長門「・・・・晩御飯」
カチャ!カチャ!
長門「?・・・ガスが・・・・つかない・・」
長門「・・・解析不能」
トゥルルルル!!
長門「・・あ・・・電話」
ガチャッ!
長門「・・・・・」
電話の主「こちら〇×ガス局ですが、料金未納のため本日より供給を停止させていただきます!」
長門「・・・了解した・・」
ガチャッ!
長門「・・・お水で我慢・・」
キュッ!キュッ!
長門「・・・お水が・・・でない」
トゥルルルル!
長門「・・・電話」
ガチャッ!
長門「・・・・・」
電話の主「こちら〇×水道局ですが料金未納のため本日より供給を停止させていただきます!」
長門「・・・了解した」
ガチャッ!
長門「・・・テレビでもみよう・・」
ポチッ!ポチッ!
長門「・・・つかない・・」
長門「・・・電気も止められた」
 
ドンドンドン!
長門「・・・・・」
管理人「長門さん!?今月の家賃まだですか?今月も料金未納なら出ていってもらいますよ?」
長門「・・・いまはない」
管理人「じゃあ親にでも払ってもらいなさい!」
長門「了解した」
長門「・・・・・」
長門「・・・情報統合思念体が応答しない・・」
長門「・・・・・」長門「・・・今日はもう寝よう・・」
 
翌日…
学校、そして部室へ…
長門「・・・今日はこれを読もう・・」
長門「・・・・・」
ガチャ!
キョン「ん?なんだ長門だけか・・」
長門「・・・・・」
キョン「(長門の様子が少し変だ!)」
キョン「・・・長門。」
長門「・・・なに?」
キョン「なにかあったのか?ちょっと変だぞ?」
長門「・・・あなたが心配するようなことはなにもない。これは私の問題。」
キョン「一人で背負いこんでないで話してくれよ!俺にできることがあれば力になるぜ!」
長門「・・・・・」
長門「・・・・・・・実は」
ガチャ!
古泉「おや?お二人ともお早いですね。」
キョン「なんだお前か・・てっきり朝比奈さんかと・・」
古泉「んふっ♪どうやら僕はお邪魔のようですね。ではまた放課後に♪」
バタン!
キョン「・・・・・」
長門「・・・・・」
 
キョン「スマン。なんだった?」
長門「・・・・・」
長門「・・・・・・・・・実は私の部屋の」
ガチャ!
みくる「あ・・・おはようございます。お早いんですね!」
キョン「朝比奈さん。おはようございます。」
みくる「ふふふ♪あ・・・すぐお茶いれますね♪」
キョン「すいません。いつも。」
長門「・・・・・」
ガチャ!バタン!
ハルヒ「やっほー!あれ・・・みんな早いわね!」
みくる「あ・・・涼宮さん、おはようございます。」
長門「・・・・・」
キョン「ったく、朝から騒がしいな。」
ハルヒ「なによキョン!文句でもあるの!?」
キョン「なんでもねえよ。」
ハルヒ「まぁいいわ!それより今日の放課後重大発表があるから遅れちゃだめよ!遅れたら罰金だからね!」
キョン「(またろくでもないことを言い出しそうだ)」
長門「・・・・・」
 
放課後の部室…
ハルヒ「よし。みんな揃ったわね!じゃあ発表するわ!」
古泉「んふっ♪なんでしょうか?楽しみですね。」
キョン「さっさと言え!」
ハルヒ「来週から春休みでしょ?」
キョン「だからなんだ?」
ハルヒ「その休みを利用してSOS団で合宿に行こうと思うの!」
キョン「夏も冬も行ったじゃねえか!」
ハルヒ「なに言ってるのよキョン!夏冬とくれば春も当然でしょうが!」
キョン「で、今度はどこに行くんだ?」
ハルヒ「聞いて驚きなさい!なんとスイスよ!」
キョン「なんだって?」
ハルヒ「鶴屋さんの計らいで鶴屋家別荘に泊まらせてもらえることになったのよ!しかも鶴屋家のチャーター便で行けるのよ!」
古泉「んふっ♪さすが鶴屋さんですね♪」
ハルヒ「でも鶴屋さんは少し向こうに滞在するみたいだから帰りの飛行機代は自腹よ自腹!」
キョン「まぁ海外と考えると帰りの飛行機代くらい安いもんだ!」
ハルヒ「しっかりお金用意しとくのよ!いいわね?」
長門「・・・・・」
長門「(・・・バイト・・・しなくちゃ)」
 
その日の夜の街にて…
長門「(早急にバイトを探さなくてはならない・・・)」
チラシ『高給待遇!スタッフ募集!』
長門「・・・高給・・・ここにしよう・・」
謎の男「ん?お嬢ちゃんうちに興味あるの?」
長門「・・・・・」
・・・コクリ
謎の男「ダメダメ!うちは高校生は雇えないよ!」
長門「私のこの衣装は周囲の環境に溶けこむためのもの。・・・そもそも私には年齢という概念が存在しない」
謎の男「え~っと、よくわからないけどその服はコスプレってことか。」
長門「・・・そう」
謎の男「うちのシステム知ってる?」
長門「・・・・・」
謎の男「うちは基本的に夜の接客が中心だよ。あとはお客様と喋りながらお酒を注げばいいだけだよ」
長門「・・・理解した」
謎の男「じゃあ今日から早速働いてもらっていいかい?」
長門「・・・構わない」
謎の男「じゃあ中に入ってこのドレスに着替えてくれ。その格好じゃいろいろマズイからね。」
長門「・・・承知した」
 
1時間後…
ウェイター「有希さん5番テーブル指名入りました!」
長門「・・・・・」
スタスタスタ…
客「へへへ♪お嬢ちゃん若いねぇ。いくつ?」
長門「・・・・・」
客「へへへ♪まぁ隣座りなよ。」
長門「・・・失礼する」
客「お嬢ちゃん可愛いねぇ。どうだい今夜?」
長門「・・・言語がうまく理解できない・・」
客「今夜付き合ってくれるなら10万出すよ!」
長門「(・・・・・10万円)」
客「どうだい?」
長門「・・・承知した」
客「へっへっへ♪交渉成立だ!」
長門「・・・・・」
さすさす…
客「お嬢ちゃんお肌スベスベだねぇ。まるで赤ちゃんのようだ!」
長門「・・・・・」
客「髪もサラサラでいい匂いだ!」
長門「・・・・・」
客「だけど胸が少し小さ・・・ゴフッ」
ウェイター「お客様!?どうかなされました?」
ウェイター「いかん。泡を吹いてる!救急車!」
長門「・・・・・」
ピーポーピーポー!
支配人「有希ちゃん一体何があったの?」
長門「・・・わからない」
支配人「まぁいいか。また明日来てね!」
長門「・・・承知した」
 
数日後の朝のキョンと古泉の会話…
古泉「それよりも最近長門さんの様子がおかしいことはあなたもお気づきでしょう。」
キョン「古泉・・・お前も気づいてたか」
古泉「えぇ♪なんと言うか少し垢抜けたような感じがします。」
キョン「垢抜けか・・・そういえば最近やけに帰りが早いよな」
古泉「んふっ♪デートでしょうか?」
キョン「いや・・・長門に限ってそれはないだろう・・」
古泉「んふっ♪気になるのですか?」
キョン「当たり前だ!」
みくる「あ、あの~ぉ・・・お二人で何話してるんですかぁ?」
キョン「あ、朝比奈さん!」
古泉「いえ、最近長門さんの様子がおかしいのでちょっと気になっていたんですよ。朝比奈さんも何かお気づきの点はありませんか?」
みくる「・・・・・あ」
みくる「そういえば長門さん最近香水を使ってるみたいなんです!なんというか少し大人の・・・」
古泉「長門さんが香水・・・ですか」
キョン「長門が香水だと・・・何があったんだ?まさか本当に男でもできたのか?」
キョン「(いや、それはない!)」
古泉「んふっ♪気になるんですか?」
キョン「顔が近いぞ古泉!」
 
古泉「とりあえずこの件は後ほど論議することにしましょう。ではまた放課後に・・・」
みくる「そ、そうですね」
キョン「俺も教室戻るか・・・」
1年5組の教室…
ハルヒ「遅いわよキョン!何やってたのよ!」
キョン「古泉と話してただけだ!」
ハルヒ「ふ~ん、あっそ。それよりあたし気になることがあるんだけど・・・」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「有希のことよ!」
キョン「長門がどうかしたのか?」
ハルヒ「有希が最近少し変なのよ!」
キョン「そうか?別に変わってないように見えるが・・・」
ハルヒ「いいえ!あたしにはわかるの!なんかちょっと変!急に香水とかしてきたり・・・」
キョン「長門だって女だ。それくらいするだろう。」
ハルヒ「・・・有希にプライベートのことあれこれ聞くのもねぇ・・」
キョン「ほっとけばいいじゃねえか。」
ハルヒ「嫌よ!あたしが気になって夜も眠れないじゃない!」
キョン「・・・・・」
ハルヒ「キョン!あんたほんとになにも知らないの?」
キョン「知らねえよ!」
ハルヒ「とにかく今日のSOS団は臨時の休みにするわ!みんなにも言っといて!」
 
スタスタスタ…
鶴屋さん「あっ!有希っこー!元気してるー?」
長門「・・・・・」
鶴屋さん「ん?・・・くんくん・・・これはめがっさ香水の匂いだねぇ」
長門「・・・そう」
鶴屋さん「そうかそうか!有希っこも女の子だもんね!」
長門「・・・私は」
鶴屋さん「いいにょろ♪いいにょろ♪女の子なら当然のことさっ♪」
長門「・・・・・」
鶴屋さん「あっ!授業遅れるからまたねっ♪」
タッタッタ…
長門「・・・・・」
 
放課後…
ハルヒ「じゃああたし帰るからあんたも寄り道しないでさっさと帰りなさいよ!」
キョン「わかってるよ!じゃあな!」
 
古泉「ちょっといいですか?」
キョン「古泉・・・それに朝比奈さんまで・・・」
古泉「涼宮さんは?」
キョン「もう帰ったよ!SOS団は今日臨時休業だそうだ!」
古泉「んふっ♪それは好都合です。」
キョン「なにがだ?」
古泉「ちょうど今日長門さんを尾行しようと考えていたところです。」
キョン「本気か古泉!?」
古泉「えらく本気です♪厄介事になるまえに早めに解決しておいたほうがいいと思いまして・・・」
みくる「い、いいんですかぁ?涼宮さん抜きで・・・」
古泉「涼宮さんが絡むとまた厄介事にもなりかねませんからね。」
キョン「それもそうだな・・・行くか。」
古泉「あなたならそう言ってくれるだろうと思ってましたよ。」
キョン「俺も気になって眠れなくなるのは嫌だからな。」
古泉「では行きましょうか。くれぐれも涼宮さんに見つからないように注意しなければなりません。」
キョン「そうだな・・・」
 
長門「・・・・・」
スタスタスタ…
キョン「・・・どこへ行く気だ?あっちは長門のマンションと方角が違うぞ!」
古泉「やはりなにかありそうですね。・・・僕たちの力が及べば良いのですが・・・」
みくる「・・・・・・・あれ?」
キョン「どうかしました朝比奈さん?」
みくる「・・・あれ・・・涼宮さんじゃあ・・・」
キョン「ほんとだ!ハルヒだ!何やってんだあいつ?あんなとこに隠れて・・・」
古泉「まさかとは思いましたが涼宮さんも僕たちと同じことを考えていたようですね。」
みくる「・・・ど、どうしましょう?」
古泉「とりあえずここは涼宮さんの話を聞くのが得策かと・・・」
キョン「(・・・ったく。)」
 
キョン「よぉハルヒ!何やってんだここで。」
ハルヒ「キョン!?それにみくるちゃんに古泉君まで!?」
ハルヒ「べ、別になんでもないわよ!あんたこそなにやってんのよ?」
キョン「部室のお茶っ葉を買いに行こうとしてたんだよ!」
ハルヒ「あっそ。あたしは今忙しいからまたね!」
キョン「ちょっと待てよハルヒ!」
ハルヒ「な、なによ!?」
キョン「まさか長門を追いかけてるのか?・・・」
ハルヒ「し、してないわよそんなこと!」
キョン「嘘がバレバレだぞ!」
ハルヒ「う、うるさいうるさいうるさい!!!」
キョン「シャナの真似してまで否定しなくてもいい・・・」
 
ハルヒ「悪い?有希が気になるのよ!団員の心配をするのは団長として当然のことよっ!」
キョン「俺たちに言ってくれたっていいだろ?」
ハルヒ「別にあんたたちに言うほどのことでもないでしょ!」
キョン「まぁいい・・・じゃあ団長にそんなことさせるのもなんだから、代わりに俺が一人で行くってのはどうだ?お前は古泉と朝比奈さんとお茶っ葉を買いに行けばいい!」
ハルヒ「なんであんたが行くのよ!?団長はあたしだからね!あたしが全部決めるの!キョン・・・あんた平団員のくせに生意気よ!」
古泉「では僕も行くってのはどうでしょうか?」
ハルヒ「古泉君も?」
古泉「えぇ。わざわざ団長の涼宮さんが手を煩わす必要はありません。ここは副団長の僕と彼にお任せ下さい。」
ハルヒ「・・・・っ・・わかったわよ!そのかわりちゃんと報告しなさいよ!いいわね?」
古泉「もちろんです♪」
キョン「ああ、わかってるよ」
ハルヒ「みくるちゃん行きましょ!」
みくる「あ、はい」
 
キョン「なんとかごまかせたか・・・」
古泉「んふっ♪そうですね。これで僕たち二人だけで行動できます。」
キョン「それにしても助かったぜ古泉。」
古泉「これも涼宮さんのあなたに対する信頼のもたらした結果ですよ♪」
キョン「どうゆうことだ?」
古泉「例えば僕や朝比奈さんが一人で行くと言っても涼宮さんは許してくれなかったでしょう。あなただから涼宮さんは納得したのです。僕はそれに少し助力したに過ぎませんよ。あなた一人でも粘れば行けたと思いましたがね。」
キョン「ならお前が助力する必要はなかったんじゃないか?」
古泉「あまり時間をかけると長門さんを見失ってしまう可能性がありますからね。・・・まぁよろしいではないですか。二人仲良く長門さんを追いましょう♪」
キョン「俺にそっちの趣味はないぞ!」
古泉「んふっ♪さぁ見失わないよう追跡を開始しましょう♪」
 
古泉「・・・ん?長門さんが立ち止まりました!」
キョン「中に入ったぞ!なんの建物だ?」
古泉「・・・・・どうやら悪い予感が当たったようです。あれをみてください!」
キョン「ん・・・」
『キャバレークラブ消失』
キョン「キャバクラだとぉ?長門はここになんの用なんだ?」
古泉「わかりません。ここでしばらく待機して様子をみましょう。」
1時間後…
古泉「出てくる様子がありませんね。」
キョン「(おいおいどうしたんだよ長門!)」
トゥルルルルルルルルル♪『早くいくわよ♪日常を壊すなよ~♪俺は~♪』
キョン「ハルヒから電話だ!」
古泉「んふっ♪ずいぶん愉快な着信音ですね♪」
キョン「うるさい!」
キョン「もしもしハルヒか?」
ハルヒ「どう?なんかあった?」
キョン「残念だがなにもない。あいつは今本屋で立ち読みしてるさ。」
ハルヒ「そう・・・なにかあったらすぐ連絡しなさいよ!いいわね?」
プツッ!
古泉「あなたも大変ですね♪」
キョン「なんでお前は楽しそうなんだ!」
 
更に1時間後…
古泉「・・・まさかとは思いますが」
キョン「古泉・・・その先は言うな。」
古泉「そうですね・・・憶測でものを言うのは良くないことです。」
トゥルルルルルルル♪『早くいくわよ♪日常を壊すなよ~♪俺は~♪』
キョン「またハルヒだ・・・」
古泉「ほんとうに愉快な着信音ですね♪」
キョン「2回も言うな!」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「どう?」
キョン「ダメだ!あいつは普通にマンションに帰っちまったよ!」
ハルヒ「で、何かつかめたの?」
キョン「さっぱりだ!」
ハルヒ「はぁ?このアホンダラゲー!!」
キョン「仕方ないだろ・・・」
ハルヒ「まぁいいわ!とりあえず戻って来なさい!」
キョン「・・・わかったよ!」
プツッ!
古泉「そうですね。ここは一度戻って改めて後にくるとしましょうか・・・」
キョン「・・・ああ」
 
いつもの喫茶店にて…
ハルヒ「まったく!役に立たない団員ね!やっぱりあたしが行くべきだったわ!」
キョン「仕方ないだろ。」
古泉「面目ありません。」
ハルヒ「古泉君はいいのよ!キョンについていっただけなんだから。」
キョン「事実何もなかったんだからいいじゃねえか!」
ハルヒ「あたしたちの思い過ごしだったのかしら?」
古泉「そうゆうことでしょう。」
ハルヒ「いいえ!絶対なんかあるわ!急に有希が変わるなんておかしいもの!」
キョン「なんでそんなにこだわるんだ?」
ハルヒ「団員の一大事かもしれないのよ?団長として団員の幸せを願うのは当然のことよ!・・・もしかしたら恋でもしてるのかもしれないし!」
キョン「恋くらい自由にさせてやれよ!」
ハルヒ「有希が真剣に恋してるなら応援してあげたいじゃない!もしかしたら悪い男に騙されてるかもしれないし。・・・有希って騙されやすそうだから」
みくる「・・・あの~ぅ・・・もう10時ですよ・・・」
ハルヒ「この話はまた明日ね!今日はこれで解散にしましょう!」
ハルヒ「じゃあね!」
みくる「私もいろいろとやらなければならないことがあるので今日は帰ります。ごめんなさい。」
 
キョン「結局お前と二人か・・・」
古泉「不服ですか?僕は楽しいですよ♪」
 
キョン「なんとかごまかせたか・・・」
古泉「そうですね。これで僕たち二人だけで行動できます。」
キョン「それにしても助かったぜ古泉。」
古泉「これも涼宮さんのあなたに対する信頼のもたらした結果ですよ♪」
キョン「どうゆうことだ?」
古泉「例えば僕や朝比奈さんが一人で行くと言っても涼宮さんは許してくれなかったでしょう。あなただから涼宮さんは納得したのです。僕はそれに少し助力したに過ぎませんよ。あなた一人でも粘れば行けたと思いましたがね。」
キョン「ならお前が助力する必要はなかったんじゃないか?」
古泉「あまり時間をかけると長門さんを見失ってしまう可能性がありますからね。・・・まぁよろしいではないですか。二人仲良く長門さんを追いましょう♪」
キョン「俺にそっちの趣味はないぞ!」
古泉「さぁ見失わないよう追跡を開始しましょう♪」
 
再びキャバクラの前で…
キョン「あいつはまだ中にいるのか?」
古泉「・・・おそらく・・・」
キョン「いつまで待てばいいんだろうか・・・」
古泉「寒いなら僕のコートをお貸ししましょうか?」
キョン「いらん!」
古泉「・・・おや?どうやら出てきたようです。」
キョン「・・・長門だ!・・・どうする?」
古泉「ここまで来たのですから直接聞いてみるのがよいでしょう!」
キョン「・・・そうだな・・・」
キョン「・・・長門!」
長門「・・・・・」
古泉「最近長門さんの様子がおかしかったので失礼ながらあとをつけさせてもらいました。」
長門「・・・知っていた」
キョン「やはり気づいていたか・・・」
長門「・・・そう」
キョン「なぁ長門、教えてくれ!なぜお前はここにいたんだ?」
長門「・・・おそらくあなたの想像するとおり・・」
キョン「・・・ここで・・・働いて・・いるのか?」
長門「・・・そう」
古泉「一体なんのためにこのようなところで?」
長門「・・・・・」
キョン「・・・長門」
長門「・・・・・・・・・お金のため」
古泉「・・・お金のため・・・ですか・・・」
キョン「お前ならその程度のことなんとでもなると思うんだが・・・」
長門「今の私は能力が制限されている。ゆえに大きな情報操作を行うことはできない。」
キョン「お前の親玉だかパトロンだかに頼めばいいじゃないか!」
長門「現在情報統合思念体との連結が遮断されている。原因は不明。ゆえに私は個体レベルの存在。」
古泉「・・・まぁそんなこと僕の所属している組織に頼めばどうとでもなりますよ!とりあえず心配しないで下さい。」
長門「・・・それはできない。情報生命体の私が地球レベルのいち組織に仮をつくるなどあってはならないこと・・・また情報統合思念体はそれを許さない。」
キョン「無理するなよ長門!古泉に借りなんて気を使う必要はない。」
古泉「そうですよ長門さん!」
長門「あなたたちの心配するほどのことではない。私一人でなんとかする。」
長門「・・・・・」
スタスタスタ…
古泉「・・・行ってしまいました。」
キョン「・・・くそっ!俺はなにもできないのか?」
古泉「仕方ないです・・・今日は帰りましょう。」
 
翌日の朝の部室…
キョン「・・・なぁ古泉、なにか良い方法はないか?」
古泉「・・・そう言われましても・・・」
キョン「・・・・・」
古泉「・・・・・一つ妙案があります。」
キョン「なんだ?」
古泉「あなたと長門さんが一緒に住めばいいんですよ。」
キョン「はぁ?」
古泉「長門さんがあなたの内縁の妻になれば長門さんは働く必要がなくなります。」
キョン「・・・そんな手しかないのか・・・くっ・・仕方な・・」
古泉「あっ、いえ、ただの冗談ですよ♪気にしないで下さい。そんなことになれば涼宮さんがどんな行動を起こすか考えるだけで寒気がします。」
キョン「この際ハルヒの能力など知ったことか!」
古泉「おや?本気ですか?そんなことをすれば世界が崩壊する可能性もありますよ!」
 
ガチャッ!
長門「・・・・・」
スタスタスタ…
キョン「・・・な、長門!」
長門「・・・なに?」
キョン「昨日のことなんだが、俺もいろいろ考えたんだがこれしか浮かばなかった。・・・お、俺と一緒に・・・暮ら」
長門「そのことなら心配ない。もう解決した!」
キョン「・・・えっ?」
長門「・・・情報統合思念体と連結が可能になった。もう心配いらない。」
キョン「・・・ってことはあそこも・・・」
長門「今日で辞める」
キョン「な、なんだ。それは良かった!」
古泉「おやおや♪残念でしたね♪」
キョン「うるさい!」
ガチャ!
みくる「あ・・・おはようございます!」
キョン「・・・朝比奈さん、おはようございます。ってハルヒもいたのか・・・」
ハルヒ「何よ!いちゃ悪いの?」
古泉「お二方、今日も元気そうで何よりです♪」
ハルヒ「今日の放課後は春の合宿に向けてのミーティングやるからみんな遅れちゃダメよ!いいわね!」
キョン「(また疲れることになりそうだな。)」
古泉「今度の推理ゲームは難しいのを考えておきましょう!」
みくる「た、楽しみですねぇ。」
長門「・・・・・」
キョン「・・・長門?」
長門「・・・・・・・・・・・・・・・ありがとう」
 
その日の夜の長門宅…
長門「・・・晩御飯」
カチャ!カチャ!
長門「・・・今日は・・・カレー」
長門「・・・おいしい・・・」
長門「・・・・・」
長門「・・・今日の彼の言葉・・・・最後まで聞いておけば良かった・・・」
 
 
 
終わり!


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