涼宮サスペンス劇場

静かなBGMと一緒にタイトルが出てくる。
文化祭1か月前。ハルヒが映画を撮ろうと言い出した。
ドロドロだが甘くかつシリアスなサスペンス映画だそうだ。
完成したので、SOS団他出演者で試写会をしている最中だ

私は朝比奈みくる。職業はメイドさんです。
今お世話になっているのは、投資家の鶴屋さんのお宅。
家主の鶴屋のお嬢様は、若くして投資家トップだったお父さんを亡くして後を継いでます
そのため、いろんな投資家の息子から結婚を責められて大変そうです。
鶴屋嬢「みくるさんっ!塩・・プクク・・塩をまいておきn・・あっははは」
みくる「ふぁ~い」私は言われたとおりに塩をまいた。
塩をまくってことがよくわからないから玄関先にちょろっとまいた。
鶴屋嬢「みくるさ・・ププ・さん、今日のご飯はなんだい?」
みくる「ハ、ハンバーグです。おおお嬢様今日もしつこくされて大変でしたね」
鶴屋嬢「お嬢s・・・あっははは・・・は・・ごめんごめんっ。大変だったさ」
みくる「あの人たちはまた来るんでしょうか?」
鶴屋嬢「来たらまた追い払うだけっさ」
お嬢様はとても気さくで、話しやすいです。年も同い年です。

 

鶴屋嬢「みくるさん・・プクク」
みくる「なんですか?お嬢様」
鶴屋嬢「プックク・・私ねお金全部持って・・好きな人と結婚すると思うっさ。フフ」
みくる「え!?すすす好きな人がいるんですかぁ?」
鶴屋嬢「そりゃぁいるっさ!めっがさ好きな人さ」
『ザザザザーsつこくされて大変でザザーね』
俺の名は谷口。鶴屋家の財産を狙う投資家だ。今は盗聴している
『ザザーね。お金ザザザーけっこザザー』
うん?結婚か?相手は誰だ。おい調べろ!
部下の国木田にそう命じ、俺は作戦を練る。かつては鶴屋家の後継者と呼ばれた俺
まさか、、娘が跡取りになるとは思わなかったぜ。
まぁ、いい。明日も鶴屋家に行って説得するんだ。

翌日の朝。お嬢様は朝早くから出かけました。
洗濯物を干してる私に手を振りながら出かけます。
好きな人に会いに行くみたいです。
あれ?あんなトコに谷口さんのところの国木田さんがいる・・
お嬢様を見ながら携帯で話してます。怪しいです。

 

『谷口さん、鶴屋家を今出ました。恰好からして遊びに行くようです』
国木田から連絡が入る。この辺で遊びに行くとしたら電車が必要だ。
駅前へ先回りして行動をとれ。
『了解』
ククク・・・そう簡単にあきらめたりしないぞ。

国木田さん。お嬢様とは別の方向から出て行きました。
気になるのでついていっちゃいます。好奇心ってやつです。

鶴屋さん「おまったせー!キョンくんまったかい?」
キョン「いえ、今来たところですよ。行きましょうか。」
『男と合流しました。』
誰だ?この業界のものか?『いえ、みたことありません。一般人です』
一般人?なおさら許せん。俺も今から行く。『了解です。』

お嬢様の好きな人ってあの人なんだ。
なんどか鶴屋家に来たことあるから知っています。
確かお嬢様の高校の後輩だったっけ?まじめで優しい方です。
あの人とならお嬢様は幸せになれそう。

 

あれ?国木田さんがいな・・!(ムグムグ口ふさがれてた!?)
「すいません朝比奈みくるさん。誰を尾行してるんですか?」
(気付かれた・・・!)「こっちも商売柄、仕方ないんですよ。」
「よせ、国木田。」(谷口さんも来た)「谷口さん!失礼しました。」ぷはぁ
谷口「あんた鶴屋家のメイドだな?もう遅い。殺しはしないがすべてを話す」
国木田「谷口さんいいんですか?」
みくる「な、な、あなたたち何をしようとしてるんですか!」
谷口「鶴屋家のお嬢様の結婚を阻止する。」
みくる「そそ、そんなことをしてもお嬢様はあなたとなんか…」
谷口「だからあんたを使うんだ。」
みくる「!!」
谷口「いいか?今日家に帰ったら今から言うことをを伝えろ。」
みくる「・・・はい。」
谷口「俺と結婚しないなら、男の事をマスコミにばらす。」
みくる「お嬢様の幸せをあなたが奪う権利はありません!」
谷口「さらには鶴屋は悪質な手段で手に入れた金を男に使っている。男も共犯だと」
みくる「そそ、そんな嘘は通用しません!」
谷口「お前は知らないだろうが、先代は相当悪質だったんだぜ?」
これは悔しいけどほんとです。お嬢様から聞いたことがあります。
谷口「俺は先代の頃、この事実を公表しなかった。金を受け取っていたからな」
みくる「なら、あなたも・・」
谷口「先代は死んだんだ。誰がそれを証明できる?」
みくる「うぐぅ・・・」

その日の夜
みくる「・・・・ってことがあったんです。」
鶴屋嬢「あちゃー。それは災難だったねぇ」
みくる「どうするんですか?」
鶴屋嬢「谷口に言われたことを自分からしちゃうっさ。」
みくる「そんなことしていいんですか?」
鶴屋嬢「う~ん、この仕事も飽きたし、キョンくんと結婚するっさ」
お嬢様は頬を赤くしてこういいました。あれ?鶴屋さんってほんとに…

翌日号外が配られました。
『投資家鶴屋!電撃結婚お相手は高校時代の後輩!』
『不正取引を公表!先代データを提出。投資家を辞める!』
お嬢様の記者会見が開かれたりして慌ただしい1日でした。
私は鶴屋グループの一員として同席しました。
世間の声は思ったより暖かく
『若いし美人だから結婚して当たり前』
『先代にかかわっていないから、不正は知らなくてもしょうがない』
『先代の責任をとる。素晴らしい行動。もったいない。』など
みなさんお嬢様を応援してくれてるようです。

3か月が経ち、私が古泉というお宅でメイドを始めたころのことです。
古泉「みくるさん。以前いた鶴屋家の人からお手紙ですよ」
みくる「ふぁ~い」
『みくるさんへ!
私とキョンくんは結婚することを決めました。
よければ式に来てください』と書かれていました。
古泉さんは快く「行ってきていいですよ」と言ってくれました。

鶴屋のお嬢様の結婚式の日
私は控室にお邪魔しました。とてもきれいな格好をしたお嬢様がいました
「おめでとうございます!」と言った、私に泣きながらお嬢様は抱きついてきました。
「ありがと~あの時みくるさんがいなければ、私谷口と結婚してたよ~」
お嬢様は笑いながら泣いていました。とてもかわいかったです。

ちなみに、谷口さんですがお嬢様が記者会見後した数日後のこと。
私は警察へ行きすべてを話しました。警察いわく駅前にいた人から同じことを聞いたが
捜査に踏み出せなかったとのこと。私の発言で踏ん切りがついたらしく
その日のうちに逮捕状を出していました。今はどうしたんでしょうか。ウフフ

ハルヒ「最高にいい作品だわ」
鶴屋さん「あっははは~おもしろかったね。」
その後この作品が文化祭で最優秀出し物に選ばれるなんて
俺は思いもしなかった。いや、思いたくもなかったんだ。

 

END

 

 

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最終更新:2020年05月25日 12:55