「俺は佐々木を選ぶ」言ってしまった、もう戻れない。
「本当に…僕を…?」ああ、俺は佐々木が好きだ。佐々木は不安そうな顔のままだ。
俯いたままの二人、俺はなんて声をかけたらいいのだろう?言葉が見つからない。
「…死刑…だから」言ったのはハルヒ。その言葉に俺はきっと閉鎖空間に飛ばされるのだろうかと考えた。
「佐々木さんを…泣かすような事したら…許さ…ないんだからね!」ハルヒが泣きながら言った言葉に俺は驚いた。
俺はハルヒが自分を選ばなかったことに対していったのだと思っていた。
「お兄さん、私も涼宮さんと同じです」ミヨキチも泣いていた。
「ゴメンな二人とも。それと、ありがとう」俺はこれぐらいしか言えなかった。
「謝る必要なんてないわよ」「そうですよ、お兄さん」二人とも、本当にありがとうな。
「さぁて、キョンに佐々木さん!二人にはここでキスしてもらうわ」はぁ!?何でだよ?俺の疑問にハルヒとミヨキチは
「アンタには佐々木さんを幸せにするって誓いのキスを」とハルヒが言い
「佐々木さんにはお兄さんを幸せにするって誓いのキスを」とミヨキチが言った。全く何考えてんだよ
佐々木、お前は良いのか?俺の問いに佐々木は微笑みながら「僕は…いや、私は全然構わないよ」良し、じゃあやるか。
俺と佐々木は向かい合い、「俺は佐々木を」「私はキョンを」「「幸せにすることを誓う」」と言ってキスした。
見ていた二人は顔が真っ赤になっていた。勿論、俺も佐々木もな。

その後、俺達は解散した。帰り際にハルヒは「団活にはちゃんと来なさいよ?」と言った。行っても良いのか?
「当たり前でしょ!でも、基本的に佐々木さんのことが優先よ?」ありがとうハルヒ。
俺はもう団活には参加できないと思っていた。でもハルヒは来いと言ってくれた。
「これからアンタとあたしは「親友」よ」ああ、よろしくなハルヒ。

次の日の放課後、部室に向かう途中、俺は昨日のことを皆にどう話そうか迷っていた。
コンコン いつもの確認のノック。「どうぞ」朝比奈さんの言葉に俺はドアを開けた。
部室にはいつものようにハルヒ、長門、朝比奈さんに古泉の4人。だけじゃなかった

そこには北高の制服を着た佐々木が居た。

「やぁ、キョン。明日から僕は北高の生徒に、そしてSOS団の団員になる。よろしくね」
笑顔で言う佐々木に俺はただ、驚くことしか出来ない。
「佐々木、それは冗談だよな?」俺の問いに答えたのはハルヒだった。
「そう言うと思ったわ。でもキョン、本当よ!信じるか否かはアンタの勝手だけど」正直、信じられん
「クックック、明日になれば、嫌でもわかるさキョン」おいおい、マジなのか?
本当かどうかはどうでもいい、北高の制服を着た佐々木。、
俺が「もし一緒の高校に行っていてたら」という想像が目の前で現実になってる。
たとえこれが今日だけだとしても、俺は構わない。この先ずっと佐々木の笑顔が見られるのならな。


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