*分裂ネタバレあり*

 


妹「キョンく~ん電話~だ~よ♪」
また意味の分からん歌をそろそろ精神的に成長してほしいとお兄ちゃんはおもってるぞ
キョン「誰からだ?」
妹「女の人♪」
子機を受けとる
キョン「もしもし?」
佐々木「やあキョン、この前はどうも」
キョン「佐々木?どうしたこんな時間に」
佐々木「明日の日曜日暇かなと思ってね、どうだい?」


明日か…暇と言えば暇だ
なぜならハルヒが月一のアレの日らしく探索は休みらしい、え?なんで知ってるかって?
古泉が言ってたんだからしかたがない
それにハルヒにアレがこなくなってみろ
ハルヒ「キョンできちゃった」
キョン「まて何もしてないだろ」
ハルヒ「想像妊娠よ!責任とりなさい、とらないと死刑だから//」
とか…言わないな
などと三流いやこのさい十流のコントを頭の中で考えていると
佐々木「僕も一応女なんだデートのお誘いをしてるのに返事がないと不安になるじゃないか」
今なんて言った?デートだと!?
これは驚いた長門がマシンガントークになるほどに
キョン「恋愛は精神病の一種じゃなかったのか?」
佐々木「なに、デートといってもただの買い物だ、だがこう言った方がキョンが喜ぶと思ってね」
喜ぶよりも驚いたよ
この一年でこいつも変わったんだな
キョン「わかったよ…ぜひデートさせていただきましょう、だが一つ聞きたいそれは4対1の変則デートではないよな」
佐々木「安心していいよ、今回は僕だけだ…ただ個人的に服がほしくなってね」
キョン「服とかならあの超能力者に聞いたらいいんじゃないのか?」
佐々木「橘さんのことかい?彼女とは何度も行っている、だがたまには男から見る目も必要だとは思わないか?」
…確かに
佐々木「なら明日12時場所はあの喫茶店でばいばい」
キョン「ああ、明日な」


あいつが服ね
ハルヒも変わったが佐々木までとわね…一年も馬鹿にできないな
さてそろそろ寝るか
「あっさだよ~♪」
キョン「ガハッ!?」い、痛い
妹「あ、キョンくんおきた?」
キョン「…おい、今日は日曜日のはずだろなぜダイブした」
妹「へ?あれれ~?」
間違ったな、いや流石に日曜日と月曜日を間違えるか
キョン「…おい、ていねぇ」逃げ足だけは早くなったな


さて無駄に早起きしてしまったがシャミセンと遊べば時間も早く過ぎるだろう
キョン「さて行くかな」
この分だと12時より20分近く早くつくな
まあたまには待つのもいいだろう
キョン「…なに!?」
なぜだまさか俺は遅刻属性とか持ってるのか?いや遅刻はしてないが
まあ、お気づきのとうり佐々木はもう着ていた
キョン「遅れてすまん」
佐々木「いいよ時間には間に合ってるんだし」
キョン「そう言ってもらえて助かる、そこで珈琲ぐらいなら奢ってやるぞ」
佐々木「それは嬉しいお誘いだ、ぜひそうして貰おう」
まあこれは俺の規定事項みたいなもんさ
といっても時間が時間なだけに昼飯を奢ることになったがな
誰かとちがって意地汚くないのかただ単に小食なのか一番安いサンドイッチと珈琲だけを奢るだけだった
佐々木「さて今日は荷物持ちをお願いしたいんだが、引き受けてくれるかい?」
ここまで来て言うことじゃないな
神と言われている奴はみんなこうなのか?
キョン「荷物持ちだってなんでもしますよ」
佐々木「さすがはキョンだ、なら善は急げだ」
まだ手を引っ張られないだけマシかな
佐々木「これなんかどうだい?」
キョン「いいんじゃないか」
佐々木「これは?」
といきなりファッションショーが始まった
今更だがこいつはかなり整った顔をしているから大体の服は似合ってしまう
なので
「いいんじゃないか」「似合ってるな」
しか言ってない
佐々木「キョンちゃんと考えてるかい、こんなに服は買えないよ」
ならなんでそんなに試着したんだよ!
とは言えない
キョン「すまん、似合ってたからな似合ってるとしか言いようがなかったのさ」
佐々木「はぁ~本当にしょうがないなキョンは、まあいいか……よしこれとこれだけにするよ」
とまあレジも済ませて買い物は終了を迎えた
佐々木「帰りにまたさっき喫茶店に行かないか?」
キョン「いいが次は奢らんぞ」
佐々木「いいよ、少し話がしたいだけだからね」


佐々木「確かキョンは涼宮さんていう子のことが好きなんだよね?」
キョン「!?」
危うく珈琲で噴水をつくるとろだった
キョン「げほっ、げほっ…何言ってるんだ?」
佐々木「あれ?彼女からはそう聞いていたんだが、ちがうのかい?」
あの超能力者め超能力者てのはどっちもムカつき野郎なのか、男ではないが
キョン「ただの団長と団員だよ」
佐々木「なるほど、なら僕にもチャンスはあるわけだ?」
キョン「どういう意味だ?」
佐々木「やれやれそうゆうところは昔っから全然変わってないんだね、まあそこがキョンの良いところでもあるんだが」
キョン「いや、意味がわからん」
佐々木「こうゆうことだよ」
顔が近い、近…
佐々木「…わかったかな//」
な!?キ、キス?
キョン「え?おい?え?」
どうしたらいい?おいおい、こうゆうときぐらい覚醒しろ
佐々木「返事はまだでいいよ、僕もいろいろ忙しいからね…全部終わったあとにでも教えてほしい」
「彼女か僕どっちを選ぶのかを」
そう言いうと足早に店を出て行った
俺はまだ頭の整理ができてない
ただ夕日に向かって走っていく佐々木の姿を見ることしかできなかった
冷めてしまった珈琲と二人分の伝票を残して

 


終わり

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最終更新:2020年12月23日 23:09