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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・

 

 

「うっわぁ・・・・・・・・っく・・・・わぁ・・・・・・・・ぁぁ・・・・・・・あ・・・・ぁぁ・・・・」

「・・・・・・あぁ?・・・・・お前だけかぁ・・・・・・」

「なによ!悪いの?」

「悪くはないが・・・・お前、俺に顔に悪戯書きとかしてないだろうなぁ」

「しないわよ、そんな幼稚なこと」

「他の三人は?」

「先に帰ったわ。あんた、なかなか起きそうになかったから」

「で、お前は帰らずに残ってたのか・・・」

「しょうがないでしょ!あんたは寝てるし、部室に鍵掛けて帰らないとダメだし・・・それに!雨も降ってるし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・返しなさい!」

「えぇ?」

「カーディガン!」

「あぁ・・・・・・・あぁ・・・・・・・・」

 

一枚はハルヒの物で間違いない・・・だが、このもう一枚は誰のだ?

・・・・・・・・・・って、待てよ。と言う事は朝比奈さんは俺が寝ている横で着替えをしてたのかぁ・・・・・くっそぉぉ、どうして本当に寝ちまったんだぁ、寝た振りをしとけばぁ・・・・・・

 

「っさ!とっくに下校時間だし私たちも帰るわよ」

「あぁ・・・・・でもまいったなぁ、俺傘持って来てないぜぇ」

「一本あれば充分でしょ!」

 

このとき、俺がこんな一言を言わなかったら・・・・・・・

空気を読んでこんな事は普段は言わないはずなんだが・・・・何故か気になる

いや、後悔などはしていないのだが・・・・・



 

「なぁ、それって相合傘か?」

「え?」

少し顔が赤くなったような・・・・・

「・・・・・・・・・・・ば、バカな事言ってないで、さっさと帰るわよ!」


っと怒ったのか、照れたのか、ハルヒは勢いよくドアを開けた・・・・・・・・・いや、実際には開いてはいなかったのだが

 

「・・・・・・あぁ・・・・・・・・・ぁ・・・・・・・・」

 

ドアの前に立ったままのハルヒがそこに居る

 

「なんだ?帰るんじゃなかったのか?」

 

そう問いかけながらハルヒの背後に近づく・・・・・・・ん?なんだ?ドア・・・・普通のドアだが、どこか違和感がある

まぁその違和感の正体だが、ドアに付いてるはずの物がなく、それのハルヒが握っていた

 

「あぁ!お前、どうすんだコレ」

「いやぁ、ちょ~っと力を入れたら取れて・・・・・」

「取れてじゃないだろ!こんなの俺でも直せないぞ・・・・」

「なによ!私が悪いみたいじゃない!だいたいね、こ~んな、か弱い少女の腕力で取れるようなドアノブが悪いのよ!」

 

か弱いってお前・・・・・毎日毎日、勢いよく、あんな風にドアを酷使してりゃぁドアノブの一つや二つ、簡単に壊れそうだがな・・・・・どちらかと言えば良くぞここまでもってくれたと勤労賞を送りたいとこだ

言いたくないが・・・・・・・・・・・・・・やれやれ

 

「まぁいい。とりあえず助けを呼ぶか・・・・・古泉あたりが適当だな」

 

っとSOS・・・・・・大いに盛り上げる方でない!を呼ぶため携帯を開く・・・・・・・が

 

「・・・・!・・・・・・・・・け、圏外だぁ!?」

 

いやいや、落ち着け俺!ここはどこだ?学校だ、ついでに旧舘三階の文芸部・・・・・に巣食うSOS団の団室。いつもなら勿論バリ3だ・・・・・ではなぜ?why?っとここで、もう一人携帯を持って人がいることに気が付く

 

「なぁハルヒ、俺の携帯だが、故障してるみたいなんだ。お前、携帯持ってるだろ?古泉あたりに連絡とって助けをよんでくれないか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・ない」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・へ?」

「だから、ないって言ってるの!今日はどうせ何にもないと思って家に置いてきたの!なんか文句ある!」

 

別に文句はないが・・・・・・いやいや、大有りだ!じゃぁどおするんだよ。ここは三階だから窓からの脱出も不可能だ

 

「別にいいじゃない、泊まっていけば」

 


 

「・・・・・・・・・すまん、何だって?」

「だ~か~ら、泊まっていけばいいじゃない」

前々から思っていたのだが、こいつには男女の恥じらいというものがないのか?それとも俺と・・・・はありえんな。こいつにとって、そのような類は精神病らしいからな

「な、なに考えてるのよ!何が勘違いしてない?さっきからニヤニヤしちゃって、このエロキョン」

 

ほらな、だから言ったんだ、俺の理性さんよ

 

「まぁ泊まるとしても、どこで寝るんだよ。床じゃ背中とか痛」

「あんたバッカじゃない?」

 

なにを根拠に俺をバカ呼ばわりしてるんだ、この小娘は・・・・

 

「なんのために、あんなに苦労してこれを運んだのよ」

 

先に訂正させてくれ。苦労したのは俺と古泉で、断じてお前は苦労してないね。お前がやった事と言えば、これを見つけてきて、俺達に運ぶよう命令して、やっとこさ運び入れたらドカっと座っただけだ。こんな様子じゃ、こいつの旦那がどんなやつであろうと、必ず尻に敷かれるな、うん、必ず!・・・・・・・・・・あれ?目から変な液体が

 

「まぁこんなこともあろうかと、部室に一個は欲しかったのよねぇ」

 

で、何かというとソファーである。どこにでもある二人掛けの茶色いソファー。コンロとマイスイートエンジェル朝比奈さんのコスプレ衣装の掛かったハンガーラックとの間に備えて付けられたそれは、出番を今か今かと待ち望んでいた・・・・らしい、ハルヒによればだがな

 

「はぁ・・・泊まるしかないようだな。お前、家の人には連絡入れなくていいのか?まぁ連絡手段なんかないんだが」

「別に心配いらないわ。家の親はそんな細かいこと気にしないもの。それよりあんたはいいの?」

「家も気にしないだろうよ。朝帰ったって「あら、あんた家にいなかったの?」と言い兼ねん。しいて言うなら寂しがるのは妹ぐらいかねぇ」

「へぇ~、あんた妹ちゃんに随分好かれてるのねぇ。もしかしてシスコン?」


まぁな、と言いかけた俺だが、そんなこと言えば明日から学校で何を言われるか解ったもんじゃない。最悪、ハルヒパワーで世界中の女が妹に成り兼ねん

「ちげーよ、いつも起こしにベットにダイブしてくるんだが、相手が居なければストレスのはけ口がなくなるって意味だ」


よし!完璧なフォローだ!!
・・・・・・って別にフォローの必要なんていらないんだが

 

「やっぱり仲いいんじゃない!・・・・・私も妹ちゃんになれればなぁ・・・・・」

 

へ?今何と?なんか最悪の方向に向かったような・・・・抜かったか!

 

「べ、別に何でもないわよ。それよりキョン!お腹空かない?」

「あぁそうだな・・・カップ麺くらいしかないがそれでいいよな?」

「別にそれでいいわ」

買い置きしてあったカップ麺にお湯を注ぎ、一応、冷蔵庫を探ってみたが・・・この小さな冷蔵庫も俺が、あのクソ暑いなかを必死に運んだのは、また別の話しなんだが、特に収穫もなく、入っていたのはプリン二個だけだった

 

「あら!プリンあるじゃない!」

 

ち、ちょっとハルヒさん。急に後ろに接近して100万ドルの笑顔は反則的だろ・・・・頑張れ理性、負けるな理性!

 

「な~に突っ立ってるのよ。もうすぐ三分経つわよ」


声に気が付き、脳内戦争[欲望
VS理性]を欲望2773理性で決着を付けさせ、そそくさと、いつもの定位置に席をとった。いつもと違うのは目の前が、あのニヤけ面でなくラーメンの蓋を嬉しそうに剥がしているハルヒだったという事だ



嬉しそうにラーメンをすするハルヒを見ながら、俺もラーメンをすすった。
それにしても嬉しそうに食べるハルヒの顔を見ていたら、何だか緊張してきた。なんなんだ?  っと思っていたら、もう食べ終わりやがった。本音のところ、もう少し見ていたかったんだがね・・・いつも思うんだが、こいつは食べることに幸せを感じるらしい。
さて前言撤回のようだ。ラーメンをさっさと食べ終わり、順番的にはデザートになる。プリンの蓋をこれまた嬉しそうに開けるハルヒだが、その表情がラーメンのときと比べて数段上がった。
うん、反則的、いやそれ以上だった俺の脳内戦争が抱きしめたい欲望42‐58理性と際どくなってきたので何か喋ることにした

「あ~ハルヒ?俺のプリンだが欲しいか?」
「え?どうしたのよ」
「別にどうもしてないさ、いらないなら食うぞ」
「いる、いる、ちょうだい!」

と、自分のプリンを食べ終わり俺の分、正確にはハルヒの分になったプリンを奪って蓋を開け始めた。やれやれ、俺はまだラーメンすら半分くらいしか食べてないというのに

「こんなことしても、何もでないわよ!」

と言うハルヒだが、俺はもう、そのプリンと引き換えに、その笑顔を手に入れたんだがな・・・・・・勿論、こんなクサイ台詞は口に出しせないが



飯も食い終わり一息ついてお茶もいれてやったその後は古泉の持ち込んだボードゲームやら、ネットサーフィンやら、次のコスプレ、イベント、市内探索の事などで、くだらないお喋りなんかして過ごした気付けば午後十一時
圏外と表情され続ける携帯だが故障してても時計は正確らしく、現に俺は少し眠たくなってきている

「なぁハルヒ、そろそろ寝ないか」
「・・・・・・・・・・・スケベ」

ハルヒがあのジト目で睨んでくる

「はぁ? 別にそういう意味じゃねぇよ」
「私だって、わかってるわよ、それぐらい・・・・・・・・でもちょっと期待・・・・・・・・・・」
「何ブツクサ言ってんだ?」
「な、何でもないわよ! っさ、ね、寝ねるわよ!」

ほんのり顔を赤くしたハルヒは、それはそれで可愛かった
小声で「意気地無し」とか言ってような気がしたが・・・・・・・・
俺はどちらかと言えば笑ってるハルヒが好きだ・・・・・・・・いや恋愛感情とかそういうのじゃ・・・・・・・・俺は誰に言い訳してるんだ?  そんな事を考えてると、ふとソファーが視界に入っていた。

「なぁハルヒ。一人で寝るにしても、そのソファーはいくらなんでも小さくないか?」

二人掛けのソファー。ゆったりしているが、寝るにしてはキツイ。まぁハルヒくらい体が小さければギリギリ大丈夫かな?

「フフフフ~」

腰に手を当て、不敵に笑う団長様

「なんだ? なんか名案でもあるのか?」

首を傾げる俺にハルヒは

「実はこれね、リクライニング機能が着いてるの!驚いた?」

正直驚いた。職員室にあるようなソファーにリクライニング機能ときた。ここは素直に驚くか

「ほ~それはスゴイな。予想もしなかったよ」
「でしょでしょ~」

と言い、ソファーを前にずらし、そのご自慢のリクライニング機能を見せ付けてくれた背もたれが腰掛ける部分より若干大きいていう奇妙な作りになっていたため、リクライニングさせれば予想以上にスペースが確保できた

「これならハルヒ一人でも、十分寝るスペースができたな」
「・・・・・・・・・・」

いや、長門ではない、ハルヒだ

「じゃあ、俺は床に寝るから」
「・・・別に・・・・・・・一緒でも・・・・・・・」
「え? 何だって?」
「べ、別に一緒でもいいって言ってるのよ」
「へ?」

俺は呆気に取られてマヌケな声を出してしまった

「一緒に? ソファーで? 二人で?」
「・・・・・・・・・・・・」

ハルヒは終始、俯いたままでコクコク頷いている。長門でも乗り移ったのか?

「・・・・・・・・・・・・」

俺も返事に困って、頬をポリポリと掻きながら黙っていた

「・・・・・・・・・嫌? 私とじゃ嫌?」

いや、だから反則だって。潤目に上目使い、すこし頬を赤らめて俺の顔を覗き込むハルヒ

「い、嫌ではないが・・・・・・その、なんて言うか、理性がだな・・・・・」
「嫌じゃないなら、いいんでしょ?」

やれやれ、俺もハルヒに弱くなったね

「まぁ、その・・・・・・・・・・・・・・・・お願いします」

何をお願いしたんだか、俺は・・・・・・・・・このとき俺の顔も真っ赤っだたろうな



その後のことだが・・・・・
男と女が二人きりで夜することなど決まっているといっても過言ではない
まぁ・・・・・その・・・・・なんだ・・・・・・・・・・・・したんだが
行為については恥ずかしすぎるので省略させてもらう・・・・すまん

次の日は土曜、我が校は休みである。ハルヒは土曜に探索があると連絡していない(そもそも携帯を持っていない)ので今日は久々の休日である
ゆっくり休みたい所だが・・・・・・隣で俺の胸に顔を伏せスースーと寝息を立ててる人物がいるためか何かドキドキしていったん目が覚めると、もう二度寝などできなかった

ちなみに俺たちの関係だが、行為が終わった後、俺から正式にお付き合いして欲しいと申し出た、が予想に反して以外にあっさりOKされた・・・・・って待てよ、こいつは告白されて断ることをしないんだった・・・・・・・・・やれやれ

「私、キョンのこと好きだったのよ! 気づくの遅すぎ、この鈍感!」だそうだ
どうやら退屈しのぎのOKではないようだ

「・・・・・・・・ん・・・・・・・・・・・・・・キョン? 起きたの・・・・・・・・」

ハルヒの頭を撫でているとハルヒが起きた

「・・・・・・・・・・・・・あぁ、今な」

ハルヒが俺のことを見つめ、やや頬を赤らめてニヤニヤしながら見つめてくる
俺だった男の端くれだ。何がしたいかくらいわかっている・・・・・・・つもりだ



唇を離し、また見詰め合う・・・・・・・・・キスは三度目だ、閉鎖空間でと行為が終わった後と今だ

「・・・・・・・・・・・・・・・」

誰かの視線を感じた。ハルヒも感じた(性的な意味ではない!)
らしく二人同時にそちらを向く

「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」

三人分の「・・・・・・・」、一つは俺ので、一つはハルヒの。もうひとつは?

「よ、よう長門」

液体窒素のような瞳が俺を見つめてくる
いつの間に入ってきたんだか・・・・・ドアの前に突っ立っている長門がいた

「あら有希、あぁ! ドア閉めちゃダメ!


っと内側のドアノブが取れていることを説明するハルヒ
・・・・・・ハルヒさん? 気が付いたんだが俺たち裸じゃねぇ?

「あぁ・・・・・・長門、これはだな・・・・・・」
「あ! 有希、私たち付き合うことになったら」

ハルヒは誤魔化すこともなくハッキリそう宣言した

「そう」

それだけ言うとドアを開けたままにし、いつもの定位置に座り本を読みはじめた

「長門、休みの日も学校に来てるのか?」
「・・・・・・・今日は探索が休みのため図書館に行くつもりだった。が、図書館の本は全て読んでしまったため学校の図書館を利用しに来た。普段は来ていない」

そう答えると、また視線を本に落とした

「そうだ有希、私たちが付き合ってること、別に内緒にする必要はないわよ」

「・・・・・・・・・・・・・そう」

今度は視線を本に落としたまま返事をした。少し淋しそうな目をしていたような・・・・・



一度家に帰り顔を出した後、ハルヒの家に集合しデートに行く約束をした
昼前に家に着いた。ただいまっと言うと母親に「あら、あなた帰ってきてなかったの?」だそうだ・・・・・・心配のかけらもない

シャワーを浴び、着替えてハルヒの家へ向かった。そういえばハルヒの家へ行くのは初めてだった
その後は普通のデートだった。で普通に帰り際にキスして別れようとしたとき、ふと気になり聞いてみた

「なぁハルヒ、聞きたいんだが、普通が嫌いなのに普通な俺と付き合っていいのか?」
「あんた何いってるの? セックスした後にキスしてから付き合いたいって言う男なんて、そんじょそこらにはいないわ」

言われてみれば順序がむちゃくちゃだった

 



日曜日は土曜日の振り替え探索日となった・・・・・・が、偶然なのかハルヒパワーによる必然なのか、午前も午後もハルヒとペアになった
ペアになるたびに朝比奈さんは顔を赤くし、長門は俺を睨んでくる、古泉はニヤニヤの大セールだった・・・・・・・忌々しい
結局、探索という名のデートになっただけだった

やれやれ



月曜、俺が長い長い早朝ハイキングコースを登っていると後ろから声をかけられた

「よ! キョ~ン」
「おはよう、キョン」

谷口と国木田だ

「それよりキョン、聞いたぞ! お前涼宮と、とうとう付き合い始めたんだってな」
「僕も聞いたよ、おめでとう」
「お前たち聞いたって誰からだ?」

付き合ってるのを知っているのは長門だけだし、古泉は機関の力で陰ながら知っているだろう。朝比奈さんは未来人だから俺たちが付き合うことなんて規定事項だったに違いない
御三方の誰から聞いたのかの返事を待っていると

「ん? あれ? おかしいな、誰から聞いたかわからないぞ?」
「そういえば僕も特定の誰かから聞いたかわからない、と言うか自然とそう思っていた」

また何かおかしいことになってきた
教室に着くとクラスの奴らにも「おめでとう」と言われるし。廊下を歩いても、知らない奴らからニヤニヤした視線を受ける

これは対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェースに聞いてみるか



昼休み、ここはSOS団の団室・・・・・じゃなかった、文芸部室
案の定、長門は窓際の光が差し込む席、つまり定位置で本を読んでいた。こいつ本当に授業に出てないのかもしれない
俺は四限目の授業が終ると、飯も食わずに、すぐにここへと走ってきたと言うのに・・・

「なぁ長門」
「・・・・・・・・・何が言いたいかはわかっている」

話が早くて助かるぜ、ニヤニヤとは違うな

「そうか、じゃぁ何故、みんな知ってるんだ?」
「私が情報操作を施した」

・・・・・・・な、なんだって? なんでまたそんなことを・・・・

「私は涼宮ハルヒが隠さなくていいと言ったので、全世界の人類にとって、あなたと涼宮ハルヒが付き合っていることを常識にした。これは涼宮ハルヒが願ったことでもある」

おかしい、ハルヒが願ったのなら長門が手を下さなくても、こうなったはずだ

「涼宮ハルヒには、既にそのような力は存在しない」



「な、なんだって?」

正直、驚いた・・・・・俺はこのことを少し恐怖していた
何故かって、ハルヒの力が消えれば古泉、朝比奈さん、長門は俺たちの前から消えてしまうような気が、いや消えてしまうに違いないと思っていたからだ

「その心配はない」

今まで俯いて本ばかり見ていた長門が俺を見て言った

「情報統合思念体は涼宮ハルヒの力による情報改変能力のほかに大切なものを見つけた。それは人間の持っている感情。私の中の記憶媒体にはあなたたちと直接触れ合ってから、今までには見られなかったエラーが発生している。基本感情として怒り、悲しみ、喜びはデータとして初期情報がある。それに当てはまらない感情があることがわかった。情報統合思念体はこれらの調査することを決定した」

・・・・・・・・・・・・・つまり?

「情報統合思念体は私という固体に涼宮ハルヒ達との関係を続けるよう指令を出した」
「そうか・・・・・・・安心した」

そう言い安堵の表情を見せた

「エラーの発生を確認・・・・・・・・・・解析不能」
「・・・・・・・・そ、そうか」
「そう」
「・・・・・・・古泉は?」
「古泉一樹の機関は解体されず今後を見守ることを決定している。つまりあなた達の目の前から消えることはない」

これも安心した、古泉がいないとイベントが成立しない時があるからな

「朝比奈さんは?」

これは答えがわかっていた、未来に帰るのだろうと・・・

「朝比奈みくるはもと居た時間平面状へと帰る。あなたたちの時間概念で言うと「卒業」にあたる」
「そうか・・・・・それはなんとなく分かっていたがな」
「それから六年と二ヶ月十三時間二十九分七秒後に再開する」

・・・・・・・・・・なんかトラブルでもあって戻ってくるのか?

「違う。その朝比奈みくるは今の時間平面状にいる朝比奈みくるではない。」

ますます意味が分からん

「正確には「再開」するのではなく「生まれ」てくる・・・・・・・あなたたちの、こd・・・・・・・・・」

ここで長門がフリーズしてしまった・・・・・どうしたんだ?

「なんでもない、禁則事項に触れることなのでこれ以上の情報を与えることが出来ない」

結局、意味が分からなかったが、朝比奈さんと永遠の別れというわけではないようだ・・・・・少し安心した

「・・・・・・・・・・・それと」

まだあるらしい

「もう一つ、情報操作を施した。あなたは涼宮ハルヒからしか愛されない。また涼宮ハルヒはあなたからしか愛されないようにした」
「なんで、そんなことする必要があるんだ?」
「・・・・・・・・・・・・・諦めがつくから」



長門はこれだけ話すと「あなたはここに留まるべき、推奨する」と言い残し部屋を出て行った
それから五分ほどして、直ったばかりの扉をブチ壊さん限りの力で開く奴がいた

「あんた、こんなところで何してるの! せっかくお弁当作ってきたのに!」

・・・・・・・・・・・やれやれ


~ fin ~

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