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一度でいいから、木枯らし吹く並木道、そんな寒空の元を親族以外の女の子と一緒に、何をするでもなく徒然なるままに歩を進めてみたい、なんて思うことはないだろうか。
いや、そんな微々たる甘酸っぱさを残す最大公約数的な事を健全な男子の脳組織が電気信号へと変換しないなんてことは―――自信を持って言える―――まず、ないだろう。
もちろん、絶対とは言い切れないのがこの世の常である。身近な反例を挙げるとすれば……言わずもがな、割愛させて頂く。
さて、ここで話は冒頭に戻る。
今日の俺はまさに世の中の男子が羨むそんな状況の真っ直中にいた。
さらにだ。
そいつら全員がその羨望のあまりに襲いかかってきてもなんら不都合はない、という形容節を俺が今置かれている状況に付け加えたとしても、なんら不都合がなかった。
もっと簡潔に表せと言うなら、たったの四文字で表現できなくもない。何故なら、俺は相応たる諺を知っていたからだ。
『両手に花』
「ここまで引っ張っておきながらそれはないだろ……常識的に考えて……」とか、そんな抗議は一切受け付けない。
さて、いい加減脳内語りにも飽きた。そろそろ、本題の不思議探しとやらに精を出すとしようか。


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