プロロ~グ
 
私があの方を好きになったのは去年。映画館に一緒に、と誘う前からでした。
 
優しい瞳と声。素直じゃないけどとても良い人。
 
あの映画も見たいわけではありませんでした。年齢制限をしく程に過激な映画は苦手だから。
 
本当なら甘い恋愛映画やアニメを見たかった。だけど「何で俺の妹を誘わないんだ?」と言われます。
 
もしかしたら来てくれるかもしれません。だけど私の友達である妹ちゃんも連れてくると思います。
 
私は妹ちゃんを友達として大好きだと思ってますし一緒に居れば楽しいです。ですがお兄さんと二人きりが良いのです。
 
―――可愛い奴。
 
そう言われたいから。二人きりなら共有する時間も長いから。だから言われる回数が多くなる。
 
お兄さんは知ってますか?何気ない言葉に私がドキドキしているのを。
 
お兄さんは私を子供と思っているでしょう。実際まだ小学生です。
 
人々は幼い私達を純粋とか言います。だから大人の知識を得て汚れてみました。
 
インターネットは便利なもので、得たい知識は沢山転がっています。
 
だけど私には難しくて、恥ずかしくて、汚れる事は殆ど出来ません。
 
それでも少しお兄さんに近付けたと思います。思いたいです。
 
きっと、こんな私を知られれば軽蔑されてしまうでしょう。
 
子供の癖に恋をして、恋の為にどんな事もするぐらい欲深いのですから。
 
だけど、それぐらい大好きなんです。気持ちなら誰にも負けないくらい。
 
もう・・・我慢が出来ないんです。誰よりも貴方が欲しいんです。
 
ねぇ、お兄さん。私が求めたら・・・
 
 
 
―――私を心から愛して下さいませんか?
 
 

 

 


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