脇役サミットの続き見たさに支援SSを書いた。
これはただの妄想だし、違う奴が書いただけだし、本人が続きを書いて頂いた場合はリンクしてなくても、当方は一切の責任を負いません。

 


「キョン、そんな態度だと涼宮さんが怒るよ?」
「何でハルヒが出てくるんだ?」
 
いつも通りの昼休み、
俺はそんな会話を聞きながらメシを食ってた。
 
「はぁ~、いつか愛想尽かされちゃうよ?」
「…なんだ、元からそんなモノは無いだろ」
「鈍感にも程があるよ?」
「国木田、俺が鈍感ってどういう事だ?
ハルヒが絡むとそればかりじゃないか。
いい加減に教えて欲しいね」
 
国木田がいつも通り注意して、
鈍感のキョンがまったく気付かない。
…ここまでニブいと同じ人類なのか不安だぜ。
お前って涼宮に会いにきてやった宇宙人なんじゃないのか?
 
「…」
 
ここで国木田が呆れ返って溜息を吐くのがいつものお約束。
で、キョンは首を傾げてからお茶を飲む…って国木田、溜息は?
 
「キョン…言っていいの?」
 
「…っ!?」
 
なんだなんだなんだ!?
今の国木田の黒い笑みは何だ?
 
で、この目ン玉開きまくって口をパクパクしてるモミアゲは誰だ!?
キョンだ!
 
「っ~…スマン小泉に用があったんだゆっくり話してる場合じゃないじゃあな!」
 
キョンが息継ぎ0で捲くしたてながら、席を立って教室から出るまで…5秒も無かったな。
あと、小泉って酷くねーか?
 
「キョンって本当にヘタレだよね~」
 
なぁ国木田、今のって…何だ?
いつもと違うぞ?
いつもなら今頃、俺がナンパの極意を「涼宮さんのお情け以来、連敗なんでしょ?
フラれる為の極意なんていらないよ」
いや、そうだけど、もう少し優しく言ってくれよ!
 
「夏に警察のお世話になったんでしょ?
いい加減に懲りなよ」
 
全っっっ然優しくねぇ!
しかも関係ねぇ!
せっかく閉じてきた古傷が!
あぁ…職務質問受けてる間のあの空気が!
周囲からの白い目が!
警官の「はいはい、分かったから交番で聞こうね」ってセリフがぁ!
「谷口君、顔色悪いのね。大丈夫?」
 
阪中!
国木田がいじめるんだ、助けてくれ!
 
「国木田君、弱いものイジメは良くないのね。
いくら本当でも、言っていい事と悪い事があるのね」
「あぁ、ゴメンね阪中さん。」
「分かればいいのね」
 
俺に謝ってNEEEEEEE!
なんで阪中に謝るんだよ、俺に謝れよ!?
 
「そういえば、あの二人に進展があったみたいだね」
「そうみたいなのね。
涼宮さんが朝から元気一杯だったのね」
「キョンも感付いてきたみたいだよ」
「じゃあ、キョン君にあのお香を使っt「い、今は様子見が必要だと僕は思うんだ、うん!」
 
無視かよ!
…お前等、なんかあったのか?
って国木田、なんで冷や汗かいてるんだ?
 
「あ、ああ谷口は居なかったんだっけ」
「昨日、皆で遊びに行ったのね」
 
なんだよ俺も誘えよ!
俺だけハブるなんてヒドイわ!
アタクシが、のけ者扱いだなんてっ!
 
「谷口…壊れないでよ。
それに『ナンパが成功しそうでそれどころじゃない』って、
急にドタキャンしたのは」
「誰なのね?」
 
お、お前等…いつのまにコンビネーションする仲に?
…昨日のか!?
ナンパに成功したと喜んだら変なセミナーに連れていかれて
『お前は凄い』『お前は素晴らしい人間だ』『お前は神になれる』『…ユニーク』『ふぇぇ、長門さん。どこですか~?』『お前もチャクラを開け』『お前なら人類を導ける』
とか何とか8~9時間ブッ通しで電波な事を話し掛けられて
なんとか建物から逃げ出したけど
全然知らない山奥だし携帯も取り上げられたし
どうやって帰ればいいかと坂を下り続けたら更に迷って腹も減って動けなくなって途方に暮れてた頃に、
お前等は仲良くなってたのか!?
 
「谷口…長いよ」
「何で昨日の今日で学校に来れたのか不思議なのね?」
「阪中さん、それは谷口だからだよ」
「なるほどね、国木田君は頼りになるのね」
 
いや、それって説明になってねぇ。
阪中も納得すんなよ。
 
「要約すると谷口が危ない宗教セミナーに引っ掛かってる間に、
僕達は遊園地とかで遊んでたんだ」
「単に遊んでる訳じゃなかったのね。
涼宮さんとキョン君を二人っきりにする為に奮闘していたのね」
 
あ~なるほどな。
朝から涼宮がご機嫌なのはそれか。
っても、いつから計画してたんだ?
 
「ほら、この間の脇役サミッ「阪中さん!」
「あ…そ、そうだったのね」
 
え?なんだ?
脇役…あ、なんか思い出してきた。
 
「ダメだよ!」
「谷口君!思い出しちゃダメなのね!」
 
確か…ワカメ?
いや、喜緑さんが…Bランク…?
 
「ダメ!もう手遅れなのね!」
「でも、谷口を…おぐっ!?」
「…ゴメンなのね。
でも、国木田くんは死なないでほしいのね!」
 
おっ、思い出した!
確かサミットの後、喜緑さんがBランクって言ったら髪がワカメみたい…あれ?
国木田、阪中はどこだ?
いや、それよりもこの体の震えは…
 
「谷口君。
お話があるのですが大丈夫ですよね」
 
えっ、あ、あ、あ…
 

 
『お前は凄い』
『お前は素晴らしい人間だ』
『マッガーレ』
『お前は神になれる』
『マッガーレ』
『お前もチャクラを開け』
『お前なら『マッガーレ』を導ける』
 
…あれ、さっきのは夢か。
俺、まだこのセミナーに捕まったままか。
 
…なんとかして逃げねぇと!
 
「…1週間連続で休みか」
「どうしたのかしらね?」
「ま、谷口の事だからナンパして迷子になってるんだろ」
「あんたから振ってきた癖に、在り来たりな結論出ししてんじゃないわよ」
「普通なら失踪事件だが、谷口だから仕方ないだろ」
「それよりも、キョン!
明日、分かってるわよね!」
「へいへい、団長様と二人で不思議捜索だな」
「そうよ!先週のルートを調べるのよ!」
「しかし、二人じゃデート…いや、何でもない」
「ちょっ…ちょっと今のは聞き捨てならないわよ!」
「…ただの妄言だ、忘れろ」
「ま、まぁ…あたしとデートしたいって言うなら
考えてあげないことも無くも無い事も無い事も無いことも…」
「ハルヒ、俺はこっちだから…じゃあな」
「えっ、あっそ、そっか。
じゃあ明日…」
「あ~…まぁ、考えといてくれ」
「えっ、ちょっと!キョン!考えって!?
あ、自転車で逃げるな!」
 
END

 

 


※作者さまのコメント

丁度かいてる途中のサミット続編とめちゃ被りしてて俺涙目ww
しかし、やる気が湧いてきたのでいつになるかわからんが
必ず続編つくります。

ちなみに続編では谷口はハブられない設定ですんません;

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最終更新:2007年10月31日 02:56