人生なんてものは意外と不幸が続くものだ。だが限度ってモンがあるだろう。
大抵の場合は物の見方を変えれば不幸も幸福へと変わるが、神はどうやらそれを許さないらしい。今じゃ神は俺なんだがな。
どんなに前向きに考えようとしても目の前に広がっている光景は明らかに俺にとっていいことではなかったし、
これならいっそのことコンバットマグナムでこめかみを撃ちぬいたほうがマシだと思った。
人生、大変なことがあっても「勘」と「運」で乗り越えることができると思っていたが、それは間違いだ。
この四日間で知った真実は、なんだかもう俺にはわからないことだらけだった。
ただ、一つだけ言えることがある。
上には上がいるものだ。


始まりは「起承転結」の「起」だ。このあとに日常や平穏を表す「承」があるので、あまりにも理不尽すぎる始まりは読者に嫌われる。
というか、俺が嫌いだ。
だが残念なことに、この物語は「起承転結」で成り立ってはいないのだ。
「起転転結」くらいだと思ったほうがいい。いや、むしろ「転転転転」だな。
この「転転転転」でポイントになるのは、「転」が多いということと、「転」しかないということ、「転」以外が無いということだ。
これはつまり、もう何が何だかわからねぇ、って話だ。




第一章 ~デジャヴと乱闘~


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