ち

しかしそれと同時に、もう一つ自分の中で強く増えつつあるもの

 

そう、性欲・・・・恋人をこうしたいという欲望・・・・・・

しかし付き合う時に交わした約束・・・制約・・・

 

彼女の言葉が頭をよぎる

 

 

『SEXしないなら、いいよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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~fast chapter~Ⅱ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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