2年生に進級しても、友達なんて出来なかった

 

この性格が災いしてか、中学3年ごろになると、

「空気が読めないウザい奴」のレッテルを貼られてしまった

 

そして、口数は減っていく。

今までの自分を押し殺して、「自分じゃない鶴屋」が出来上がった。

高校には進学したものの、学区の制度もあってか同じ中学からの進学者も多く、私の周りの状況はあまり変わらなかった。

 

広まる噂、悪くなる評判

 

書道部には所属していたものの、他の部員との折り合いも悪く、幽霊部員になってしまう始末。

新入部員の顔も、今じゃ覚えていない。

教室にいても、からかいの冷やかしから陰湿な嫌がらせまで一身に受けるので、私はとにかく教室にはいようとしなかった。

 

ある日は机に中傷の落書きをされ
ある日は机に菊の花瓶を置かれ
ある日は勉強道具を一式巻き上げられ

 

私の居場所は女子トイレであり、屋上であり、部室棟だった。


 

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最終更新:2020年06月06日 00:44