2年生に進級しても、友達なんて出来なかった
この性格が災いしてか、中学3年ごろになると、
「空気が読めないウザい奴」のレッテルを貼られてしまった
そして、口数は減っていく。
今までの自分を押し殺して、「自分じゃない鶴屋」が出来上がった。
高校には進学したものの、学区の制度もあってか同じ中学からの進学者も多く、私の周りの状況はあまり変わらなかった。
広まる噂、悪くなる評判
書道部には所属していたものの、他の部員との折り合いも悪く、幽霊部員になってしまう始末。
新入部員の顔も、今じゃ覚えていない。
教室にいても、からかいの冷やかしから陰湿な嫌がらせまで一身に受けるので、私はとにかく教室にはいようとしなかった。
ある日は机に中傷の落書きをされ
ある日は机に菊の花瓶を置かれ
ある日は勉強道具を一式巻き上げられ
私の居場所は女子トイレであり、屋上であり、部室棟だった。