第一話~助けてナガえもん~


ハルヒ「あたしの言うこと聞かないなんてキョンのクセに生意気よ」
古泉「まったくその通りで」
みくる「そんなこと言ったらキョン君がかわいそうです」
キョン「いいんですよ…もう慣れましたから」
ハルヒ「罰としてジュース人数分買ってきなさい」
古泉「さすが涼宮さん、なかなかの名案かと」
キョン「やれやれ」
ハルヒ「やれやれは言うなって言ったでしょ(ポカ)」
キョン「…(グスン)(ガラガラ)(ダッ)」
みくる「…キョン君」
古泉「出て行ってしまいましたね…困ったものです」


キョン「うわーーーん」
ナガえもん「…哀れ」
キョン「ナガえもんハルヒが僕をいじめるんだ(グスン)」
ナガえもん「…そう」
キョン「『…そう』じゃなくて助けてよ」
ナガえもん「助けることはできる…しかし推奨はしない」
キョン「もういいよ…(ガラガラ)(ダッ)」


キョン「うわーーーん」


長門「…っていう夢を見た」
キョン「…そうか…フロイト先生も爆笑だぜ」



第二話~信じてナガえもん~


みくる「…(ガタガタ)(ガサガサ)…ない」
キョン「…どうかしたんですか」
みくる「…ここに置いておいた私のケーキがないんです」
キョン「…そういえばさっきはそこにあったような」
みくる「…誰か知りませんか?」
ハルヒ「キョンが食べているのを見たわ!」
キョン「ち、違いますって!俺じゃないですよ」
みくる「信じてもいいんですよね?」
キョン「ええ、俺があなたに嘘をつくわけがないじゃないですか」
ハルヒ「じゃあ、この国は民主主義だしここは多数決で決めましょう、ねえ古泉君?」
古泉「さすが涼宮さん、全くその通りかと」
キョン「…嫌な予感がする」

キョン「そんな横暴な…第一お前の口の周りについたクリ…」
ハルヒ「(ギロ)なんか言った?キョンのクセに」
キョン「いえなんでもありません」
ハルヒ「じゃあキョンが食べたと思う人、挙手しなさい!」
ハルヒ・古泉「(ノシ)」
ハルヒ「みくるちゃんはどうなの?」
みくる「…私にはわかりません」
ハルヒ「…ということは賛成2、棄権1、反対1でキョンが犯人よ!」
キョン「そ、そんな…」
みくる「信じてたのに…(グスン)」
ハルヒ「あああ、泣かせちゃった」
キョン「だ、だから…違っ」
古泉「いけませんね(ニヤニヤ)」
キョン「…(グスン)(ガラガラ)(ダッ)」
古泉「出て行ってしまいましたね…困ったものです」

キョン「うわーーーん」
ナガえもん「…無様」
キョン「みんなが僕のこと信じてくれないんだ」
ナガえもん「…そう」
キョン「『…そう』じゃなくて助けてよ」
ナガえもん「あなたを信用するに値する証拠がない」
キョン「もういいよ…(ガラガラ)(ダッ)」


キョン「うわーーーん」


長門「…っていう夢を見た」
キョン「…そうか…古泉め、ああ忌々しい」



第三話~ずるいよナガえもん~


ハルヒ「そろそろ夏休みね…どこか遠いところにでも行きたいわ」
みくる「旅行ですか…いいですね」
古泉「ちょうどよかった!ここに知り合いからもらったアメリカの
  ネズミーランドのフリーパスと航空チケット、その他諸々があるんですよ」
ハルヒ「やるじゃない!さすが副団長!どこかの雑用係とは違うわね」
キョン「おいハルヒ!それは俺に言ったのか?」
ハルヒ「さあね、でもあたしの知る限りでは役立たずの雑用係は一人しかいないわね」
キョン「…そうかよ」
古泉「とにかく喜んでいただけて光栄です。しかし、困りましたね」
ハルヒ「どうかしたの?その他諸々までそろってるんでしょう?」
古泉「ええ、何から何までそろってるんですが…」
みくる「じゃあ問題ないんじゃないですか?」
古泉「…問題はその数なんですよ」
ハルヒ「え?何人分なの?」
古泉「…それが3人分なんですよ」
ハルヒ「そんなの簡単な問題じゃない!」
キョン「…嫌な予感がする」

古泉「…といいますと?」
ハルヒ「用意をしてくれた古泉君が行かないわけにはいかないでしょ!」
みくる「…確かにそうですね」
ハルヒ「それからあたしでしょ!で…残るは…」
キョン「ちょっと待て!古泉はわかるがお前はずるいぞ」
ハルヒ「(ギロ)SOS団団長であるあたしが団員の保護者として行くのは当然でしょ!」
古泉「さすが涼宮さん、僕も安心して旅ができますよ」
キョン「…やれやれ」
ハルヒ「で、最後の一人だけど…」
キョン・みくる「(ドキドキ)」
ハルヒ「古泉君、両手に華の方が旅行が楽しくなるでしょ?」
古泉「全くその通りかと」
ハルヒ「ということで最後の一人はみくるちゃんに決定!!」
みくる「やったあ」
キョン「…そうかよ(グスン)」
ハルヒ「安心しなさいお土産は買ってきてあげるわ」
キョン「もういいよ…(ガラガラ)(ダッ)」

キョン「うわーーーん」
ナガえもん「…惨め」
キョン「みんなが僕のこと仲間はずれにするんだ」
ナガえもん「…そう(ガラガラ)」
キョン「『…そう』じゃなくて…ってどこ行くんだ?」
ナガえもん「涼宮ハルヒ達とネズミーランドに行ってくる(ガラガラ)(パタン)」
キョン「………そ、そんな…うわーーーん」

長門「…っていう夢を見た」
キョン「…そうか…マジでくたばれ、古泉め!」



最終話~さよならナガえもん~


ナガえもん「……」
キョン「…ナガえもん!?どうかしたのか?」
ナガえもん「…(ジー)」
キョン「…そ、そんな悲しそうな瞳で見つめないでくれ」
ナガえもん「………」
キョン「…どうしたんだよ」
ナガえもん「…(ガラガラ)」
キョン「どこ行くんだよ!ナガえもん!!」
ナガえもん「…今までありがとう!!」
キョン「…それって」
ナガえもん「…(ダッ)」
キョン「待てよ!」


みくる「お茶が入りました!どうぞ!!」
ハルヒ「ありがとう!…それにしても退屈ね。何かないかしら?ねぇキョン?」
キョン「…」
ハルヒ「キョン?」
キョン「…」
ハルヒ「私を無視するなんt」
キョン「…(スタッ)すまん(ガラガラ)(ダッ)」
ハルヒ「……キョン」
古泉・みくる「?」
みくる「何かあったんでしょうか?」
古泉「…みたいですね」
ハルヒ「…」

キョン「(ガラガラ)ただいm…そうだった…ナガえもんはいないんだったな(ショボン)」


ハルヒ「(トントン)起きなさい!キョン!キョンってば!!」
キョン「(ハッ)ナガえm…なんだハルヒか…」
ハルヒ「…なんだはないでしょ!あたしが起こしにきてあげてるのに!もっと喜びなさいよ!!」
キョン「…ああ」
ハルヒ「…元気ないわね!何かあったの?」
キョン「…ああ」
ハルヒ「…(ポカッ)」
キョン「痛っ!!いきなり何すんだよ!!」
ハルヒ「あんたが情けない面してるからよ!!キョンのクセにめそめそして」
キョン「……もしかしてお前俺を慰めに」
ハルヒ「べ、別にあんたのこと心配してきたわけじゃないんだからね!古泉君とみくるちゃんが…」
キョン「…はいはい!そういうことにしておくよ!ありがとな!!」
ハルヒ「わ、解ればいいのよ!解れば!!…(ジー)…///」
ナガえもん「(ガラガラ)ただいま……」
キョン「…な、ナガえもん?どこ行ってたんだよ!!」
ナガえもん「…今日であなたと暮らしはじめて1年になる。
     そのお礼にプレゼントをと思って妹のアサミのところに行ってきた。
     これがプレゼントのマフラー」
キョン「ありがとう!手編みかこれ?」
ナガえもん「…そう」
キョン「うれしいよ!!」
ハルヒ「…キョーン?(ヒクヒク)」
キョン「いや!これはその…」
ハルヒ「覚悟はできたかしら?」
キョン「えっと…助けて!ナガえもーーーん!!」

長門「…という夢をみた」
キョン「…そうか」
長門「…それでマフラーを編んでみた。あなたに巻いてほしい」
ハルヒ「あら、よく似合ってるわよ(ヒクヒク)」
古泉「(ピリリピリリ)…行ってきます!(クスン)」
みくる「…いってらっしゃい」
キョン「…な、長門」
長門「…がんばって」
キョン「………そ、そんな…うわーーーん」


     <終>

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