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・・・・・・・固体状況、異常なし

アクセス:情報統合思念体
パーソナルネーム:長門有希
パスワード:******************************
セキュリティーレベル:9

・・・・・・アクセス完了

わたしの日課、観測対象とその鍵に関する報告、未来事項の予測
わたしの任務、観測対象とその鍵、SOS団員の保全、危機回避
このことだけをするために生まれてきた・・・・違う。作られた
わたしはロボット、アンドロイド、人形・・・・・


観察対象と周囲の過去の行動データを参照

・・・・・皆、生き生きしている・・・・わたしは?
エラー、消去、エラー、消去・・・・・・

観察対象と周囲の過去の発言を参照

・・・・・皆、笑いながら喋っている・・・・わたしは?
エラー、消去、エラー、消去・・・・・・

観察対象と周囲の未来を予測

・・・・・皆、幸せ・・・・わたしは?
エラー、消去、エラー、消去、エラー・・・・・・
エラーがセキュリティーレベル6まで到達、深刻な事態
バックアップ態勢確認、システムの強制終了、再起動開始・・・・・・・




「・・・・・・・gと・・・おーい、長門」
「・・・・・・・・なに」
「いや、話しかけても反応がなかったから死んじまったかと思ったよ」
「情報統合思念体との定期通信・・・・心配ない」
「そうかい、邪魔したな」
「・・・・・・・・・・・・・・・いい」
「それにしても皆遅いな・・・」

「・・・・・・・・聞きたいことがある」
「長門が俺に聞きたいことか・・・・なんだ?」
「『死』とは何?」
「・・・・・思い出したくもないが、たしか朝倉が「死の概念が理解できない」とか言ってたがお前もか?」
「そう」
「んー・・・・難しいな。とりあえず恐いとか・・・・か?また何でそんなこと聞くんだ?」
「何故人間は死ぬ?」
「・・・・・終わりがあってこそ頑張れるんじゃないか?」
「・・・・・・・・・・・・・そう」
「大丈夫か?」
「・・・・問題ない」
「・・・・・・・・・そうか?」




「最後に・・・・」
「・・・・・・なんだ?」
「何故わたしは人間として生まれてこなかったの?」
「・・・・・・・・・・は?充分人間だと思うぞ」
「わたしは人間じゃない。死を理解できない。第一死なない」
「死なない?じゃぁずっと存在し続けるのか?」
「違う。生きていないから死なない。情報の消去と共に消えるだけ」
「最後がどうであれ人間にしか見えないぞ。心臓も動いているし血も通っている」
「それは人間にみせてるだけ。この方が都合がいいと統合思念体が判断した。わたしは人間のマネをした人形」
「じゃぁ人間かそうでないかの区別なんてつかんどこで見分けるんだ?」
「あなたには感情がある。わたしには・・・・・・・ない」
「そうか?表情の変化が見られることがあったりするが・・・・」
「わたしは笑わない。わたしは怒らない。わたしは人間じゃない。わたしは人間として生まれてきたかった。皆と同じように普通に笑ってしゃべりたい、同じように生きたい、同じように死にたい・・・・・・・・同じように・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・じゃぁその雫は何だ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なみだ?」
「そうだ。お前は今、悲しいと思っておるんだ。自分が人間でないことが悲しい、悔しいんだろうな。だから泣いてるんじゃないのか?」
「・・・・・・・わからない。本来、わたしにはこのような機能はない、エラー」
「そうやってエラーで片付けるからいつまでたっても感情というものがわからないんじゃないのか?」
「ダメ、エラーは消去しないと暴走につながる」
「暴走したっていいじゃないか。また俺がなんとかしてやるよ。それに誰がなんと言おうとお前は長門有希という人間だぞ」
「・・・・・・・・・・ありがとう」
「ほら、また涙出てるぞ」




・・・・・・固体状況、異常あり・・・・無視できるレベル

アクセス:情報統合思念体
パーソナルネーム:長門有希
パスワード:******************************
セキュリティーレベル:9

・・・・・・アクセス完了

人間の感情を少し理解。このままの状態の維持の許可申請・・・・・・許可



「おっまたせー・・・・・ってキョンと有希だけ?」
「あぁ、そうだな」
「・・・・・・」
「あれ?有希笑ってない?」
「長門だって笑うことだってあるさ・・・・・・・・・・・・・人間なんだからさ」

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