キョン「なぁ、長門」
長門「…なに?」
キョン「動くなよ?」
ぎゅっ
長門「…なに?」
キョン「ん?だっこしてる。抱き心地いいな、長門は。」
長門「…そう」
キョン「もうちょっとこうしてていいか?」

 

長門「………いい」

 

 


 

 

キョン「なぁハルヒ、俺とお前で新しい部活を作らないか?」

 

 

ハルヒ「え?なんていう部よ?」

 

 

キョン「2人でラブラ部だ」

 

 

ハルヒ「キョン・・・」

 

 

 

 

古泉「あまああああああああああああああい」

 

 

 

 


 

 

部屋に入るといささか意外な光景が、俺の目に入ってきた。寝ている。ハルヒが長机の端に、空気が抜けた浮き輪のように垂れている。
「部屋に入ったら、すぐにつっぷしてしまったんです。具合悪いのかな」
心配そうな声で朝比奈さんは言う。
「ハルヒ、どうした。具合悪いのか」
ハルヒは答えない。それどころか微動だにしない。
俺は机の上にカバンを置き、ハルヒの背中をさする。具合が悪いのかどうかは分からないが、いつもより息を深くしているように感じたからだ。
「ハルヒ。ハルヒ」
ゆっくりと呼びかけると、ハルヒは組んだ腕から顔をむくっと上げた。
「なによ」
苛立った、だけど疲れた声を息と一緒に吐くように言うと、そのまま面倒臭そうに顔を下げた。
「調子悪いのか」
「悪くない」
「本当のこと言えよ」
「・・・」
明らかにいつものハルヒの調子とは違う。
このようなことは以前にも何度かあったが、調子が悪いとハルヒは決まって「帰る」と不機嫌な顔をして早々に帰ってしまうのだ。
だが、今回は突っ伏したままで動く気すら見せない。いつもの威勢のよさがまるでない。
「朝比奈さん、古泉は今日……」
「ごめんなさい、分からないです」
「長門は」
「さぁ…、それも」

 

 

 

「キョン、キョン」
目を開けると、光の中にハルヒのうつろな顔があった。俺は、呆然とハルヒの顔を見て、自分が何をしていたのか直ぐに理解できた。
朝比奈さんの姿は部室の中には既になく、外の光は教室をオレンジに染めている。もうこんな時間か。
シャツを張り付く寝汗を煩わしく思いながら、部室を出る準備をしていると、突然ドアの閉まる音がした。
音のした方を見ると、ドアの前でハルヒがつったっていた。彼女は小さく言った。

 

 

 

「…イケズ」

 

 

「それはどっちの台詞だよ。俺よりむしろお前のほうが、その言葉が似合うがね」
起きて早々のハルヒの台詞は十中八九、普通の人間ならプッツリきてる様な言葉ばかりだが
こうも一緒にいると、自分がいちいちハルヒの言葉にイライラすることがアホらしく思えてきてしまう。
「どうした」
ムッとした顔をするとハルヒはドアを開けて、外に出る。
「早く、出てよ。鍵かけるから」
「分かった」
俺は素直に従って部室を出た。
廊下は少し開いた窓から涼しげな風が入っていて、室内の篭った空気より酸素の量が多く思えた。
タイルは柔和に振る光の粒を反射して、ハルヒと俺の顔を照らしている。
「ハルヒ、どうした。鍵閉まらないのか」
背伸びをしながら、俺に背中を向けてガチャガチャしているハルヒに声をかける。

 

 

「うぅ…、う゛・・・、なによ・・・」

 

 

光の粒は、ハルヒの涙に反射して俺の目に届いた。俺は混乱した。どうして、なんで泣いてるんだ。
「うわぁ…、はぁはぁ…。帰って…待ってなくていい」
「ちょ、いやいやどうした。何があった」
「いいから」
「いやいやちっとも良くないだろ」
「いいって…いいって…、帰って」
「…」
「早くぅ・・・う゛、いいからぁ!!!帰ってよ!!!!」

 

 

ハルヒは俺に対して怒っている。それだけは理解できた。
「どうしたんだ!」
俺はハルヒの肩をつかんで振り向かせた。振り向いた彼女の顔は真っ赤だった。
太陽の光は、意地悪にも彼女の顔を強く照らした。

 

 

「どうした!何で泣いている!」
ハルヒは床にへたり込んだ。一瞬の高揚ののちに彼女は、やっぱり大きな声で話しをはじめた。
「分かんない。ごめん。私わけわかんない。う゛、ごめん泣いたりして。訳わかんないよね」
いえいえ、訳は分かりませんが、いつもそうですから、慣れてますよ、と冗談を言おうとしたが、彼女の涙で溺れた目が俺にそうさせなかった。
「キョン、ちゃんと聞いてよね。私のこと、どうでもよく思ってる?」
「どういうことだ。ハルヒは、どうでもいい存在なんかじゃないけど」
「最近、すごぐ、う゛、私はぁ、私はぁ、なんだろう。キョンが。離れていきそうな感じがしてぇ。こわっ、う、怖くなってきた」
ハルヒの泣く声はまるで子供のようだった。
「はぁ、バカみたい。あたし」
「なんだ、全部吐け!」
「う、う、キョン。私…。キョン、もっと顔近く。涙で見えない」
俺はその時、それがベタベタなドラマのよくある展開であることを、何故だか完全に忘れていた。

 

 

 

ハルヒの涙の味は、普通の人間と同じ、塩辛い味がした。彼女の髪の毛のほのかな甘い香りは鼻を通り、唾液に混ざった。
「はぁ、もっと強くやってよぉ」
勢いあまって彼女の体を押すと、ゴンッ、とハルヒの頭がドアにぶつかった。
「だ、大丈夫か」
「痛い」
「ごめんな、ごめんな。」
ハルヒは、ニヒッと涙で濡れたその顔を目一杯笑顔に変えて言った。

 

 

 

「死刑だから」

 

 

 

 

<完>

 

 

 

 


 

 

「キョン!しりとりしましょ!」
『なんだ急に?まぁいいか…じゃあしりとりのりからで《りんご》。』
「ゴマ!」
『マントヒヒ。』
「広島!」
『なに!?…マウス!』
「……好きっ…」
ハルヒは急にそう言うと抱きついてきた。
『は、ハルヒ?』
「私はキョンのことが好きなの。」
『ハルヒ…しりとりの続きだ。』
「えっ………」
『《キス》…していいか?』
「っ……!キョン!」

 

 


 

 

『9月1日は防災の日』

 

 

「いい、みんな、いまから避難訓練を行うわ」
「なんだハルヒ、やぶからぼうに」
「今日は防災の日よ、備えあればうれしいなって言うじゃない」
「いわないって」
「つべこべ言わないの、いい、今から一番大事のものを持って避難の準備よ!」

 

 

部室に着くや否やこの騒ぎである
大方、朝方のニュースでも見たんだろう、唐突な奴である

 

 

「みんないいわね!」

 

 

朝比奈さんは、慌てふためいた挙句、先日購入した、お茶っぱ
長門はいうまでもなく、読みかけの本
古泉は愛用のボードゲームをもってきた

 

 

「キョン、あんたは、何もないの、ちゃんとやりなさい!」

 

 

俺は、その声を聴いて、おもむろに、ハルヒをお姫様だっこして

 

 

「一番大切なものを持ってくるんだろ」

 

 

ハルヒは顔を真っ赤にしながら、蚊の鳴くような小さい声で
「バカ」
              おしまい

 

 


 

 

  • おいしいカレーの作り方-

 

 

まず手を洗います

 

 

包丁で野菜類を切ります

 

 

あっ指切っちゃった・・・

 

 

いいんだよ長門 あとは俺がやるさ

 

 

キョン・・・

 

 

あっ危ない・・・ 今包丁持ってるからいきなり抱きつくのは・・・

 

 

キョン・・・もうカレーなんかいいよ 明日でも明後日でもできる だから・・・

 

 

そうかいそうかい 『代わりに私を食べて』 かい?

 

 

(コクッ)

 

 

あぁん熱い 熱いよぉ キョン キョンのこれすっごく熱いよぉ

 

 

そうかい なら これはどうだい

 

 

僕らの1日はすぐには終わらない

 

 

fin

 

 

 


 

 

 

「ちょっとキョン! あたしのぷりん食べたでしょ!?」
「いや、食べてないぞ」
「え…そうなの? あんたぷりん好きだって言ってたじゃない」
「確かにそうだが、部室にぷりんがあればお前のものだろうし、お前のものを食べちまったら
何を言われるかわからないからな」
「…あっそ」
「なんだよ、なんでそこで不機嫌になる」
「ふん、別にいいですよーだ」パクパク
「!」
「どうした、ハルヒ」
「あんたにこのぷりんあげる」
「って食いかけじゃないか」
「文句ある?」
「…すみません、いただきます」パクパク
「と思ったけどあたしももう一口食べたいわ」
「やれやれ、本当に勝手だな。はいよ」
「あーん」
「なんだ?」
「あーん! 食べさせて!」
「お前な…子供じゃないんだから」
「団長命令よ! あたしはいま手がしびれてるのよ」
「しびれてる? 出任せいいやがってまったく…一口だけだぞ」
「あーん」パク
「どうだ」
「…おいしいよ」
「…そうか」

 

 


 

 

「ちょっとキョン! あたしのぷりん食べたでしょ!?」
「いや、食べてないぞ」
「僕がおいしくいただきました」
「こーいーずーみーくーん…1週間自宅謹慎を命ずるわ。それから副団長から3階級降格ね。つまり
キョンと同格の雑用係よ!」
「…心得ました」
「それからキョン!」
「なんだよ、俺は関係ないだろ」
「あんたにはあたしをパステルに連れてく任務を与えるわ。ちょっと今日は足下が悪いから、手を
引いてね」
「パステルって、この付近にもあるのか?」
「それから、有希にみくるちゃん、あんたたちは帰っていいわよ。今日の部活はおしまい」
「ネットで調べたけど、この近くじゃ梅田か三宮に行かないとないぞ」
「じゃあ三宮に行きましょ」
「やれやれ、ぷりんを買いにわざわざ三宮かよ…ついでに買い物でもしに行くか。付き合えよ」
「団長様に付き合えだなんて大胆ね。その勇気に免じて付き合ってやってもいいわ」
「よし、じゃあ行くか。ほらハルヒ、手を出せ」ギュ
「みんなばいばーい」

 

 


 

 

「ちょっとキョン! あたしのぷりん食べたでしょ!?」
「すまん、小腹が空いたんで食っちまった。ごちそうさま」
「ああっバカキョン、あれには毒が入ってたのに…」
「ええっ、毒? なんてことするんだ。それじゃお前も食べられないじゃないか」
「実はね、一つだけ解毒剤があるのよ」
「なんだそれは、あるなら早く出してくれよ」
「それはね…あたしの唾液なのよ」
「…そうか、お前の唾液が解毒剤なら、少なくともお前はあのぷりんを食えるというわけか」
「そ。よく考えたもんでしょ」
「で、どうすれば俺は助かるんだ」
「あたしの唾液を経口摂取するのよ。早くしないと全身に毒が回るわよ」
「そ、そういえばさっきから妙に心臓の鼓動が早くなってる気が…」
「いけないわ。瞳孔も開いてるみたい」
「ハルヒっ、唾液を分けてくれ」
「いいよ、キョンになら…」チュー
「…んっ、ふぁ。ハルヒ…」
「キョン…」
「だめだ、手遅れだったかもしれない。もう毒素が全身に回ったようだ」
「そんな、しっかりして!」
「もう俺は、お前の薬なしじゃいられない」
「解毒剤、毎日打たなきゃね」

 

 


 

 

「キョン、こっち来て」
「なんだ?」
「おりゃー!」
「うおぅ!」

 

 

「ふふふ、気持ちいいでしょ?」
「ふぐっ、くすぐったい。ここは部室じゃないか、やめなさいって。こら、息を吹きかけるな、反則だ」
「いいから黙っておとなしくしなさい」
「はうっ!」
「あっ、いっぱい出てきたわ。気持ちよかったでしょ」
「ああ」
「ふふふ、また耳掃除してあげる」

 

 

ハルヒに膝枕され、制服のスカート越しに、えもいわれぬ良い匂いがして……
しかもハルヒはわざと密着させるように押さえつけ……
まあ、健康な男子ならな、あれだ、性欲をもてあますぜ。

 

 

「キョン、じゃあ続きしましょ」
「ああ、ハルヒお手柔らかにな……って落ち着け。いやー優しくしてー」
「あひゃひゃひゃ、ほら逃げるんじゃないわよ。あたしにまかせて黙って犯されればいいの。
ふふふっ、あたし無しじゃ、生きられない体にしてあ・げ・る」

 

 


 

 

長門「虫歯」
キョン「痛いのか?」
長門「私ではない。あなたの歯が虫歯になっている」
キョン「いや、別に痛いところはないが?」
長門「まだ菌が神経にまで達していない。だが早急に対処する必要があると判断。許可を」
キョン「あ、ああ…じゃ、頼むわ」
長門「口を開けて」
キョン「あーん」
長門「………ちゅっ」
キョン「!!」
長門「ピチャ…レロレロ……クチュ、チュー」
キョン「んーっ!?っ!?っ!!!」
長門「ぷはっ……ハァハァ治った…」
キョン「な、長門……?ハァハァ」
長門「また虫歯になったら…治すから///」
キョン「……///」

 

 


 

 

キョン「いてて…」
長門「膝」
キョン「いや、体育の授業で擦り剥いちゃってさ…ハハ」
長門「見せて」
キョン「あぁ………///」
長門「………チュッ」
キョン「…………////」
長門「治った……えっち///」
キョン「わ、ワザとじゃないって………///」

 

 

あれいらい生傷が耐えないキョンであった。

 

 


 

 

朝倉「あら、いらっしゃいキョンくん」
キョン「朝倉!?お前死んだはずじゃっ!?」
朝倉「細かいことは気にしないの♪晩御飯食べていくんでしょ?待っててね今仕上げちゃうから」
キョン「おい長門、どういうことだ?説明してくれ」
長門「心配ない。今の彼女はあなたに危害を加えることはできない。信じて」
キョン「……お前がそういうなら信るこどさ…」
朝倉「有希ぃー!ボサッとしてないでお皿用意しといてよー」
長門「了解した」
キョン「やれやれ…」

 

 

 

キョン「こっちの世界でも得意料理はおでんなのな」
朝倉「文句あるなら食べなくてもいいわよ?」
キョン「いや、いただきま…」
長門「待って」
キョン「…す。なんで?」
長門「もしかしたら毒が入ってるかもしれない。いや、入っている」
朝倉「失礼ねっ!そんなもん入れてないわよ!」
長門「強く否定するところが尚更怪しい」
キョン「ちょちょっと待てよ長門。お前さっき朝倉は安全だって言ったばかりじゃないか?」
長門「解毒が必要」
キョン「無視すんなって!」
朝倉「はぁ…ま、いいわ。私には前科もあるわけだし。キョンくん、有希の好きなようにさせてあげましょ」
長門「………モグモグ」
キョン「やれやれ…」
長門「へほふはんひょう。ふひほはへへ(解毒完了、口を開けて)」
キョン「なんでさ?」
長門「ひふうふひ(口移し)」
キョン「はあっ!?」
朝倉「ははーん、そういうことね。キョンくん、有希はキョンくんとキスがしたいんだって♪それもディープな」
長門「ひ、ひはうっ///」
朝倉「何が違うのかしら?解毒ならわざわざそんなまどろっこしい方法とる必要ないじゃない?」
長門「ふー、ひひはふ……(うー、いじわる……)」

 

 

 


 

 

ハルヒ「イタッ!」
キョン「どうしたハルヒ」ハルヒ「笑ったら唇が切れちゃった…あんたリップクリーム持ってる?」
キョン「んな物よりよっぽど効く物があるさ。」
ハルヒ「もうなんでも良いから頂d…!!!!……ンフゥ……クチュ……ハァ……」
キョン「どうだ効いたか?」
ハルヒ「………バカキョン////」

 

 


 

 

『誕生日』

 

 

朝「あ、キョンくん。これなんですかね?」
朝比奈さんが両手で何かを包むように持って来る。
なにかの生物か?
朝「逃げないように覗いて下さいね」
俺が覗きこんだ瞬間、
「チュッ」

 

 

頬に……キスされた?
「はい?」
朝「誕生日おめでとうございます!えと……また部室で!!」
朝比奈さんは顔を真っ赤にして、手に包んでいたプレゼントを俺に渡すと走り去った。
「意外にベタな人だな……」俺はゆっくりと教室に歩いて戻った。

 

 


 

 

キョン「寒いな…」
長門「寒い」
キョン「…実は俺冷えると死んじゃうんだ」
長門「毛布持ってくる」 トコトコトコ
キョン「いや待て、実は人肌じゃないとダメなんだ」
長門「…わかった、暖める」 ギュッ
キョン「………」 ギュッ
長門「あったかい?」
キョン「まだちょっと寒いな………そうだ長門、頬擦りしてくれ」
長門「何故?」
キョン「……暖まるから」
長門「する」 スリスリ
キョン「………」
長門「………」 スリスリ

 

 

キョン「ありがとう。、暖かくなってきたよ……///」
長門「いい。私も暖かい……///」

 

 


 

 

「あああっ!! キョン、あたしのプリン食べたでしょ!?」
「え、ああ、あれハルヒのだったのか? すまん、たった今、美味しくいただいた」
「うえぁーーーん!! あたしのプリン返せーーーー!! ばかーーーー!!」
「ごめんごめん、今から買ってくるから。な、それで勘弁してくれ」
「ぐすっ……。じゃあさっさと行ってきなさい!! 三十秒以内に買ってこーい!!」
「やれやれ……」

 

 

「ほれ、買って来たぞ。これで恨みっこ無しな」
「フフン、まあいいわ。今回は特別に許してあげましょう。
いっただっきまーす。パクパク…ハムハム…
うーん、美味しい!! 最高だわ!! キョンも食べたい?」
「いや、さっき食べたから、もういらないって――おい!!」
「遠慮しないの。優しいハルヒ様が、あんたに食べさせてあげようって言うんだから
おとなしくしなさい。さあいくわよ。フフフ……」
「いや、やめろ。こら、そんな恥ずかしいことを――むぐっ!!」

 

 

『むちゅっ、ちゅるっ、ちゅぷっ、ぷはぁっ!!』

 

 

「フフフ、美味しかったでしょ? あんたのために、口移しで食べさせてあげたんだもの、
不味いなんていわせないわ」
「ははは……。もう好きにしてくれ……」
「好きにしていいの!? じゃあ行くわよキョン。今夜は寝かせないから覚悟してね(ハート」
「!!!!!」

 

 

end

 

 


 

 

「ちょっとキョン、あたしのぷりん食べたでしょ!?」
「ああ、お前が昨日の晩作って今日の放課後俺にあーんさせながら食べさせようとしていた
ぷりんなら、ほかのメンバーの前でそんな恥ずかしい真似できないから、確かに食べた」
「…なによっ! 別にあんたに食べさせようとなんて…」
「じゃあこれからお前のうちに行ってぷりんつくって二人で食べようぜ。ほかのメンバーが
いなきゃいくらでもたべさせっこできるし」
「…バカ…」

 

 


 

 

『横断歩道』

 

 

「おい」
ふいに、左腕をとられてあたしは、ちょっといらだった声をあげる。
「なによ」
「あぶねーな、信号見ろよ、ハルヒ」
「充分、渡れたわよ あーぁ もう赤になっちゃったじゃないのよ」

 

 

そう、横断歩道を渡ろうとしたあたしの腕をとって引き止めたのはキョン
なんでか、こいつはこういつも堅いこと云うんだろう。

 

 

ちょっと上目遣いで睨みつけてやる、キョンの奴、にやにや笑いの顔で
小さく顎をしゃくって、横断歩道の向こうを見ろとゆう仕草をする。
なんだろうと訝りながら、キョンの促す方を見る。

 

 

小学生くらいだろうか、勝気そうな女の子が憤懣やるかたないという風情で
手を繋いでいる同い年くらいの、おとなしそうな男の子になにやら文句を
云っている、遠くで声は聞こえないけど、大げさな身振り、大方、あたしと
同じように横断歩道を渡ろうとして引き止められたんだろう。

 

 

「なに、にやけてんのよ」
「いや、なんか微笑ましいなって」
「ロリコン 小さい娘が好み?」
「いや、でも、大切なものを守ろうって気持ちは、あの小さい彼に負けてない
と思うぜ」

 

 

信号が変る。あたしは、さっき振りほどいてしまった彼の手を改めて繋ぎ直し
横断歩道を渡り始める。
手を繋いだ二組、四人の男女が横断歩道の真ん中ですれ違う。

 

 

「ちゃんと、捕まえといてよね」
「ああ」

 

 


 

 

「あれ?俺のプリンがないぞ?」
長門知らないか?
長「………知らない」
ハルヒ、正直に言えば許すぞ?
ハ「あたしじゃないわよ!」
朝比奈さん……はないだろうから古泉か?
古「さて、なんのことでしょう?」
み「わ、わらひ!水くんでひまふねっ!」
うわぁ、わかりやすいな。

 

 

俺は部室を出た朝比奈さんをすぐ追いかけて捕まえた。
「チュッ…んぐっ、んぐっ」み「ふむっ!?ん……ん~」
「とりあえず半分返してもらいましたから。今度残りを返してくださいね」
み「は……はい///」

 

 


 

 

~~~不思議探索でハルヒとキョンはペアになりましたとさ~~~

 

 

キョン「なぁハルヒ?俺この辺で美味しいパスタ屋見付けたんだが、腹も減ったことだしこれから  行  か  な  い  か  ?」
ハルヒ「ウホッ良い提案!……ノってあげたのよ!!いいから行くなら早く行くわよ!!」
………
……

ハルヒ「私はサーモンとバジルの竹原風で」
キョン「じゃあ俺はタラコの麻生仕立てでいいかな」

 

 

ハルヒ「ん!なかなか美味しいじゃない!!キョンにしては良い店見付けたわね。」
キョン「俺にしては、は余計だ。」
ハルヒ「今度はみくるちゃん達も呼びまsギ?!」
キョン「ん?どうしたハルヒ。舌でも噛んだか?」
ハルヒ「いっは~い(いった~い)……」
キョン「どの辺だ?見せてみろ。」
ハルヒ「ほほへんよ(この辺よ)ホラ」
キョン「よく見えんな。もっと近付いて見せろ。」
ハルヒ「ムウ~……ホヤ!これへみへふへしょ(これで見えるでしょ)!……ング??!!!??」

 

 

キョン「……ンムフゥ…クハ…どうだ?痛みは退いたか?」ニヤニヤ
ハルヒ「……ハァ、ハァ……」
キョン「おい、起きろぉ~」
ハルヒ「…ッハ!?あんた…こんな人の多い所でよくもやってkグ?!」
キョン「今度はどの辺だ?」ニヤニヤ
ハルヒ「……このへん////」

 

 


 

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最終更新:2020年03月12日 18:34