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パラレルワールズ

プロローグ

俺はいつもの様に早朝強制アスレチックに励んでいた。要するに、
普通に登校していたわけだ。と、突然、誰かが後ろから頭を鞄で
ガン、と叩きやがった。
「いってー」
ふりむくとそこには100ワットの笑顔を満面にたたえたハルヒが立っていた。
「なにすんだ!」
怒りながらふと、俺は思った。そう言えば登校時に坂道でハルヒと会うことは
まれだ。いや、初めてかも知れない。大体、ハルヒの方が登校時間が早いからなあ。
「なに、ぼーっと歩いてんのよ。元気だしなさいよ」
俺は十分、元気があるぞ、ハルヒ。お前がいつもありすぎなんだ。
「うるさいわね。元気なんてありすぎて困るもんじゃないのよ!」
行くわよ、というとなんと俺の手をにぎってぐいぐい歩き始めた。
何かがおかしい。なぜ、ハルヒが俺の手を引いて歩いているのか。
これじゃあ、まるで「カップル」みたいじゃないか。
「やめろよ、ハルヒ。勘違いされるだろ!」
「何を勘違いされるって言うのよ。いまさら。毎日のことでしょ!」
毎日のこと?毎日何をしているっていうんだ?
校門に着くとハルヒはくるっと向きなおり
「じゃあ、さ、ちょっと部室に行くから先、教室行ってて」
というが早いか、やおら、俺の顔をぐいっとひきよせると軽く
唇と唇をさっと触れさせると
「じゃあねっ」
と言って駆け出した。
俺は呆然としながらただ、ハルヒを見送った。思えば、この時、
何かがおかしいと気づくべきだった.....。

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