その時にはもう涙があふれ、嗚咽を抑えるのも精一杯だったから、何を言われたのか具体的には覚えていない。

 

その時、色んな事が頭に浮かんできた。

 

教師に、学習面での努力が足りない、
だからお前は駄目なんだと露骨に否定されたこと

 

入学時の自己紹介で下手に明るく振舞ったことから、
余計に虐められるようになったこと

 

ろくな人生じゃない
ここならば・・カッターナイフも糸ノコ、調理用のガスコンロもある。

ここで死ぬのも悪くない、と考えた
が、伸ばしすぎた黒髪が仇となった。

詰まれた学習机にひっかかり、それを崩してしまったのだ。

一瞬、自分でも心の臓がすぼまったのが分かった。

また蔑まれる 罵倒される 嫌われる 傷つけられる 心が壊される。

 

3人のうち、1人は片付けてから行く、と告げたらしく、こちらに向かってくるのは1人。
何故、2人を帰らせたのか、私には分からない。
その時点で、私はもう気づかれていただろう。

 

こちらに迫る足音にさらに身をちぢこませながら、私は震えた。


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