翌日。
例によって体よく休日のみ体感できる究極の怠惰を満喫していた俺だったが、予想通り夕方になって「NO NAME」なる人物から電話がかかってきた。
何も知らず、いきなり「NO NAME」という人物から電話がかかってきたら俺は恐怖しちまうだろうな。
なんせ、そんな名前で電話番号を登録している知り合いは一切いないのだから。
『・・・話は聞いていると思う。7時15分に、長門有希が住んでいるマンションの入り口に来てくれ。以上だ』
誰だったのか、なんで長門の家の前だったのかとかはまあいい。ということでとにかく自転車をころがして急行した俺だったが、指定時間より幾分早く到着してしまった。
ま、既に古泉と長門は居たので良かったが。オフクロに外で食べる、とか言っちまった所為で腹が減った・・・
「同じく。準備すらしていない」
「僕もです。ことが済んだらどこかに食べに行きましょう。奢りますよ」
ありがたいね副団長。
「ともかく、あと5分程度時間があります。電車でも見て時間を潰しますか?」
生憎俺は電車を見て時間を潰すような技を会得していない。
そういや長門、私服なんだな。
「?休日だし」
・・・そうだよな。まぁ、私服というか部屋着のようで、某有名メーカー製のジャージの上下を着ていた。中々似合ってるぞ。
「・・・ありがと」
ぽっ、と頬に朱を入れる長門。何かが俺のハートを貫き通さんとしていたが、俺は必死にそれを跳ね除ける。
・・・しかし、萌えますね。
「・・・僕には萌」
「黙れ」
「やれやれ」
「確かに良い男なのかもしれん。だがな、俺にそんなことをアピールされても困る」
「アピールはしてませんよ。主張はしていますが」
同じことだろうが。
ともかく黙れ。

 

「・・・」
ジャージの長門はそのビー球みたいに澄んだ目を、駅に繋がる道のほうへ向けている。
「何か来るのか?」
「・・・というより、来た」
・・・ああ、来たな。
笑顔が似合うロングヘアの天使だ。
まだかなり距離があると言うのに、こちらに気がついた鶴屋さんはぶんぶんと千切れんばかりの勢いで手を振りながら全速力で走ってくる。
なにやら紙袋を持って。
「やっほー!キョン君、ゆきんこ、古泉君!!元気してたかい?」
あなたに会ったらどんな病人だって一瞬にして元気になっちまいますよ。
俺たちの前にくるなり、ぴょん、と飛び跳ねた鶴屋さんは
「ほっほー。それはあたしを口説いてるのかいっ?ははぁ、君もなかなかやるなぁ!」
ぽりぽりと頭をかきながら大笑いする。
ハルヒもこういう風な性格だったら完璧だったんだけどなぁ。
「それよりっ!これ、なんかしらないんだけど、君達に持っていけって言われたからもって来たよっ!」
なんだか知らないけれど・・・って、あなた爆弾だったらどうするんですか。
「大丈夫!金属探知機かけてあるから!」
・・・そうですか。
「なら、安心です。僕が受け取りましょう」
ほいさっ、と鶴屋さんは古泉に紙袋を渡し
「じゃ、あたしは用事があるから帰るにょろ!まったね~!」
そういい残して鶴屋さんはもと来た道をステップまじりの競歩という妙な歩き方で帰っていった。
ある意味ハルヒ以上に騒がしい人だよな。あの人。
魅力的だぜ。
「・・・」
「それより、この紙袋ですが・・・」
と長門の三点リーダーを押しのけるように、古泉が紙袋を掲げる。
「結構重いです」
神戸風●堂の紙袋だな。ゴーフルでも入ってるのか?
「入っていたら入っていたで嬉しいんですが、それはないでしょうね。
だな。あの人のことだ。
例の謎の棒だったりしたら、それはそれで面白いんだが、重さ的にそれはないだろうな。
「・・・さ、ファミレスかどこかにいきましょうか?詮索は後回しです。お腹がすきました」
「そうだな。近くのサイゼリ●か何処かで良いだろうが・・・」
「うちにくる?」
俺の背後の小さい陰がぼそりとつぶやいた。
「いいのか、二人で押しかけて」
「昨日のカレーがまだ残っている。早く処分したい」
春だからそんなに日持ちもしないし、と付け加えた。
「どうします?僕は大賛成ですが」
「ああ、俺も大賛成だ」
そして俺は再び長門家にお邪魔することとなる・・・
 
「クリスマスに訪れたきりだったのですが、この変わりようは・・・すごいですね」
と通されたリビングで、辺りを見回しつつアイスコーヒーを飲みながらつぶやいた古泉。ちょっとしたスペクタクルですね、とでも言うかと思ったが、そこまで達していなかったか?
「まぁ、ある程度は予想していましたしね」
グラスのしずくを指でなぞりとりつつ、古泉は
「正直、あれほど長門さんが変容してしまうとは思っていませんでした。人格ごと変わってしまったといっても過言ではありませんよ」
「嫌か?」
「いえいえ、僕は以前より意思疎通がしやすくなった上、社交的になった今の長門さんのほうがいいかな、と思っています。ただ、・・・この長門さんがずっとこのままである、
という保障は何処にも無いという事を、一応頭の片隅にでもおいといた方が良いかもしれません」
とスマイル古泉。
どういうこったいそれは。
無意味ニヤケに若干皮肉の色を滲ませて
「人は変容の動物です。いつ何時どう変化するかは判りませんよ?」
「それは宇宙人にも適用できると思うのか?」
「・・・さあ。ただ、僕はですね―――」
「ごめん!野菜が無い!サラダは出せないけどいい?」
ビクッと俺とスマイル青年の肩が揺れた。
・・・大丈夫だ。例によって台所の影からだ。まあ、ハルヒなんかよりよっぽど神様らしい彼女には聞こえていたかも知れんが。
「別にいいよな?古泉」
「ええ。むしろ僕は温野菜派でして」
とよくわからんことをほざきやがったがまあ良い。
「別にいいぞ!こっちはお邪魔してる身だ、お前の思う通りにやってくれ!」
「わかった!」
と長門は台所の影から返答した。
「・・・まあ、何れ。今はまだ早すぎます。何をするにしても。ひとまず目の前の懸案事項を片付けましょう」
一応同調しておくかな。
 
 
「あれ?昨日と味が違わないか?長門」
「おやおや、昨日もお邪魔していたんですか。貴方も隅に置けませんねぇ」
黙れホモ。
「昨日、ちょっと煮込みすぎて濃くなってしまった。水とカレー粉とガラムマサラと若干のおからを足した。そしたら・・・味が変化した上昨日と同じ量になってしまった」
ドジッ子ながもん。いや、それくらいのヘマは誰だってしそうだ。
「そう?」
「だと思いますよ。・・・しかし、美味しいですね。長門さんのカレーは」
「そう。ありがとう。今度はスープカリーに挑戦してみようと思う」
・・・お前、もしかして毎晩カレーとかいわないよな?
「それはない。ちゃんとハヤシライスやビーフシチューも作る」
似たようなもんだろ。肉じゃがは作れるとか言ってたが、それも極論をいうとビーフシチューの延長線上のものだ。
「・・・!私の料理のレパートリーが少ないと?」
むすっとする長門。目を見る限り本気で怒ってはいないな。
「・・・わかった。こんど来た時に、あなたが『ユキ様、一生付き従わせていただきます!』と土下座するような料理を作る」
おいおい・・・古泉は笑うな。
「長門さんの手料理フルコースっていうのも食べてみたいですね」
「・・・がんばる」
なんだか長門の雰囲気が一瞬、新妻のそれになったのを俺は見逃さなかった。
良いお嫁さんになるぜ。こいつは。
俺が保障してやる。
・・・それにしても長門、食べるの早いな。
「・・・」
何か俺はいけないことを言ってしまったのか。
長門が睨んで来た。
「・・・冗談だよ」
「・・・そう」
こいつにも何かメンタリティというものがあるんだろうか。
「・・・だって私、女の子だもん」
ぼそっとつぶやいた。
そうだよな。
「・・・それより。そろそろ本題に入ろうと思う。キョン、さっきの紙袋かして」
早食い女王長門は、まだカレーを食ってる途中の俺がよこした重めの紙袋を受け取り、中身を取り出・・・
「どうした長門」
「・・・」
長門、顔が赤いぞ。
「・・・これ」
と長門が引っ張り上げた、紙袋の中身。うん?ハルヒと書かれた透明なビニールぶk・・・
 
 

・・・
・・・
・・・・・・
三点リーダーが支配する世界に、リビングは瞬時に変化した。
 


「・・・こ・・・こ・・・れは・・・」
「・・・下着」
見りゃ判る。女モノの下着だ。ご丁寧にブラジャーとパンツがセットになって入ってやがる。
おまけに、数セット入っていやがる。
「・・・まだある」
赤面長門はさらに紙袋からビニール袋を取り出す。また下着のセットだ。袋には「みくる」と書かれてある。
赤面しつつもそれらを引っ張り出した長門はまだ紙袋を覗き込んでいた。
まだ何か入ってるのか?
「・・・手紙が底に貼り付けてある」
べりっ、と音を立てて破き、開く。
 
「・・・『ハルヒと書かれたビニール袋には、涼宮ハルヒの下着(使用済み)が、
みくると書かれたビニール袋には、朝比奈みくるの下着(使用済み)が入っています。
キーワードは『匂い」です。
これをどうにかすることで涼門みるひは分裂、元の二人に戻ります。
下着自体は大きな声でいえないような方法を使用して調達しました。
他言無用です。ご健闘をお祈りします』・・・・・・・・・・・・・・」
おいおい破くな長門!
「・・・皆大きい」
「何が」
「・・・胸」
そんぐらい情報操作とやらで大きくすれば良いだろう。
「・・・自身の身体情報にかかわる操作は、認められていない・・・グスッ」
泣くな、泣くな長門。
「おっぱいのおっきいやちっさいで人は判断されないぞ!落ち着け!
おっぱいで人を判断するのは良くないことですよ~って言うじゃないか!」
「・・・でも、貴方は巨乳好き」
そういうわけじゃない!って古泉までなんで落ち込むんだ!
「・・・って言うのは冗談」
・・・ガクッ、と首を思い切りもたげた俺。
っていうかあんまり冗談に見えないような顔だけどな。実際なんか目から出てるし。
「・・・目から汁」
そうかい。
「ともかく、何故これが我々に渡されたんでしょうね?」
とホ泉、違った古泉。
キーワードは匂い、って何だ?
「嗅いでみる?」
「俺は警察犬でも麻薬探知犬でも災害救助犬でもまさお君でもない」
「・・・ひとまず、嗅いでみて」
・・・長門、お前これの匂いを俺が嗅ぐってのがどういう行為か、判るよな?
はたから見れば変態だぞ?
いやはたから見なくても変態だぞ?
「あなたがえっちなのは今に始まったことじゃない」
 
・・・はぁ。
判ってる。俺はエッチ魔人だよ。
思いっきり嗅いでやる。過呼吸になるまで吸い込んでやるぞ。

というわけで俺は自分の頬をぱんと叩いて己を奮い立たせ、まずは「みくる」と書かれたビニール袋の攻略から着手することにした。
「・・・」
という長門の熱くてなんか痛い視線を一身に浴びつつ、袋を開いて・・・
おっと、これはなんだ。これ・・・ほのかな香水の匂いか?
俺は意を決し、その下着の詰め込まれたビニール袋の中に頭を突っ込む。
・・・
・・・・・・俺・・・あれ?・・・ここ・・・天国・・・
・・・ハローこちらテンゴク・・・あれ・・・意識が・・・

・・・ハッ!
「キョン・・・変態・・・最低」
長門にこんなことを言われる日が来るとはね。
でもな、お前が嗅げって言ったんじゃないか。
「・・・もう一つ」
ほれみろ。また嗅ぐのか俺が。
「・・・あなた意外に適任者は居ない」
「古泉は?」
「・・・彼はあなたのようなノンケではない」
・・・。
まあいい。
そもそも嗅ぐという行為にどういう意味合いがあるのかは不明だが、ひとまず「ハルヒ」と書かれた袋の攻略を開始することにした。
先ほどよりさらに熱く鋭く痛くなった長門光線を浴びつつ、袋を開いて・・・?はて。何も匂って来ないな。
これは顔を突っ込むべきか突っ込まざるべきか・・・
まあ長門がやれといってるんだ、やるべきだろう。
ハルヒ、怒るなよ?
俺はハルヒの下着の山に顔をうずめた。
・・・?
これは・・・かすかな石鹸の匂いと、あとなんだろう・・・甘い匂い?
あいつは香水なんかつけてないから、これは・・・肌の匂いだろうか。
・・・なるほど。これは女の子の匂いだ。
うん、多分そうだろう。
しかしまあ、なんと心地よい・・・あのハルヒからは想像できない匂いだな。
正直このまま埋もれてしまいたかったが、長門光線が殺人光線に変わりつつあることを俺の背中が察知し、ほぼ反射的に俺は起き上がった。
「・・・」
長門の視線が痛い。っていうかいつの間にお前俺の隣に居るんだ。
「・・・今」
・・・そうですか。
って長門さん、何をされているんですか。いきなりジャージを脱ぎだして・・・インナーのシャツをたくし上げ、
ブラがあらわになり、長門は俺の顔をそれに押し付・・・
「・・・長門?」
「・・・貴方は二人の匂いを嗅いだ。だから、私の匂いも嗅がないとおかしい」
なにがおかしいんだ。
「・・・色々」
「やれやれ、あなたも隅に置けませんね」
ああ、俺も今実感したぜ。
長門の匂い。石鹸の匂いと、なにやら甘酸っぱい匂い。そして他の二人のと違うのは、体温があるという事。
長門、ありがとう。俺今最高に幸せだ。
「・・・えっち」
ああ、おれはえっちだとも。変態だとも。それでいいんだ。ありのままの自分をさらけ出すことこそ、この成熟された人間同士の社会の到達点なんだ。
「・・・何を言っている」
俺の眼前1センチのところにある長門の朱に染まった肌とブラジャー。・・・Aカップか?
お、フロントホック。外して良い?
・・・直後、俺の後頭部を打撃が見舞い、景色は暗転する・・・
 
 
 
 
―――キョン―――キョン?
 

―――――キョン
 

キョン――
 


「このまま寝ていると僕が後ろの穴をいただきますよ」
「ア●ルだけは!ア●ルだけはぁっ!!!・・・って」
・・・ここはどこだ?
うん、布団・・・いやこれは長門の家のコタツ布団だ。
ということは俺は長門の家に居るらしい。
「・・・長門?」
心配そうな顔で長門が俺の顔を覗き込んでくる。
・・・ああそうか、俺は気を失ってたのか。
「・・・どれくらい失神してた?」
「5分程度。・・・ごめんなさい。まさか気を失ってしまうとは」
「何、お前の肌のぬくもりと良い匂いで気を失ったようなもんだよ」
とか言ってみると、長門はみるみる肌を赤く染め、ついでに俺から視線をそらし、俯き加減の顔とともに視線をクッションにうずめた。
可愛いなぁもう。
「・・・それより」
クッションに顔を埋めながら長門は
「・・・ひとまず私はこう考える」
「何をだ?」
「・・・彼女が下着をよこした理由」
まあ俺がもっと幸せになるように、ってよこしたわけじゃあるまいしな。
「これを彼女に見せるか匂いを嗅がせることで、元に戻る可能性がある」
「どういうことだ?」
長門は未だに頬を朱に染めながら
「人間の感覚器官は5つ・・・”カン”も含めるなら6つだけど・・・存在する。けれど、一番負う所が大きいのは、主に視覚と嗅覚。
特に嗅覚については、他の動物ほど優れていないとは言っても無意識に匂いを追い求めることが出来る。だから・・・」
「どうするんだ?」
長門は一瞬考え込んだようなそぶりを見せる。
「・・・みるひの鼻先に二人のパンツでも突きつけるのが望ましい」
・・・仮に分離したとしても後が怖そうだ。
「やってみる?」
「やるしかねぇだろう」
他に手段が見つからないんだしな。
 
 
「さて、僕はそろそろ帰ります。涼宮さんがいないので閉鎖空間も発生しませんし、
今日も良く寝れそうです。あ、長門さん、カレーご馳走様でした。美味しかったです。それじゃあ」
と言ってガチホモ古泉は出て行った。精々英気を養っておいてくれ。
お前に突撃させるかもしれないしな。

というわけで例によってまた俺と長門がこの空間に残されたわけだが・・・
それはそうと長門。
「何?」
まだ赤いな。
「そ・・・そんなこと」
そんなことあるぞ。
「まあそれよりだ。休み明けみるひの眼前にパンツを突きつけることになるんだろうが、勝算はあるか?
正直昨日みたいに『よくわからん謎の力』で押さえつけられそうな気もするんだが」
「大丈夫。昨日のは準備が足りなかった。ビジュアルステルスフィールドを使用して接近し、突きつける予定。
いざとなったら周囲の時間を凍結する。だから大丈夫、安心して」
まるで子供をあやすような表情で俺に語りかけてきた。
まぁ長門がそういうんだから大丈夫なんだろう。
「・・・でもな、失敗してもまた腰は抜かすなよ?」
「・・・ああ、あれは、その・・・」
急にもじもじし出す。俺もそろそろ長門の弄り方が判ってきたぜ。
「そういやお前って何か積極的だよな」
「そ、そう?」
「いきなり脱ぎ出して胸に俺の頭押し付けるなんて、多分ハルヒでもしないぜ?」
「あ、あ、あ、そ・・・その・・・わ・・・忘れて?」
「嫌だと言ったら?」
「・・・『君がッ!泣くまでッ!殴るのをッ!止めないッ!』」
わかった、わかったから。
長門に殴られたんじゃ死んじまう。
「・・・冗談」
ふふっと長門は笑い、俺の胸に頭を埋めてきた。
長門らしくない、不確かで、しかしながら心地よい余韻を持たせた言葉を紡ぎながら。
「・・・私は、一線を越えてしまうことは出来ない。だけど、あなたとこうしてじゃれ合う事は出来る。・・・だから、お願い。
今の私を受け入れて。あくまで二人目、三人目・・・としての」
「・・・としての?」
一瞬間を置いて長門ははっとして俺の胸から顔を上げ、さらに顔を赤らめ、
首を飛ばさんばかりにぶんぶんと首を横に振り、
俺の目を見てさらに顔を赤らめ・・・
朝比奈さんみたいだな。
「落ち着け、長門」
俺自身も長門のスタンスは良く判っているつもりだ。
観測者としての長門。俺同様ハルヒの添え物としての団員にして、決してハルヒより前に出てはならない”存在”。
だが、鈍感な俺もうすうす感じている。
こいつは俺に、一種の恋愛感・・・いや、長門に限ってそれはない・・・か?
まあ仮にそうだったとしても、第一俺に長門に対する恋愛感情はないし、それにハルヒ・・・
いやいや、何であんな迷惑の顕在化みたいな女が出てくるんだ。やばいぞ俺。
ともかくだ。
これだけは言えるぜ。
「長門、今のお前すんごい可愛かったぞ」
長門は鼻血を噴出してぶっ倒れた。
 
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最終更新:2007年05月13日 10:43