第四章

妙な一件が幕を閉じあれから二日ほど過ぎたゴールデンウィークに入ろうかどうかの瀬戸際あたりのことだ。あの事件を解決したのはいいがそのせいか俺の風邪はこじらせられる限界までこじらせちまったようだ。翌日になれば良くなっているだろうと明日への希望を託して就寝したがその希望もむなしく朝目が覚めても熱は下がるどころか逆に上がっており体が感じる重力はもはや五倍にも六倍にも跳ね上がっていた。どうやら性格が変になっていたときの記憶が抹消されているわけではないようでハルヒは毎日学校が終了すると休部状態にし俺の家に見舞いに来るのだが毎回毎回どうも目を合わせようとしないのはどういうわけだろうか。俺の視線を円がごとき曲線形で受け流している状態が続いているわけだ。どうやら俺に晩ご飯なのか夕ご飯なのかわからんが弁当を作ってきてくれるのも日課になっているらしく晩飯を胃に詰め込むことに断念する日々が続いている。まあそんなことを言いつつも誰かが作った弁当というのはありがたいもので俺も中学の頃は誰かに弁当を作ってもらうなんてことは夢や妄想にも一欠けらも思ってなくそんな夢幻が叶っている現在この弁当はありがたく頂くのが筋というものなのだが俺の体は体感的にはゆうに三百キロを越えているから動くことができないのは当然でそうなると結局はハルヒに弁当を食わせてもらうしかなくその都度目を合わせることが必然になってしまうわけだ。こんな感じの事情が重なりハルヒの視線を受け流す努力は水の泡と化すのだった。あまりに毎日見舞いに来るハルヒをさすがにお袋がなんとも思わないわけもなく最近では「彼女がお見舞いに来てくれた」などという冷やかしのような冗談と思いたいことを言われるのは余談だろう。そんなハルヒの看病のおかげか自己治癒力の賜物かゴールデンウィークの初日にもなると前日まで熱があったなどと言ってもまるで信じてもらえないほどに体中に活力が漲っていた。今ならガチで上ヶ原パイレーツと草野球の一試合や二試合はやっても負ける気がしないほどだ。まあ実際は勝てないだろうからしないけどな。負け戦に自分から飛び込んでいくほど俺は馬鹿でもないのさ。起床してまだ十分弱という朝っぱらから派手に玄関チャイムを迷惑も考えずならしまくっているのはお袋曰く俺の彼女であるハルヒだ。まあお袋が開けて何かしらの対応はとってくれるだろう。今部屋に上がって来られても困るんだがな。何せパジャマから普段着へと変身を遂げている最中だからな。バタバタと階段を駆け上がるやかましい音が数秒の後扉が大音量とともに開かれた。、と同時にズボンをはき終えた。セーフ。限りなくぎりぎりセーフ。「あれ?キョンなんでパジャマじゃないの?いつもは学校帰りによってもパジャマなのに。」ここ数日のあれがお前にとっての学校帰りによるだったのか。えらいたいそうな道草なことで。「そんなことはどうでもいいのよ。あたしは何で着替えてるのかって聞いてんのよ。団長の質問にはきっちり答えるのが団員の務めってもんよねえ。」にやりと特有の笑顔を顔に浮かべている。へいへい答えますよ。風邪が治ってなおパジャマを着続けるってのは二等辺三角形の二辺が等しい事を証明するぐらい無意味に等しいことなのさ。「え、治ったの?」とハルヒは面食らった顔をしている。何だ、そんなに俺の風邪が治っちゃ困る理由でもあるのか。「別にそんなことは・・・」しばらくゴニョゴニョと何か知らんが呟いていたが急に「よし!」と意気込み始めいつもの満面の笑顔に戻り俺の手首を掴んで家を飛び出した。「おい。何すんだ。」「キョン、自転車乗ってあたしを後ろに乗せてね。SOS団ミーティングに行くわよ。団長であるあたしを後ろに乗せられるんだから感謝しながら何事が起きても団長を守りきる覚悟でいきなさい。」SOS団ミーティングというと休みの日の開催場所といえば駅前の喫茶店が自動的に行き先として決定されてしまうではないか。というよりもハルヒよ。俺自身風邪が治っていることを知ってからまだ三十分とたっていない生粋の病み上がりだぞ。そんな俺にしょっぱな出掛けさせるとはそんなに俺に風邪がぶり返して自室のベッドの天井を眺めていろというのか。「何ふざけたこと言ってんのよ。わけありとはいえ何日も学校とSOS団休んでたんだからちょっとくらい顔見せなさいよ。」お前もSOS団にはここ数日行ってないだろう。学校が終わってダッシュしないと明らかに無理な時間に俺の家に来て何やらかんやらして晩飯食って八時頃に帰るというお前の最近のスケジュールのどこにSOS団に行く時間があるというんだ。もしあるってんならその時間活用法を俺にも教えてくれ。人生でやれることが何倍にも増える気がするしもっと充実した人生を歩むことができそうだからな。「団長はね、用事があるときは自由に休んだり休団にする権利があるのは当然でしょ。」どうやらSOS団には団長にあって団員に無い物が多すぎるな。というか俺限定でできないことが多いのは気のせいだろか。古泉はいつぞやの孤島の件で副団長に昇格しているし朝比奈さんもバレンタインでの働きが買われて副々団長に任命されているし長門はそんな権限などなくとも何でもやってのける能力を持っているからな。やはり俺だけが用事があったところで休む権利はねえし何よりいかなる状況下でも全ての発言権が無いからな。これは致命傷だ。我らがSOS団団長はエリザベス一世も驚愕の絶対王政っぷりだな。それでもハルヒの言うとおりに動いてしまい最終的には納得してしまう自分が憎いね。結局ハルヒの絶対提案を捻じ曲げるほどの力は俺の懐のどこを探してもなくハルヒの思うがままの操り人形と化しハルヒの命ずるまま二人分の体重に俺と同じ悲鳴を上げているタイヤを回すべくトレーニングルームにある自転車でももう少し負荷が軽く設定されているだろうと思われるほどの不動を貫き通しているペダルを回し始めた。駅前のいつもの喫茶店への道は病み上がりと眠気と二人乗りの負荷で半無意識状態での危険運転で辿り着こうとしていた、らしい。いつもの店に早くも己の限界が垣間見えそうな足で来店を果たすと何故か他のSOS団メンツは勢ぞろいしていた。確認しておくと現在時刻は八時二十分だ。当然午前のな。ゴールデンウィークの初日、しかも朝の八時二十分にこんなところに集まれるやつは家族や彼氏、彼女や友人と出かける用事が無くカレンダーに暇という予定がびっしり詰まっている孤独なやつだけだ。まあ長門とハルヒはわかるが古泉、お前は元は単なる一般高校生だろうが。それなら家族、彼女、友達の一人や二人くらいはいるだろう。朝比奈さんも呼ばれたからってのこのこ付いてくる必要はないんですよ。ゴールデンウィークなんですから少しくらい家でのんびりする時間があってもいいと思いますよ。朝比奈さんの分のハルヒの観察は俺が受け持ちますから。それと朝倉、お前だってそれなりに正確な谷口流分析でトリプルAランクをもらっているんだから彼氏の一人や二人作るのは赤子の手をひねる様なもんだろう。なんなら今から谷口に電話してやればいい。速攻で一人目の彼氏を手に入れることができるぞ。とまあ団員一人一人に文句を言いつつコーヒーを注文した。ちなみに俺は今日財布を持ってきてないからな。「は?何で持ってきてないのよ!計画的犯行?」ちげーよ。お前が速攻で俺を家から引っ張り出したあの瞬間のどこに財布をポケットに突っ込む余裕があったってんだ。「ちゃちゃっと入れときゃよかったのよ。そんなことよりもゴールデンウィークなんだからどっか出掛けましょうよ。もちろん泊りがけで。いいわよね古泉君。」そう。これが涼宮ハルヒである。俺が病み上がりであることなんかはビスケットのカケラほども考慮していない。ハルヒからの問いに答える義務を課せられた古泉はいつも通りのニヤニヤ状態、朝比奈さんは無口で長門は注文したコーラの水面をじっと眺めている。こういう場合の新戦力である朝倉はというと誰かがこの場をどうにかするのを待っているようだ。未だSOS団に有力な俺のポジションの役割分担係は現れず、か。このまま永遠に沈黙を保ち続けているわけにもいかず、かといって俺以外の誰かがこの状態を打ち壊すことはないだろうからここはいつも通り俺が会話の起点役になってやるとしよう。「どこに泊りがけでいくっていうんだ?今回は古泉もさすがに俺たちを受け入れてくれそうなところを用意してはいないだろう。」「そんなこともわかんないの?あんた団員としての自覚が足りないわね。そうね・・・うん、決めた。キョンの家よ!」そんなこともわかんないのと言ってる割には決めたとか言ってなかったか?お前今決めただろう。「そんなことないわよ。ゴールデンウィークに入る前からずっと考えてたわ。」嘘をつけ。どうせ泊りがけで出掛けるってのもさっき思いついたくせに。まあそんなことはいいんだが今お前なんか不可解なこといわなかったか?ハルヒが言い出すことに可解なことなんてのもあったためしはないが今回はまた特別に不可解な言葉が俺の耳に届いた気がするんだが。俺の家に来るって?「そうよ。このSOS団のメンバーでキョンの家に泊まるわ。SOS団ゴールデンウィーク合宿よ!」高らかに宣言しているところ悪いがハルヒよ、問題点がありすぎるぞ。こんな大人数じゃ家に入ってもくつろげんし飯代もばかにならん。それにどこで寝るつもりだ。廊下に出て寝るにはまだ少し寒い時期だぞ。「普段くつろいでいる時間はみんなでどっか遊びに行けばいいじゃない。ご飯なら私達が作るわよ。何なら材料も持っていこうか?寝る場所なら二人くらいならあんたのベットで寝れるんじゃない?」それでも俺の部屋で六人寝るのは無理だぞ。別の部屋を用意するのも無理だ。「そのことはその時になったら決めるわ。実際に部屋を見ないとイメージがわかないもの。」俺の渾身の反論の嵐は全て瞬く間に受け流された。まあ朝比奈さん、長門、ハルヒ、朝倉。このメンツで飯を作ったら神ですら口にするのをためらうほどの料理が完成するんじゃなかろうか。たとえ材料がそのへんの泥と雑草でも一流料理人をうならすくらいはできるだろうよ。鶴屋さんがいればさらに高みを目指せるだろう。何でもできるあの人のことだ。料理もかなり上手いに違いない。「そうね!あんたたまにはいいこと言うじゃない。鶴屋さんも呼びましょう。大晦日のときのことのお礼もかねて。まああんたの家じゃお礼としてはつり合わないだろうけどさ。」ハルヒの提案は止まらない。俺としたことがまた人数を増やすようなことを言っちまった。火に油を注ぐとはこのことだろうか。うーむ、ちょっと違うな。だがどうにも俺は危機感にかけている気がしてならない。それは俺含め家にお袋、妹、親父、その他五人+シャミセンなんていう状態を親が許すわけがないと確信していたからであり、鶴屋さんは誘ってもそうそう暇ではないだろうという今までの経験からなる自己分析があったからでもあり、泊まる日数のことが頭に全くなかったからだろう。この考えの浅さこそこれから起こる失敗につながるということはよく頭に刻み込んでおく必要があるだろう。この手のミスは数日前にもしており経験上こういうときに予想された結果論は現実の結果と酷似することを忘れていた俺の海馬が悔やまれる。まあこのことに気付くのは今日ではなく明日の話であり今は今の状況を考える必要がある。とりあえず話はまとまったと確信したのかハルヒは伝票をいつも通り俺に突きつけてきた。言ったはずだが俺は今日財布を持っていないぞ。なんなら持ち物検査をしてもいい。「は?何で?」ハルヒの顔はさっきまでの笑顔が嘘のように今度は怒りの表情を作り出している。何でも何もお前が外出準備させる間もなく家から引っ張り出したからだ。これもさっき説明したぞ。ちなみに今俺のポケットには財布どころか携帯も家の鍵も入ってねえ。「それはあんたの団員としての準備不足よ。今回はあたしが払ってあげるから明日返しなさい。利子は、そうね。今から二時間千円でいいわ。」そんな無茶苦茶な利子をつけるのはどっかのヤクザを雇ってるような金融会社だけだと思っていたがここにもいたか。「それと団員であるあんたなんかのために財布を痛めてあげたこのあたしに感謝しなさい。」おごってもらっていたら感謝の一つや二つくらいは易々とやるのだがいかんせん無条理な立て替えの段階だ。感謝する要素は年末の大掃除で家をひっくり返すように綺麗に掃除しても出てこないだろうよ。と口にすることが叶えば今までこんな苦労はしなかったのだがそんなことは当然できるはずもなく次にどんな反論をしようか考えていると完全無意識なのだがどうやら思案中ぼんやりとハルヒを見ていたらしくハルヒは去年なら睨み返していただろうが前科もあるが故にか顔を赤くして視線をそらした。いくら前科があるからといってもそんなに顔を赤くせんでもいいだろう。それじゃあ単なる女子高生みたいじゃないか。まあそれでいいんだが。ふと気付くと古泉が何やら耳を貸せとボディランゲージで伝えようとしている。このハルヒを見ているのも面白いんだ。それより面白いことか興味深いことでも言わんと今後お前の話を二回ほど無視する権利を俺に与えてもらおう。「ええ、いいでしょう。それよりこのミーティングが終わったらちょっと付いてきていただけませんか?」驚いたね。この世の中にSOS団の意味不明な喫茶店での集いをミーティングと思っているやつの生き残りがいたのか。オオサンショウウオよりも稀少なんじゃないだろうか。もちろん灰色世界に行くのはもうごめんだぜ。ハルヒが空気を読んだとは思えないが「今日はそろそろ解散しましょ。キョン、明日頼むわよ!」という非常にタイミングのいい解散命令を出した。明日のことに関してはへいへいとでも言っておこう。レジの人と向かい合うのが俺じゃないのも気分がいいね。勘定を終えたハルヒたちが見えなくなるまで送った後古泉の指令どおり俺は付いていく事にした。毎度毎度のことだが俺が誰かの指令以外で動いたことがあっただろうか。あるときは未来人朝比奈さんの上司、朝比奈さん(大)の指令に基づく行動をし、またあるときはハルヒの指令通りに行動し、そして今回古泉の指令通りに動いている。ここいらで一つ言っておこう。俺は誰の操り人形でもねえぞ。俺は俺という個体だということを忘れないでくれ。「もちろん心得ていますよ。ところでこの前の涼宮さんの異常事態を覚えていますか?」忘れるはずもない。あれのせいで何を悪事を働いていない俺の前科が二乗になっちまったんだからな。「そうですか?なかなかいい思い出だと思いますよ。」貴様他人事だと思って。「冗談ですよ。それはそうとしてあの時あなたは風邪をひいていました。それは別にあなたがウイルスに負けたとか抵抗が弱っていたからとか賢いから等という理由ではありません。」三つ目のは癪に障るがここはあえてスルーしておこう。「涼宮さんが望んだからあなたは風邪をひいたんですよ。」望んだ?何のために。「わかりませんか?最近涼宮さんはあなたに対して素直になれない自分に腹を立てていました。あなたに対して素直になりたいと強く望んだわけです。」それは長門に聞いた。「そこで涼宮さんは無意識中に自分の能力を使って自分の性格を変えました。」それも長門に聞いた。「しかし涼宮さんの能力が強すぎるあまり周囲の人の性格までを変えてしまいました。」悪いが全部長門に聞いた。「そうですか。では簡単です。涼宮さんはそれだけではあなたの心を動かすことはできないと判断したわけです。ではどうすればいいか。そこで自分の優しさをあなたに見せてあげようと思いました。」それで?「まだわかりませんか?結論から言うとあなたの看病をして自分の優しいところをあなたに見せるためにあなたに風邪をひかせたというわけですよ。」じゃああの風邪ウイルスはハルヒ特製ってことか。それなら俺が毒されたのも納得がいくな。「そういうことです。驚くべきことに性格が変わっているときは閉鎖空間の発生数が全く無いんです。つまりあの涼宮さんは涼宮さんにとって最も望んでいたストレスのたまりにくい状態なんですよ。」あの事件にそんな裏幕があったのか。どうせハルヒの気まぐれか何かだと思っていたが。「そこであなたに提案があるんです。明日あなたの家にSOS団がお邪魔します。そのときになるべく涼宮さんのストレスがたまりにくい状況を作ってもらいたいわけです。現在の涼宮さんも安定こそしてはいますが閉鎖空間が発生していないというわけではありません。僕としては今でも十分なんですがもう少し寝る時間をいただきたいわけです。閉鎖空間の発生は涼宮さんが眠りについてからが多いですからね。」だいたい読めてきたぜ古泉。それと同時に嫌な寒気を体中に感じるんだが一応確認として聞いてやる。具体的にどういうことをすればいいんだ?「それを考えていただきたいのですよ。」いつもの微笑顔を保っている古泉である。やだね。そういう関係のことはお前の担当のはずだろう。「そうですか。僕にできるのならあなたに頼むようなことはしないんですが。」いつもの微笑顔を曇らせたかと思うとまたいつもの爽快スマイルに戻り「では何かあったときはあなたに全てを頼むとしましょう。それだけでも僕にとってはかなり楽な心持ちでいられますよ。」では明日。と古泉は無意味なスマイルを振り撒きながらスタスタと歩いていった。相変わらず自分の意見を言って帰っていくやつだがまあいい。俺もそろそろ銅像のような直立不動はやめて帰路につくとしよう。さて、俺が帰宅してからのことはあえて言う必要はないと思うんだが一応脳内報告として言っておこう。両親に無謀な明日からという泊まりの日程、人数やメンツなどを提案した結果親父は「ああ。」と生返事、お袋は「いいんちゃう。」と即答、妹は「またハルにゃん来るの?」とイキイキ、シャミセンは・・・戦力外だ。安眠中。即答でNoという返事が返ってくるだろうと身構えていた俺にとってこの結果は虚を突かれるものだった。本来人生において何事でも自分の提案が通ったということはそれなりに喜ばしいことのはずなのだが今回ばかりは体中に寒気が走りまくっている。走った後でもシャワーを浴びた後でも雨の中泥遊びをしたわけでもないのだが俺の体は気持ちの悪いべっとりとした泥のような冷や汗がだらだらと止めどなくあふれること泉の如しだ。まあ後から考えてみればこのときの俺はまだまだ幸せな状態に置かれていたと思う。理由は一つ。少し考えたらわかるだろうがこの後宿泊許可が下りたことと俺の想像していた結果以上に不幸な出来事が起きてしまうからだ。鶴屋さんと日数が関係するんだが、考えて欲しい。

 

 

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