季節はまさにスポーツの秋。
現在、俺は部室で古泉とオセロをしている。長門は本を読み、朝比奈さんは俺たちのオセロを見ている。まっ、いつも通りの日常ってことだ。うん、実に平和だ。だが俺の予想からすると、もうすぐで、この平和な日常を潰す奴が来るはずだな。
「やっほー!重大ニュースよー!」
ほら、来た。
「今度の日曜日、みんなでテニス大会に出場するわよ!」
今度はテニスかよ。いつものように、拒否権は発動してくれないんだろ。古泉は閉鎖空間がうんたらかんたら、朝比奈さんは規定事項がうんたらかんたら、長門は観測がうんたらかんたら。
もういい、何も言わない。俺の日曜日はたった今消えることが決定したんだ…
「なによ、キョン。元気出しなさいよ。あんたもテニスしたいでしょ?」
「ああ、したいしたい。俺は猛烈にテニスがしたい」
「何よその態度。まあ、いいわ。それより、道具のことなんだけど、古いz…「僕の親戚にテニススクールを経営してる方がいるんですよ。その方に頼めば、5人分くらいなら用意してくれるでしょう」
「そ、そうなの。じゃあ、これで全てOKね!日曜日は我がSOS団の全国区まで広めるわよ!」
機関の協力もあり、SOS団のテニス大会出場はあっさりと決定された。やれやれだ。

 

 

今日は日曜日。雲一つない快晴。展開が早いのは気にしないでくれ。こっちの都合だ。
俺たちは市営のテニスコートにいる。出場の受付も終わり、今は試合のための準備運動中だ。
改めて、今日のテニス大会のルールを説明しよう。ルールはシングルスのみ。1セットマッチ。デュース あり。トーナメント制。はい終了。出場資格は老若男女不問。つまり、オールカマーだ。
そして、一回戦はどう当たるかお教えしよう。キョンこと、俺の対戦相手は忌々しくも古泉。ハルヒの相 手は何と朝比奈さんおい、ケガさせるなよ。そして、長門の相手が優勝候補と言われる、プロのテニスプ レイヤーだ。なんということだろうか、一回戦でSOS団が最低2人も消えてしまうではないか。朝比奈 さんは負け決定だろうな。なんせ、あのハルヒだぜ?俺も負けないように頑張るか。古泉に負けるのは気分が悪いしな。
そして、いきなりだがそれぞれの一回戦が始まる。
「あたしたちが狙うのは優勝のみよ!負けるなんて絶対許さないんだから!」

 

 

一回戦  俺(キョン)―古泉

 

「悪いが手加減するつもりはないぞ」
「ええ、望むところですよ」
サーブは古泉からだ。
「いきますよ、ふんもっふ!」
速い…体が全く反応しなかった。そして、そのあとも立て続けにサービスエースを取られ、1ゲーム落と してしまった。やるじゃねえか。今度は俺のサーブだ。覚悟しろ!俺はサーブを打った。
「ふんもっふ!」
げっ、リターンエースだ…
「おやおや、本気を出してくれませんか?」
うるさい!腹が立つ野郎だ!こっちは結構真剣なんだぞ。しかし、真剣にやっているのにも関わらず、古 泉のふんもっふが取れない。そして、そのまま試合は0―4となってしまった。
次は古泉のサーブ。いいかげん球のスピードに目が慣れてきた。次は取れるはずだ。
「ふんもっふ!」
よし、見切った!ここだ!
「ふっ、甘いですよ。マッガーレ!」
その瞬間、ボールが地球の物理法則を無視したくらい曲がった。おい、反則だそれは!
「ふふ、さっきのは、ふんもっふではありませんよ。マッガーレです」
何だよそれは?
「直球のふんもっふ、曲球のマッガーレを使う僕は無敵です!」
そのあとの展開はもういい…。結局、俺は古泉から1ポイントも取ることができず負けてしまった。
「いやー、久しぶりでしたが、結構調子が良かったですよ」
うるさい!テニスなんてもう一生やりたくない!

 

 

一回戦  ハルヒ―朝比奈さん

 

「みくるちゃん!覚悟しなさい!」
「ひぇ~!」
なんかもやる前から結果は決まっているな。試合は予想通りの展開だった。朝比奈さんはコートの隅っこ にチョコンと立っているだけで打つ気なし。サーブも「えい!」と可愛らしい掛け声をあげながら打つが 全く入らない。ハルヒは「あたしの波動求は百八式まであるわ!」とか言って、物凄い豪速球ばかり打っていた。ケガさせるなと言っただろ!気をつけろ!
結果、予想通り、いや予定通りハルヒの勝ち。
「みくるちゃん、もっとしっかりしなさい!」
「ふぇ~ん」

 

 

一回戦  長門―プロ選手

 

「お願いします」
「……」
試合の展開は俺的予想外でプロが優勢だった。なんせ長門が一歩もそこから動かないんだからな。
おーい、長門さーん。動かないと負けちゃいますよー。
そして、試合はあれよと言う間に、マッチポイントとなる。もちろんプロ側だ。これで長門は負けたなと 思って見ていると、いきなり、プロがミスをした。ボールがアウトになったのだ。偶然かと思ったら、そ れが続き、長門がゲームを取った。それからも異変が続く。ボールがアウトにしかならないと思っていたら、今度は全て長門に向かって、ボールが飛んでいく。不思議に思い、長門、特に口の辺りを見て、耳を澄ます。
「…長門ゾーン」
「…長門ファントム」
はぁ?何だそれ?
そしてそのまま、プロのミスが続き、長門が逆転して勝った。なんか不思議な試合だったな。
「あ、ありがと…ございました…」
「……」
プロの人は何が起こったのかまったく理解できてない様子だ。俺も理解できてない。
長門は勝っても無表情だった。もっと喜んでいいんだぞ。

 

 

一回戦が一通り終わった後、
「キョン、みくるちゃん。あんたたちはもう試合がないんだから、しっかり応援しなさいよ!あっ、あと
キョン。みんなの分のジュース買ってきて」
そして、今俺は人数分のジュースを買いに行かされている。朝比奈さん曰く、規定事項だそうだ。ここま で未来の手が回っていたとはな。くそっ。
自販機までの道を行く途中、ほかのコートの様子を見ていた。俺の気のせいなのか、見知った顔がたくさ んあった。谷口、国木田、鶴屋さん、阪中、コンピ研の奴ら、森さん、新川さん、多丸兄弟、ミヨキチ、 それになんと、俺の妹までいやがる。本当にオールカマーだな。

二回戦以降は特筆すべきことはない。めんどくさいんじゃないぞ。ただSOS団の変態トリオが強すぎて 、解説する必要がないだけだ。あいつらの相手の人たちは可哀想だね。俺はというと、朝比奈さんと2人でテニスを観賞している。まさにカップル状態!負けて良かったぜ。サンキュー、古泉!

そしていきなり、準決勝。展開がどうだとかどうでもいい。
準決勝に残ったのは、SOS団変態トリオのハルヒ、古泉、長門の3人。そして、あとの1人は、
「よろしくお願いします」
長門と同じインターフェースの喜緑さんだ。結局残ったのは、SOS団に関わる奴ら。これじゃ、変態トリオじゃなくて変態カルテットだな。
役者が出揃い、準決勝が始まる。

 

 

準決勝  ハルヒ―古泉

 

「古泉くん!手加減しないわ!全力で掛かってきなさい!」
「もちろん、そのつもりですよ。涼宮閣下」
序盤の試合は凄かった。ハルヒの波動球と古泉のふんもっふ。どちらもかなりのスピードだ。こういう試 合は見ていて楽しいものだな。しかしそれは長くは続かなかった。途中から古泉のは全ての球をマッガー レにしやがった。ハルヒは大振りなので、曲がる球に対応できず空振りばかりだ。みるみるハルヒの機嫌が悪くなっていく。後ろで森さんたちの騒ぐ声が聞こえる。あぁ、閉鎖空間が発生したんだな。おい、古泉。そろそろ空気読もうぜ。
しかし、古泉はお構いなしに「マッガーレ!」と繰り返している。あいつ、自分で自分の首を絞めてやが る。この展開だとハルヒが負けてしまう可能性が高い。このままだと世界崩壊の危機かもしれん、たかがテニスごときで…。

そう思っていると、いきなりハルヒの体が輝き出した。何かオーラっぽい物も出てる…その瞬間、ハルヒの反応速度は格段に上がり、マッガーレの軌道を見切った。
「いくわよ、百八式波動球!」
ハルヒの放った球が、古泉を場外に吹き飛ばす。おい、死んだんじゃないのか?

俺たちは急いで古泉の元へ走る。古泉は真っ青な顔をしてうずくまっている。大丈夫なのか?
「…ええ、これくらいは機関の訓練で慣れています。大丈夫です。続けましょう」
機関って一体何をしてるんだ…。古泉って、丈夫なんだな。
「だめ。古泉一樹の右腕、左足、頭蓋骨は骨折している。わたし自身、古泉一樹のことはどうでもいいが 、あなたが古泉一樹の心配をするなら、即刻中止させるべき」
後から長門の声がする。意外に黒いんだな…
「おい、古泉。お前は棄権しろ。体が使い物にならなくなっても知らんぞ」
「そうですか…仕方ありませんね…」
試合の結果は古泉の棄権によりハルヒが勝ち、決勝に進む。
「ごめんね、古泉くん。大丈夫?病院に行かなくてもいいの?」
「ええ、大丈夫です。病院の方は、涼宮さんの試合が終わってから行こうと思います」
「そう、分かったわ。決勝でのあたしの勇姿を目に焼き付けとくのよ!有希、決勝で会いましょ!」
「…そう」

ちなみに、古泉の体は長門が渋々情報操作とやらを使って治したので心配はない。
次はインターフェース同士の対決だ。

 

 

準決勝  長門―喜緑さん

 

「お願いします、長門さん」
「負けない」
2人ともやる気十分だな。試合の展開はまさに一進一退の攻防が繰り広げられている。長門ゾーンに対し 喜緑ファントム。長門ファントムに対し喜緑ゾーン。喜緑さんは長門の技を完璧にコピーしている。長くなりそうだな。
2人の試合がようやくゲームカウント4―4をむかえた時、
「喜緑江美里。あなたはとても優秀。しかし、あなたはもうわたしにはついてこれない」
そう言った長門からのサーブ。
「覚悟」
長門が1球目を打つ。速すぎて見えない。サービスエースだ。
「スカッドサーブ」
だそうだ。
2球目。今度はボールが跳ねないサーブ。
「タンホイザーサーブ」
3球目。長門が打ったサーブを喜緑さん打ち返そうとするが、ラケットが弾かれてしまった。
「ビッグバン」
4球目。2球目とは違った意味でボールが跳ねない。
「零式サーブ」
このゲームは長門のスーパーサーブだけで終わってしまった。いや、ありえねえだろ。
次は喜緑さんからのサーブ。長門の真似をし、スカッドサーブとやらを打ってくる。
「あまい」
そう言った長門は難なくサーブを返す。それを打ち返す喜緑さん。しかし、その球はネットを越えない。
「百腕巨人の門番」
次はタンホイザーサーブで攻めてくる喜緑さん。しかし、長門は上手にボールが地面に着地した瞬間を狙
って返す。さらに長門が打った球はグニャグニャとしながら飛んでいく。喜緑さんは動けない。
「大ハブ」
3球目のサーブはビッグバン。しかしこれもまた長門は普通に返す。そして、長門が打ち返した球は、跳
ねなかった。
「COOL DRIVE」

これで長門のマッチポイントだ。ずるしてるのか、してないのか。まあ、相手も宇宙人だし別にいいか。 どっちにしろ、長門は強かった。次で決まるのか?
「あなたはこの程度…このワカメ野郎」
おい、あまり挑発するなよ。失格になってしまうぞ。
「今何つった?」
突然キャラが変わる喜緑さん。どうしたんですか?目が充血してますよ…
「ひゃーはははっ!てめぇを血祭りにあげてやるよ!」
喜緑さんのサーブ。喜緑さんは直接長門を狙った。は?何故?Why?避けることができなかった長門は、顔 面でサーブを受けてしまう。どうやら、長門の足は原因不明の理由によりまったく動かせなかった。だいた い予想は付いてるんだが…その後も立て続けに狙われ続ける長門。体のあちこちに痣ができ、血が流れている所さえある。
やばい…デビル喜緑降臨!
試合はデビル喜緑によって地獄と化した。やめてくれ、喜緑さん!もう長門のライフは0だ!
試合の結果は悪魔の降臨により喜緑さんの勝利。

 

 

ひどい有様だ。周囲の奴らもドン引きだ。くそっ、長門を こんなにボロボロにしやがって。元々悪いのは長門だが、これはいくらなんでもやりすぎだ。
「やっぱり、あたしたちの最大の敵は生徒会だったようね。有希、あんたの仇は絶対にあたしが取ってあげ
る!だから、今は休んでて」
おぉ、ハルヒがとても頼もしく思える。今のハルヒは輝いて見え…本当に輝いてやがる!何だあれは?
「無我の境地です。先ほどの僕との試合でも片鱗は見せていました。これなら、喜緑さんに勝つことができ ます!」
珍しく興奮する古泉。それってそんなに凄いのか?
「もちろんです!詳しい説明は漫画でも読んで、勝手に調べといてください」
えらい手抜きだな。それでいいのか?まあ今はそんな事どうでもいいか。今のハルヒはやってくれるさ。何て言ったって無敵素敵な団長様だしな。信じてるぜ、ハルヒ!
「涼宮さ~ん、頑張ってぇ~」
「涼宮さん、自分の力を信じてください!」
「…あなたならできる」
「ハルヒ、お前なら絶対勝てる!やっちまえ!」
「分かったわ。あたし絶対に勝つ!あんたたちは祝勝会の準備でもしときなさい!」
そう言い残し、ハルヒはデビルと戦うために、コートの中へ入っていった。

 

 

決勝  ハルヒ―デビル喜緑

 

「覚悟しなさい!有希を傷つけたことは神様が許しても、あたしが絶対に許さないんだから!」
矛盾している所があるがまあいい。やる気は満々のようだし、しっかり応援してやるか。
「ひゃひゃひゃ!あのまな板野郎はわたしを馬鹿にしたんだ!当然の報いだ。口答えするって言うならお前 も同じ目に合わせてやんよ!」
キャラがぶっ壊れている…早くいつものあなたに戻ってください。見てられません。
そうして、2人の変態の頂上決戦の火蓋が切って落とされた。
ハルヒからのサーブ。なかなかいいサーブだ。それを、デビル喜緑は長門戦の時と同様に直接ハルヒを狙って返してくる。しかし、無我の境地のおかげか、ハルヒの神パワーのおかげかは分からないが、反応速度が 大幅に上昇しているハルヒはしっかりと球を避け、ボールを打ち返す。デビル喜緑もその球をしっかりとハルヒを狙い返す。長門戦の時みたいに、余計な情報操作をする暇はないようだ。試合はまさに死闘と呼ぶにふさわしいものだ。お互い、所々怪我をし、あちこち流血している。
なんだよこれ…例のテニス漫画そのものになっているじゃねえか…
「「はぁっー!!」」
2人の雄叫びが周囲を支配する。
「波動球!」
「鳳凰返し!」
「波動球!!」
「麒麟落とし!!」
「波動球!!!」
「白龍!!!」
ハルヒは波動球オンリー。デビル喜緑はいったいいつ、どこで体得したのか、(多分、今ここでだろうが…)様々な必殺技を繰り出してくる。
2人の試合を観ていると、心の底から何かが湧き上がってきた。その正体はよく分からないが、それは俺の心
をくすぶり始めた。うぉー!燃えてきたー!これだよ、これこれ。この手に汗握る試合は男のロマンなんだよ。戦っているのが女なんて関係ないぜ!観ていると先ほどあったいざこざなんかどうでもよく思えてくる。本当はどうでもよくないんだが。

これは素晴らしい試合だ。がんばれ、ハルヒ!

試合も終盤になってくると、流石の2人にも疲れが見えてくる。そりゃ、始まってからずっとフルパワーで打ちあってんだ。そろそろ、決着が着くな。
「ひゃひゃひゃ、これで終わりにしてやるぜ!百八式波動球!」
デビル喜緑が繰り出したのは、ハルヒの超必殺技、百八式波動球。球は一直線にハルヒの方に向かって飛んでいく。さすがあれは危険だ。おい、避けろ!
「ふふっ、このチャンスを待っていたのよ!」
すると、ハルヒの全身を纏っていたオーラが、ハルヒの右腕に集中する。
「あれはっ…まさかっ!」
古泉の目が大きく開く。何が起きたんだ?説明しろ。
「あれは百錬自得の極みです。全ての球の威力を倍にして返すと言う所でしょうか。詳しくは漫画を読んで、調べといてください」
それが凄いのはなんとなく分かったが、手を抜くなよ。お前、説明するの好きだろ。
それよりも、その百錬自得の極みってやつが、今デビル喜緑が打った百八式波動球を2倍の威力で返すことが出来るという訳か。というと、二十六式波動球?それって、死ぬんじゃないの?
まあ、どうでもいいやそんなこと。どうせ再構成とやらがあるだろ。いけっー!ハルヒー!
「バーニングッ!!!」
一瞬爆発が起きたのかと思った。球は真っ赤に燃え、大地を揺るがしながら飛んでいく。うわっ、すげ…
「な、何だよ!これはっー!」
デビル喜緑はそれを打ち返そうとするが、返すことができず、体ごと宇宙の彼方へ飛んでいってしまった。
ついでだから、情報統合思念体の所に里帰りでもしてきたらどうですか?

死闘を征し、優勝したのは我らが団長、涼宮ハルヒ。よくやった!

 

 

「おめでとうございますぅ~」
「素晴らしい試合でした」
「…おめでとう」
「やっぱりお前は最高だ!ハルヒ!」
その時の俺は興奮しすぎで我を忘れていた。気持ちを抑えきれず、ハルヒに抱きついてしまったからな。
「ちょっ、バカ!何やってんのよ!は、恥ずかしいじゃない!」
「構うもんか!俺は今、猛烈に感動しているんだ!」
「もう…、バカキョン…」
その時のハルヒの顔は夕日に負けず、真っ赤に染まっていた。

 

 

その後、ハルヒに殴られたが、すぐに許してくれた。よかったよかった。そして今は、長門の家でハルヒの祝勝会をやっている。ただお菓子やジュースを飲み食いしているだけだがな。
「これでSOS団の株は鰻登りね!今度は世界を目指すわよ!」
元気なやつだ。もう次のことを考えてやがる。しかも世界とはな。今度は疲れないものにしてくれよ。
「まず、手始めに来週のダブルスの優勝を狙うわよ!」
げっ、またテニスかよ…俺はもうしたくないんだけどな。
「キョン、あんたのペアはこのあたし。感謝しなさい!絶対に優勝するんだから!」
はぁ、この笑顔を見たら、どうも断る気にはなれないな。仕方ない、もうひとふんばりするか。
やれy…いや、ここは…
まだまだだな、俺も。

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最終更新:2007年10月25日 22:15